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経済産業省からの公募に見るオープンソース推進 51

ストーリー by wakatono
気合というか執念というか 部門より

Anonymous Coward曰く、"少々古いリリースだが、10/1にeラーニング関連システム開発の公募経済産業省よりアナウンスされた。ここまでだとこれまでの公募事業と何処が違うのだろう?という感じなのだが、中身を見てびっくり。「情報化人材育成プラットフォーム(情報技術活用学習基盤システム開発)」と「国際標準規格に準拠したオンラインテスティング機能の開発と学習評価及び効果の有効性の実証」の2つの案件について、ソフトウェアの要件が「オープンソースソフトウエアとして流通しているOS、RDBMS、WWWサーバなど基盤ソフトウエアで構成される実行環境」と規定してある。

成果そのものは、最終的に経済産業省に帰属するが、それも無償で公開されるとのこと。ライセンス的にはLGPLに近いが完全に同じというわけではない。例えば報告の義務があるあたりが異なる。

おもしろいのは、成果物の継続的開発に向けてのドキュメント整備が要求条件に入ること。誰が継続するのだろう?というのは気になるが、作るのみならずその後にも気を配っている(気合の入った)オープンソース推進という感じがする。"

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  • by meta-o (11572) on 2003年10月09日 17時52分 (#411984)
    オープンソーム省
    • Re:負けずに! (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2003年10月09日 18時01分 (#411989)
      総務省も是非ともオープンな組織にして頂きたいものです。
      総務大臣の無知は彼の言動から既にオープンになってますが、
      親コメント
      • >総務大臣の無知は彼の言動から既にオープンになってますが
        誰のこと言ってんだろう?
        明らかに他人と議論する姿勢を持ち合わせてなかった片山のオッサンはこないだの内閣改造で消えたんだが。
        麻生さんはもとからバカだと?
        親コメント
        • Re:負けずに! (スコア:2, おもしろおかしい)

          by Anonymous Coward on 2003年10月09日 21時56分 (#412104)
          麻生タン曰く

          「IT(情報通信技術)の発達で05年までに日本の役所から書類が
          なくなり、すべてはフロッピーで済むシステムになる。世界で最も電
          子化された政府が誕生する。国土が狭い日本が光ファイバーの整備で
          米国に負けることはない。」

          激ワロタ
          親コメント
          • by KyaTanaka (6370) on 2003年10月10日 9時14分 (#412279) 日記
            こんなこと [mainichi.co.jp]言ってます。

            この内容から■住基ネット「突破されたら直せばいい」 麻生総務相ってな見出しをつける毎日も毎日だが、麻生総務相も「住基ネットは突破されないよう万全を期してる(が、完璧ってことはありえない)」と、思ってるようで。

            このセンセ、解散→総選挙→特別国会召集と、この短い間にどんだけのこと言ってくれるんでしょ。
            --
            KyaTanaka
            親コメント
            • by Anonymous Coward
              > 麻生総務相も「住基ネットは突破されないよう万全を期してる
              > (が、完璧ってことはありえない)」と、思ってるようで。

              「完璧はありえない」と言えるだけで、
              今までよりはマトモな印象を与えるワケですが、
              (フロッピーは別としてね。(^^;;)
              今までよりはマシと思える人間を要所要所に配した、
              選挙に強い顔ぶれですよね。今回の内閣は、

              住基ネットは今更後に引
              • by Anonymous Coward
                プログラムが「完璧ではありえない」というのはわかるけど、今わかっている脆弱性の問題を克服しないでそれを発言すのは、ちょっと勘弁。新しく出てきたセキュリティホールと既知の脆弱性の問題は、全く別だと思います。
              • by Anonymous Coward
                というか、個人情報の保護に関して「突破されたら直せばいい」というのは悪い開き直りでしかありません。

                テクノロジーに100%はないというのは、まさにその通りで、だからこそ多くのトレードオフがあるわけですが、こと個人情報に関してはそれでは済みません(正確には、トレードオフの判断をより安全
        • by Anonymous Coward
          このまえ、フロッピーがどうこうと言っていたところを見ると、
          そういう方面には疎いんじゃないでしょうかね。
        • by Anonymous Coward
          こういう独善的皮肉な物言いは左翼人の香りがします。
          麻生はタカ派で失言も多いから、そのあたりのこと言ってるのでは?
  • >おもしろいのは、成果物の継続的開発に向けてのドキュメント整備が要求条件に入ること。

