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8255 story

ヴェネチアに・おたく文化が・花ひらく。 109

ストーリー by wakatono
侘び・寂び・オタク 部門より

KAMUI 曰く、 "9月 12日~11月 7日までイタリアのヴェネチアで開催されるヴェネチア・ビエンナーレ 第9回 国際建築展日本館のテーマが「おたく:人格=空間=都市」("OTAKU: characterology = space = cities")に決まった事を Sankei Web の記事が伝えている。

『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』の著者でもある建築学者の
森川嘉一郎氏がコミッショナーを務め,おたくの個室や秋葉原の都市空間,
更にコミケット会場などを箱庭風に再構成して紹介する。
その目的とする処は・・・

「〈おたく〉を、商品や作品としてではなく、その人格を起点とした横断的概念として、展示を通して提示する」
と,おたく趣味を一つの文化圏として見せると言うものの様だ。

作家として建築家の丹下健三氏や岡田斗司夫氏などに加えて,海洋堂コミケット準備会などの団体も参加するが注目されるのはわたおにの原型師・ 大嶋優木氏による「巨大幼女フィギュア」の展示かも知れない。

・・・なんか日本に対する誤解が更に拡大しそうです(汗)"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Mad Kucky (1893) on 2004年05月31日 1時51分 (#559203) ホームページ
    >・・・なんか日本に対する誤解が更に拡大しそうです(汗)
    大丈夫(あるいは、既に手遅れ)です。少なくともドイツ人は、既に「萌え」を理解しています。
    本当はリンクを張るだけで済ませたいのですが、いろいろと問題のあるサイトですので(苦笑)、部分を抜き出しましょう。

    ──────────

    ドイツ版「こみっくパーティー」DVD  1巻、 [infoseek.co.jp] 2巻、 [infoseek.co.jp] 3巻、 [infoseek.co.jp] 4巻 [infoseek.co.jp]

    ドイツ版といえど、可能な限りオリジナルの日本語を使う。これがドイツ流である。
    ドイツ人にとってドイツ語翻訳されたもので楽しむことは邪道であり、
    日本語版のオリジナルを見て楽しめるようになってこそ本物なのである。
    そして、アニメを見るだけのために日本語を習うのがドイツ人である。
    鋼鉄の意志、不断の努力、恐るべしはゲルマン魂、ジーク・ハイル!

    ──────────

    ……ついでにこれも乗っけておきましょうか(^^;

    ──────────

    2003年7月25~27日に行われたドイツのオタク祭り 「ANIMAGIC」のメイン会場外観 [infoseek.co.jp]
    今か今かと、開場の時間を待つオタクども [infoseek.co.jp]。(注)ここは有明ではなくドイツです。

    開場内で買い物をするオタクども [infoseek.co.jp]。(注)ここは有明ではなくドイツです。

    本物のゲルマン忍者 [infoseek.co.jp]
    『Gガンダム』はドイツでも好評のようである。

    『トライガン』のコスプレ。 [infoseek.co.jp]
    ドイツのコスプレ会場には「長物禁止」というルールはないようである。

    『ヘルシング』のコスプレ [infoseek.co.jp]
    日本人が思っているような特別な反応はなく、
    普通のアニメとして認知されているようである。
    ただし、アニメ版はナチスが出てこないため、どこまで受け入れられているかは調査中である。

    新撰組のコスプレ [infoseek.co.jp]。おそらく「るろうに剣心」の影響だと思われる。(左参照)
    長物の持込みがOKのようで、み~んな長物を持っていて大変危険である。

    『新世紀エヴァンゲリオン』のコスプレ [infoseek.co.jp]
    本人曰く、『相田ケンスケ』のコスプレだそうである。
    実にマニアックである。
    持っている小銃は米軍のM16ライフル。

    「逮捕しちゃうぞ」のコスプレ [infoseek.co.jp]

    ──────────

    このサイト、非常に面白いことは面白いのですが、アクが強すぎます。
    「ドイツにはコスプレする自由はあってもホロコーストを見直す自由はないのか」という台詞で笑えるレッドゾーンで末期症状な方は、 こちら [infoseek.co.jp] の「世界史コンテンツ」以下のリンクを読んでみてください。
    が、くれぐれも注意書きを読むことをお忘れなきよう……

