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8143 story

Winny続報あれこれ 387

ストーリー by Oliver
まとめて相乗効果 部門より

Winny作者の47氏が逮捕され、解説ページの作者宅にも家宅捜索が入って以来、Winny関連の細かいニュースが多数タレコまれているので、いくつかをまとめてみた。

まずはcyacyaがJPNAPトラフィックグラフをみて、47氏の逮捕以来、国内のトラフィックが15%も急激に減少していることを知らせてくれた。11月のWinnyユーザ逮捕の時よりもはげしい落ち込みで、見せしめ効果のすごさがわかる。
次にFutaroがasahi.comのレッシグ教授インタビューを発見した。『「出来損ない」の著作権保護が創造性をダメにする』という見出しで、Free Cultureの内容やクリエイティブ・コモンズについてのものだが、47氏の逮捕にも触れられている。
また、京都府警の捜査方法や内情も少しづつ明らかになってきている。unyuchan曰く、"元公安調査官野田敬生氏のメールマガジン裁判傍聴記録によると、Winnyによる著作権侵害容疑で起訴された男性の裁判で、証人として呼ばれたハイテク犯罪対策室の警察官が「キャッシュ・フォルダに残っているデータをダブルクリックして展開することはできなかった。」などと何かの冗談としか思えない証言をしてい"る。どうやらWinnyの暗号を解読したのではなく、以前の「Winnyの匿名性は完全に暴かれた」という誇らしげな発言はハッタリであった可能性は高い。
しかし、だからといってWinnyのネットワークが安全というわけではない。cyber205 曰く、"先ごろ、Winnyパケットを解析して阻止するOne Point Wallを開発したネットエージェントにおいて、派生品としてクラスタとなったノードの共有ファイル情報を根こそぎ取得するクローラの開発が行われた。クラスタ群を連続監視することで、誰が最初に配布可能状態にファイルを置いてたのか(1次配布元)をチェックする能力が付加されたという。現状では一般販売しないとのことだが、諜報機関、捜査機関、プロバイダ、著作権管理団体等の手に渡れば、強力な武器として使われることは想像に難くない。"

弁護士10人による47氏弁護団が結成されたいま、技術面だけでなく、司法の場でも、ソフトウェアの開発と解説ページの作成が著作権利法違反幇助になりえるのか、表現とイノベーションの自由を巡るバトルが始まろうとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by NOBAX (21937) on 2004年05月15日 13時31分 (#548584)
    結局、3年ほどたって、控訴せず有罪で終わりました。
    Winnyも同じ道を辿るのでは。
    インターネットでは、現在、マスクなんか付けない
    もろ画像が流れまくっています。

    Winnyも裁判が終わる頃には、ネットはもっとすごい事になっていて、
    あれは何の裁判だったんだろうね。
    という話になるでしょう。
  • 義援金とか (スコア:4, 参考になる)

    by yuki-kun (1485) on 2004年05月15日 10時29分 (#548466) ホームページ 日記
    事件発生から5日ほど経った現在約300万集まっているようです。
    内訳は弁護士口座の123万弱と、支援者口座の170万です。

    ソース
    http://www.moodindigo.org/blog/
    http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2004/05/winny_3.html
    --

    IDENTIFICATION DIVISION.
    AUTHOR YUKI-KUN.
    • Re:義援金とか (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2004年05月15日 17時28分 (#548681)
      リンク先にも記述がありますが、弁護士口座ができる前にaraiさんが支援口座を公表されたので、寄付先が二つあります。弁護士口座開設に伴い、araiさんの支援口座の入金は弁護士口座に振り込まれるそうなので、今後は弁護士口座に入金をお願いしたいとのことです
      (ソース http://www.moodindigo.org/blog/archives/000216.html)