    とにかく書類をたくさん出せというのは(お役所仕事じゃ)デフォルトでしょ。
    いかにも「仕事しました(させました)」って、自己満足をお役人が実感させる為にしか過ぎないような気が
    私には感じてしまうんですが…
    --

    /* Kachou Utumi
    I'm Not Rich... */
    • Re:お役所仕事ですもの (スコア:4, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2003年10月09日 19時01分 (#412021)
      ドキュメントが貧弱なのはオープンソース界の弱点でしょう?
      みんなソース書きたがるから、どうしてもドキュメントは
      後付けになってしまう。そして決めセリフは「ソース読め」。

      そういうのに誇りを持つような考え方はわからんでもないけど、
      お仕事でそれはしたくないよね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年10月10日 0時01分 (#412157)
        ESRは「伽藍とバザール [cruel.org]」なのなかで


        多くの人(特に政治的な理由で自由市場を信用しない人たち)は、自己中心的なエゴイストの文化なんか断片的で、領土争いばかりで、無駄が多く、秘密主義的で、攻撃的にちがいないと考える。でもこの予想ははっきりと反証できる。数多い例の一つをあげると、Linux 関連文書の驚くべき多様性と品質と詳細さがある。プログラマたちはドキュメント作成が大嫌いというのは、ほとんど神聖化された周知の事実とされている。だったら、なぜ Linux ハッカーたちはこんなにもたくさんの文書を生み出すんだろう。明らかに Linux のエゴブー自由市場は、商業ソフト屋さんのものすごい予算をもらった文書作成業者たちよりも、気高さに満ちた他者をいたわる行動を生み出すうえでうまく機能するわけだ。

        (「10 フリーソフトの社会的な意義」より)

        といっていますね。
        僕自身はMySQLの日本語マニュアルなどを見る限り、必ずしも「ドキュメントが貧弱なのはオープンソース界の弱点」とは思っていません。
        親コメント
      • by nobuhiro (5244) on 2003年10月09日 23時14分 (#412133) ホームページ
        オープンソースじゃなくてもプログラマはそんなものでは?

        私もドキュメントはなるべく書きたくないので、見積り時に(ちゃんとした)ドキュメントがいるなら倍額として見積もって明記します。工程表を引くときには同じだけ工数を割り当てます。労力(工数)としてドキュメントとコードは違いませんからねぇ。

        %% 30年前もから IBM のチーム制にはドキュメンタが含まれるしぃ

        --
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2003年10月10日 1時39分 (#412203)

          私が一緒に仕事をしているプログラマさん達は、そういうドキュメントはおろか、バグレポートやそれに対応した旨のメール一つまともに書けません

          いや、それ以前にこちらから提出した修正依頼書(日本語・平易な文面)を理解できないようです。

          プログラマたるもの、ソースコードさえ掛ければOKという認識なのかもしれませんが、そういう人が作ったコードって、往々にしてとり散らかった、無駄なシークエンスばかり目に付くものです…

          # と言いつつ、私はPerlとPascalしか書けない高卒の仕様策定GPなので、モノホンのプログラマは尊敬してます

          親コメント
          • >いや、それ以前にこちらから提出した修正依頼書(日本語・平易な文面)を理解できないようです。

            「日本語が平易=修正内容が伝わりやすい」ではありません。
            良くあるんだよなぁ

            「○○画面の××機能が仕様通りに動作しません。」

            そりゃ日本語はわかるよ。
            だけど、どういう経路でその画面に辿り付いて、どのような入力値を

        • by G7 (3009) on 2003年10月11日 21時18分 (#413222)
          プログラマから見ると、日本語は「歯がゆいん」ですよね。

          コードで表現してる事象を、日本語で、過不足無く、かつ逐語翻訳調でない(笑)読みやすいかたちで
          言い換えるのって、なかなか困難なんです。

          あと、そもそも「言い換える」のが面倒だっていうか、どうせ言い換えなんて間違いにまみれるのがオチっていうか、
          そういう面もあります。

          逆に日本語からプログラム言語への翻訳(つまり仕様書を渡された)を命じられたとき、
          日本語だとしばしば論理的曖昧さが放置されたままになってて、翻訳不能に陥ることがある。

          そうですね。「プログラムに使えるくらいに論理的な」日本語を読んだり書いたりする、っていうスキルは
          プロジェクトの中の誰か(プログラマ自体とは限らないが)には恐らく常に必要ですね。
          実際なかなか叶えられてはいないようですが…

