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7896 story

Microsoftが初めてオープンソースソフトウェアをリリース 50

ストーリー by Oliver
適ライセンス適所 部門より

msslash曰く、"本家でニュースになっているが、Microsoftが初めてとなるオープンソースソフトウェアをリリースしたようだ。 Windows Installer XML developer tool(WiX) がその栄えある第一号だが、SourceForge.netにホスティングされ、IBM Common Public Licenseで公開されている。"

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  • 思い出したこと (スコア:5, おもしろおかしい)

    by jim-vrtx (16640) on 2004年04月06日 8時48分 (#527138) 日記
    その昔、伊賀と甲賀の忍者はそれぞれが秘伝とする忍法を
    文章にまとめた秘伝帳として大事に保管し、門外不出としていました。
    しかし、それぞれ「敵の取られたく無いものを取ってくる」
    ことが最大の仕事でしたから、お互いの秘伝帳を
    うばったのでした。
    うばった秘伝帳の中に書かれている秘伝は検証されるわけですが、
    水の上を歩く下駄
    背景に溶け込むことのできる風呂敷
    など、今考えれば?なものが沢山ありました。
    どうも、秘伝帳の研究が進むにつれ、わざと相手に
    実現できない様なことを書いた秘伝帳を盗ませて
    水の上を歩く下駄をつかって池で溺れる相手を見て
    物陰からわらっていたのでは無いかと考えられるように
    なりました。
  • 適ライセンス適所 部門 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2004年04月06日 5時54分 (#527099)
    今後も敵ライセンス敵所とならない事を祈るばかり
  • 4/1 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2004年04月06日 6時49分 (#527103)
    このニュースが4/1だったら・・・!
    • Re:4/1 (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2004年04月06日 9時58分 (#527162)
      なにせ Microsoft ですから、リリースが遅れるなんてのはよくある事です。

      # つーか、Microsoft 時間では1年中ずっと4月1日のような気もするが……
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      まさか本当になるなんてと思った人
      正直に手を上げなさいw
  • ところで、例のファイル、解凍したら、こんなものが。

    「Common Public License Version 1.0」

    少し長い文章なので、フロントページから。

    "The toolset supports a command line environment that developers may integrate into their build processes to build MSI and MSM setup packages"(SFフロントページからの参照 [sourceforge.net])

    どのような事迄は、OKなのでしょうか?よく分からないので、どなたか詳しい方、教えてください。
    • みんなでこのツールを使って、InstallShield [installshield.com]をつぶしましょう、ということです。
      --
      ---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
      • 潰した後にライセンスを変えて有料にしたり...

        オープンソースにしたものは残るかもしれないが、
        商用ベースの製品はそちらに移行するでしょうね。
        --
        It's not who is right, it's who is left.
        親コメント
      • Installer product なんて、Visual Studio 6 の時代から Visual Installer を公開してます。

        今は既に Visual Studio .NET に統合済みです。まぁ、前に開発製品に付けていた Install Shield Express 辺り位の位置付けでしかないですが。

        Install Shield は、これでは出来ない任意の Win32 API を利用したスクリプトを記述したりするなどができるため、より細かい制御が可能です。

        # Visual Studio も Install Shield も使ったことがないんだろうなぁ……。

        親コメント
        • あれじゃないですか。

          Visual Studio系 Pro のユーザなら Visual Installer を使えるけど
          それ以外の開発環境で Win32アプリを書いている人には有用だとか。

          MinGW(GCC)とか。
        • でもInstall Shieldは動作の安定性に不安がありませんか?
          (できあがったものの動作は大丈夫そうなのですが、 開発環境の動作がいろいろあやしい)
          日本語版・いろいろ細かいことやる場合・少し前のバージョン などの条件に限定されるかもですが
      • みんなでこのツールを使って、InstallShield [installshield.com]をつぶしましょう、ということです。
        残念ながらInstallShieldはMSIもMSMもサポートしていますので、つぶされる対象にはなりえません。
  • by Anonymous Coward on 2004年04月06日 11時34分 (#527227)
    作者robmen のblog [msdn.com]より。
    Now, let’s talk about why WiX was released as Open Source. First, working on WiX has never been a part of my job description or review goals. I work on the project in my free time. Second, WiX is a very developer oriented project and thus providing source code access increases the pool of available developers. Today, there are five core developers (Robert, K, Reid, and Derek, thank you!) regularly working on WiX in their free time with another ten submitting fixes occasionally. Finally, many parts of the Open Source development process appeal to me. Back in 1999 and 2000, I did not feel that many people inside Microsoft understood what the Open Source community was really about and I wanted to improve that understanding by providing an example. After four and a half years of part-time development, the WiX design (and most of the code) matured to a point where I was comfortable trying to release it externally. So, last October I started looking for a means to release not only the tools but the source code as well. I thought GotDotNet was the place. However, at that time, none of the existing Shared Source licenses were flexible enough to accept contributions from the community. Then, in February, I was introduced to Stephen Walli who was also working to improve Microsoft’s relationship with the Open Source community. Fortunately, Stephen was much farther along than I and had the step-by-step plan how to release an Open Source project from Microsoft using an approved OSS license. Today, via WiX on SourceForge, you get to see the results of many people’s efforts to improve Microsoft from the inside out. I’m not exactly sure what is going to happen next but I’m sure there are quite a few people who are interested to see where this leads. Personally, all I hope is that if you find the WiX toolset useful then you’ll join the community and help us improve the toolset. posted on Monday, April 05, 2004 6:40 AM
    • by float (7805) on 2004年04月07日 20時18分 (#528018) ホームページ 日記

      日本語訳と原文内にあるリンクを追加.