    --
    _ to boldly go where no man has gone before!
    • ドイツではなくアメリカのケースですが、ゲーム(FF)で知りあいになった米国人は
      「オリジナル版を理解したいから日本語を勉強するんだ!」
      と言ってます(公言してるかは不明ですが)。
      そして実際にごく簡単な会話ならできるレベルまで成長。
      現在も着実に成長中。

      私の世界が狭いからか、日本語を勉強しようという方の動機がオタク系というケースが近年増えて来たような気がします。

      # 好きこそものの上手なれ…?

      --
      Someday, somehow, gonna make it alright but not right now.
      親コメント
    • by Elbereth (17793) on 2004年05月31日 9時54分 (#559296)
      >今か今かと、開場の時間を待つオタクども [infoseek.co.jp]。
      >(注)ここは有明ではなくドイツです。

      全然列になっていないから一目瞭然です。
      親コメント
    • by snd (14690) on 2004年05月31日 10時45分 (#559332)
      そういえば、私の知り合いのイタリア人も「日本の漫画が読みたかったから、大学で日本語を専攻した」とか言ってたな...
      親コメント
    • そういえばフランスのお店でも、基本的に日本語使用という所があったような記憶が……。
      親コメント
  • by chiba-f (6867) on 2004年05月30日 21時57分 (#559066)
    秋葉原のラジオデパートのそばの,とある建物の3階にはいった,コミック虎の穴が始まりでなかったかと思う.何年前かは忘れた.
  • 聞いた話ですが (スコア:2, 参考になる)

    by hado (21151) on 2004年05月31日 0時30分 (#559163)
    この前にいた磯崎某氏が、JAPAN-ORIGINALに非常にこだわっていたらしく。
    最近の若手では珍しく自分の後を継ぐのが出てきたと思ってバトンを渡したらしいのですが、その点では明らかに人選ミスではないかと。
    彼はJAPAN-ORIGINAL以前に自分ORIGINALでやろうとしているだけで、しかもアングラな対象を取り上げればお偉いさんが拾い上げがちだ、と全てが計算ずくでやっていると思われます。(個人的にその方向性は賛同できます)
    現在建築設計を取り囲む閉塞感というのは尋常でないモノがありまして、学閥・世襲等でがんじがらめだったりしますからスタンドプレーは避けられません。

    それでもきっと結果は、設計のプロ達を唸らせるような思考の痕跡を見せつけてくれるだろう、と期待してはいますが。
  • 日本のポップカルチャーといったらオタクしかないのかなあ
    他もあると思うが
    • Re:やれやれ (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年05月30日 22時20分 (#559078)
      他にもあるけど、他なカルチャーに関わってる人が
      外向きでないというか、だらしないだけなんでしょ。

      ヲタク文化に関係する人間のほうが、
      まだ外向きという現実は屈辱的だと思わんと。>他のカルチャーな人

      日本映画なんかも、十分復活の兆しが見えてるのだが……
      外国の賞を取らないとまともな評価を受けられない現実は……
      親コメント
      • by yasudas (5610) on 2004年05月31日 1時21分 (#559192) 日記
        >外向きでないというか、だらしないだけなんでしょ。

        今のオタ文化が外向きなのか?っていうと、ちょっと疑問なんだよね。
        むしろ、内圧というか「人数による圧力と経済面に対する圧力」で、
        外からほじくられているのではないか?とも思う。で、それは、ある
        文化がそれをつつむ文明において受け入れられる過程で「文明におけ
        る経済支配能力」と「文明においてコントロールできそうだ」という
        ことで受け入れられつつあるのではなかろうか?と、わたしは見てい
        ます。

        >外国の賞を取らないとまともな評価を受けられない現実は……

        外国の賞でも、それはそれでよいのですけどね。問題は、日本国にお
        いて、日本人が「受賞したんなら見てみたい」と思わせる映画とか、
        グラフィックとかに対する賞が機能してないってことではないかな?

