日亜化学:特許出願しないという企業戦略 144
ストーリー by Oliver
次の発明の糧にできません 部門より
次の発明の糧にできません 部門より
SIA 曰く、 "朝日新聞の記事より。青色発光ダイオードの特許発明をめぐる裁判(過去の/.のストーリー)で敗訴した日亜化学工業が、特許の出願を見合わせるということを検討しているそうです。今後の発明は社内の機密情報扱いをしたいとのことですが、そもそも特許制度が本来目指していた技術水準の向上における考案者(個人とは限らないが)の保護という観点からは逆を行く発想と考えられます。「ついにボタンの押し方にまで特許が成立」のように、何かと特許にしたがる流れの中でこの動きは気になります。"
技術の持ち出し (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:技術の持ち出し (スコア:1)
Re:成果物が会社に帰属する (スコア:1)
今までは、
会社の従業員であるエンジニアが発明する → 会社として特許出願する → 特許が成立すると独占できる
(他社が使うときライセンス料を取れる) → エンジニアには「相当の対価」を与える、
ということなんだけど、今回言ってる、今後やるかも知れないこの"戦法"は、
「そもそも出願しない」って事でしょ?
だから、日亜の独自技術と同じ内容を、どっかの会社が自分で思いついたので製品にした、なんて場合は
日亜は「それは我が社の発明だ」と言えなくなる。
どっかの会社が、リバースエンジニアリングして真似しても訴えられなくなる。
そういう不利なことがあっても、発明者に大金出すよりマシかも、って思ったわけでしょう。
従業員がこっそり持ち出し、持ち出し行為がばれた場合は、その従業員を解雇するとかの制裁は加えられるでしょうけれど。
Re:逆に (スコア:2, すばらしい洞察)
いずれ、開発力があった企業でも自社開発はせずに外部から買い付けるのがあたりまえになるのかな。もちろん購入元も他から買って…。
できるでしょね (スコア:1)
表にでたら出たで問題が明るみになったら、証拠を提出する事で前後の背景がわかるかと・・・さすれば問題無いと。
有る意味、トップレベルの技術は隠して技術を小出しにしていく究極の戦法ですなぁ。
Ps、いい加減、劣化しないバッテリーの技術を小出しにせず出してほしいこの頃
Re:できるでしょね (スコア:2, 興味深い)
後出しジャンケンみたいに「先に発明していた」と言った処で
あまり意味はない気がするのですが。
「内部資料」が証拠として信頼出来るかという問題もありますし。
Re:できるでしょね (スコア:2, 参考になる)
そうしておけばたとえ先願されても先使用を主張できます。
Re:できるでしょね (スコア:1, 参考になる)
公証役場に置いておいても「先に発明していた」と言える程度のことっでしょう。
出願してこその先願主義ですからそれではだめです。
Re:できるでしょね (スコア:1, 参考になる)
いきなり生産中止とか、莫大な特許使用料を逃れられます。
特許化しないノウハウについてよくやる手だと思います。
Re:できるでしょね (スコア:1)
場合によっては特許を制限することさえあるのです。
でもどっちみち制限されるだけで先願側に特許が認められることに変わりはないけど。
特許公開が諸刃の剣であるように、秘密主義もその裏返しの意味で諸刃だね。
こんなおもしろい時代に生きていられることを、神様に心から感謝するよ。
しかしこの日亜の宣言は、なんとなく被害者ヅラしたい意図が垣間見えて虫酸が走る。
「この画期的な技術開発に積極的に関わらなかったくせに独占だけはしたいなんて汚い」
「お前らだけで何か開発して特許とってみろよ」
の世論に対する予防線ともとれる。
ってのは、意地悪すぎ?
