パスワードを忘れた? アカウント作成
7360 story

MacroVisionの新しい「著作権保護技術」 126

ストーリー by GetSet
iPod使いには不便なお知らせ 部門より

tuneo 曰く、 "CDのコピー防止に関して、MacroVision社は「CDS-300」という新しい「著作権保護技術」を開発したそうだ。CNET Japanの記事によると、以下のような技術らしい。

  • 音楽トラックはリッピング不可
  • コンピュータでの再生には、データトラックに収録された、著作権保護されたWMA(Windows Media Audio)ファイルが使用される
  • WMAファイルは一定回数に限ってCD-Rに書き込んだり、携帯型音楽プレーヤにコピーしたりできる
この技術の売りは「WMAファイルを一定回数に限ってコピーが可能」という点らしいが…携帯型音楽プレーヤはともかく、自分で買ったCD(もどき)からお気に入りを集めてCD-Rを焼くのに、何が悲しくて音質が劣化したWMAファイルを焼かなきゃならんのか。的を射ていない技術だと思われてならない。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 過去を振り返り (スコア:5, 参考になる)

    by F8 (19734) on 2004年01月27日 14時11分 (#482070) 日記
    関連しそうなたれこみをリストアップしてみました。

    2001/07/19 静かに忍びよる音楽CDのコピー妨害メカニズム [srad.jp] (16 個のコメント)
    2001/09/08 コピー防止CDに訴訟 [srad.jp] (24 個のコメント)
    2001/11/20 BMGがコピー防止音楽CDを交換 [srad.jp] (34 個のコメント)
    2001/12/31 日本でもPCで聞けない欠陥音楽CDがもうすぐ登場 [srad.jp] (79 個のコメント)
    2002/02/26 [このCDは使えません]と明記 [srad.jp] (59 個のコメント)
    2002/03/02 AVEXがコピー防止機能搭載CDを発売 [srad.jp] (254 個のコメント)
    2002/03/09 お墨付き:AVEXのはCDじゃない [srad.jp] (57 個のコメント)
    2002/03/14 CD屋も知らなかったコピーコントロール「CD」 [srad.jp] (89 個のコメント)
    2002/03/21 CDモドキ第二弾でAvexが公式掲示板閉鎖 [srad.jp] (44 個のコメント)
    2002/04/03 似非CD続々登場へ [srad.jp] (75 個のコメント)
    2002/04/17 東芝EMIもCDS採用へ [srad.jp] (178 個のコメント)
    2002/04/20 コピーコントロールCDにロゴマーク [srad.jp] (63 個のコメント)
    2002/05/02 CDもどきでドライブ破壊 [srad.jp] (83 個のコメント)
    2002/05/16 マジックペン一本で似非CDをPCで聞く [srad.jp] (41 個のコメント)
    2002/06/19 「CCCDは欠陥商品」カリフォルニアで消費者代表訴訟 [srad.jp] (24 個のコメント)
    2002/08/15 MSも似非CDに挑戦 [srad.jp] (27 個のコメント)
    2002/08/29 CDコピープロテクトにマジックペン対策 [srad.jp] (74 個のコメント)
    2002/11/01 コピーコントロールCDだったら買わない人が3割 [srad.jp] (120 個のコメント)
    2002/11/20 SME、新しいCDコピー防止技術 [srad.jp] (125 個のコメント)
    2003/01/21 MicrosoftのCDコピーガードシステム [srad.jp] (51 個のコメント)
    2003/02/04 コピーガードを冷ややかに見つめる消費者 [srad.jp] (250 個のコメント)
    2003/04/03 CCCDは支持率60%?! RIAJ調査結果発表 [srad.jp] (131 個のコメント)
  • だから…… (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Akami (4183) on 2004年01月27日 15時37分 (#482133)
    Audio用CDデッキで音が鳴らせる(可能性がある)仕様になっている
    以上、まともなドライブとまともなソフトの組み合わせがあればど
    んな音楽データだってリッピングできなきゃおかしいはずです。