        オタ文化って、そういったところから外れて、いわば、文化の非嫡子
        として生まれてきて、しかも、文化を賞賛するべき国内の賞が意味を
        なさないということを最初から喝破していた文化ではないか?とも、
        思う訳です。

        日本において、国が与える芸術なんちゃら賞の陳腐さとかね。

        大藤賞なんていうのも、個人的には「名作を顕彰」しているとは思う
        のだけど、それが機能していないってのは、アニメを含めたオタ文化
        が、これまでの文化とは出自が異なっているためなんだろうね..とも
        思っています。
        親コメント
    • by NOBAX (21937) on 2004年05月31日 8時30分 (#559258)
      世界に誇れると思いますけどね。
      親コメント
  • by akanada (18370) on 2004年05月30日 22時09分 (#559074)
    なにいってるんですか。これがそのままの姿じゃないですか。
    • Re:誤解? (スコア:3, 興味深い)

      by Cassiopeia (20591) <yuichikosugiNO@SPAMgmail.com> on 2004年05月30日 22時22分 (#559079) 日記
      ----Sankei Webより引用-----
       参加作家も、かなり“オタク度”が高い。チョコエッグで食玩ブームを起こした海洋堂、
      オタク文化に詳しい作家、岡田斗司夫氏、引きこもりの分析で知られる精神科医、斎藤環氏など異色のメンバーが選ばれた。
      ------引用ここまで-----
      かなり偏ってる気がするのは俺だけですか?
      親コメント
      • by basidium (22136) on 2004年05月31日 0時41分 (#559168)

        偏っているかどうかはなんとも言えませんが、「異色のメンバー」という感じはしないですね(なんでこんな形容をわざわざ付けるのかがわからん)。海洋堂、岡田斗司夫氏、斎藤環氏なんて、オタクがマスコミで語られるときにはよく出てくる面子じゃないですか。そりゃメインカルチャーしか知らない人には「異色」に感じられるのかもしれないけど、サブカルチャーの展示をするのに、あんまりそれにコミットしていない「異色」でない評論家とかを呼んだら、その方が変だと思うんだけどなあ。

        あと、この三者の(オタク的)評価は色々あるとは思うんですけど、オタク的センスを理解していて、なおかつそれを非オタクに「紹介」してきた(オタク以外にも通じる言葉や作品を作ってきたと言うべきか)ヒトたちということで、それなりに妥当な人選かと思います。いくら凄いオタクでも、オタク以外の人に理解可能な形でオタクを語れないようでは、こういう場所には不向きでしょう。

        # そういう人も少し入れた方が真のオタク理解(なんだそりゃ)には
        # いいのかもしれませんけど。
        # まあ今回は入門編ということで。

        親コメント
        • Re:誤解? (スコア:2, おもしろおかしい)

          by G7 (3009) on 2004年05月31日 1時34分 (#559202)
          >オタク的センスを理解していて、なおかつそれを非オタクに「紹介」してきた
          >(オタク以外にも通じる言葉や作品を作ってきたと言うべきか)ヒトたちということで

          ESR ?

          #200X年、ESRを名乗る謎のオタクが、オタクの経済効果を世間に宣伝すべく熱く語る論文を、出すんだろうな…と思っているのでG7
          親コメント
    • Re:誤解? (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2004年05月30日 22時39分 (#559091)
      ああ、確かにその通りかもしれないな、と思います。オタ・萌え文化って、他の国に無いモノなんですよね。

      ちょっと以前、外貨を稼ぐ手段であった"日本の優秀な電化製品"は"中国で生産される安価な製品" "韓国で生産される前衛的な製品' に圧倒されつつあります。(これには、どの程度圧倒されているかについて異論などあるでしょうが)

      そんな中で、他の国で作ることができないものが、萌え製品なんですね。日本の萌え製品を自国に送り、自国で売る外国人も多いと聞きます。日本人自らの手で萌え製品を輸出して外貨を稼ぐことも、国の方針としてハッキリと動き出して欲しいものですね。

      コンテンツ産業に力を入れる、ともありますが、それをいかにして輸出するかは・・・どうなんでしょ。海外の現地輸入業者が儲かって、国内にお金が入ってこないなんて、それこそバカバカしいですよね。
      親コメント
      • Re:誤解? (スコア:2, 興味深い)

        by basidium (22136) on 2004年05月31日 1時12分 (#559186)
        国の方針としてハッキリと動き出して欲しい

        うーん、それはどうでしょう。

        たしか山形浩生氏もどこかに(「サイゾー」の連載だったかな)書いていらしたと思いますが、オタク文化の振興だの輸出だのについては、国がバックアップしてうまくいくような気がしないんですよね。