          ---

          余談ですが、UMLも要注意ですね。UMLでどんな事象を表現「できない」のか?をきちんと押さえておかないと
          UML神話に翻弄され、最後にゃ後で役に立たないドキュメントもどきが出来てるだけになる。
          親コメント
      • by magicME (10732) on 2003年10月10日 2時58分 (#412234)
        一年ほど前、webアプリを作りたくなり
        プログラミングの概況を調べたときに
        これからはUML!図を書くだけでソースもドキュメントも全部
        できちゃう、みたいな状況にあることを知って
        すげぇなぁと感心したのですが(一番最後にかじったのはXBASICでした)

        実際のプログラミングでそこら辺が上手く進むってことは
        まだまだ先に話なのでしょうか?

        ナムコかどこかのゲーム制作で
        wikiのようなものを使ってドキュメントも含め制作者が随時更新して
        整合性を保ちつつソースとそのドキュメントを共有してる
        ってのを読んだ気がするのですがそういう環境はまだまだ
        一般的ではないのかな。

        概念混同な無知発言な気もしつつ・・・
        親コメント
        • >これからはUML!図を書くだけでソースもドキュメントも全部
          >できちゃう、みたいな状況にあることを知って
          >すげぇなぁと感心したのですが(一番最後にかじったのはXBASICでした)

          嘘です。
          この業界は ○○があれば××は不要! とか毎年言ってるでしょ、あれのひとつ。
          UMLはいい技術だけど、過剰な宣伝は無視無視。
        • そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。たいしたことじゃないけどさ。
          このあいだ、プロジェクトに途中参加させたんです。働きそうな奴。
          そしたらなんか「開発スケジュールは~~」とかほざいてるんです。
          もうね、アホかと。馬鹿かと。
          お前な、くだらない事で話しかけてくるんじゃねーよ、ボケが。
          お前と話してる暇なんかないんだよ、。
          なんかプロジェクトの目的はとか言ってるし。仕様確認だけで納期終了か。めでてーな
          コミュニケーションも大事ですし、とか言ってるの。もう見てらんない。
          お前な、他の奴の仕事も押し付けてやるからその席座れと。
          プロジェクトってのはな、も
    • Re:お役所仕事ですもの (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2003年10月09日 18時48分 (#412008)
      実は、こういう仕事したいんですよね。
      どこか、有償でやらせてくれるところ、ありませんかね?
      政府がドキュメント作成についてお金出してくれませんかね?

      某はじもじ作業中のものより

      あと、お役所云々が引っかかって否定的なのかも知れませんが、ドキュメントって、そのソフトが発展するのにぜひとも必要なのだと思います。全て「ソース読め」ではいくらなんでも通じないだろうし。僕は、賛成だったりします。
      親コメント
      • IPAの報告書を作成してみればわかると思いますが 「報告書の厚さでお金が決まる」と言われています
        ページ単位でいくら なんて感じです

        つまり 沢山のお金が欲しかったら 不必要なことでもいいからなんでも書かないといけない状態になってしまいます

        ドキュメント作成が大事なのは異論ないのですが 不必要なものまで記述されているドキュメントは 読む方もつらいですよ

        ここら辺のバランスがよければ誰も文句は言わないのでしょうが お役所だからということだけが問題なのではないと思います

        親コメント
        • Re:お役所仕事ですもの (スコア:2, すばらしい洞察)

          by yukichi (12361) on 2003年10月09日 18時58分 (#412018) ホームページ
          つまり、プログラマのみならず、ドキュメント作成者の養成も必要ということですね:)
          アメリカのライティングスクールみたいに。
          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2003年10月09日 19時27分 (#412036)
          IPA の仕事にも2種類あって、以前は10cmで1千万円、なんて
          話がありました。しかし、未踏ソフト創造事業では嘘みたいに
          薄っぺらな報告書でOKでした。私は両方とも経験したので、
          その違いに驚いてしました。
          なんでもそうですが、一括りにしてしまうのは良くないと思います。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2003年10月09日 19時53分 (#412050)
            私もIPAの「1千万円につき10cm」に苦しめられたことがありますが、昨年受託した調査案件では報告書のボリュームの話は皆無で
            した。
            「1千万円につき10cm」にはぜんぜん満たないボリュームの報告書を提出し、仕様書の中で規定された検収要件(「アレ調べろ、こ
            の分析せい、何それについて考察しろ」というもの)を満たしていることを確認されておしまい。

