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「オープンソース保険」を販売するスタートアップ 11

ストーリー by Oliver
安心を金で買う 部門より

MIYU曰く、"ニューヨークの新興企業Open Source Risk Management社(OSRM)がOpen Source Business Conferenceで、オープンソース訴訟保険などの販売開始の発表を行う予定だ、とIT Media Enterpriseが伝えています。
SCOによる一連の行動によって、オープンソースに著作権訴訟・特許侵害訴訟・不正競争や商秘密の不正流用などによる訴訟などのリスクが存在している事が明らかになってきた為、リスク管理(法的保護)が求められている。 すでにフォーチュン500社企業の一部に働きかけを行っている、とOSRM社はコメントしています。OSRMは、「オープンソースにとって安全な世界」というビジョンを掲げ、ベンダーに中立な保障とコンサルティングサービスを提供する予定ですが、 ブルース・ペレンス氏やエリック・レイモンド氏らからも支持されていて、調査ディレクターとしてパメラ・ジョーンズさん(Groklawの作者)とも契約済みだそうです。"

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  • 溺れる犬を叩け (スコア:2, 参考になる)

    by cudjo (2713) on 2004年03月17日 17時47分 (#516156)
    掛け捨ての保険じゃなくて、集団訴訟みたいな形で反訴して、
    訴訟費用を引いた分を保険加入者で頭割りするような仕組みが
    あれば、今なら加入したがる人は多そう。
  • てっきり、
    「Windowsのスタートアップ中に”オープンソース保険”の広告が出てくる」
    のかと思いました。(笑えねえ)

    #純粋にソフトを作って無償で提供してみんなに使ってもらうという
    #ことだけに喜びを感じるような人が住みにくい世の中になったものだ
    • ほんと住みにくい世の中になりましたね。

      Linuxにしても、元々Linusが勉強と趣味を兼ねて好きで始めた事が
      ここまでデカい話になってしまったにすぎませんからねぇ。
      企業の目にとまるとともに、企業に目をつけられる事にもなった と。

      企業が開発に関与するようになったと言っても
      基本的にはコアメンバの殆どは好きで始めて、事が大きくなるにつれて
      時間を割く割合が大きくなって仕事にしてしまった人が殆どですし…。

      それを無闇やたらに敵視してあることないこと吹いて周るネガティブキャンペーン大好き企業や、ヤクザまがいの訴訟
  • by Anonymous Coward on 2004年03月17日 16時50分 (#516113)
    それだけ。
    • まあ確かにSCO訴訟は、この保険の販売の原因の1つではあるわけだけど……。
      自分で訴訟リスクを作り出しておいて、そのための保険でひともうけ?
      そういうの、なんて言うんだっけ? :-P

      # 敗訴した瞬間に、この種類の保険も無意味になりそうな気がするが。
  • by Anonymous Coward on 2004年03月17日 20時04分 (#516276)
    本物です [ksp.or.jp]
  • by Anonymous Coward on 2004年03月18日 1時23分 (#516465)
    保険といえば、免責条項が落とし穴。

    全く非営利のオープンソースなら問題は少ないでしょう。 少しでも営利利用の余地があるライセンスだと、これが大問題になるかも。

    貧乏人はlinuxやめて、bsdに行けって落とし穴かも?

    • by MIYU (17727) on 2004年03月18日 11時08分 (#516665)
      日経IT Pro [nikkeibp.co.jp]が伝える所によると、

      オープンソース・ソフトウエア向けリスク審査サービス:
      コード・スキャン技術を用いて顧客のコード・ベースを審査し、 その後、Linuxを利用しているFortune 500企業のCIOや顧問弁護士が参加するOSRM社作業グループが策定したベスト・プラクティスをもとに,コンサルティング・サービスを提供する。
      というものでリスクの判定が行われるようです。

      計画されている「顧客が提訴された場合の訴訟費用を負担する保険型サービス」は、ベンダーによるLinuxユーザーへの免責保証が、顧客がコードを変更,共有,修正を行っている場合には適用されないのに対して、顧客が手を加えたコードに対しても保証がされる点が特徴になっています。

      保険の加入には、企業が独自に手を加えたコードの安全性の審査が必要なので、その時点でリスク判定がされると思われます。
      営利か非営利か、オープンソースで有るか否かにかかわらず、訴訟のリスクは存在するので、訴訟リスクが高い国では保険が必要だという事になるのでしょうか。
      親コメント
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