      *弁護士口座
      UFJ銀行(ユーエフジェイギンコウ)金融機関コード0008
      梅田新道支店(うめだしんみちしてん)支店コード040
      普通預金
      口座番号 4580520
      口座名義「金子勇支援金口座弁護士壇俊光」(カネコイサムシエンキンコウザベンゴシダントシミツ)
      親コメント
      • 追記 (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2004年05月15日 18時05分 (#548706)
        振り込まれる際には、銀行名、支店名、預金科目(普通預金)、口座番号、名義人などよく確かめましょう。特にUFJ銀行または三井住友銀行以外の銀行からの振込み(他行振込)の場合には、口座名義人が表示されないので、口座番号の入力間違えや、名義人の間違えに気をつけましょう。名義人欄は省略せず、すべて入力してください

        #名義人や口座番号相違の場合には、振込みができないばかりでなく銀行から組戻手数料(銀行によって違うが大抵は840円)が請求されます(振込手数料も戻ってこない)
        親コメント
  • by brake-handle (5065) on 2004年05月16日 11時12分 (#549213)

    Winny騒動や輸入CD全面禁止などの記事を書いたり読んでいて、法律や目的など問題の現場よりもはるかに高いレベルにある、基本的な疑問にぶち当たりました。そもそも、Entertainmentって一体何なんでしょう? 今までいろいろいわれた通り、法律や権力を考えると流通者だけが得になっている事実はありそうです。一方、ファイル交換などを正しい権利として主張する側からは、受け手だけがハッピーになれる世界しか垣間見ることができません。少なくとも、entertainmentの作り手や流通者も含め、全員が幸せになれるような世界像というのは見たことがありません。誰が描く理想を見ても、作り手、流通者、受け手の誰かが損をしているのです。そんなものをentertainmentと呼んでいいのでしょうか?

    この疑問に答えてくれたのが、辞書での定義でした。例えば、The Pocket Oxford Dictionaryはentertainを以下のように定義しています。

    enternain, v
    1 occupy agreeably.
    2 a receive as a guest. b receive guests.
    3 cherish, consider (an idea etc.).

    1の説明では「快い」ことを表すために、agreeablyと書いています。決してa funやcheerfullyではありません。単に楽しいだけではなく、作り手と受け手の間に何らかの共感がある事を示唆しています。これはagreeablyの用法を見れば明らかで、agreeably humourousやagreeably surprisedという表現(いずれも英辞郎より)ではagreeablyを「共感」と訳すことができます。

    一方、entertainmentの日本語訳「娯楽」は、広辞苑第二版では以下のように定義されています。

    娯楽
    [詩経唐風]人間の心をたのしませ、なぐさめるもの。<日葡>

    Entertainと異なり、こちらは単に受け手の感情を表しているに過ぎません。作り手は意味の中には存在せず、それゆえ共感などあり得ません。

    これを踏まえ、「共感」の有無に言及した書き物がないかと「エンターテイメント 作り手 受け手 [google.co.jp]」でGoogleにあたっていたら、「バレエを見に行こう! [plala.or.jp]」というページがありました。その中に、以下の一節があります。

    バレエでは音楽の演奏会とは異なり、演技の最中でも拍手喝采が起こりますが、別段細かいルールが決まっているわけではなく、主役が登場した時や素晴らしい技が披露された時などがそのタイミングとなるだけです。またそれは義務ではないので、無理に周りにあわせて拍手をする必要はありません。拍手は感動の表現なのですから、自分が感動した時にすればいいのです。

    これは、先に出したentertainの定義1に含まれるagreeablyを忠実に説明しています。単に演技を見て聞くだけでなく、それに対する自分の反応を素直に表現することにより、観衆が演者へ応答することができるのです。この自由が観衆や聴衆に与えられない限り、entertainmentは成立しないのでしょう。そうなると、最初に呈示した疑問の答えはNOになりそうです。

    ついでながら、観衆や聴衆の自由というのは、単純に公演を観衆や聴衆に見せるだけでは得られません。例えば満員電車並みの立ち見しかできない場合、観衆にとっては身体を動かしての表現はごく限られたものになってしまいます。また、安全上の理由から演者と観衆の間に空間を作ることがありますが、これは観衆の表情を見づらくするという問題を抱えています。そうなると、演者にとっては観衆がどのように共感しているかが分かり難くなってしまいます。もっとも、公演主催者(演者ではない)が意図を持ってこれを分かり難くすることにより、観衆が一方的に盛り上がっている雰囲気をかもし出すという手は技術的または商売的にはありなのかも知れませんが...