            ある筋からの話によると、理事長が代わってから変わったとのこと。
            親コメント
          • なるほど 今は昔とは違うのですね

            なんでもそうですが、一括りにしてしまうのは良くないと思います。

            その通りですね. 失礼致しました

            親コメント
          • 未踏ソフトの場合は、「ドキュメントの薄さ」が未踏なので、いかに薄いドキュメントで済ませるかが評価基準だったりして...。
        • IPAではないのですが、報告書と称してソースコードと、プリプロセッサ出力と、アセンブラ出力(コンパイラが吐き出したもの)と、出来上がったもののobjdumpをTeXにコンバートしてbaselineskipを10mmにして印刷した事があります。
          ゴメン
        • ほぉ、じゃあキミは報告書を書くまでいくらの仕事をしているかわからないとでもいうつもりかね(w

          実際、きちんと整備すれば相当量のドキュメントが必要になるってのは理解できるよね?
          あとは、「厚さが足らない」という要求をされるようなところ=公共
    • Re:お役所仕事ですもの (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Stahl (7211) on 2003年10月09日 18時48分 (#412009)
      「ん、仕様?俺の頭の中に入ってるよ」な日曜プログラマ的、場末の三流ソフトハウス的な感覚を持ち込まれてはたまらない、ということでは。
      組織的、継続的なプロの仕事としての(ドキュメント管理を含めた)事業管理の出来ない連中を弾こう、って要項かと。
      親コメント
    • by yamashow (14193) on 2003年10月09日 18時56分 (#412016)
      まさか、「Word(Excel、PowerPoint・・・MS Officeね)で書いて、印刷して納めろ」はないでしょうねぇ。
      親コメント
      • by one-one (17888) on 2003年10月09日 19時05分 (#412025) 日記

        IPAなら以前は印刷して納めろでしたけど 使うのは何でもよかったはずです. 実際僕はTeXで書きましたし
        あとPDFとかもあったかも
        当時はghostscriptで吐き出す日本語PDFが画像になっちゃっていて つっかえされた記憶があったりして… で 友人とこのAcrobatでPS→PDFの変換をやって 再提出になってまた友人に頼んで 懐かしいなー

        その時初めてAcrobatでPSを取り扱うことが出来ると知りました

        親コメント
      • Re:お役所仕事ですもの (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2003年10月09日 19時04分 (#412023)
        >まさか、「Word(Excel、PowerPoint・・・MS Officeね)で書いて、印刷して納めろ」はないでしょうねぇ。

        Excelだけはやめてくれえ!

        -- 1-2-3やOOo/Startsuiteのスプレッドシートでも当然駄目
        親コメント
  • どうか力を入れてガムバッテほしーい!

    しかし、この話題ではオープンソースは手段であって、「社会人学習とか生涯学習(企業内教育でも別にいいけど)が進展するのにはどんなツールが良いですか?」ということが重要になるんじゃなかろうか。僕には思いつかないけど。
    MITのオープンコースウエアとかだと先にコンテンツありきで、ツールを先に整えようとするのとは逆になるけど、どっちが先でも良いや。

    使い易いツールが整えば、もっといろいろな人が自分の専門分野について気軽に語れるようになって、コンテンツの方も揃うようになるかもしれないし。
    --
      / 信号処理技術の解説ページ
    ☆ 「蜂波の窓」 [so-net.ne.jp] 作成中
  • by Anonymous Coward on 2003年10月09日 17時44分 (#411976)
    ソフトウェアの用件が「オープンソースソフトウエアとして流通しているOS、RDBMS、WWWサーバなど基盤ソフトウエアで構成される実行環境」と規定してある。
    s/用件/要件/
  • by Anonymous Coward on 2003年10月09日 18時06分 (#411992)

    に Open SourceなOSですか?

    現状では UNiX系システムを使う人ってあまりオーサリングツール的なものを使わないイメージがあるからなぁ
    もちろん Open Source=UNiX系 だけではないのでしょうが…

    もっとも2,3年後にはどうなってるか わからないし, 「協働作業に対応した」とかってなるとオーサリングツールがないとつらいとは思うんだけど
    ……まさか Wiki?

