「青空文庫」7周年、4000作品に到達 76
ストーリー by Oliver
著作権切れれば公共財 部門より
著作権切れれば公共財 部門より
KAMUI 曰く、 "電子図書館の青空文庫がこの 7月 7日に開館 7周年を迎え,収録作品が 4,000点に達した事を asahi.com の記事が伝えている。既に著作権が消滅した作品や,作家の意向で「自由に読んでもらって構わない」とする作品を HTML とテキストファイルで公開しており,約 400人の作品が収録されている。"
KAMUI 曰く、 "電子図書館の青空文庫がこの 7月 7日に開館 7周年を迎え,収録作品が 4,000点に達した事を asahi.com の記事が伝えている。既に著作権が消滅した作品や,作家の意向で「自由に読んでもらって構わない」とする作品を HTML とテキストファイルで公開しており,約 400人の作品が収録されている。"
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
永久機関の夢を見る青空文庫 (スコア:5, 参考になる)
Re:永久機関の夢を見る青空文庫 (スコア:1, 興味深い)
青空文庫でデビューする年 (スコア:5, 参考になる)
2007年 高村光太郎
2010年 永井荷風
2013年 吉川英治
2016年 江戸川乱歩
吉川英治が対象になるのは楽しみだなあ。
Re:青空文庫でデビューする年 (スコア:2, おもしろおかしい)
あの人のとか早く読みたいし。
Re:青空文庫でデビューする年 (スコア:0)
> あの人のとか早く読みたいし。
そりゃ悠長な話だな。
でも、御願いだからまだ書ける作家を殺さないでよ。
Re:青空文庫でデビューする年 (スコア:1, 興味深い)
Re:青空文庫でデビューする年 (スコア:2, 興味深い)
青空文庫化されるまえに入手不能になってしまう文章をどれくらいあるのだろうか。
Re:青空文庫でデビューする年 (スコア:1, 興味深い)
今でも三国志は、この人のが一番好きですね。 が、吉川英治の作品は、超長編が多いので、入力・構成の人がとっても大変そうな気がします。
が、良く考えてみれば、2013年には、OCRの精度が上がって、
人力でのチカラワザは必要無くなるのかも知れませんね。
Re:青空文庫でデビューする年 (スコア:1)
宮武外骨って、来年なのか。
旧x68ユーザとして (スコア:4, 参考になる)
まぁ私はただの傍観者だったので偉い口はきけないんですが・・・
Re:旧x68ユーザとして (スコア:3, 興味深い)
> 別にプログラミング能力は必要ないということである。要はやる気だけなのだ。
この文章に影響されて、今の自分がいる。自分自身大した貢献はしていないけど。
祝氏のご冥福を改めて祈ろう。
Re:旧x68ユーザとして (スコア:1, 興味深い)
非常にその志に感銘を受けた記憶があります。
そういえば著作権を学べたのも電脳倶楽部のおかげでした。
コンテンツの中身もさることながら、
ビューワー(DSHELL)の出来も良かったですよね。
#ほんの微力ですが投稿したことがあります。恥ずかしいのでAC
これを機会に (スコア:2, 参考になる)
Re:これを機会に (スコア:0)
青空文庫最高!! (スコア:2, 興味深い)
なので、電子ブック [sigmabook.jp]なんていらないなぁ(笑
Aozora Palmもお忘れ無く (スコア:3, 参考になる)
ぼくのPalmVxではフォントの解像度が低いので読みづらい物がありますが、ハイレゾ機では快適でしょう。好みのDOCアプリ [muchy.com]を選べるのもPalmで読む嬉しさですね。
ぼくは満員電車の中でも片手でページをめくりながら読めるように設計されたHautMeDoc [dti.ne.jp]を愛用しています。ハイレゾな人はCrs-MeDoc [infoseek.co.jp]が定番ですね。
確かに古典を読むなら、好みの携帯機に青空文庫の掲載作品を突っ込めば十分という感じです。
Re:Aozora Palmもお忘れ無く (スコア:2, 参考になる)
私はPDA持っていないので、余り偉そうなことは言えないのですが、
J-SH53 [sharp.co.jp]を使っているのですが、コイツの電子書籍機能はなかなかのものです。
プレーンテキストがそのまま表示できるのでまさに青空文庫向けでしょう。
プレーンテキストなら128MのSDカードに腐るほど入りますし。
青空Web (スコア:2, すばらしい洞察)
ページが現れるかも知れませんね。50年後、100年後にネットワークが
どのような形態になっているかは判りませんが、Internet Archiveとは
また別の形で保存しておきたいWebも多いと思います。
学術書などは… (スコア:2, 興味深い)
高木貞治 [hi-ho.ne.jp]は2010年みたいですが、「わかる幾何学」秋山武太郎などはどうなんでしょうかね。
数式や図の問題がありますが、そこはTeXなりPDFなりで…。
Re:学術書などは… (スコア:1)
うーん,学術書専門のパブリックドメインの電子テキストのプロジェクトって,昔見たような気もするんだけど思い出せません.自然科学系の古典の電子かプロジェクトは,日本には無かったような気がします.