      ---

      さて,なぜWiXがオープンソースでリリースされたかの話をしよう. まず,WiXへの取り組みは職務の対象やその達成目標ではまったくない. このプロジェクトは自分の自由な時間を使っている. さらにWiXは非常に開発者向けのプロジェクトであり, それゆえにソースコードへのアクセスを提供することが 開発できる人員を増やすことになる. 現在,暇を割いてWiXに定期的に関わってくれているコアデベロッパーは5人いる. ロバート,K,ライド,そしてデレックだ.ありがとう! この他にもときどき修正を出してくれるのが10人いる. そして何よりオープンソースの開発プロセスに多くの点で 魅せられたからだ. 1999年から2000年ごろのマイクロソフト内部では,オープンソースコミュニティが本当は何をしようとしているのか, 理解している人が多いとは思えなかった.そこで私は 事例を提供することで理解を深めたかった.

      片手間での開発を四年半経て, WiXの設計(とコードのほとんど)は外部にリリースを 試みても満足できる域にまで達した. そこで昨年の10月に,ツールだけではなくソースコードをも 提供する手段を探し始めた. はじめはGotDotNet [gotdotnet.com]をその場にしようと考えた. しかしその時点では,既存の 共有ソースライセンス [microsoft.com]のうち, コミュニティの貢献を受け入れるに足るほど柔軟なものは一つもなかった. そして2月にスティーブン・ウォリ [osbc2004.com]を紹介された.彼は マイクロソフトのオープンソースコミュニティとの関係を 深めようと取り組んでいる一人だ. 幸いなことにスティーブンは私よりもずっと先に進んでいた. すでにOSSとして承認済みのライセンスを使い, どのようにオープンソースプロジェクトを マイクロソフトからリリースするかの段階的計画が彼にはあった.

      こんにち,SourceForgeのWiX [sourceforge.net]を通じて, 多くの人たちの努力がマイクロソフトを徹底的に 変えていこうとした結果を見て取れる. 次に何が起こるのか,私にもはっきりとしたことは分からない. だがかなり多くの人々がこの行く末に興味を持っているということは確かだ. 個人的には,もしWiXツールセットが有用だと感じたら コミュニティに参加して,このツールセットを より良くしていくのを手伝って欲しいと望んでいる.

      親コメント
      • ああ、邦訳しちゃうとためにする非難しか引き起こさないのに。
        # first,second, はそう訳すと綺麗なんですね。勉強になりました。
    • by flutist (16098) on 2004年04月06日 12時37分 (#527282)
      > I work on the project in my free time.

      ってことは、Microsoftでのお仕事以外の時間ってことだから、会社側の
      全面的なサポートがあるわけではないってこと?だったら、
      「マイクロソフトで働いてる人が始めたプロジェクト」であって、
      「マイクロソフト発のプロジェクト」ではないってこと?

      ご本人の意図は、社内でのオープンソースの理解を深めようってことも
      あるみたいですが。
      親コメント
  • 世界最大のオープンソースメーカになったんだね。

    # 係り受けに注意
  • Ver3になるまでは (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2004年04月06日 12時35分 (#527278)
    使ってはいけません。

    # MSの法則で、Ver3でやっと真っ当なオープンソフトウェアになるのです。
    • なにをおっしゃる (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年04月06日 17時37分 (#527452)
      使いなさい。

      # オープンソースソフトウェアの使用には人柱精神が必要です。
      親コメント
      • MS新製品の人柱になるだけでもアレなのに、MS新製品のオープンソースの人柱になれと...?
        #いつもMS新製品の人柱になっててアレなのでAC
  • オープンソースという事ですから、バグの証拠付きの報告が寄せられるわけですが。

    そうですか。サポートは「ソースを読め」ですか。
  • by Anonymous Coward on 2004年04月06日 6時25分 (#527101)
    >IBM Common Public Licenseで公開されている

    よくライセンスの中身を呼んだ事ないんですけど、~のライセンスで公開されているとかありますがライセンス条文のライセンスってどうなってるんですか?
    勝手に名乗っていいものなの?
    • by KAMUI (3084) on 2004年04月06日 7時08分 (#527107) 日記
      取り敢えずリンク先を見ませう。
      他にも Opensource.org がオープンソースと認める
      ライセンス(GPL BSDL など)が列挙されてますから。

      今回,MS はその中の一つ IBM CPL を使う事にして
      GPL や BSD ライセンスにしなかっただけの話です。

      つ~か,ライセンス発行した会社や機関に使用許可を
      求めなきゃなら無いものはオープンソースのライセンスに使えんでしょ。

      #どっかにIBM CPL 日本語訳ってない?
      親コメント
    • コモンでパブリックなライセンスだから良いんじゃない?
    • ライセンスに

      Everyone is permitted to copy and distribute copies of this Agreement, but in order to avoid inconsistency the Agreement is copyrighted and may only be modified in the following manner.

      とあります。修正が無い場合は誰でもこの契約書をコピーと配布をしてよいと書いてあります(修正についてはこの引用の後に書いてある)。
  • by Anonymous Coward on 2004年04月06日 10時42分 (#527186)
    MSが特許を主張しているのでオープンソースにしても安全だとか?
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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