    現時点で撃破に成功していないプロテクトCDの規格は存在しないは
    ずですが……それこそAlphaROMですら特殊なソフトを開発する(違
    法行為すれすれ)ことによってコピーに成功しているわけですし、
    某コピーソフトの次期Versionでは(初期の一部製品を除き)Alpha
    ROMに公式対応を宣言しているのが現状です。

    CDプロテクトを考えるより、有形物で情報を売るビジネスモデル
    自体に問題があるとは考えないんでしょうか?>一部の音楽産業

    #482045の見解については私も支持します。ただ、聴き放題課金は
    必要でしょうね……
    私なら絶版になったものも含めて過去および未来のクラシック音楽
    全正規音源をオンデマンドで聴き放題できるサービスがあれば、月
    2万までは突っ込みますよ。それ以上払うという人も多いでしょう。
    • by Average (3404) on 2004年01月27日 15時47分 (#482137) 日記
      >私なら絶版になったものも含めて過去および未来のクラシック音楽
      >全正規音源をオンデマンドで聴き放題できるサービスがあれば、月
      >2万までは突っ込みますよ。それ以上払うという人も多いでしょう。
      音楽を聴く時間は有限(1日24時間以上は聞けません)ですが、それでもこういうサービスがあるんなら、私も参加します、というよりさせて欲しい:-)

      というか、LPのまま消えていった過去の音源を何とかして欲しいのですが・・・・
      --
      -----------------
      #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 23時20分 (#482478)
      CD-ROMの規格って音楽CDと同時に出来たんでしたっけ?
      規格が出来たときに今日のような状況になることを予測した人は
      居なかったんですかね
      最初からCD-ROMの規格と音楽CDの規格の
      物理的互換性を無くするようにしよう
      とか言った人は居なかったんでしょうか
      例えば円盤の直径をPC用と音楽用で変えるとか
      両者の規格が同じである必要は
      あんまり無かったような気がするんですが

      あと、中途半端にPCが音楽CDを読めるせいで
      音楽コンテンツのネット流通の動きが阻害されてやしないですかね
      PCで聞くための音楽とAV機器で聞くための音楽は
      必ずしも一緒にして売る必要は無いと思いますよ
      PCで聞く人はiTunesかなんかで買えば良いわけだし
      車で聞きたいなぁと思ったらiPodをカーオーディオに繋げば良いわけだし
      CDじゃなきゃ嫌だって言う人は
      あくまでAV機器間で連携させてれば良いんじゃないですか?
      駄目?(笑

      音楽業界はなんで手遅れになってから対策するのかなぁ
      一度手に入れた利便性を奪おうとするから猛反発を受けるわけで
      最初っから不可能だったらそんなに悔しくなかったと思いますね
      親コメント
      • Re:だから…… (スコア:2, 参考になる)

        by 11c (6985) on 2004年01月28日 2時00分 (#482566)
        「CDの父、20年を語る」 [itmedia.co.jp]が参考になると思います。

        90年代中半、CD-Rドライブを積んだPCがコンシューマーの手に渡り始めた最初の頃ならば、大きな声を上げてその流れを止めることは可能だった筈です。そうすれば、CD-R作成環境はDAT等と同じく、必要に迫られたごく一部の人だけが高い金を払って求める業務用機器の範疇に止まったことでしょう。
        今の状況を防ぐ力を手にしていながら、それを公使することを怠った、としか言えません。発売の時点で強力に反対しておきながら普及を座視した結果が現在ですので、同情の余地はないものと考えます。
        どうして、音楽供給メディアとしてのDATを殺したときと同じ動きをもう一度出来なかったのか…
        親コメント
  • デジタル・データの場合、アトム・メディアからフリーであることが特徴なので、著作権 (copyright=複製権) の意味を問い直す必要があるでしょう。なのに、今回のDRMにしてもCDモドキにしても、どうにも従来のアトム・メディア販売モデルにとらわれた、後ろ向きの解に見えます。
    消費者には私的複製権が認められているのは衆知の通りです。ならば複製権にこだわらず、曲を聴く権利を売るように切り替える事はできないのでしょうか? 配信サーバーの維持費はかかりますが、メディア代は無視できます。それだけに、複製回数ではなく再生回数を制限するDRMがあってもいいのではないかと思います。
    すぐ飽きる流行歌は少ない回数だけ再生できればいいので安くなり、何度も繰り返し聴く名曲には余計に著作権量を払うことになります。文化保護の観点に市場の原理がうまくはまる、メディア・フリーならではの解だと思うのですが、どうでしょう? 同じテロメア/アポトーシス・モデルならこの方がずっとDRMらしくていいのに。