        海洋堂製品なんかは別として、今のオタク文化の大きな一部が性的な要素、それも社会的には相当問題視されそうなタイプのものと地続きであることは否定できませんよね? そのへんを日本政府がうまく取り扱えるとは到底思えません。そういうのはどうなってもいい、というオタクもいるでしょうけど、そういう部分を削ぎ落したオタク文化というのは、漫画やアニメに限って言えば、人材的にかなり痩せ細りそうな予感がします。

        それに、とくにこういうサブカルチャー(に限らず、新規産業一般に言えるかもしれませんが)の場合、国にできる最高のバックアップは、「バックアップの名のもとに余計な干渉をしない」ことだったりしませんか? あとは規制緩和とか。どちらも日本政府の最も苦手とするところではないかと。

        親コメント
        • by s-tomo (2841) on 2004年05月31日 9時57分 (#559299) ホームページ 日記
          > 海洋堂製品なんかは別として、今のオタク文化の大きな一部が
          > 性的な要素、それも社会的には相当問題視されそうなタイプの
          > ものと地続きであることは否定できませんよね?

          ってかその海洋堂の

          > 原型師・ 大嶋優木氏による「巨大幼女フィギュア」

          ってのがずばり「相当問題視されそうなタイプ」じゃねーのかよっ。
          親コメント
    • by astro (17245) on 2004年05月31日 11時31分 (#559357) 日記
      もう少し世間の風にあたることをお勧めします。
      同じところにいちゃ、同じ事しか見えないよ。

      #もしかして釣られた?
      親コメント
  • 展示? (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2004年05月30日 22時28分 (#559082)
    「おたく」って、博覧会に展示できる(何も知らない素人に分かりやすく説明できる)ほど、その深層心理って解明されているんでつか
    • by Anonymous Coward on 2004年05月30日 22時58分 (#559107)
      >「聖像(イコン)」「祝祭空間と壮大なポトラッチ」 [jpf.go.jp]

      などという用語の例を見ても、既存の学説の解説用語に頼っているような感じがしますね。
      「ポトラッチ」はモースの「贈与論」の用語ですね。
      アニメ批評家が「ポトラッチ」について言及している私がみた用法は、コミケにおいて同人誌販売が利益を得ていないことを論拠に
      「利益を目的としていない行動だ。(資本主義社会で利益を目的としない行動なぞありえない)
       つまり、あれは互いに贈与しあっている空間だ」
      ということで「コミケはポトラッチだ」、と論じている文は見たことがあるのですが、それはどうなのでしょう。
      #他に「ポトラッチ」と「オタク」の関係を論じているのがあればお教えください。
      コミケの空間が「贈与しあう空間」とは思えないんですが。

      それにアニメ・マンガなどの登場人物の「キャラクター」を「人格」と呼ぶのも違和感があります。
      もっと、記号的なもののように思われます。
      「あほ毛」「口癖」「主人公との関係(妹とか)」などの記号の累積で「キャラクター」が形成されているようにしか思えません。

      #私は理系なので、言葉の解釈に間違いがあるかもしれません。
      ##IDで語るほど自信がないので、卑怯なAC.
      親コメント
      • by Namo (14104) on 2004年05月31日 13時00分 (#559458) 日記
        #のコメント部分にはResしないのがマナーと思いますが敢えて。

        ##私は理系なので、言葉の解釈に間違いがあるかもしれません。

        オタク文化、またそれをひっくるめてそのベクトル域に属するする人間は
        数学的な思考が苦手です。(これもオタクが属する各々の場所で差があります)
        つまり、自分らの持っているモノ、つまり萌え自体(それ以外も…広すぎ…)
        理詰めで押されると、容易にボロが顕在化する事を本能的に知っているからです。