    • Re:Entertainmentの本質 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by maruA2 (12520) on 2004年05月16日 11時36分 (#549226)
      今のEntertainment業界はインチキ賭博と一緒だろ。

      ルールを作り、ルールそのものが金を作る。
      ルールが生産的かどうかなんて関係ない。客は一時の夢の為に金を貢ぎ続ける哀れな中毒者。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年05月16日 12時46分 (#549243)
      根本には作品のオリジナルが一つ(ないしはほとんど一つ)しかなく、それをコピーして、大衆に鑑賞させ、対価を稼いでいる、という仕組み自体に問題があるのですね。もともとコピーなわけだから、消費者自身にコピーされる。コピーは低コストで流して、別のもので稼ぐ、ということにはならないのでしょうか。

      予告編と「作品」の中間のようなものをフリーで配付して、サーバでのゲームとか携帯のアクセサリーコンテンツとかで稼ぐとか。テーマパークのようなものをネット上に催すとか(これは集客力がどうかな)。

      消費者の個々の要望に応じたオーダーメイド「作品」ということで、コピーを売るのではなくオリジナルを売るとか。

      エンターテイメントが「作品」のコピーを再生・鑑賞することから脱却できれば、そこに新しいビジネスモデルが生まれるような気がします。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年05月15日 19時14分 (#548765)
    最初の配布者以外の人が点数をつける。
    非合法のものは適当なところに収束したり、
    (ダウンロード数が多くて点数をつけられた数が極端に少ないとか)
    なんらかの傾向が出ておもしろいんじゃないかな。

    #逆に合法のものは点数が活きてくると。
  • by odd-bee (22004) on 2004年05月17日 10時10分 (#549689)

    という石橋啓一郎氏のコラム [itmedia.co.jp]がIT mediaに掲載されました。

    47氏の著作物に関する考え方を振り返ってみると、Winnyは彼の考える著作権のあり方や情報共有の仕方を、機能するプログラムとして表現したものであり、Winnyそのものが著作権法の著作物についての定義である「思想を創作的に表現したもの」であると思えてくる。私はプログラムを著作物として扱うことには違和感を感じていたのだが、Winnyのようなものこそ、著作物としてのプログラムと言えるのではないか。
    著作物としてのWinnyという考え方が述べられているので転載
  • なんか…… (スコア:2, 興味深い)

    by unsignedint (7810) on 2004年05月15日 11時10分 (#548483) ホームページ 日記
    私の日記 [srad.jp]にも書きましたが、この一連の出来事は非常に残念に思っています。

    FREE CULTUREは本屋で立ち読み(座り読み??数時間……だってこっちの本屋には椅子とかソファーが置いてあるんですもん(笑)PDFでも公開されていますがやっぱり本は紙が一番!)しましたが書かれている意見には非常に同感しました。

    やはりツールを作った作者が罪にとらわれるのは納得できないです。
    #もしこっちで自分がWinnyみたいなのを(日本語で)作っていたらどうなっていたか、と空想するのは非常に興味深い話ではあると思うのですが……。
    • Re:なんか…… (スコア:3, すばらしい洞察)

      by jizou (5538) on 2004年05月15日 12時15分 (#548527) 日記
      Winny ができるまでの状況を考えると、使われ方は容易に想像できたと思います。
      知らずに作ったわけではないでしょうし、実験的に作ってみた.. のなら、他にやり方もあったでしょう。

      素朴な疑問ですが、個人で作った著作権上問題のないファイルの流通に、Winny を使う必要がどれくらいあるんでしょうか?
      どんなにいい音楽でも、いい映像でも、いいソフトでも、作っている人たちの顔が見えないものは、いらないなぁ。