    # ちなみにiPodユーザーは困りませんよ
    # 元々WMAは再生できませんから
    • by momonga-go (19755) on 2004年01月27日 16時07分 (#482157)
      再生回数制限のDRMをどのような形にするか?っていうのもありますよね。

      例えばある一定回数まで聴けて、その後消滅みたいなメディアの形にするのか?
      この場合コピーフリーにしても良さそう(ユーザーがメディアに保存する意味が低減するから)な気もしますが、今のコンテンツホルダーの言い分からするとこれだとコピーされまくって、何回か聴いたらハイ終わり的なコンテンツ(ようするに流行歌みたいな)が主流の現在では、結局売り上げが上がらない→儲からない、駄目、ってことになりそう。

      恐らくコンテンツホルダーにとって望ましいのは、コピーフリーでも個々のユーザーを認証できて、どの消費者がどのコンテンツを何回聴いたか?を把握でき、そしてその分量ごとに課金できるシステムだと思うんですが、これは自分的に自己のプライバシーを守るという点でもの凄く抵抗があり、絶対反対したい方法です。自分の趣味が知らない奴に筒抜け、なんてすごく気分が悪いですもん。抵抗が無い方はそれでいいのかも知れませんが、例えばこういうシステムだけになって、その他のコンテンツ供給方法が無くなってしまったら、僕は困りますねえ。

      元コメントがどういう方法を想定しているのか、ちょっと僕にはわからなかったのですが(もしかしたら上記にあげた方法以外なのかもしれませんが)、再生回数制限のDRMはそれはそれで問題が多い気がします。
      親コメント
      • eTRON (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2004年01月27日 18時30分 (#482280)
        eTRON [tron.org]が一つの解になるかも。
        これは移動は自由にできるがコピーできない電子実体を作り上げる
        技術で、これで電子マネーが実現できるので、コンテンツホルダー
        は「誰を」認証する必要はなく電子マネーを送ってきた相手に再生
        権を送れば良い。
        実際、春ぐらいからこれを使ったソフトウェア(コンテンツ含む)の
        流通実験をやるようですし。
        親コメント
    • Re:回数限定の対象 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by 2channeller (13213) on 2004年01月27日 14時06分 (#482064)
      少額支払いに対しては心理的抵抗が大きいという問題はどうしましょう。

      一曲聴くたびに( これは 30円分くらいか・・・)などと悩むなんて
      私は嫌ですw

      かといって月額3000円聞き放題とかはなってくれないでしょうし。。。
      親コメント
      • by Namany (19002) on 2004年01月27日 15時04分 (#482106) 日記
        >かといって月額3000円聞き放題とかはなってくれないでしょうし。。。

        オンデマンドなUSEN [usen.com]みたいなものですかね?
        3000円は難しいと思いますが、6000円で全チャンネル聴き放題 [usen.com]なので、定額というのは不可能ではないんじゃないでしょうか?
        #CSの [usen.com]ならば、ジャンルを絞って更に低価格になります。それでも4500円ですが。
        親コメント
        • by TameShiniTotta (19794) on 2004年01月27日 22時51分 (#482452)
          音楽垂れ流し状態と特定の曲を聴きたいと言う欲求は合致しないのでは?

