空飛ぶパンケーキ部門より。
MIYU曰く、"「EKIP」という名前の“飛行物体”が、間もなく登場するようです。まず写真をご覧下さい:
EKIP ホームページ、宣伝ポスター、飛行中の実験モデル、水面上を動いているEKIP、EKIP 飛行イメージ、EKIP内部レイアウトイメージ
一番近い言葉はやはり“円盤”でしょうか? 円盤形の飛行物体というのは、アメリカでは昔から研究されていたようで、1940年代には海軍が Flying Flapjackを、1950年代から1965年までは空軍が
Avrocar、
Avrocarをそれぞれ手がけていますが、実用化はされていません。
今回の「EKIP」は、かつて垂直離着陸戦闘機ヤク-38などの戦闘機を手がけていた
ロシアのサラトフから、米国海軍との共同研究の為にアメリカにやってきました。
EKIPプロジェクトの歴史によると、開発が始まったのは1980年。すでに、商業製造時の原価と売価も試算されていますし、飛行および技術的な特性なども掲載されています。9トン、12トンなどという“原寸のプロトタイプ”が作られ、テストされているというのも凄い事だと思います。
現在の飛行機と比べたときの利点としては、1. 必要走路は最長500メーター。水上から発着も可能で、飛行場の必要がない。2. 輸送費が現在の飛行機の2/3~1/2。3. 大規模な積荷を運ぶのに有能。4. 離着陸に必要な速度が低速なため飛行安全性が高い。5. 飛行機の内部を広く取れるため快適に過ごせる。6. 山火事、水難救助などに有効。7. 騒音その他環境への影響が少ない。などがあげられています。
アメリカでの試験飛行は、500ポンドのプロトタイプを使って2007年に行われる予定で、将来このEkipモデルに基づいた貨物機が実用化される事が期待されているようです。現在英文記事が米WIREDに掲載されています。"
USO?!ジャパン (スコア:3, 参考になる)
番組内では墜落したUFOの技術を使ってるとか、次世代機は電磁波を集中さ
せて飛ぶ、などといかにもらしいことをほざいてましたが…
それはともかく、もっと以前にNHKでもっとまともな解説番組を見たことがあ
ります。
これによると、EKIPは胴体を厚い翼形にしたいわゆるリフティングボディ形式
の航空機で、エンジンの排気の一部を胴体下面から噴射することでエアクッ
ション効果による水面からの離着陸を可能にしています。
EKIPのような分厚い翼形では曲率の大きい部分からの気流の剥離による失速が
最大の問題点なんだそうで、EKIPでは胴体後部上面に多数のスロットを設けて
そこから空気を吸い込むことで気流の剥離を防止しているそうです。
番組は、現在ロシア政府からの支援が受けられず、新しい試作機のためのスポ
ンサーを捜している、というところで締められていましたが、今回のニュース
で米ロ共同で計画続行となったようで、開発者も安心していることでしょう。
ただ、問題はボーイング一社の事実上の独占となっている米国の大型航空機産
業に今後どこまで食い込めるか、ですが…
飛行機と言うよりも (スコア:3, 興味深い)
地面効果を利用した高速ホバークラフトみたいですね. 基本がホバーなので地面・水面を問わず滑走ができ, ある程度高速になれば揚力も利用して高度も確保できるという感じだと思います.
この分野の輸送機は現在の航空機(高速・少量輸送)と船舶(低速・大量輸送)のギャップを埋める物として, かなり前から研究が進められていますね. 特に地面効果機は10~20m程度の高さを飛べるので, 一般の航空機よりは高燃費でありながら高速船舶(水中翼船・ホバークラフト等)のように高波の影響を受けないというメリットが有ります. 同様の構想に基づくものにはボーイング社のペリカン [biglobe.ne.jp]がありますが, こちらは一応純然たる航空機みたいですね.
この分野(中速・中量輸送)というのは, 特にアジア沿海部での生鮮食料品輸送という大きなニーズがあるのは確かなので, コスト次第では大化けする可能性はあると思います.