Re:できるでしょね (スコア:2, 参考になる)
トレードシークレット (スコア:2, 参考になる)
別に、目新しいものではないですよ。
知的財産権の枠組みでは、トレードシークレットとか営業秘密と呼ばれており、日本
では不正競争防止法などにより保護されます。
有名な例では、コカコーラの原液の調合法が、特許をとっておらず、トレードシーク
レットになるし、そんな大層なものでなくても、ラーメン屋の秘伝のタレなどいわゆる
「企業秘密」がトレードシークレットになります。
どうなんでしょう。 (スコア:4, 興味深い)
Re:どうなんでしょう。 (スコア:1)
# 例)炭酸水・砂糖・カフェイン・カラメル・枯葉適量・馬糞少々 とか
Re:トレードシークレット (スコア:3, 参考になる)
> 特許制度が本来目指していた技術水準の向上における考案者の保護
ていうのは順番が逆でしょう。
特許法には、
---
第1条 この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。
---
とあります。特許法の目的は「考案者の保護」じゃなくて「技術水準の向上」のほう。
元々、「トレードシークレット」というのが発明本来のあり方なんですよね。
でも、それだと
・各社が車輪の再発明をしなきゃいけないから効率が悪い。
・だから、発明は公開された方が社会全体としてはメリットが多い。
・でも、発明した側には、発明を公開するメリットがない
ということがあるので、
・じゃあ、発明者には発明を公開したら特許権という権利を与えることにしよう
というのが特許の出来た理由ですから。
現状の「特許にひっかかる技術は使わないようにする」とかいった方向からすれば、発明は秘密にして各社が車輪の再発明する方がよほど健全だと思います。
Re:トレードシークレット (スコア:2, すばらしい洞察)
製造方法については公開して特許を取るのではなく、営業秘密にしておく、というのは
大企業でも普通に行われていることで、確かに目新しいことではないですね。
例えば、ここ [sanzeebaa.co.jp]参照。
今回の日亜の方針も、おそらくこのあたりのことも考えた戦略なんでしょうけど、
朝日の記者が短絡的に職務発明とだけ結びつけて記事にしちゃったんでしょうね。
もっとも、中村氏の貢献をマイナスだと主張したような会社なので、
ホントに職務発明対策だけで出願しないといってるのかもしれませんが。
Re:トレードシークレット (スコア:1)
Re:トレードシークレット (スコア:1)
逆をいえば、特許というのはこういった各社が秘密主義にならないために作られたものということで、保護期間っていうのはある意味企業に対する「飴」で、最終的には、公開された技術が社会全体の技術となり基盤となるはずのものなわけで。
しごくまっとうに、公開という対価を払ってその「飴」をもらってる人もいるわけだから、そういう「飴」をなめてる人たちをみて、いちがいに「飴」をなめるな(=特許をなくせ)とは言えば、秘密主義になるのはあたりまえのことで。
どう本来の目的と離れた使い方をさせない方法とか、無くすなら無くすで、こういった自体にどう対策させるかっていう現実的な議論をしていかないと、特許はずーっとこのまま本来の目的から離れたところにいってしまうような気がします。
個人的には各所でよく聞くように、ソフトウェアに関連する特許は期間を短く設定するのがいいのかなと思っています。
# いまいちまとまってない・・。
へぇ。 (スコア:2, 参考になる)
これが広く普及することを願って技術を公開し、
わざと特許も取らなかったと聞きますが、
# 確かこれで大きな恩恵を受けたのがSONYではなかったか。
どうもこれに関して言うと、そういう理由ではなさそうですね。
日亜さん、裁判で負けたのがよっぽどこたえたのかしらん。
でも秘密の製法が漏れた場合に、
特許を他で勝手に取ってしまうってのは不可能です。
このへんで資料を見付けたのですが、 [toyro.co.jp]
>(1 )刊行物記載
>国内外の刊行物に印刷、またはインターネット等で閲覧可能だった場合。
>(2 )公然実施
>国内外で製品が製造または販売されるか、方法が実施されていた場合。
>(3 )公 知
>国内外の講演会で発表されるか、展示会に出品されるなどで
>公然と知られていた場合
これらにひっかかる場合、特許を新規に申請するのは不可能だとされています。
材料技術ならそれなりの設備があれば、リバースエンジニアリングしてパクれるでしょうな。
ソフトウェアは規約で禁止できるのかもしれないけど。
Re:へぇ。 (スコア:2, 興味深い)
原料から材料を作る上で、本質的に不可逆な過程を伴うためです。
たとえばセラミックスの製品なんかだと、
原料粘土を水で練ったか、アルコールで練ったか、油で練ったか、
なんてことは、焼結してしまうと分からなくなってしまいます。
ソフトウェアの場合は、Cで書いたかJavaで書いたかに限らずロジックは一緒ですし。
超魔術 (スコア:1)
非常に硬く整形しにくい金属だそうで、
どこかの町工場が独自のノウハウで作っている事を耳にした事があります。
社長さん曰く、特許を出すと作られる からだそうで
考えてみれば、素材が分かってもどうやって作ったか分からないものは
結構あると思いますよ。
#アーモンドチョコで表面を鏡のようにするのは特許が出てた気がするけど。
#製造方法に疑問をもつようなものは結構ありますよね。
Re:超魔術 (スコア:4, 興味深い)
携帯電話の電池用ケースは「深絞り」という技術で
ステンレスをプレスして造ったものですね。
最近では「痛くない注射針」を造ってます。
Re:へぇ。 (スコア:1)
製品を製造、販売などしていても、
だれにも製造しているところを見せず秘密にしていれば、
その製造方法を公然実施したことにはなりません。
「秘密の製法」であれば、刊行物にも記載されていないし、
公然とは実施されてもいないし、知られてもいないので、
同様の製法が他で発明されていなくて、他の要件を満たしていれば、
特許が取れます。
日亜の問題と言う声が多いようだが・・・ (スコア:2, 興味深い)
今の特許は縛りがきつ過ぎ、結果、特許を公開したとしても結局は特許逃れの類似品が増えるだけってパターンが多い。
ならば、特許を出さない方が相手に対してヒントを与えることも無く、暫くはアドバンテージを得ることが出来るって判断しているっぽい企業ってそこそこありますよね。
結局、権利者への過ぎた利益優遇が権利者自体の足を引っ張ると判断される事が増えてきているという事では無いでしょうか?