          #パック販売はパック販売だからこそ意味があるわけで。
          親コメント
          • by Namany (19002) on 2004年01月28日 3時30分 (#482585) 日記
            事業者のJASRACとの包括契約 [jasrac.or.jp]の結果、定額での配信は可能になってますよ、という参考のつもりだったのですが。

            今までインターネット普及以前にオンデマンド配信ができなかったのは、配信に耐えうる双方向通信インフラがなかったため、放送という形態を取らざるを得なかったのだと思います。
            現在、ビデオオンデマンドはある程度実現しているわけですが、音楽に関しては音楽出版社が独自に配信するには楽曲使用料徴収システム(というか楽曲使用料分配システム)が枷になって、敷居が高くなっているように思います。
            そこで、オンデマンド配信事業者としてJASRACと包括契約を結ぶことで、定額でのオンデマンド配信が可能になるのではないか、と思ったわけです。

            #ふと、NHK受信料にJASRAC包括契約のコストが含まれていることに気づき、複雑な気分になるのでした。
            親コメント
    • by GetSet (9536) on 2004年01月27日 14時20分 (#482076) ホームページ 日記
      > # ちなみにiPodユーザーは困りませんよ

      WMAでしか外へ出せないのであれば、iPodでは聞けなくなるから困るな、という話です > 部門名
      判りづらくて申し訳ありません。

      親コメント
      • by GSone (8994) on 2004年01月27日 22時57分 (#482458) 日記
        >音楽トラックはリッピング不可
        とありますが、普通のCDプレーヤーで認識できるCDモドキなら、
        Macintosh + 一部の(というかほとんどだが)ドライブでふつうの音楽CDとして認識されて、リッピング出来てしまうのではないでしょうか。
         
        #結局Mac+iPodユーザーは何も感じない、と
        親コメント
  • まぁあれだ。 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2004年01月27日 13時38分 (#482025)
    そこまでしてユーザーに不便を強いるぐらいだったらCDにして売らなきゃいいのに。
    CDを売らずにコンサートのみとかね。
    • Re:まぁあれだ。 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymouse Coward (13650) on 2004年01月27日 13時46分 (#482035) ホームページ
      このあたりの技術は、アーティストの権利を護るというよりも
      レコード会社の権利を護るためのものですからね。
      あくまでも、円盤を売ることが前提。
      --


      # ACなのでAC
      親コメント
    • by usay (8) on 2004年01月27日 16時39分 (#482194) 日記
      あるアーティスト(の関係者)に、
      「円盤で楽曲を提供する時代は終わったのではないでしょうか」
      とメールしたら、数日後のWebの日記に、
      「円盤で楽曲を提供する時代は終わったのかもしれません」
      と書いてあった。

      てな感じで、現場に近いところだとそういう認識なのよね。
      問題は、円盤が売れないと存続できないレコード会社と協会。
      レコード会社はなんとかなるにしても(ネット配信で課金とか)、
      アーティストの保護になってない糞協会が存続する限り、
      本質的な解決にはならんのだろうね。
      --
      May the source be with you... always.
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 16時58分 (#482209)
        >問題は、円盤が売れないと存続できないレコード会社と協会。

        いえ、現場の人の話を聞く限り、一番厄介なのは小売店の問題らしいです。
        レコード会社の営業曰く「今まで頭を下げて商品を置いてもらってたのに、ある日突然『お前たちは要らない』とは言えない」だそうな。
        親コメント
        • by wosamu (4952) on 2004年01月27日 21時34分 (#482409) 日記
          >レコード会社の営業曰く「今まで頭を下げて商品を置いてもらってたのに、ある日突然『お前たちは要らない』とは言えない」だそうな。

          しかしいらないものにお金を払い続けるわけにもいかないわけで。
          どこかでしがらみを断ち切る努力をしないと、しがらみが無い資金力のある会社が参入してきたときに致命的な打撃を受けそうな。

          というか、単に販路の拡大であるかと思うのですが、それを小売店の切り捨てと受け取るのはあまりに短絡的かと。
          親コメント
    • by Colin (9916) on 2004年01月27日 17時51分 (#482247)
      よくは知りませんけど、もともと音楽家というもの自体が食える職業ではなくて、パトロンを見つけるか、生徒を採ってなんとか生計を立てていたのではなかったでしょうか。後者は現代でも多数を占めますよね。