      Free Culture にむけて必要なシステムは、今の Winny ではないと思います。
      親コメント
      • by ex (1307) on 2004年05月15日 12時38分 (#548543) ホームページ 日記
        >Free Culture にむけて必要なシステムは、今の Winny ではないと思います。

        はい、私も今のWinnyではないと思います。
        ただし、将来のWinnyであった可能性はあります。
        もちろん、Winny以外かもしれませんが。
        ちょっと考えてみたんですが、

        ウェブサイトという、個人が情報を発信することができるシステムができ、個人の情報発信が可能になった。だが、依然としてコストの問題がある。人気サイトや容量の大きなものを配布するサイトを運営するのはコストがかかる。
        Winnyには、Winny上で構築されるBBSシステムがある。これはNetnewsという車輪の再発明と考えられるがあるが、この車輪を拡張すれば、HTTPの普通のサイトがny上で流れる可能性があったのでは?
        この場合、配布に掛かるコストはその配布を享受する利用者が負担することになる。だから、たとえば個人で作ったビデオの配布など、特に大きな著作物を気軽に配布できるようになる。
        さらに、人気が出るようなコンテンツへのアクセス集中も、ny上でのコンテンツの拡散を利用すれば、コストを利用者が負担することができ、現在のような「アクセス集中によるサイト閉鎖」などを考える必要がなくなる。

        という事です。

        ただし、これはもちろん現在のWinnyではないのですが、
        NyBBSが一定の成果を収めている以上、ありえない未来ではなかったし
        また、別にWinnyでなくとも、そのようなシステムが出てくる可能性は否定できないと思います。
        だからこそ、47氏の逮捕によってそのようなソフトウェアが開発されることが阻害されないようにしなければならないと思います。
        さらに言えば、匿名であるかどうかは著作物を発表する人が選べるべきであると思いますよ。日本には「落首」という文化があるわけで、匿名でなければ発信できない情報というのはいつの世の中にも存在するし、その情報はもちろん良い方にも悪い方にも使われるけれど、「匿名であること」自体が悪であることはありえないので。

        何しろ、スラドにもACとかあるわけで。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2004年05月15日 16時43分 (#548662)
          私はWinnyの規模が縮小しそうなことにほっとしています。
          Winnyに可能性があったことは認めます。しかし、インフラとなる器としては小さすぎます。

          仮にWinnyBBSがおおはやりし、Winnyによる情報の流通が一般的になり
          トリップによりpush型コンテンツやオンラインアップデート等がWinny越しに可能になったとします。

          …私はLinuxユーザーです。
          私にとってこれはWebを使えるのがWindowsだけとなる世界のように感じます。

          これ以外にも、インフラとして問題点を挙げるならば、オープンソースでないこと
          匿名性について疑問が残ること、そもそも汎用には設計されていないことなどがあります。
          オープンソースでないことの危険性は実現しましたし
          匿名性は通常のWebに対しての存在異義とも言えるものです。
          設計は変えるとなると骨でしょうし、一貫性が損なわれるでしょう。

          これらは思想の問題です。効率重視の思想がこれらの問題を生みました。
          効率や簡易さに比べると、これらの問題は小さなものだと考えたのでしょうが
          インフラとしてはこれらの問題は致命的です。

          P2Pでは数は力ですので、インフラとしてWinnyは大きな力を持ったでしょう。
          しかし、そもそもWinnyは思想がインフラには向いていません。
          これが私がWinnyの影響力が小さくなってほっとしている理由です。
          匿名P2Pインフラの将来を考える一個人として…。

          # 私は今回の逮捕には当然反対です
          # またFreenetとは何の関係もない一意見です
          親コメント
      • Re:なんか…… (スコア:2, 参考になる)

        by unsignedint (7810) on 2004年05月15日 13時19分 (#548574) ホームページ 日記
        >素朴な疑問ですが、個人で作った著作権上問題のないファイルの流通に、Winny を使う必要がどれくらいあるんでしょうか?