        むしろ、おたく、そしてそれを構成する世界(アニメなどのオブジェクト)の解釈を
        理数的に証明してくれる人を望みます。
        商売にしたって経済学、原論、経営、マーケティング、
        そして法律をよく知っている訳ではないし
        外国に売られたオタクなオブジェクトが、
        彼の国でどういう扱いを受けているかも全般に認識が薄い。

        前者は、今オタクのオブジェクトが、
        オタクの場外にいる一般の企業から喰われる一因だし
        後者は、政治向きの事や著作権等々、
        そして輸出先当該国の情勢や文化、因習に対する無知を招いています。

        しかし、今言ったことは栓もないことであり、
        オタク自体、元々閉鎖的(鎖国?)というか、
        ある意味、自分の担当守備範囲からは一歩も外に出ないと言う
        いい意味でも悪い意味でも、オタクであるなら持つべき
        保守性(独立?)が存在するからです。

        よく言えば慎重的と言いましょうか?
        レアなモノを追い求める本能の性と言いますか?
        そこから考えると、オタなオブジェクトや文化の一般への流布とは、
        ある意味、大いなる矛盾を内包しています。
        一般的になれば、それはもうオタクなものでは無いからです。

        それと、オタクはマスと言う括りに適さないのではないか?
        というツリーもありましたがその通りです。
        しかし「マス」と言う言葉で括ることがどうかと思うんです。

        むしろ、率直にいえばオタクの世界とは、
        古代ギリシャにおける「ポリス」都市国家群に
        対比すると面白いかも知れません。

        各々が独立国家(属性)として偏在し、
        それでいて連合体(オタク)を形成している。
        かといって、そんな言葉で括られたくもない。
        そして、元々が個性の肥大化によって形成された独立なので、
        容易に纏まりませんし、たとい纏まっても直ぐに元に戻ります。

        ですから、西のローマ(適当に名前を変えてください)に浸食されているのです。
        ある意味、ローマ人が政治向きに強く、ギリシア人が文芸や学問に
        秀でていたって対比が今の所は、とりあえずの理解の上で適当かと思います。

        >コミケの空間が「贈与しあう空間」とは思えないんですが。
        つうか、立派な経済活動です、三日で現金が十億単位で動く場所が市場でない訳がありません。
        はとバス、各関係交通機関、警察、消防、運送会社、関連企業云々も動きます。
        政治的な思惑も交錯する場所でしょうね。

        つまり、コミケと言う名前は「何かの空間を表した観念的なモノ」になっています。
        それがなんであるか、それは私も分からないですね。

        >それにアニメ・マンガなどの登場人物の「キャラクター」を
        >「人格」と呼ぶのも違和感があります。

        人間の持つ人格と対比し続け考えると永遠に堂々巡りです。

        「Aと言う状況を演じる主体」「Bと言う状況を演じる主体」という感じに
        キャラクタを一個の完成された人格と見るのではなく

        何かの出力結果(リアクション)を出す為、
        何らかのプロセス(演じる)を踏むプログラムを、
        実行するプラットフォーム(ハード的か?)が、
        それらの萌えキャラクタと考えるといいかもしれません。

        つまり、キャラクターとして魅せる人格と思えるモノは、
        ソフトウェア的なものであると言うことです。
        俗に言えば取っ替え引っ替え可能てことです。

        理数系の人、事に/.jの人々には、
        AT/PC互換機(アニメ世界)の上で走るOS(タイトル)が
        何らかの状況の要求に際し、それに必要なプログラム(状況や演技)を実行させ、
        それによって得られた演算出力結果が「キャラクタ」という感じですか(ちょっと間違っているかも)

        >もっと、記号的なもののように思われます。

        記号と言うより、プログラムです。(笑)

        >「あほ毛」「口癖」「主人公との関係(妹とか)」などの記号の累積で
        >「キャラクター」が形成されているようにしか思えません

        その各種状況に即したプログラム(DLL?)が、
        相互にリンクして、複雑なキャラクタを出力するって感じです。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2004年05月31日 1時20分 (#559191)
        それにアニメ・マンガなどの登場人物の「キャラクター」を「人格」と呼ぶのも違和感があります。
        もっと、記号的なもののように思われます。
        「あほ毛」「口癖」「主人公との関係(妹とか)」などの記号の累積で「キャラクター」が形成されているようにしか思えません。
        # そもそも「人格」とは何なのかがはっきりしないのであれですが