      レコードやCDなどの音楽の入れ物が登場してから、自分の音楽を直接売りさばいて生計に充てる一部の音楽家が出てきたとして、そのビジネスモデルが通用しなくなれば、また昔に逆戻りするだけという気もします。(ただ、今度は誰の曲でも際限なく流通しまくるのが違うかな)

      あるいは中抜きでもう少し粘れるのかも知れませんけど。
      親コメント
    • by Ying (4319) on 2004年01月27日 13時41分 (#482030)
      CDは売ってないのでは? :)
      親コメント
    • by momonga-go (19755) on 2004年01月27日 15時27分 (#482117)
      メジャーだとほとんどのコンサートは赤字だったりするんで、食えなく
      なっちゃいますね。もちろん制作費を下げればいいのかもしれませんが。
      現状ではライブはCDの販促のため、という位置づけなんで赤でも通って
      るみたいです。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 16時41分 (#482196)
        > メジャーだとほとんどのコンサートは赤字だったりする

        この話よく聞くけど、根拠を聞いたことないな。
        たしかにとてもお金がかかるのは間違いないけれど、チケットも相応に高いし。
        例えば単純に \7,000×10,000席×3日 だって 2億1千万 売上るんだぜ。
        ツアーは舞台装置も進行もみんな同じだし。
        プロモ的な小規模ライブが採算度外視なのはわかるけど。
        演歌系なんかCD売上よりそっちのほうが収入源なわけだろ。

        コンサートはたいてい赤字、なんてのは大阪人の「ぼちぼちですわ」に
        等しいと思うなぁ。儲かってるくせに。
        親コメント
        • >ツアーは舞台装置も進行もみんな同じ
          大がかりな舞台装置を「どこでやってもみんな同じ」にするのは相当の手間ヒマコストがかかりそう。
          チケットを売るためのコストも無視(汗
          「~ツアー、チケット予約受付開始」程度ののスポットCMでさえそれなりにカネ食うし。

          根拠がないという点では「儲かってるくせに」も同じでは。
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 14時09分 (#482068)
    制限つきデジタル情報、というのを実現しようとすれば、そのデジタル情報を再生するソフトを自由に作ることができてはならないですよね。

    もうこの時点で、フリーソフトウェアやオープンソース関係者にとっては「こりゃだめだ」ということになると思います。

    それとも、フリーソフトウェア/オープンソースと共存可能な(コピー/再生/...)制限技術というのは可能なのでしょうか?

    • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 19時41分 (#482329)

      DRM (Digital Rights Management)の避けられない宿命として「結局のところ再生はユーザの手の内で行なうことになる」というのがありますよね。

      Windows MediaにしてもRealSystemにしても、プレイヤー内で暗号を解除してサウンドやビデオのデバイスに出力するという形式は変わりませんから、そこで横取りすれば簡単なことです。

      ましてやソフトウエアのソースコードを公開なんてしてしまったら「暗号をいったん解除したらどこかのファイルに保存する機能」を付ければDRMなんて容易になし崩しにできます。

      ですからMicrosoftもRealもDRMの利用(顧客へのソフトウエア提供)についてはやたら慎重なんですね。

      親コメント
    • ネットワーク認証とかですかねえ?
      サーバーから復号用の鍵を取って来て、再生するようなシステムだとクライアントは比較的自由に作れるかも。
      ただまあ、こういうのはオープンだろうがクローズだろうが完璧となることはまず無いので、オープンであることに(提供側に対して)大きなアドバンテージが無いことにはオープンにすることは無いでしょう。

      OSF定義のFreeとかにこだわらなければ認証機構をクローズドなライブラリで提供すれば、ある程度自由にアプリケーションを作成できるようになると思います。
      #まあこれもたぶんやんないでしょうけど。
      親コメント
  • by Murakamin (12322) on 2004年01月27日 17時29分 (#482235)

     WMAがスタれてしまったとき、こういうCDってどうするんでしょうね。
    --

    +----
    いくつになっても夢を追い続ける、そんなエンジニアでありたい人
    • by az77 (11230) on 2004年01月27日 20時31分 (#482373)
      それは

      レコードがスタれてしまったとき、この円盤って・・・
      LDがスタれてしまったとき、この円盤って・・・
      VHSがスタれてしまったとき、このテープって・・・

      ていうのと、あんまり代わりないんでは?