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実はロシアもがんばっている (スコア:2, 参考になる)
実は貨物機の分野では以外にロシアも善戦しています。
特に有名なのはアントノフで世界最大の6発ジェットエンジン輸送機アントノフ-225 [att.ne.jp]や
日本に鉄道車両を運搬した事でも有名なアントノフ-124 [nhirai.com]などがあります。
そういえばこの前もディスカバリーチャネルで特集が放送されていて、
すでに海外向けの輸出が順調で黒字決算だそうです。
(なお正確にはアントノフはロシアではなくウクライナの会社です)
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円盤というか何というか、 (スコア:2, すばらしい洞察)
ラジコンで作るとしたら (スコア:2)
いずれにせよ、手投げモデルでテストしてから。
##ベストエフォートより、リーストエフォット
ほとんどタンデム翼 (スコア:2, 興味深い)
風洞作るより、大気中で滑空させる方が楽。
重心が大丈夫かなと思ったが、よく見ると、V尾翼に見えた後翼が相当にでかく、前翼も胴体の中央よりやや後ろ。これならタンデム翼機みたいなもの。
推進については、実機をまねるとすれば胴体にファン内蔵だろうけど、まあラジコンの場合は、その辺は気楽に考えた方が実現性は高い。
実機の吸気口は前縁にもあるみたいだが、ノズルはよく分からない。試作機によっても違うかもしれないが、まあ胴体後方下縁なのかな。両側に分かれて2つというのもあるみたいだが。
http://home.dmv.com/~tbastian/russ.htm [dmv.com]
コントロールについては、前翼・後翼それぞれ補助翼(エレボン?)を動かせば大丈夫。
#ラジコンは結構何でもありなので、今までEKIPを作った人がいないかどうかは心配。
#滑空モデルのテストはまだしも、ラジコンはちと手間。誰かが作ったら、作らない。
##ベストエフォートより、リーストエフォット
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トンデモ (スコア:1, おもしろおかしい)
リンク先ではイラン製とかいてあるけど、確かロシアからの技術供与という設定だったと思う。
とても笑えるので一読の価値あり。
Re:超音速魚雷? (スコア:2, 興味深い)
> 音速を超えるとして、毎秒その魚雷の前方投影面積×水中の音の秒速の分だけの
> 海水を押しのけるエネルギーってものすごくない?
その疑問はもっともだと思うのですが, それをうまく回避するのがこのスーパーキャビテーションのキモなんです.
まずスーパーキャビテーションの基本原理なのですが, これは弾体の先端で超音速で水が押し広げられることにより空隙が生じ, この弾体よりもはるかに大きい紡錘形の空隙領域を形成したまま移動するというものです. この領域の周辺の水の動きを考えてみると, 先端部分を除いては通常の亜音速での水の移動でしかありません. さらにキャビテーション領域の表面形状は圧力によって自動的に変形するため, ほぼ理想的な層流となります. 流体力学をやると分かるのですが, 流体の抵抗というのは渦などによるエネルギ損失によって発生するので, 超音速魚雷の抵抗は空隙を発生させる先端部の極狭い領域でのみ発生することになります. そのため, この部分だけちゃんと作っておけば, 弾体のほとんどに余分な抵抗を受けることなく超音速移動が可能になるそうです.
まあ理屈は分かるのですが, 実に眉唾な話ですよね. でも似た発想による設計は超音速ロケット機X-15のノーズコーンにもあって, 半球形の先端部によって衝撃波面の調整と超音速領域での抵抗軽減を図っているものと推測されます.
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あれだ (スコア:1, おもしろおかしい)
懐かしい
Re:あれだ (スコア:2, 参考になる)
いや, ぱっと見で実用には駄目なオーラが噴出しているでしょう.
ただでさえプロペラ駆動軸が長い機種(例えばP39エアラコブラ等)は現場でのトラブルが多いですし, これに至ってはギアを使ってシャフトを直角に2回も曲げています. 通常の歯車でさえプロペラ機では故障の元なのに, さらに設計や製造が難しい傘歯車では... 実用機では数作ってなんぼですからねぇ. P51の層流翼みたいに設計時から製造工程を考慮して, 動員のおばちゃんやおねえちゃんでも作れるようにしてあるのと比べると, どうしても技術暴走のトンデモ系だと思いますよ.
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ちょっと心配 (スコア:1)
離着陸時にちょっとでも傾くと地面と接触しそうに見えるよ。
悪天候には弱そうに見えるんだけどどうだろう。
〜◍
Re:ちょっと心配 (スコア:2, 興味深い)
内部レイアウトをみると、キャビンが横長なので、
離着陸用のタイヤをつけるとすれば、ボディの両端にだと思う。
飛行中の写真にもそれらしき構造が写っていますし。
だとしたら、主翼がない分だけむしろ安定なのかも。
ところで、この円盤どうやって揚力を得ているのでしょう?
ボディ全体が「主翼」として働くとか?
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円盤機 (スコア:1)
# 鋼鉄の咆哮シリーズやりすぎなID
リフティングボディ (スコア:1)
円盤なら (スコア:1)
Re:THUNDERBIRDS (スコア:1)
とりあえずリンク [geocities.com]。
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Re:THUNDERBIRDS (スコア:1, 参考になる)
http://www.bandaivisual.co.jp/conan/images/norimono_2_6.jpg
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Re:で、欠点は? (スコア:1, 興味深い)
まず、燃費の問題がある、吸い込んだり排気したりするので
滑空をベースにした飛行機と比較するとロスがあると思われます。
課題はロスの部分と運べる人数を比較した場合経済的に成り立つかどうかでしょうね。
次にエンジンが停止すると操縦不能になる危険性がある。
水面に着水するらしいが水面は気象状況に左右され易い。
窓がないのも欠点だろう。旅客機として沢山の人を快適に運ぶ事を考えると
窓一つない機体内でどうサービスするかも問題になるだろう。
だからといって正面につけると曲率が大きいので割れる可能性がある。
割れないようにすると機体が重くなる。
給油や乗客を降ろすタラップを専用に作る必要がある。
パイロットの教育。操縦はコンピュータ制御ですが、飛行特性を知らないと危なくて
操縦できないでしょうからそのソフトやマニュアル等を作成しなければならない。
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