        少なくとも私は「ドラえもん」とか「のび太」とか「ジャイアン」に単なる「記号の累積」以上の「人格」のようなものを感じます。
        理系的にいうと(?)「ドラえもん」に単なる有限集合ではなく、無限集合から無限集合への写像を感じます。
        もしくは、ひょっとしたら高階論理を感じているのかもしれない。

        そもそもどういった対象に「人格」を感じますか?
        映画・ドラマの登場人物は?
        小説の登場人物も?
        ラジオでもOK?
        写真に写ってる人物は?
        肖像画はだめ?
        ニュースに登場する見ず知らずの人々は?
        モーニング娘。は?
        ペットはどうだろう?
        もしかして生身の人間との接触・通信だけ?
        生身の人間にも感じない?
        この私のコメントに「人格」を感じますか?
        そもそも「人格」ってなんだ?

        # 確かに秋葉原界隈で人気があるものは「記号の累積」(もしくは「属性の累積」)のように感じますが
        親コメント
      • 「ポトラッチ」という言葉をよく知らないのでアレなんですが、おっしゃられている通りの意味あいで見るのであれば、確かに今のコミケには当てはまらないと思います。せいぜい、「かつてポトラッチを目指していたもの」と見るべきでしょうね。少なくとも現状の、人気サークルの作品争奪戦を繰り広げる「壮大な行列」に過ぎない現状のコミケが、おっしゃられている「ポトラッチ」であるとは到底思えないです。

        # 売り手に回るとまた感想も違ってくるものなんだろうけど。。。

        キャラクターと人格に付いてですが、こちらは本来は「人格=キャラクター」であるべきだと思っています。私は、世界観を設定し、キャラクターを堀り下げる (「こいだったら、こういう風に行動するはずだ」を徹底的に追求する) ことによって、物語はできあがって行くものだと思っています。しかし、いわゆるオタク受けを狙った作品というのは、得てしてこのような重要な作業を回避して、読み手の幻想に便り切った薄っぺらい物語の作品が多いように感じます。

        # よつばスタジオのあずまきよひこは意外としっかりキャラクターを掘り下げる作家さんだと思っているので ID 。

        --
        むらちより/あい/をこめて。
        親コメント
      • ベネチアビエンナーレのテーマとしては,あれでいいのです。

        森川の説は,異文化の偶像が輸入されたときに変容して,異化されたものが萌えつうことらしいので(ほんとか?)。たとえば,

        F-14トムキャット×人型ロボット=マクロス・バルキリー

        ってかんじで。あとはアリスでもメイドでも可。記号の累積って言ってるのは,森川というより『動物化するポストモダン』の東浩紀とかですが,私には単にフェチを強調してるだけにも思える。

        私は「「コミケはポトラッチだ」、と論じている文」は,見たことがないんですが,高河ゆんのエッセイ『CYCLAND』なんか読んでると,他サークルの無料配布のチラシがウケてるのみて,さらに手の込んだフリーペーパーを作る話しなんかが出てきます。そういうことするのも儲けるというより,大手サークルの“意地”と“名誉”を守るためって感じなんで,ま,ポトラッチっつっていいんじゃないかと思いますが。

        参考:「ヴェネチア・ビエンナーレ日本館:〈おたく〉展計画」森川,波状言論,05,06号。
        --
        斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年05月30日 22時45分 (#559097)
    欧州での児童ポルノへの風当たりの強さを知らないのかしら? わたおに、なんて展示したらオタク=クールどころか一転してデモ隊に襲われますぜ旦那。
    • by Anonymous Coward on 2004年05月30日 22時59分 (#559110)
      「わた」るせけんは「おに」ばかり
      かと勘違いしてしまいました。

      それはそれとして、二次元に厳しいのは米国であって、
      欧州ではデモになるほどキ○○イじみた拒絶反応は
      ないと思われます。心配しすぎかと。
      参考:ムートン バルテュス ラベル [google.com]
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    • 今や、エコロジーな「びんちょうタン」ではないのか?
      ところで、コミックマーケット会場を再現とは、設営はボランティア?
      人の多さで壊れるエスカレーターとか。
      会場自体を喜ぶと思っているとしたら、これも一種の箱モノ思考?
      らしさを再現させるため、発禁本(ブツ)もわざと作るか?
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    • そもそも大嶋優木作品はポルノじゃないから。。。多分。

