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6490 story

Bill Joy、Sunを去る 78

ストーリー by yoosee
そして一つの時代に幕が下りる 部門より

Snowman曰く、" 本家より、BSD UNIXを作り上げ、Sun Microsystemsの共同創業者の 一人にもなったBill JoyがとうとうSunを退社したようだ。 Sunという会社には一昔前の後光を感じなくなってるが、 UNIX界の生きるカリスマの一人であるBill Joyがいなくなるのは、 時代が終わったんだなと改めて感じさせる。"

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  • SUNのハードウェアの柱だったベクトルシャイム氏が去り、ソフトウェアの柱だったジョイ氏も去っていく。
    私はSUNという企業は好きだったけど、それは結局はこのお二人のことを技術者として尊敬していたから。
    ベクトルシャイム氏がいなくなった途端、SPARCの性能向上が遅々として進まなくなったように、ジョイ氏がいなくなった今後はSolarisも並以下のOSになってしまうのだろうなぁ。
    • by Anonymous Coward on 2003年09月10日 11時37分 (#394838)
      ベクトルシャイム氏がいなくなった途端、SPARCの性能向上が遅々として進まなくなったように
      全然関係ないでしょ。もともとバークレーのRISCプロジェクトから始まってるようなもんだし。たとえばこのページ [clemson.edu]のSPARCのところにも、ベクトルシャイムのベの字も出てないし。知ったかぶりして間違った/底の浅い蘊蓄を語りたがるコメントが多いよなあ、/.Jって。
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    • どこにつけていいのか分からないので、根元につけます。
      どなたか答えられる人がいたら、教えてください。

      要するに Bechtolsheim という人は何をしたのですか?
      この人がいなくなって、SunとSPARCはどう変わったのですか?

      95年ころから、SPARCの性能向上が鈍ってきたとは私も思っていましたが、
      それはV9仕様が破綻していて、高速なインプリメンテーションが難しいからだと、思ってました。

      # ところで、Bechtolsheim って「ベクトルシャイム」で良いんですか?
      # ドイツ語なら「ベクトルスハイム」の方が自然なような…
      --
      あぁ、「ン」が消えてるんですよ。「ビーフン・カレー」ね。
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      • >Bechtolsheim という人は何をしたのですか?
        ドイツからスタンフォード大学に留学してて、研究室に個人で使えるコンピュータがないので、市販の部品を集めて来てワークステーションを自作しました。
        それが大学の友人達に好評で、頼まれて何台か組み立てた後、これは事業になりそうだということで、会社を設立しました。これがSUNです。
        設立後何年かして、SUNの技術担当役員として彼は、性能向上に限界が見えてきた68kシリーズに見切りを付け、当時話題のRISCプロセッサの開発を提案しました。が、他のSUN役員からは賛同が得られず、別に会社を興してSPARCの開発を行いました。その開発に成功し、SPARCを搭載したWSを販売しようとしたところで、SUN役員達からそれをSUNで発売させて欲しいという申し出があり、ベクトルシャイム氏はSUNにSPARC開発会社を譲り、SUNでSPARCとそれを搭載したWSの開発担当役員として活躍をするのです。
        辞めたときのことは知らないのですが、SPARCアーキテクチャの限界を感じて新たな提案をしたが、また却下されて....などと勝手な推測をしてますが。

        >「ベクトルシャイム」で良いんですか?
        以前、読んだ雑誌のインタビューでは、そう表記されてました。たぶん英語読みだと思います。
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  • とりあえず (スコア:2, 参考になる)

    by umq (4421) on 2003年09月10日 9時51分 (#394765) 日記
  • by znc (2768) on 2003年09月10日 9時37分 (#394757)
    まだいたのですね…まぁ,SolarisはSVR4系になってしまったし
    正直居場所に疑問符が…

    あと,Bill joy氏はこれからどこに行かれるのでしょうか…
    どこに行くとしても*BSDの力になってくれると
    うれしいのですが…
    --
    『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
    宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
    2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
    • by nobee (11587) on 2003年09月10日 10時18分 (#394783) ホームページ 日記

