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6845 story

IBMが自社の電話網をLinux上のVoIPへ移行 82

ストーリー by GetSet
ノックしてもしもぉ~し@IP 部門より

KAMUI曰く、"本家より。IBM が世界中の事業所の電話網をIP電話に移行する計画を発表しました。
IBM・ITソリューション部門のVice Presidentであるジョニー・バーンズ氏が語ったもので,2008年までに30万人を超える社員の使う通話の80%をVoIPに移行。それに伴い,世界中で約900のPBXを入れ替える計画です。
なお,言うまでもなく(?)ここで使われるIP電話のプラットフォームはLinuxとなるでしょう,との事。……新しいTVCMに期待しても良いですか?(笑)"

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  • いざとなった時危険な気が。
    インターネットはまだまだ不安定だし。
    • by Anonymous Coward on 2003年11月08日 23時27分 (#430182)

      とりあえず、本家からリンクされているネタ元 [techtarget.com]を読みましょうよ。

      コスト削減はもちろんですが、

      「従業員の生産性も上がるだろう(will improve worker productivity by enabling application convergence)」

      とか

      「社外にいる社員も社内からと同じように(内線?)電話が使える(will enable remote workers to use IBM's voice service as easily as they could from their offices)」

      なんてことも言ってますよ(技術的なことはよくわからんので要約の訂正はおまかせします。

      親コメント
    • VoIPといっても (スコア:2, 参考になる)

      by TakashiWaka (8033) on 2003年11月08日 23時30分 (#430184)
      インターネット上を通るわけではなく、専用線上の話では?
      フュージョン・コミュニケーションズ [0038.net]のような構成だと思います。

      社内LANのIP網と、VoIP化した内線回線網を統合することで、
      コストダウンを図るのが目的だと思います。

      IBMの場合は規模がかなり大きいですが、同じ様なことは日本の企業でもやっているところがあります。

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      • by virtual (15806) on 2003年11月09日 0時52分 (#430228)
        >社内LANのIP網

        イントラネットなのに 9.*.*.* なグローバルIPアドレスを使っているらしいですね。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          class A持ってるとこはまぁ他所もそんな感じですよ。
        • by Anonymous Coward
          > イントラネットなのに 9.*.*.* なグローバルIPアドレスを使っているらしいですね。

          うちの大学の研究所もイントラネットなのにグローバルIPを使ってます。
          新しいパソコンのIPアドレスをもらいに管理室に行くと、
          「3個目? IPアドレス足りなくなってきたので1人に2個までしかIPあげないよ」
          といって断られたりします。不便だなあ。
      • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 1時14分 (#430238)

        NTTコムウェア [nttcom.co.jp]は2001年の段階で電話網をVoIP化完了 [impress.co.jp]してるみたいです。

        VoIPのCMやってるのを思い出して、ぐぐってみました。
        とはいえ、IBMとは規模が違いますね。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          VoIPにしたところがどこでもそうなのかは不明だが
          すくなくともNTTコムウエアからかけた電話は、相手側では非通知になる。
          自分の会社からかけてるのに、非通知になるってなんだかなーって感じ。

          関係あるかもしれないのでAC
          • by KyaTanaka (6370) on 2003年11月10日 12時37分 (#430994) 日記
            > すくなくともNTTコムウエアからかけた電話は、
            > 相手側では非通知になる。

            それはVoIPだから云々と言う問題ではなく、VoIP社内電話網-NTT一般電話網間を接続するGateway装置の問題ではないでしょうか。設定の問題なのか、装置の仕様の問題なのかは判りませんが。

            私が所属する会社(と、言うか私が居る部門)の電話も、186付けないと番号非通知ですし。
            # PBXかVoIPかは.....どっちだったかな。多分PBXだったと思うけど。
            --
            KyaTanaka
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          • by Anonymous Coward
            自分の会社?
    • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 6時31分 (#430303)
      顧客からVoIPソリューションを求められたときに
      紺屋の白袴状態では提案できないから、だと思われ。
      ドッグフードを食えって奴。
      これに成功すれば、IBMのVoIPソリューションの説得力が格段に増すわけだ。
      親コメント
    • > なんでVoIPに変更するんだろうか。
      そりゃ、コストダウンのためでしょ。

      > いざとなった時危険な気が。
      > インターネットはまだまだ不安定だし。
      個人向けのIP電話じゃないんだから、インターネットは使いません。
      企業向けのIP電話って通常、社内WANを使いQoSも考慮するはずだから、
      音質などは問題ないはず。
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      • by Anonymous Coward on 2003年11月08日 23時35分 (#430185)
        ランニングコストは確かに低くなりますが、
        大量にVoIPに変えるとかなりコストがかかります。

        PoEみたいなことも考えなきゃならないし、
        コンセントの数が足りなくなる場合が多いと聞いたこともあります。
        それと重役などのためにPBXを少し残す場合も多いみたいです。

