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「青空文庫」7周年、4000作品に到達 76

ストーリー by Oliver
著作権切れれば公共財 部門より

KAMUI 曰く、 "電子図書館の青空文庫がこの 7月 7日に開館 7周年を迎え,収録作品が 4,000点に達した事を asahi.com の記事が伝えている。既に著作権が消滅した作品や,作家の意向で「自由に読んでもらって構わない」とする作品を HTML とテキストファイルで公開しており,約 400人の作品が収録されている。"

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  • by Anonymous Coward on 2004年07月08日 16時01分 (#585429)
    永久機関の夢を見る青空文庫 [neophilia.co.jp] を読むと青空文庫の軌道がよくわかると同時に、オープンソースコミュニティの運営に関しても通じるものを感じます。
    • by Anonymous Coward on 2004年07月08日 16時25分 (#585444)
      すぐに原文にあたらなくてはならなかったような古典をさっとその場で調べられるようになった便利さだけでなく、漢字の利用頻度やら、新しく採録すべき漢字の対象を決められるようになったというのは大きい成果だなぁ。
      親コメント
  • by yosukena (6066) on 2004年07月08日 16時29分 (#585446)
    死せる作家の会 [apc.org]で主な作家をピックアップすると、

    2007年 高村光太郎
    2010年 永井荷風
    2013年 吉川英治
    2016年 江戸川乱歩

    吉川英治が対象になるのは楽しみだなあ。
  • by magicME (10732) on 2004年07月08日 16時06分 (#585433)
    電脳倶楽部とPDDについて [aozora.gr.jp]ももっと広く知って欲しいところではありますねぇ。
    まぁ私はただの傍観者だったので偉い口はきけないんですが・・・
    • by Shidho (5649) on 2004年07月08日 19時18分 (#585564) 日記
      > 忘れてはならないのは、パソコン文化に参加するのに、
      > 別にプログラミング能力は必要ないということである。要はやる気だけなのだ。

      この文章に影響されて、今の自分がいる。自分自身大した貢献はしていないけど。
      祝氏のご冥福を改めて祈ろう。
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    • by Anonymous Coward on 2004年07月08日 18時06分 (#585531)
      デジタルコンテンツのなかった時代だったので、
      非常にその志に感銘を受けた記憶があります。
      そういえば著作権を学べたのも電脳倶楽部のおかげでした。

      コンテンツの中身もさることながら、
      ビューワー(DSHELL)の出来も良かったですよね。

      #ほんの微力ですが投稿したことがあります。恥ずかしいのでAC
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  • これを機会に (スコア:2, 参考になる)

    by Junos (14052) on 2004年07月08日 17時56分 (#585516) ホームページ 日記
    こもれび [nifty.com]のほうも盛りあがるといいなあ。
  • by Anonymous Coward on 2004年07月08日 18時53分 (#585556)
    QVGA + SDカード の携帯を持っているので、青空文庫から頂戴したテキストデータをSDカードに突っ込んで移動時に読んでます。

    なので、電子ブック [sigmabook.jp]なんていらないなぁ(笑
    • by tetsuya (11853) on 2004年07月08日 21時07分 (#585599) 日記
      青空文庫パーム本の部屋 [reset.jp]も充実しています。

      ぼくのPalmVxではフォントの解像度が低いので読みづらい物がありますが、ハイレゾ機では快適でしょう。好みのDOCアプリ [muchy.com]を選べるのもPalmで読む嬉しさですね。

      ぼくは満員電車の中でも片手でページをめくりながら読めるように設計されたHautMeDoc [dti.ne.jp]を愛用しています。ハイレゾな人はCrs-MeDoc [infoseek.co.jp]が定番ですね。

      確かに古典を読むなら、好みの携帯機に青空文庫の掲載作品を突っ込めば十分という感じです。
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      • by Anonymous Coward on 2004年07月09日 9時46分 (#585826)
        確かにPalmも良さそうですね。
        私はPDA持っていないので、余り偉そうなことは言えないのですが、