でも,たとえば Charles Darwin なんかは書簡集みたいなものまで Project Gutenberg に入ってますし,青空文庫だって学術書を排除してるわけではないのですから,やろうという人が出るかどうかが問題なのだと思います.
青空文庫は,今のところ人文系・思想系がほとんどのようですが,学術書あるいは学術に関する随想などとして,
などが目に付きますね.おお,けっこうあるじゃないですか.『古代国語の音韻に就いて [aozora.gr.jp]』や『法窓夜話 [aozora.gr.jp]』まであるとは知らなかった.
FirstPost!! (スコア:1, 興味深い)
どっかで青空文庫のCD-ROMでも出してくれないかなぁ
Re:FirstPost!! (スコア:3, 興味深い)
KNOPPIX/Math というのがありますが、国語版は青空文庫とかTeXとか影鷹とか毛筆フォントとかでどうでしょう。
Re:FirstPost!! (スコア:3, 参考になる)
源氏物語 [aozora.gr.jp]、土佐日記 [aozora.gr.jp]、方丈記 [aozora.gr.jp]
<日本の名作>
芥川龍之介 [aozora.gr.jp]、北原白秋 [aozora.gr.jp]、斉藤茂吉 [aozora.gr.jp]、島崎藤村 [aozora.gr.jp]
太宰治 [aozora.gr.jp]、直木三十五 [aozora.gr.jp]、夏目漱石 [aozora.gr.jp]、樋口一葉 [aozora.gr.jp]
正岡子規 [aozora.gr.jp]、宮沢賢治 [aozora.gr.jp]、森鴎外 [aozora.gr.jp]、横光利一 [aozora.gr.jp]
与謝野晶子(源氏物語以外) [aozora.gr.jp]
<世界の名作>
家なき子 [aozora.gr.jp]、フランダースの犬 [aozora.gr.jp]、トルストイ [aozora.gr.jp]
裸の王様 [aozora.gr.jp]、ガリバー旅行記 [aozora.gr.jp]、スティーブンソン [aozora.gr.jp]、オー・ヘンリー [aozora.gr.jp]
こんなもんかな
Re:FirstPost!! (スコア:2, 参考になる)
高校までの国語教材(日本近代文学)ということなら,
あたりも外せないのでは(ほかにも何人かいるけど,高校までの教材になりそうなものが未入力の作家は外しました).
# これだけなのでAC.
小栗虫太郎 (スコア:1)
小栗虫太郎 [aozora.gr.jp]
個人的には岡本綺堂 [aozora.gr.jp]で半七捕物帳を全部読めたのがうれしかったです。
Re:FirstPost!! (スコア:2, 参考になる)
#それこそ100円ショップ?
Palm Magazine CD-ROMには今も収録されてます (スコア:3, 参考になる)
ここんとこ毎号収録されている模様です。
だから買えとは言いませんが、お持ちの方はご活用くだされ。
Re:FirstPost!! (スコア:2, 参考になる)
1作品分編集して印刷して製本してくれて100円。安い。
CDROMだと普通のひとに敷居が高いから
昔語りシリーズみたいに朗読のCD-DAで出ないかな?