      >まだいたのですね…まぁ,SolarisはSVR4系になってしまったし
      >正直居場所に疑問符が…

      Javaではゴスリング氏の後ろ盾的な役割を担ってたみたいですよ。
      コードがネットワークを渡って行くというJavaのコンセプトにも大きな影響を与えたのではないかな、と個人的には思ってます。

      BSD以降も存在感ありましたよということで、、、
      --
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      • Re:ジャバジャバ (スコア:4, 参考になる)

        by meta-o (11572) on 2003年09月10日 12時28分 (#394871)
        > Javaではゴスリング氏の後ろ盾的な役割を担ってたみたいですよ。
        > コードがネットワークを渡って行くというJavaのコンセプトにも大
        > きな影響を与えたのではないかな、と個人的には思ってます。

        Javaもそうですが、JiniでもJXTAでもBill Joyは仕掛人といってよい役割を担っています。
        最近では、ナノテク批判の論文でも話題になりましたね。

        参考文献:
        ビル・ジョイの冒険--ネットワークをコンピュータにした人々/岩山知三朗

        ## まあ、みんなに理解されてちゃヴィジョナリーはつとまらない。
        親コメント
        • Re:ジャバジャバ (スコア:2, 参考になる)

          by gonta (11642) on 2003年09月10日 18時11分 (#395091) 日記
          >> 参考文献:
          >> ビル・ジョイの冒険--ネットワークをコンピュータにした人々

          ビル・ジョイについて詳しく知りたくて、この本買いました。サブ
          タイトルで「ビルジョイ・未来を語る」とあったと思います。

          が、この本最悪。ビル・ジョイが語ったところがほとんどなく、
          何かついてコメントしたのの引用だけだったと思います。ビル・
          ジョイに直接取材したわけではなさそうです。ま、それを勝手に
          期待して”最悪”といってしまうはいけないことだと思いますが、
          いかにせ話が冗長・だらだらしています。

          コンピュータの話が、階差機関のバベッジまでさかのぼって、
          よくいえばよく調べたといえますが、単に、一昔前の文系学生
          のコンピュータについてのレポート(どっかの本を丸写しにし
          たような)です。日経オヤジはウケがいいかもしれません。読
          もうと思った方は、このことを考えてから購入されるといいと
          思います。
          --
          -- gonta --
          "May Macintosh be with you"
          親コメント
          • by meta-o (11572) on 2003年09月10日 19時00分 (#395120)
            > が、この本最悪。ビル・ジョイが語ったところがほとんどなく、
            > 何かついてコメントしたのの引用だけだったと思います。ビル・
            > ジョイに直接取材したわけではなさそうです。ま、勝手に
            > 期待して”最悪”といってしまうはいけないことだと思いますが、
            > いかにせ話が冗長・だらだらしています。

            参考文献にあげといていうのもなんですが、たしかに、そのとおりです。面白かったのは部分的で、関係ない話がいっぱいあります。 お奨めは、図書館か本屋さんで拾い読み、というところでしょうか。
            まあ、(たぶん文系の)著者は頑張って調べて書いているのがよくわかるのですが、/.erのテイストにはあんまりあわないでしょう。「参考(but 非お奨め)文献」とでも書いとけばよかったですね。どうも失礼。
            親コメント
            • by gonta (11642) on 2003年09月10日 22時52分 (#395259) 日記
              いえいえ。逆に何か責めているようなコメントになってしまって
              申し訳ございませんでした。同じよう感想を持っている方がい
              らっしゃって、安心しました。
              --
              -- gonta --
              "May Macintosh be with you"
              親コメント
      • Re:ジャバジャバ (スコア:2, 参考になる)

        by G7 (3009) on 2003年09月10日 11時47分 (#394850)
        >コードがネットワークを渡って行くというJavaのコンセプト

        結果論ですがJava(のclassファイル)って、モジュール性と環境非依存性とリンクの仕組みの簡潔さを
        きちんとリファクタリング(出発点になったのはUnix Cの(劣悪な)環境 [namazu.org]でしょうね)したことによって、
        副次的にネットワーク透過(?)性も生まれた、というものだとばかり思っていました。

        あれって、まずネットワークに通すのが「目的」で、
        それを叶えるためにあのように設計実装された、ということなのでしょうか?