#現状では技術力以前に相当の営業力や政治力が無いと特許商売は辛いのでは?
この企業戦略のことを (スコア:1)
# ぃゃ、だってほら、他の企業に開発されて出願されたらそこまでだしさ……。
/.configure;oddmake;oddmake install
意外と古くから使われている戦略で (スコア:3, 参考になる)
ノウハウの流出を防ぐため、特許を取っていないはず。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:この企業戦略のことを (スコア:2, おもしろおかしい)
教えてあげない のだから、ポリンキー戦法
なんていうのもどうでしょうか?
#最近走っている人が少ないか?
Re:この企業戦略のことを (スコア:1)
資料はマスコミの発表会で配っちゃう。すると他社が独占を主張できない。
# 昔の雑誌に絵が載ってたから公知、なんて例もあるようですが。
# ex.)ノートパソコンの形は雑誌ASCIIの「極楽2号」とか。
Re:この企業戦略のことを (スコア:2)
この仕組みを法的に整えたものが,特許なんですが・・・
技術者をなめすぎ (スコア:1, 興味深い)
こんな政策を取っていたら、既存の社内技術者の流出のみならず、新規技術者の採用にも影響を与えかねないよな。
技術者ってのはカネのみに生きてるわけじゃないけど、社会還元への道も狭くなったんじゃモチベーション下がりまくり。
Re:技術者をなめすぎ (スコア:2, すばらしい洞察)
金儲けのためや社会への還元のためだけに研究者が存在するわけではないでしょう。
それこそ研究者をなめすぎです。
あえて技術者ではなく研究者と書きました。
工学畑の人間であっても、即座に金になるような研究をしている人間ばかりではないんです。
そういう人間にとっては、従来の日本の技術者に対する態度は理想的でこそなくても、そこそこ満足できるものだったでしょう。
今回の件で研究者にも一攫千金の道が拓けたこと自体はおおいに結構。
しかし、研究者の目がそちらにばかり向くようになってしまってはマズいと思います。
経営者を「こちら側」に向かせることが理想だと思っていたのですが、いつから研究者までもが拝金主義の奴隷になっていたのでしょうか。
日亜の件は、ただそれが残念でした。
Re:技術者をなめすぎ (スコア:1)
檻の中でしか生きていけない獣もいるんですよ。
Re:技術者をなめすぎ (スコア:2, おもしろおかしい)
A.地方裁判所
Re:技術者をなめすぎ (スコア:1)
# という地裁関係者はたくさん居るに一票。
日亜ってだけで.... (スコア:1, すばらしい洞察)
>> また、特許取得が必ずしも海外企業の違法コピーを止められない現状も指摘する。
の一文は無視ですか、そうですか。
本来、どうがんばっても真似できないうような素晴らしい技術だったら、特許なんていう制度があろうが無かろうが、「金払うから***の秘密を教えてくださいよ」って会社は出てくるはずなんですよ。だって自分で開発できないのに、凄く良い技術なんだから。で、それを拒否されたりすると(他にも書かれてるみたいに)世間一般の技術の発展とかいう観点からはもったいないから、特許という制度ができて、「一定期間は独占的に権利を認める代わり、その後は自由に使わせてね」ということになったわけです。
それなのに、最近は「こんなもん、誰でも思いつくだろ」とか、「他社がその技術に追いつくのは時間の問題でしょ」みたいなレベルのものまで何でもかんでも特許にしちゃうから、「独占権利を守るための武器」みたいなおかしなことになってくるわけで。だから、日亜が新方針を(中途半端にではなく)本当に実行するなら、それはそれで非常に潔いというか、「そこまで自信があるのか。がんばれよ」って感じで逆に見直す部分はありますけどね。
Re:日亜ってだけで.... (スコア:2, すばらしい洞察)
そうなんですよね。それと、
という部分もね。上記のようなさまざまな状況を勘案し、特許の利点は認めつつも、リスクとリターンを計算した上でさまざまな戦略・戦術を採用するという考えは、理にかなっていると思います。
ところで、
現在の特許制度は、良くも悪くも、「誰でも思いつきかねない発明」を保護する制度になっていると思います。現実問題として特許として申請可能なのは、文書化が可能な程度に単純な構成の発明か、もしくはそのような形に抽象化することが可能な発明に限られてしまいます。いわゆる職人芸や、あまりにも込み入ったシステムになる老舗企業のノウハウなどは、再現性のある文書にすることが困難で特許明細書を書けないし、先願される恐れも少なくて無理に特許化する必要もないということでトレードシークレット止まり、また容易にマネできなくて秘密にする必要さえないことも多いと思われます。逆に、誰かの手によって明日にでも公知にされてしまいそうなアイデアを先を争って出させようとすることによって、着実な進歩を促そうとするのが、今の特許制度なのでしょう。