Re:FirstPost!! (スコア:2, おもしろおかしい)
http://www.ausgamers.com/fles/details/html/10564
のように、bittorrentを使ってイメージファイルを配布しているところがあります。
青空文庫もDVDサイズになったとしても、
bittorrent形式ならイメージファイルの配布は可能ではないでしょうか。DVDライターも個人に普及していると思いますし。
Re:FirstPost!! (スコア:1)
Re:楽勝でしょう。 (スコア:0)
いっそ紙で (スコア:1)
必然的にビューアはQRコード対応ケータイになるんだろうけど、それですら他の電子ブックよりは既に普及率は上っぽいし。
Re:FirstPost!! (スコア:0)
Re:FirstPost!! (スコア:3, 参考になる)
これは「蔵書4000」待ちでしょうか。タダではありませんが、580円はメディア代+プレス代+梱包代+手数料+送料としては非常に良心的だと思います。
アスキーで配布したものは今も仕事場と自宅マシンのHDDに入っています。サイズも100M切っていて圧迫もしません。それに何よりコピーも再配布も自由というのが素晴らしいです。(ΣブックやLIBRIeだと基本的には貸本ですからね~。少なくともその会社が潰れたらどうしようもないという「本」は嫌だなあ。)
もっと親和性を (スコア:1)
IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
Re:もっと親和性を (スコア:2, 参考になる)
青空文庫は、特に電子計算機(や電子情報技術)に詳しくなくても参加できるのが長所ですが、逆に電子計算機による恩恵を享受しにくいという欠点も持ち合わせています。
最近になってようやくスクリプトを使って外字画像の埋め込んだHTMLの自動生成ができるようになりました [aozora.gr.jp]し、入力と校正の受付システム [aozora.gr.jp]ができたのも最近の話 [aozora.gr.jp]です。
もっとも、他のコミュニティーと同様に、世話役の皆さんはそれぞれの作業等でお忙しいので提言が生かされることはないかもしれません。
---
一応入力・校正に携わる「工作員」だけどID
Re:もっと親和性を (スコア:2)
それを調べることで写本の系統が分かる、みたいな研究がありますが、そういうののバージョン管理をした
データができないですかね。
文学の研究している人はバージョン管理システムなんて知らなさそうで、そのままにしておくと、多分未来永劫
できないのではないかと。
#文学部出身だけど言いだしっぺがやれってのはちょっと……
Re:もっと親和性を (スコア:1, すばらしい洞察)
挿絵がないのが... (スコア:1)
Project Gutenberg [promo.net]とかもそうなんだけど、文章だけで本を再現したような気になっているのが自分には妙に見えます。分野にも依るでしょうが、fairy taleなどでは特に挿絵と文章のバランスがうまくとれていないと作品としては完結しません。実際、読んでみたい海外の作品があったのでProject Gutenbergに頼ってみたところ、文章中に挿絵を参照している部分があるにもかかわらず、挿絵がなかったがゆえに楽しく読めなかったという経験をしたことがあります。
Re:挿絵がないのが... (スコア:1)
そんな風に思ってるんですかね?
どっかに書いてあります?
まあ実際の本を再現したというためにはフォントとか装丁とかそんなところまで考えないといけないでしょう。
あんまり多くを求めすぎても酷だと思いますよ。
Re:挿絵がないのが... (スコア:1)
という姿勢を見れば、青空文庫やProject Gutenbergは「本 == 文章」としか考えていないと捉える人が出てきても仕方ないでしょう。おそらく、プロジェクトの立ち上げに関わった人達は、仕掛け絵本など遊びの要素を持った本に触れたことがないのではないでしょうか。
昔は、挿絵と文章の内容やレイアウトなどについて、かなり厳しく見ていた作者もいたんですけどね... 例えば、Charles Dodgsonは文章にピッタリの挿絵が自分で描けなかったため、一時はAlice's Adventures in Wonderlandの出版を断念しようかと思っていたそうです。
Re:挿絵がないのが... (スコア:1)
装丁についても語っています.
これを読んでも『「本 == 文章」としか考えていない』と言えますか?
Re:挿絵がないのが... (スコア:1)
断言できます。富田が語っているのはあくまで技術の進化だけであり、これが現場での文学活動に及ぼした、富田とは全く面識がない人物の手になる具体的な例を全く示していません。また、「本が消える日」で紙を道具として遊ぶことを忘れている点からは、想像力や創作能力の欠如、物理的なモノを手にして遊んだ経験の不足が垣間見られます。そして何より、電子本にのめり込んだ理由はもっぱら「読者に文章をスムーズかつ誤差なく読ませる」ことにほかならなかったのですから。映画のSFXと同じで、一見すると本がリアルな(ie 実世界であるかの)ように見えてしまうので、本当に描かれていることや自分なりの解釈を考えさせる機会はどんどん失われてしまうのです。
まぁ、ここでは技術文書など堅いものを読み書きしている方が多いので、実用一点張りという点からは全く同意できなくても構いませんが。ただし、それが世の中に完全無欠をもたらすようなものではないのも間違いありません。
Re:挿絵がないのが... (スコア:1)