      セーラームーンの輸出で、あっちでは「男らしい服 (=水兵服) を纏って戦う少女たちの物語」と捉えられたりしていたらしいので、今回もせいぜい「幼女を愛でる国民気質」ぐらいにしかとられないんじゃないかなぁなどと希望的観測。。。(汗

      --
      むらちより/あい/をこめて。
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  • そういえば (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2004年05月30日 22時52分 (#559102)

    以前は全くなかったのに、最近になって用事で秋葉原に行くたびに白人な方々に英語で「日本のコミックを売ってるところを知らないか?」と尋ねられるようになりました。日本の文化が知らないうちに海外に輸出されてたのですね。。

    • Re:そういえば (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2004年05月31日 0時38分 (#559165)
      直接的に関係のあるリンクでは無いかも知れませんが、海外の状況をある面で理解できるのではないだろうかということで、下記のサイトを紹介しておこうかと思います。
      Ask John ファンクラブ [ocn.ne.jp]
      Moonlight Fantasia [tekipaki.jp]
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    • Re:そういえば (スコア:2, 参考になる)

      by LARTH (14573) on 2004年05月31日 1時01分 (#559178) 日記
      コミックでしたら、

      カリフォルニアでは、家電量販店などのDVDコーナーの脇によく置いてありますね。
      青年誌由来のものが多く、15禁とかで売られているものが多かったかと。
      価格はおおむね1.5~2倍ぐらいですかね。
      英語版の少年ジャンプを売ってる店もあります。(価格は失念)

      フランス(の片田舎)では、カルフールの書籍コーナーで普通に売ってます。
      少年誌由来が多く。こちらも価格は1.5~2倍ぐらい。

      フランスでは大人向けの(18禁ではない)アニメが認知されています。
      エールフランスの機内映画で日本映画として「千年女優」が上映されていましたっけ。
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  • by ZooMD (16314) on 2004年05月31日 0時00分 (#559149) 日記
    これで「萌え」がワールドワイドに認知されたりしたら、
    機を見るに敏な Microsoft とかが自社製品に取り込んだりするんだろうか。

    # 冴子先生萌えー、と今のうちに言っておこう
    --
    *-----------------------*
    -- ウソ八百検索エンジン --
    • Re:萌えの波及効果 (スコア:2, おもしろおかしい)

      by 11c (6985) on 2004年05月31日 0時38分 (#559166)
      Windows XPのテーマ選択肢に、"Windows Classic""Luna"に加えて"Moe"を追加するとか。Home Editionのみの標準装備、Professional EditionはWindows Updateから導入できます…なんてね。

      # 実は未だにWindows XPを操作したことが殆どないのだけど、まぁいいかのID
      親コメント
    • by suikan (22558) on 2004年05月31日 9時16分 (#559272)
      もし、そうなる・・・と。
      大手のゲーム・アニメメディアとMSがやりあうのか?
      著作がなんだとか、名前がなんだとか。
      最終的にJAPANバーサスMSってか。
      きっとMSをモビルスーツと勘違いする「あぽん」が出るぞ。
      親コメント
  • フランスFive [francefive.com]
    年単位でちまちま作ってるマニアックなアクションですが
    彼らの熱さも世界に知って欲しいな(w

    #しっかりアクションができているのでアマチュアにしては出来はいいです。
    #1話30分程度で1話~4話まであります。
    #5人ですがシルバーを含めると6人です
  • by Need (20338) on 2004年05月31日 10時21分 (#559318)
    とりあえず、ヴェネチアの人々にギークと認識されなければ上々の結果といえるのではないですかね。
    しかし、一体説明と同時にどんなものが紹介&展示されるのか気になりますね。
  • by Yapoo (9023) on 2004年05月31日 11時18分 (#559347)
    なぜオタク周辺の人って、オタクを一般化(マス化)したがるんでしょうね。
    そっとしといてあげればいいのに。

    と他人事のように言ってみる。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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