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IPAオープンソフトウェア活用基盤整備事業のSamba国際化プロジェクト成果公開 10

ストーリー by Oliver
mergeしてなんぼ 部門より

kinneko曰く、"情報処理振興事業協会(IPA)オープンソフトウェア活用基盤整備事業による委託事業として開発が行われてきたSamba3.0の国際化プロジェクトがその成果を公開した。"MIRACLE LINUX Standard Edition 2.1"と"Fedora Core 1"向けのRPMパッケージがダウンロードできる他、samba-3.0.2aへのパッチとなるsamba-3.0.2a-i18n.tar.gzも提供されている。同プロジェクトは、上流との積極的なディスカッションと、職業プログラマのオープンソースへのコミットという裏テーマを持って取り組まれたが、そちらの成果の報告も待たれるところだ。"

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  • OOoの経験ですが (スコア:5, 参考になる)

    by maho (9810) on 2004年04月02日 9時01分 (#525332)
    OOoの経験ですが、
    日本人は英語によるコミュニケーションが苦手だ苦手だ、といわれてきているように感じましたが、我々は上流というか本家のプロジェクトとのコミュニケーションはけっこう取れてます。活発なMLはネイティブなみのスピードが要求される場合もあり、その場合は人海戦術という感じでしょうか。まぁそんなにお喋りではありませんが、そこそこは取れてます。
    sambaではどうでしたでしょうか。事情は大変異なるとは思いますが、是非成果をお聞かせ願います。
    • by hyoshiok (10034) on 2004年04月02日 22時05分 (#525697)
      本家の人達とは悪くない関係を作れたかと思います。人海戦術という意味ではIPAで予算を付けてもらったので、Samba専任でやれたのはよかったと思っています。

      メーリングリストやIRC以外、じかにあったり、電話で議論したりもしました。日本にもよんだんですが、スケジュールがあわなかったため実現はできませんでした。残念。

      親コメント
  • by prajna (18168) on 2004年04月02日 11時42分 (#525399)
    文字魔空間でのWindows・Linux・Macintosh(のModified NFD対応もしてるんで
    すよね?)界の深い谷間の橋渡し作業、お疲れ様でした。

    ページを読んで気付いたのですが、今回またもや新しい(というか発掘された)
    文字コード“eucjp-ms”が登場するのですね。「Unixユーザは日本語ファイル名
    ですら滅多に使わないんだから空き部分は好き勝手するぜ」といって入れたの
    かどうか知りませんが、次のLonghornはJIS X 0213文字セットが入るので、
    Samba3.0のこの選択はその時には破綻しそう。いっそのこと、 EUC-JISX0213
    にして、CP932の私用文字と、JIS X0213に採用されなかった「シグマとぁゃιぃ
    84漢字」については、そんなものファイル名として使うな!と強権的に排除す
    る方が、実際にこれらの文字がファイル名に使われるよりはましかもしれません。

    Longhorn登場までにUnix界のファイル名もUTF-8化されるかといえば、もともと
    Unixそのものが保守的な上、NFSサーバなんてヘテロな環境で使われる代表格な
    サーバなのでそれも難しそうです。今、日本語ファイル名を使おうとしている
    Fedora ユーザは苦しんでると思うんですが、そもそもNFSのようなファイル名
    を文字列でなくオクテット列として扱うファイルシステムを使うのが悪!
    Unixユーザ同士のファイル共有もSambaを使えって結論ですかそうですか。

    でも残念ながら、そもそもMicrosoftとJava(JIS)とGlibcではどのJISの文字を
    どのUnicodeに割り当てるか、全部ばらばらなので、結局、ファイル名はEUCで
    統一した方が、この差異を吸収できるから無難という話もあり…

    結論としては、NFSのようにファイル名をオクテットで持つファイルシステムを、
    encodingに応じて適切な文字列に変換して見せることができるような、 文字列
    に対して中立な上乗せ型のファイルシステムが欲しいと思う今日この頃です。
    • by Anonymous Coward on 2004年04月02日 12時06分 (#525404)
      SambaにしてもSambaだけで話が完結すればそれほど問題はないんですが
      • Samba上の日本語ファイル(丸数字とかローマ数字含む)を、unix側にloginした時も正常に表示したい
      • Samba上の日本語ファイルををftpでもアクセスしたい
      • Samba上の日本語ファイルをapacheでWeb上に公開したい
      とかいわれると、とたんに頭が痛くなります。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年04月02日 12時04分 (#525403)
      >そんなものファイル名として使うな!と強権的に排除する方が、実際にこれらの文字がファイル名に使われるよりはましかもしれません。

      Windows上でドラッグ&ドロップで何気なくコピーしたら、途中でエラーが出てコピーできない、っていうのもまずいかも。 できる限り何とか取り込もうという方が汎用性が高く、目的にも沿うように思います。

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  • 部門名 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2004年04月02日 9時59分 (#525350)

    「mergeしてナンボ」ってのは確かに正論ではあるが、ちーと狭量過ぎやしませんか?

    マルチバイト言語圏の人間にとって、今回のpatchで間違いなくオリジナルよりも便利になる訳だし、国際化プロジェクトのページにある情報に目を通せば、patchの一部は本家のCVSツリーに既にcommit済のものもあることが判るはず。

    今回の公開は、IPAの事業としてのSamba国際化プロジェクトに一区切りがついたということでしかなく、必ずしも国際化プロジェクトのゴールではないと思う。プロジェクトのページにも、課題はまだ残っていると書かれているし。

    1ユーザーとしてはその成果をありがたく使わせてもらって、関係者の皆様にエールを送りたいと思う。

    お疲れ様でした。これからもよろしく。

    • Re:部門名 (スコア:4, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2004年04月02日 10時14分 (#525360)
      もしmergeしなければ、本家のほうで今後、パッチと相容れないような変更が加えられるおそれがあります。

      そのときに、パッチのほうで設計からやりなおしていたのでは、時間も手間もかかって、ユーザーとしても長い間待たないといけないし、不利益になります。

      samba 2 系列から 3 への変更がまさしくそれだったと聞き及んでいます。ですので、その教訓を生かして、できるだけすべてmergeする方向で考えていこうとするのは自然な流れだと思います。実際、そういう方向になっています。

      ちなみに部門名ですが、けなしてるのではなくて、Samba国際化プロジェクトのやりかたをほめてるんだと思いますよ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      何が言いたいのかさっぱりわからん。
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