        音質も……帯域にかなり左右される部分がありますから、
        LANの網構成をかなり考えなきゃ駄目みたいですね。
        親コメント
    • いざとなったときは、通話量規制もかからないし。
      逆に便利なんじゃないかと思ってみる。

      そもそも、インターネットってそーゆー時のためのモノだし。
      親コメント
      • by might (194) on 2003年11月09日 1時26分 (#430241) ホームページ
        …そして輻輳が発生したら終わり。

        個人的には、電話網に要求される信頼性はインターネット網のそれとは比べ物にならないから、安易な電話網のVoIP化には危惧を感じています。

        いや、皆が「ネットワーク障害です」の一言で納得できるのであれば話は別だけど。
        どんな些細な電話網のトラブルが発生しても全国レベルの報道になるような国民性だからねぇ。無理だと思うな。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 9時21分 (#430329)
          電話に要求される信頼性とは、発信先の番号に繋がる信頼性(完全性)であって、網自体の信頼性(可用性)は保障されていないのではないでしょうか?

          IT関連の仕事しかしたことないからかもしれないけど、可用性で言えば、固定電話の電話網よりは、インターネットへの接続や携帯電話の方が必要なように感じます。
          固定電話の網は自然災害等ではライフラインとして扱われるけど、企業活動で言えば、すでにライフラインとしての役割を終える時期なのかと思っています。

          そういう意味で、VoIPへの移行というのは、まだ問題はあるかもしれないけど、自然な流れなのだろうと思います。
          親コメント
          • by prelab (4066) on 2003年11月09日 10時47分 (#430349) 日記
            > 固定電話の網は自然災害等ではライフラインとして扱われるけど、企業活動で言えば、すでにライフラインとしての役割を終える時期なのかと思っています。

            ケースバイケースだとは思いますが、商談など社会的信頼性を求められるところでは固定電話じゃないと、と思います。
            もしもうちがIP電話化して品質にも問題がなくてもIP電話だという事は伏せておきたいですね。

            技術的にも社会的にも信頼性が固定電話か、それ以上にあがるまで企業のVoIP化は進みにくいかもしれません。
            親コメント
          • 言っている意味がよく理解できないなぁ。
            あなたの定義によると、可用性の上に完全性が成り立っているように解釈できるんだけど、そうすると完全性を確保するには自動的に可用性が保証されていなければいけないことになります。

            ご存知の通り、インターネット網の可用性は(原理的には)0です。そのような網に100年以上前から使われつづけ、(ここ数10年は)「繋がってあたりまえ」とされてきた電話というアプリケーションを乗っけるの危険だな考えています。
            親コメント
            • >インターネット網の可用性は(原理的には)0です。

              「可用性」の定義は正しいですか?

              情報処理では、
               可用性=MTBF/(MTBF+MTTR)
              だと習った覚えがあるのですが。

              (MTBF=平均故障間隔、MTTR=平均故障修復時間)
            • >ご存知の通り、インターネット網の可用性は(原理的には)0です。

              初耳です。もうちょっと詳しい説明をお願いします。
    • 一般的にはIP電話=安いのがメリット、というイメージですが、
      企業(特に大企業)の場合、
      「IPベースで様々なコミュニケーション手段を統合する」
      というところにミソがあるんじゃないかと。

       #VoIPで会話しながらPCで共同作業とか、そーゆー未来予想図
      親コメント
    • 安く済むから、では。
      • うちの会社が今度事業所を移転するんですが、これを機に IP 電話の導入を検討しているみたいです。やはり最大のメリットとして「安く済む」というのはあるみたいですね。ただ、ちょっと盗み聞きしたところでは「突然切れたりといったことが無いとい
        • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 0時07分 (#430201)
          うちの会社は2年くらい前から VoIPなのですが
          自分が使っている範囲では突然切れたことはない
          です。(日に何十本も電話する人じゃないので
          事例としては少ないでしょうが)

          ネットワーク機器のメンテの際に不通になることは
          たまにありますが、そういうものは休日にやりますし
          いざとなったら携帯電話もありますので。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 1時11分 (#430236)
            うちの会社もだいぶ前から建物間はVoIPなんですが、週に数回は通話
            中に切れます。だいたいこちらから向こうには通ってるのに、逆方向
            は通らなくなってるみたいで、「もしもし~、もしもし~、もしもし
            ~~~~~、ツーッ、ツーッ、ツーッ・・・」ってパターンみたいで
            す。どうやら途中の専用線の輻輳らしいんですけど、数ヶ月に1回く
            らいひどいときがあって、何度かけなおしてもだめです。
            (特にNimda騒ぎの時はひどかった・・・)
            そんな時は最後の味方、「0発信」で乗り切ってます。
            内線通話に影響があるので大きなファイルの転送はやめましょう、
            というお達しでているのが泣けてきます。
            親コメント
            • やはりそこはQoSを検討しましょう。

              > 内線通話に影響があるので大きなファイルの転送はやめましょう、

              なんてのは何となく本末転倒してますよ。
              (実情は分からなくもないけど)
            • >(特にNimda騒ぎの時はひどかった・・・)