        #スタンドアロン環境でも、1クラス=1ファイルという構成は簡潔で扱いが楽だし、
        #リンクの「順序」とかで悩まされることが無いので、恩恵が十分あります。
        親コメント
        • Re:ジャバジャバ (スコア:3, 参考になる)

          by nobee (11587) on 2003年09月10日 13時06分 (#394897) ホームページ 日記
          ネタ元を明かすと、

          「ビル・ジョイの冒険」( meta-oさんのコメントで紹介されてます [srad.jp] )

          なんです。キーワードはモバイル・コード。

          >あれって、まずネットワークに通すのが「目的」で、
          >それを叶えるためにあのように設計実装された、という
          >ことなのでしょうか?

          たぶん Yes です。ただ Oak (Javaの前の名前) の頃はまたちょっと雰囲気が違うみたいですけど。
          --
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        • by Anonymous Coward
          UNIX を語る時にそのリンク先を引用するのが好きなようだが、
          いいかげんそのページがどういった趣旨で書かれているか理解してくれ。
          • by G7 (3009) on 2003年09月12日 3時55分 (#395976)
            >いいかげんそのページがどういった趣旨で書かれているか理解してくれ。

            "unix-sucks.html"とまで書かれて(^^;いるのに、それで誤解でしたってのもアレです。

            てゆーか、そういう話は、まず正しい趣旨とやらを説明してからにしてください。
            Unix(とその周辺の一連のソフト群からなる環境)が、
            今にして思えば良いとは言えない設計を沢山抱えてしまってる、のは確かですし、
            あのページはそれについて(断片的かつ具体的、つまり非体系的にではあるが)語っているページだと思うし、
            (今回の)俺の話題も丁度その問題と関係が有ります。
            よって、外してないと思うんだけどなー?外してるっていうならドコをどう外してるか説明してちょ。

            さて。
            中高級言語であるC言語のためのリンカとして、アセンブラ用(?)リンカを流用するのは、本質的に不味いっしょ。
            結局、コンパイルしてから「後からくっつける」ことを意図してるファイル(*.oや*.classがそれに当たる)は、
            くっつける際に必要となる「十分な」情報を、言語レベルで保持してる情報量から削っては、いけないんだよね。
            そうでないと、中間形式と呼ぶにしては半端な機能しか果たせなくなる。
            親コメント
        • by Anonymous Coward
          ビル・ジョイの冒険、僕も読みました。ハードカバーでけっこう高い(笑)。 けど日本人が書いてるんですよ。書いた人も人脈というか取材力というかすごいなと思います。

          Javaに関するところだけ要約してみると(今手元にないんで記憶に頼って雰囲気だけ)、

          ・まずセキュリティが注目されたらしい。ネットワーク経由でほぼ自動的にコードが流通するわけだから
          ・いろいろなプラットホームで実行可能→JavaVM+中間コード
          ・JavaVMで入ってきたコードのセキュリティ面のチェックを行う
          ・チェックしやすい→中間コードの利
    • Re:ていうか (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2003年09月10日 9時50分 (#394764)
      > あと,Bill joy氏はこれからどこに行かれるのでしょうか…
      > どこに行くとしても*BSDの力になってくれると
      > うれしいのですが…

      BSDでのワークは彼にとっては過去の業績であるわけで、
      いつまでもそこにとどまってほしくないですね。
      パワーがある人にはさらに新しいところを進んでもらいたい。
      親コメント
      • Re:ていうか (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2003年09月10日 10時22分 (#394789)
        去年の記事ですが、Bill Joy氏、オープンソースに異議 [zdnet.co.jp]なんてのを見ると、
        やっぱり過去の栄光が忘れられないのかなぁという感じがしますね。
        Sunが徐々にLinuxにコミットしていくにつれ、居場所がなくなってきた印象があります。
        親コメント
        • Re:ていうか (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2003年09月10日 10時58分 (#394816)
          「オープンソース性」ってのがよく分かんないけど、言っていることは間違っちゃいないと思いますよ。
          それにSunってそんなにLinuxにコミットしていますかね?やっぱり重要なのはSolarisであって、Linuxに関してはDELLがLinux搭載PCを販売しているのと大差ない程度の扱いだと思っています。
          親コメント
          • Re:ていうか (スコア:1, 参考になる)

            by Anonymous Coward on 2003年09月10日 11時47分 (#394852)
            >それにSunってそんなにLinuxにコミットしていますかね?