    ALICが出た当初 あそこのSCORM対応システムのサンプルが IISベースだったので「これじゃつかえねー」とかみついたことがあるのでAC

    • by Anonymous Coward on 2003年10月09日 18時19分 (#411996)
      いゃだから、無いから作ろうって話でしょ。
      Un*x系の人はそういうのを自発的に作ろうとあまり考えないから、金出して作ってもらおうと。
      で、モノができればそういうツールが無いとできない人でも流入してくる可能性はあるから、金出して作っても無駄にはならない(=ユーザは現在Un*x系の人だけを考えている訳ではない)。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2003年10月09日 18時51分 (#412012)
    経産省から無償で公開されるという成果物のうち、ライセンスの制約の或るものはちゃんと自由にできるのか知らん?

    #「経産省がGPL違反?」なんて記事はごめんなのでAC

    ところでお役所への報告義務ってどーゆーの?
    • > ところでお役所への報告義務ってどーゆーの?

      公募要領のここいらあたりでしょうか。

      果物の実行形式バイナリ及びプログラムソースを、利用者は 無償で再配布することができる。ただし、政策評価の観点等か ら当該プログラムの普及状況を把握するため、利用者は、経済 産業省の指定する機関・団体へ報告するものとする。
      ITRONのオープンソース実装 TOPPERS が「自由に使ってもいいけど、使ったら開発元に報告せよ」というライセンスで「リポートウェア」と称していたのを思い出しました。
      親コメント
      • by maho (9810) on 2003年10月10日 9時37分 (#412290)
        OpenOffice.org へ filter 開発や SDK document の翻訳ってのがあったと思うのですが、OpenOffice.org 本体へは feed back できないってわけですか。新しく project fork ですかね。
        親コメント
      • ここで義務のある「利用者」って、やっぱりライセンサーとライセンシーなのでしょうか。

        発注者が被発注者に「報告の義務」を課すのは、発注者の当然の権利だと思う。発注者と被発注者のどちらがライセンサーであっても、もしライセンサーまでなら、かまわない。

        だけど、(著作者による一次配布であれ、第三者による二次配布であれ)配布物件を受け取ったライセンシーにも報告を強制するのであれば、いくらソース・コードが公開されていても「フリー」とも「オープン」とも呼べなくなってしまうと思う。

        日本にいる日本人だけがライセンシーになるようなわけではないだろうに。元記事とコメントを読む限りでは、「もっとグローバルな視点があったらなぁ」という感想をもってしまう。
        --
        iida
        親コメント
      • SOBAプロジェクトもこんなライセンスだったなぁ。

        これってGPLに違反しちゃうんですよね。
        特に学術・研究分野では報告が必要という事情は分かるので、何とかうまいライセンスは無いものか。
        • いや、SOBAは私、確認したことがあります。その時点での話を書きます。

          まず配布物件は、著作者の著作だけからなっていました。ですので、著作者は他のライセンスに縛られることなく、自分の決めたとおりの許諾 (義務、権利) をライセンシーに課すことができる状況ができていました。

          確かに著作者は、発注者にたいして、一次配布でライセンシーの報告義務があるらしいために、ライセンシーの情報入力を配布にあたっての交換条件にしてました。しかしこれは、オリジナルの著作者だけの特権と考えられるわけです。

          しかし「二次配布はGNU GPL」としてありましたので、二次配布を再配布する場合、ライセンサーである配布者も、ライセンシーである被配布者も、報告の義務は一切ありません。

          だから発注者の意図からすると、ある意味ではザルなわけですが、そこはそこ、「『お役所仕事』のよいところ」とも言えるわけですね。
          --
          iida
          親コメント
    • 報告方法や報告先は、きちんとメンテされるのでしょうか。

      今回の成果物と経済産業省と、どっちが長生きでしょうか。というか、報告先がなくなったら配布できなくなるよね。

      • 「経済産業省」というものが無くなっても後継となる機関は存在するでしょう。
        日本自体が無くなれば日本国の著作権法による保護も無くなりますからPublic Domain。
  • by Anonymous Coward on 2003年10月10日 1時47分 (#412209)
    >協働作業に対応した典型的オーサリングツール開発

    すでに文部科学省の案件で似たようなもの [soba-project.org]があるんですがねぇ。
    相変わらず省益中心なんでしょうか?ちょっとは連携取ってムダを省いて欲しい・・・。
    • by Anonymous Coward on 2003年10月10日 8時56分 (#412266)
      無駄っていえば、無駄なんでしょうが。

      こういった創造的なことで競い合うのは、
      それほど悪いことではないような気もします。
      使えるソフトは多い方が良いし。

      #単なる感想ですが。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2003年10月10日 16時35分 (#412542)
    ITSSの公募があったな(そっちは三菱総研とだったんだけど)。
typodupeerror

弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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