      ソフトウェアな分だけ、スタれても再生環境は維持出来る可能性も高いと思います
      けど。CODECの特許の問題もあるので、そう上手くいかない可能性もありますけど。

      まあ普通に、賞味期限付きだと思っておけばいいんじゃないでしょうか。
      CDもWMAも、むこう10年以内に賞味期限が切れるとは思えませんし。
      親コメント
  • by none (16325) on 2004年01月27日 16時05分 (#482156) 日記
    CCCDの場合うちのCDプレーヤではまともに再生されない。
    PCとかも一通り持っているけどMP3に変換したりはしない。
    それなのにまともな音源として使えない。

    私の意識の中では「CDの所有」というがあるのですがCCCDはそれから真っ向から対立する様に感じる。
    つまり、CCCDという聞く権利を手に入れただけで所有はしていないということ。
    それにはデジタルコピーの音の良さにある。
    だからデジタルコピーを防ぐためにおこなう。
    でもそれでCDプレーヤで再生できないのは本末転倒。

    CDプレーヤが再生できる、まともな音源を売ってください。
    今回の新マイクロビジョン方式によって音源がまとも煮再生できるなら私は大歓迎。

    #しかし肝心のアーティストが×××なんだよなぁ・・・
    #やっぱり買い控えるか
    --
    有無自在
  • コンピュータに挿入すると、CDS-300 player [macrovision.com]が立ち上がるそうで、ちゃんとMacにも対応するらしい(OS 9かOS Xかは不明)。その点では、AVEXとかのCCCDよりマシか。でも、WMAの音質というかビットレートはどのくらいなのだろう?

    いっそのこと、FLACのようなフォーマットもある事だから(FLACそのものはともかく)、コンピュータでの再生専用に、CD並かCD以上に高音質で、(方法は分からないが)セキュアなフォーマットを入れたらどうだろう。
  • 音質とかも重要だけど (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2004年01月27日 18時03分 (#482258)

    つまり、オンライン音楽販売の市場をほぼ独占しているAppleに対して、Microsoftはオフライン音楽販売の市場を独占しにかかっている、と解釈しても良い気がします。

    この規格が一般化した暁には、

    • 今後発売されるmp3プレイヤー全てにWindows Mediaライセンスが必要
    • コンピュータ以外でも、CDを複製できる製品は全てWindows Mediaライセンスが必要
    • 普及した後にWindows Mediaライセンスを厳しく改変(WMAの配布にも課金等)

    という事になりそうな予感です。

    何より音質等の性能的メリットが見当たらないのが、いかにもMS的ですね。

  • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 18時20分 (#482276)
    各メーカーさんあの手この手でCDコピープロテクトを考えているのを見てPC8801の頃を懐かしく思い出しました。時代変われど人のやることはみな同じ。
  • by Anonymous Coward on 2004年01月27日 20時15分 (#482364)
    一生涯使える永久ライセンス。

    ・コンテンツはダウンロード可能。
    ・ダウンロードしたコンテンツは一定期間再生可能。
    ・指定期間が過ぎたら再認証してまた一定期間再生可能。
    ・以下繰り返し。

    できれば、コンテンツは書き換えないで、
    別にDBを持っていてサーバーと再生機器でコンテンツ利用可能かどうかの同期を取るような形がいいかな。
    あと、認証サービス終了時はコンテンツをフリーにすること。(秘密鍵の公開かな)

    で、いまある媒体が変わるたびに同じコンテンツを買いなおすようなビジネスモデルは撤廃して欲しい。
    (媒体フリーなビジネスモデル)
    ビデオテープ・LDで購入したコンテンツは、媒体が無くなっても、媒体を変えても良いように。
typodupeerror

弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

読み込み中...