            Linuxの糞っ垂れなNFSクライアント実装を
            SunがSunLinuxでたたきなおしてくれるかと思って
            ベンダーからLX50の実機を借りて評価してたのだが,
            SunLinuxは5.0で打ち止め,今後はRedHatを素の状態で乗せます,
            といわれて評価に値せずに格下げ。

            というわけでSunにはおまえらLinuxっていってみたいだけちゃうんかと小一時間(以下略)
            親コメント
    • Re:ていうか (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年09月10日 15時03分 (#394957)
      > まだいたのですね…まぁ,SolarisはSVR4系になってしまったし
      > 正直居場所に疑問符が…

      Solaris が SVR4 になったのではないのです。
      BSD/SunOS 風になった SystemV が SVR4。
      もちろんそれをそうしたのは(UI 時代の) Sun の力が大きい。

      > あと,Bill joy氏はこれからどこに行かれるのでしょうか…
      > どこに行くとしても*BSDの力になってくれると
      > うれしいのですが…

      Bill Joy は、たとえば Kirk McKusick が UNIX/BSD に
      こだわり続けてるのとは対照的に、どうも Unix というもの
      それそのものに対してそれほどウェイトを置いている
      (あるいは「置いていた」)ようには見えないんですよね。
      どちらかといえば手段としてのコンピューティングに徹してる雰囲気があって、
      たまたまそのコアとして UNIX OS が存在するだけなんじゃないかな。
      技術的なこだわりがあるとすれば、それは OS ではなくてむしろ
      ネットワーキングというものの考え方に重きを置いているようなフシがあります。

      # なお、Bill Joy の書いたコードは今の目で見るとアレなので、
      # 戻ってこなくていいです(ぉぃ
      親コメント
  • by show (3136) on 2003年09月10日 11時23分 (#394830)
    Bill Joy [sun.com]
    --
    # 全部 emacs で出来るようにしてくれって!
    show
  • by cloudy (1160) on 2003年09月10日 12時08分 (#394861)

    CNETでも記事 [cnet.com]になってますね。

    ところで本家ストーリーの最初のコメント、

    It really is a Joy to leave Sun.
    はウマイけど笑えない…

  • http://www.wired.com/wired/archive/8.04/joy_pr.html

    その方面で何か運動を起こすとか、そういう動きなんですかね?
  • CNETの梅田氏のコラム [cnetnetworks.jp]によると、最近のシリコンバレーでは、投資ファンドによって買収後、株式を非公開化して株式市場の圧力から逃れ、事業の建て直しを計った後に再度上場する、という手法が注目されているそうです。この手法、業界構造の再編が激しい時期にこそ有効に働くとのこと。で、こちらのコラム [cnetnetworks.jp]ではまさにSunが取り上げられています。当のSunは全くその気は無いみたいですけど。
    --
    trueOne
  • :q! (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2003年09月10日 13時50分 (#394925)
    さようなら。
    • by Anonymous Coward
      :x!
      でなくて?
  • by Net2000 (6704) on 2003年09月11日 16時24分 (#395634)
    以下の伝記によると16才でミシガン州立大学に入学し、4年で卒業後
    バークレイの修士課程にはいったとあるので、早熟の天才であったようです。

    http://www.chienowa.co.jp/frame1/ijinden2/Bill_Joy.html
  • by Anonymous Coward on 2003年09月10日 9時34分 (#394756)
    狙っているのかな?
  • by Anonymous Coward on 2003年09月10日 15時20分 (#394971)
    漢字で「Bill Joy」ってどう書くんだったか教えて!
    # 忘れちゃったの…
typodupeerror

身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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