              てか、VoIPの回線にWindowsがぶら下がるような設計をしたら
              だめでしょ。
              • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 21時17分 (#430596)
                #430236です。さすがにQoS制御はしてると思うんですが、どこかに問題があるんでしょう。PBX間だけがVoIPになっていて、PBXよりも電話機側は昔ながらの接続ですので、下っ端管理者や末端の現場の問題ではないはずです。
                あと、通話中に切れまくるパターンとしてはワームの他に、Windowsのやばいセキュリティパッチがでて一斉にパッチを取りに行ったりWindowsUpdateをかけたりするとき、激しい雷雨の時、というのがあります。
                親コメント
              • > てか、VoIPの回線にWindowsがぶら下がるような設計をしたら
                > だめでしょ。

                確かにLAN上にWindowsクライアントがいるだけで
                ブロードキャストセグメントのトラフィックが上がるからね。
                --
                PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
                親コメント
              • VoIP(音声)を通している回線にデータを通していても
                音声帯域を強制確保するような仕掛けが入っていれば
                なんとかなるものじゃなかったかな... 
    • ある意味、簡単に傍受できるからでは?
      あるいは記録に残しやすいからとか。
  • IBMのCM (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2003年11月08日 23時35分 (#430186)
    オフトピですけどIBMのCMカッコイイですね。
    His name is Linux.
    The Future is Open.

    なかなか意味深で。
    ディスカバリーチャンネルで見られます。
  • by partial (18305) on 2003年11月09日 13時36分 (#430426)
    携帯に "固定電話と同等の" 可用性を求めないでしょ。さらに、有線電話に可用性を求めていたのは代替の電話手段が無かった時代の発想だ。その下地があって VoIP へ移行しているという流れを読めない人がいるね。
    • NTTが出しているVoIPに関する解説書を読んでから書いた方がいいかと?

      少なくとも、彼らは同等の可用性を考慮していますが?
      • NTTが考慮(提供)する事=IBMが要求する事 なんですか?
        • Re:可用性は必須でない (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2003年11月09日 17時39分 (#430519)
          >NTTが考慮(提供)する事=IBMが要求する事 なんですか?

          その可能性は十分にあります。IBM自身は実は通信関係、弱いんですよ。NTTの人間から以前に聞いた話ですが(たしか、VoIP関連の部門で)、通信関係の技術力ではIBMは負けてるとか。

          ま、実際、社内でも他社のルータとか多用してますし(Nの製品なんか山ほど使われている所もありましたし)、他社の技術者がメンテナンスをやってる部分も実在しています。
          親コメント
    • >携帯に "固定電話と同等の" 可用性を求めないでしょ。

      それは携帯できるという別の多大なメリットで補ってあまりあるから。
      固定電話をVoIPで代替するなら、固定電話と同等の可用性を求めるのはあたりまえ。

      >さらに
  • 未来を拓くIBM (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年11月09日 16時01分 (#430484)
    れっつ人柱。

    80%やってしまったら必死で運用するだろうし、意外な技術革新が生まれたりしないかな、と淡く期待。
    残りの20%って、変更できない部分とかじゃなくて万一のための最低限のバックアップだったりするのでは。
  • by SteppingWind (2654) on 2003年11月10日 9時10分 (#430879)

    社内のデータと音声をATM網で一元化ってのが一時期はやりましたね.

  • 無謀だよ (スコア:0, 余計なもの)

    by Anonymous Coward on 2003年11月09日 1時58分 (#430256)
    以前は正社員だったとはいえ、今となっては他社なのでどうでもいい話ではあるのだが、豪快なことを考えるなぁと思う。ロルムフォンを採用しているのは当然知っていたが、それを全面的に置き換えとは。無謀なんじゃないかね?

    IBMに先進のイメージを重ねている人間は結構いるかもしれないが、現実には、そんなのは嘘だし、社内WANにいたっては、一般のADSLよりも遅いくらい。昼頃なんて回線使用率のピークで、社内イントラネットで閲覧できるWEBサイトを開くことすら出来ない場合もある。そんな状態でVoIPなんか使えば、回線のパンクもあるんじゃないか?
    • Re:無謀だよ (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年11月09日 2時08分 (#430258)
      あまり古い話は知りませんが、今はそんなことないです。
      最近はほとんどの事業所のネットもトークンからイーサに
      置き換えられ、プロクシも改良されて快適です。

      #いまだにトークンなのでAC
      親コメント
      • Re:無謀だよ (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2003年11月09日 10時58分 (#430353)
        事業所次第です。箱崎や幕張みたいなとこは回線も太いですが、大規模な拠点ではないところは、回線も細いですよ。ちなみに遅いと感じたのは昨年度の前半頃なんで、今は改善されてるかもしれないけど。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          >2008年までに30万人を超える社員の使う通話の80%をVoIPに移行。
          なので、小さい事業所は無理に移行しないのでは?
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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