意味がよくわからんのだけど、メディアの表現能力の限界範囲内でしか事物を表現してはいけないから青空文庫やProject Gutenbergはテキスト(あるいはこれに準ずるもの)だけで十分だってこと? そうだとしたら、今ネットやってる人間は恐ろしく発想力や創造力が貧困になってしまっています。紙を単に活字を打つための素材と見るか、切り貼り糊付けによって文字では書けないものを作る材料と考えるかの差。あなたも含めて、こういう遊びができない人が先達を担ってしまっていては、将来に取り返しのつかない不幸をもたらしてしまいます。
特に、電子メディアは形式化の要求が従来のメディアよりも強くなっています。なので、なおさら立ち上げ時に用途や遊びのための自由度を準備しなければなりません。しかるに、青空文庫などの立ち上げに関わった人達は、たまたま本にしたかった作品が電子メディアの素性に偶然に合致したに過ぎないにもかかわらず、その偶然を自分たちや電子メディアの実力だと勘違いしているのです。おそらく、苦手な分野は「工作員がいないから」「フォーマットを変えるのが面倒だから」といって逃げるでしょう。決して、自分たちの枠組みで本質的に扱えないことを認めようとはしません。だからこそ、先のような揚足取りの反論が出てくるわけです。
Re:根拠がないのが... (スコア:1)
悪い冗談はともかく、ちょっと議論から引かせてもらって、特に青空文庫に限ってということで事実の参照やら体験談やらを投稿します。
青空文庫で挿絵が出てくる代表的なものは与謝野晶子の「私の生い立ち」です。
そのときのそらもよう [aozora.gr.jp]によると、テキストを入力した者(≠世話役)が竹久夢二の挿絵を、エキスパンドブック版作成のときに使用しています。
挿絵に関するファイル作成上の扱いを記述しているものに、「工作員作業マニュアル」 [aozora.gr.jp]があって、黒丸の7と8番目がそれです。
「●内容の理解を図っていく上で写真や挿し絵がぜひとも必要という場合には、別途ご連絡ください。その上で、著作権の扱いや入力の処理についてご相談したいと思います。」
とあります。
次に経験談ですが、入力や校正をしていると、どうしても入力対象となる底本の、元となった親本に当たる必要が出てくることがあります。
図書館等でこの親本を見ていると、入力対象としている底本、特に文庫本では挿絵や挿画等が変更されていることがわかります。この前に入力したものは題字が作者自身のものでしたが、それは省略されていました。
親本の文章以外の情報の豊かさに比べると、文庫本もテキストファイルもどちらも貧しく感じてしまうのはしかたがないことだと思います。
Re:知見がないのが... (スコア:1)
アーカイブ行になる前に。それから、文章の一部を引用するのは曲解をしている動かぬ証拠。文章を書き慣れていないのがよく分かります。それから、ACなのにわざわざコメント番号で自分に名前をつけるとはおめでたい。匿名性なんてあったもんじゃないね。その点IDと変わらない。
少なくとも、青空文庫やGutenberg Projectの関係者については、「たまたま」と「取捨選択」はきちんと因果関係があります。例えば、絵本が含まれていないこと。君は「文字以外を表現するのは難しいから敢えて捨てた」と「取捨選択」で説明するでしょう。ところが、関係者は大人ばかり。しかも青空文庫などを始めたきっかけは、あくまで「たまたま」自分が読みたかったから。もしプロジェクトが成功すれば、今まで考えもしなかった表現を用いた本に対する需要も間違いなく出てきます。然るに、それに対する準備は全くできていない。例えば「自分の子どもにせがまれて、こんな絵本をwebに載せたくなった」というような発想には、文字中心のプロジェクトでは応えることができません。少なくとも、青空文庫については、呼びかけ人である富田の手記 [neophilia.co.jp]を読む限り、あくまで自分だけが読む発想から始まっていることがハッキリ書かれています。自分が読まなさそうな本、取っつきにくかった本にまで電子書籍の可能性を試そうとした努力の跡は全く見られません。この時点で、作品の選択は「たまたま」になってしまいます。君も含めて、それに気づかない人達は、文学に対する知見が狭いと見られても仕方ありません。そういう人達が先駆的な仕事をしていると、成功するものも成功しなくなってしまいます(分かる人にしか失敗が分からないのがガンだが。その意味では関係者の能力を矮小化せざるを得ない、事実がそうなのだから)。
ついでながら、特にクラシックな文学の知識が青空文庫の関係者の頭に存在しないことについての問題は、山形浩生も触れています [genpaku.org]。私とは趣味の違いこそあれ、現代の生活や文学にまで影響を残しているものを読むべきという考えは間違いないでしょう。文学へ影響を残した作品に絞れば、アラビア文学やアンデルセンも候補に入ります。
Re:挿絵がないのが... (スコア:1)
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Re:挿絵がないのが... (スコア:1)
文章の著作権者とまた別に交渉が必要な場合が多いでしょうし、レイアウトや挿絵を考慮したフォーマットを考える必要があるでしょうから、まあいろいろ手間はかかるでしょうね。
確かにラインナップは増えたけど (スコア:1)
我が闘争 (スコア:1)
訳者は大丈夫ですか?青空文庫に入れるには訳者の著作権も考えないと。
誰でも良いから日本語にしたやつをフリーで!ということなら
プロジェクト杉田玄白 [genpaku.org]なのだけど、
今のところ正式参加テキストも協賛テキストもないみたい。
チャンスかもよ。