        そういう視点ではないです。
        分散的にファイルをばらまくという「インフラ」の面での話です。「使う必要があるのか」ではなくて「一つのオプション」となりうるというところが重要だと思います。

        たとえばファイルを公開するのでもいろいろと選択肢があるわけです、HTTPでもFTPでも、だからWinnyもアリなのではないか、ということです。

        またプライバシー的な見地からもファイルをその匿名の高さは場合によっては非常に有効なものとなります。
        これは「暗号を使うか使わないか」の議論とよく似ていますがメールに暗号を「使いたい」人がいる(仕事で使わないといけない、というような人は別にしても)ようにファイルもプライバシーを高めてダウンロードしたい、という欲求を満たすものとなり得ます。

        そういった見地からWinnyが登場したときからそういった使い方もその「目的」ではなく「機能」に興味を持ってWinnyと個人的にも付き合ってきました。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年05月15日 19時57分 (#548821)
        Winnyを使う利点は転送量を気にしなくて良いことや、消される心配をしなくて良いことですね。
        あと日本のマスコミが放送してくれない映像などもwinnyなら手に入ったりします。
        最近のマスメディアには報道の自由は無く、政府の圧力に屈っしたりする可能性も高いですし。
        Winnyは情報の発信源としては良いのではないでしょうかね。
        内部告発とかにも使えると思います。(バレたら辞表ださなきゃいけませんし
        親コメント
  • 安全って何から? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2004年05月15日 11時23分 (#548491)
    > だからといってWinnyのネットワークが安全というわけではない。
    > (中略)
    > 著作権管理団体等の手に渡れば、強力な武器として使われることは想像に難くない。

    自分で作った著作物を流しても特に逮捕されるとか言うわけではないんでしょ。もともと Winny ネットワークには何の脅威も無いと思います。

    こういう暗に違法ファイルのやり取りを表すような書き方が、幇助と捕らえられる一因になってしまうんじゃないの。
    (逮捕が不当だとかそういうことは別として)
  • Winnyの暗号 (スコア:2, 参考になる)

    by taruwo (14239) on 2004年05月15日 11時43分 (#548501)
    >先ごろ、Winnyパケットを解析して阻止するOne Point Wallを開発したネットエージェントにおいて、
    >派生品としてクラスタとなったノードの共有ファイル情報を根こそぎ取得するクローラの開発が行われた
    Winnyのノード間のパケットの暗号って、確か公開鍵を使った暗号でしたよね。
    それを解析したって言ってますけど、どうやって解析したんでしょうかね。
    そこがちょっと気になって仕方がないです。
    それとも私がただ単に勘違いをしているだけ?
    • 2chよりこぴぺ (スコア:4, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2004年05月15日 14時50分 (#548614)
      Winnyでファイルの公開者を特定するソフトを開発 [2ch.net]より抜粋

      9 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar 投稿日:04/05/13 14:02 ewQZMnrK
      nyで暗号が使われている部分は三箇所ある。
      キャッシュ、ハッシュ、そしてパケット。
      キャッシュとハッシュ部分の暗号はソースが押収されるより前に解析済み。
      この部分は処理速度や負荷に関わってくるので強度を上げられなかった経緯がある。
      一方、パケットは公開鍵方式で種は動的に生成される為、たとえソースがあったとしても解析は出来ない。
      (47氏自身でも無理だと過去に発言している)
      そもそも公開鍵方式の暗号が外部から解析出来たら数学的な大ニュースだ。

      つまりキャッシュやハッシュの解読は出来てもパケット内容は相変わらず調べ様が無い、それが現状。
      (ちなみに One Point Wall がやってるのは単なるリクエストのハックであって暗号の解析ですらない)
      だから47氏が逮捕されたところで利用者にとっての状況は変わらない