話は替わりますが、普段の/.Jはこの件 [srad.jp]のようにアンチパテント傾向が強いと思われる一方、この会社の話になると急にプロパテントな意見が増えますね。まぁ何事もバランスが大事だということなんでしょうけど。バランスと言えば、プロパテント傾向の中にも、トレードシークレットや親記事のような視点も登場するバランス感覚は、誉められてよいと思います。
Re:日亜ってだけで.... (スコア:1, すばらしい洞察)
こういうものは特許にならんわけですが。
あと、真似できる真似できないは必ずしも技術のすごさによらないっつーのはあるな。
Re:日亜ってだけで.... (スコア:1)
日亜自身が言ってませんでしたっけ。
海外への技術流出対策としてはあり (スコア:1, 興味深い)
>の一文は無視ですか、そうですか
実際問題、中国などへの技術流出を防ぐ手段としては「現地企業とNDAを結ぶ」だけではぜんぜん駄目です。特許を取得してもあの国は海外での先発明を無視して先に自国で出願できちゃう(海外の技術は公知としない)らしいので日中同時出願くらいしないとヤバいということです(最近改善されたような気がしますが未確認)。
そういうことから、現地生産をする際には、特許だけに頼るのではなく、(どこでもできるような技術は最初から買ってくるとして)普通に独自性がある技術は特許で、本当に競争力のある部分はあえて出願せず秘密にすることで守る、という方法を採用する企業が増えているときいています。
Re:日亜ってだけで.... (スコア:1, すばらしい洞察)
上の人は結構良い事を言っていると思うんだけど、
なんでこういう皮肉ったような言い方をするのかなあ。
自分が特許に詳しい事を鼻にかけてるようで、嫌な奴って感じ。
自分の意見を書いたら良いのに。
Re:日亜ってだけで.... (スコア:2, おもしろおかしい)
>上の人は結構良い事を言っていると思うんだけど、
>なんでこういう皮肉ったような言い方をするのかなあ。
>自分が特許に詳しい事を鼻にかけてるようで、嫌な奴って感じ。
いや、元の方は自分が知っていることを語るとボロが出ることを
知っているから、ぼかした言い方で避けているのですよ。
そうでなければ、淡々と間違っている部分を指摘し、論議を
より現状に即した方向にもって行きたくなるのが心情でしょうから。
アメリカなら (スコア:1)
届出順制の日本だと先に届け出られたりした場合この戦略はとても不利だと思うけどなあ。
Re:アメリカなら (スコア:1)
※まあ落ち着いて行きましょう。
日亜化学の社長... (スコア:1)
きっと本人は巨額訴訟に負けた「敗者」だと思ってるんだろうね。
だから、破れかぶれみたいな発言が飛び出してくる。
この発言だって、元従業員の発明のおかげで何百億円も
企業価値を高めさせてもらった経営者のものとは思えない。
順序 (スコア:1)
norimu
機密扱いだってば (スコア:1)
…きっと技術者逃げるな、ここ
--
Ath'r'onならfloatあたりに自信が持てます
Re:いい加減 (スコア:2, おもしろおかしい)
政治屋さんは、望みもなにも、技術的なブレークスルーなんて存在自体知らないんですよ。彼らに見えてるのは経済的な連続的な変化だけです。
だから平成三十年 [vega.or.jp]のように、急に定性的な予測をしようとしてボケをかましたりする。
あと、福田官房長官だったっかな。携帯のメールが強制的に受信されてた頃、記者会見の最中にSPAMが届いて「でも、この通話料は自分が払うわけじゃないしな」と言って、記者に「いや、払うんです」と指摘されて、「なんで俺が払うんだ!」と逆ギレしてた政治家もいたっけ。
Re:車輪の再発明 (スコア:1, 興味深い)
会社にとって再発明しようがされようがそんなことはどうでもいい。金になるかならないかが問題だよ。404特許で青色LEDを独占して大もうけできると誰かが囁いたからあんな会社になったわけで。金だよ金。
Re:車輪の再発明 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:車輪の再発明 (スコア:1)
現状では、各社が
「既存の車輪に関する特許に引っかからない新たな車輪」を発明しているわけで、それと比べれば、
素直に「普通の車輪」を再発明するだけで済むほうがよほど健全かと思います。