      既出。



      Winnyでファイル発信元を特定可能に [2ch.net]より抜粋

      24 :コピーペ :04/05/13 20:18 ID:OscfpsN3
      このソフトがやってることを平たく言うとこうだ。

      まず、ny使用中に自分と繋がってるPC(ノード)のIPアドレスを明らかにする。

      →XPならコマンドプロンプトでnetstatコマンド使えば一発で分かる。

      で、down先のIPアドレスから送信されてきてるパケット(キャッシュ)のファイル名
      を復号する。

      →cacheからファイル名の復号自体はnycacheってツールで出来てることだし、
      IPアドレスとファイル名を付き合わせることはそんな大したことじゃない。そもそも
      down枠が1つならツールなんて不要で、nyだけで分かることだし。

      つまり、nyのノードタブで転送になってる相手先のIPアドレスとそことやりとりしてる
      ファイル名が分かるだけの話。そのファイルの放流主が誰だかなんて分かりっこない。

      複数起動させれば、一次放流主を特定可能みたいなこと言ってるけど、それは
      被参照量が少ないファイルでなおかつ、複数起動させたうちの数台が非常に運良く
      一次放流主とダイレクトで接続された場合に限られるってこと。つまり、相当な
      運任せってことですな。それでもこいつが怪しいって程度。

      大騒ぎするようなこっちゃない
      親コメント
      • winnyには検索リンクってのがあって、そこに
        仮想キー [winny.info]というものが
        流れているので、ダウンロードしなくても、仮想キーを
        解読できるノードを複数使えば、
        一次配布元を大量にかつ簡単に見つけ出す事ができます。
        (複数ノードが必要な理由は、仮想キーが中継ノードで
        ファイル保持者のIPを書き換えて転送するため。)

        こういう、検索ができる情報を流せば
        winnyのように効率的なP2Pはできますが、
        セキュリティは当然ながら、低下します。
        --
        romfffromのコメント設定
        AC-2、プラスモデ+3、閾値0、スコアを表示しない(推奨)、高い評価のコメントを親にする
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2004年05月16日 2時46分 (#549121)
          アップロードフォルダにあるもの、キャッシュフォルダに
          あるものを区別するのでなければ違法なやり取りを
          していたという証拠としては採用しにくいでしょうね。
          少なくとも、現行法の解釈とかキャッシュの概念からすれば。

          なぜなら、たまたま調査者のPC周囲にあるクラスタの中で
          完全キャッシュを有していて(人気のあるファイル=
          たいがい違法だったりするのだろうなあ…)一次配布元に
          なってしまうということが充分に考えられるからです。

          クラスタ自体は違法臭のしないクラスタから、当該ファイルを落とすと
          周囲に拡散したりもするようで。
          無視ワードを設定していなければこれを拒むことは出来ません、
          まあ、その場合無視リストを指定していなかったのが悪いという
          PC管理責任法(いま定義したw)に違反するんでしょうが。
          この理屈で、ワームに感染したまま放置しているユーザーは
          法で裁くようにしたら喜ぶ人もいますよね。多分w

          ただ、重要な資料を公開しないように気をつける必要がある
          自分の立場も解らずWinnyを起動してしまう部下が要る
          そんな某京都の公的機関は、導入したほうが良いかも知れません。
          いつ仕事中にまでnyを起動してしまう人間が現れないとも限りません。

          …その程度のモラルで、人のモラルを問う仕事なんて大変だなあw
          親コメント
  • 15% (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2004年05月15日 17時52分 (#548697)
    たしかにー、平均トラフィックは 15%減くらいでしょう。
    確認出来るnyユーザは半分くらいになりました。
    ただ、現在の処でもnyと思われるトラフィックは全体の30%
    くらいあるのではないかと見えます。
    つまりはnyユーザは減ってもヘビーnyユーザ(?)は減ってない、
    または少ないnyユーザ間でガンガンにデータが流れていると
    いう事かと。
  • by maruA2 (12520) on 2004年05月15日 22時05分 (#548895)
    違法ファイルとか言い続けていると
    まるでその作品の存在そのものが違法であるかのような気分になってくる。

    なんかCD屋に入るのが怖くなってきたよ…
typodupeerror

UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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