        • 満員電車でも(何とか)大丈夫!
        • 電車内でも皆携帯を使っているので目立たない!
        • 携帯なので、まさか「太宰治」を読んでいるとは思われない!
        という理由から、携帯は最適な電子BOOKだと思っています(笑
        J-SH53 [sharp.co.jp]を使っているのですが、コイツの電子書籍機能はなかなかのものです。
        プレーンテキストがそのまま表示できるのでまさに青空文庫向けでしょう。
        プレーンテキストなら128MのSDカードに腐るほど入りますし。
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  • 青空Web (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2004年07月08日 21時24分 (#585608)
    何時の日か、著作権の切れたWeb上のテキストを集める「青空Web」なる
    ページが現れるかも知れませんね。50年後、100年後にネットワークが
    どのような形態になっているかは判りませんが、Internet Archiveとは
    また別の形で保存しておきたいWebも多いと思います。
  • by redgang (11181) on 2004年07月09日 14時10分 (#586057)
    青空文庫の趣旨とはまた違うかもしれませんが、学術書などでこのような試みはないのでしょうか。古い本なんだけど内容が良くて名著とされていて、でも入手できないというケースは結構多いはずです。
    高木貞治 [hi-ho.ne.jp]は2010年みたいですが、「わかる幾何学」秋山武太郎などはどうなんでしょうかね。
    数式や図の問題がありますが、そこはTeXなりPDFなりで…。
    • by basidium (22136) on 2004年07月10日 1時38分 (#586377)

      うーん,学術書専門のパブリックドメインの電子テキストのプロジェクトって,昔見たような気もするんだけど思い出せません.自然科学系の古典の電子かプロジェクトは,日本には無かったような気がします.

      でも,たとえば Charles Darwin なんかは書簡集みたいなものまで Project Gutenberg に入ってますし,青空文庫だって学術書を排除してるわけではないのですから,やろうという人が出るかどうかが問題なのだと思います.

      青空文庫は,今のところ人文系・思想系がほとんどのようですが,学術書あるいは学術に関する随想などとして,

      などが目に付きますね.おお,けっこうあるじゃないですか.『古代国語の音韻に就いて [aozora.gr.jp]』や『法窓夜話 [aozora.gr.jp]』まであるとは知らなかった.

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  • FirstPost!! (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2004年07月08日 15時45分 (#585415)
    FirstPost!!
    どっかで青空文庫のCD-ROMでも出してくれないかなぁ
  • by dorifer (514) on 2004年07月09日 0時17分 (#585685) 日記
    CVSかsubversionでツリーを公開してくれないもんだろうか。
    --
    IN EARTH AND SKIE AND SEA STRANGE THYNGES THER BE.
    • by chuukai (18189) on 2004年07月09日 8時55分 (#585797) 日記
      せっかくの提言ですが、青空文庫の中の人のほとんどは「CVS」も「subversion」も「ツリー」も意味がわからないか、なぜそれらが「親和性」を持つかわからない可能性が大きいかもしれません。

      青空文庫は、特に電子計算機(や電子情報技術)に詳しくなくても参加できるのが長所ですが、逆に電子計算機による恩恵を享受しにくいという欠点も持ち合わせています。

      最近になってようやくスクリプトを使って外字画像の埋め込んだHTMLの自動生成ができるようになりました [aozora.gr.jp]し、入力と校正の受付システム [aozora.gr.jp]ができたのも最近の話 [aozora.gr.jp]です。

      もっとも、他のコミュニティーと同様に、世話役の皆さんはそれぞれの作業等でお忙しいので提言が生かされることはないかもしれません。
      ---
      一応入力・校正に携わる「工作員」だけどID
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    • by Elbereth (17793) on 2004年07月09日 9時07分 (#585804)
      源氏物語などの古典の場合、写本によって書き写す際のミスでテキストが変わっているものがありまして、
      それを調べることで写本の系統が分かる、みたいな研究がありますが、そういうののバージョン管理をした
      データができないですかね。
      文学の研究している人はバージョン管理システムなんて知らなさそうで、そのままにしておくと、多分未来永劫
      できないのではないかと。

      #文学部出身だけど言いだしっぺがやれってのはちょっと……
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    • Re:もっと親和性を (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2004年07月09日 10時10分 (#585843)
      言い出しっぺの法則。
      親コメント
  • by brake-handle (5065) on 2004年07月09日 13時01分 (#585984)

    Project Gutenberg [promo.net]とかもそうなんだけど、文章だけで本を再現したような気になっているのが自分には妙に見えます。分野にも依るでしょうが、fairy taleなどでは特に挿絵と文章のバランスがうまくとれていないと作品としては完結しません。実際、読んでみたい海外の作品があったのでProject Gutenbergに頼ってみたところ、文章中に挿絵を参照している部分があるにもかかわらず、挿絵がなかったがゆえに楽しく読めなかったという経験をしたことがあります。

    • by wosamu (4952) on 2004年07月09日 14時01分 (#586044) 日記
      >文章だけで本を再現したような気になっているのが自分には妙に見えます。
      そんな風に思ってるんですかね?
      どっかに書いてあります?

      まあ実際の本を再現したというためにはフォントとか装丁とかそんなところまで考えないといけないでしょう。
      あんまり多くを求めすぎても酷だと思いますよ。
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      • by brake-handle (5065) on 2004年07月09日 15時19分 (#586118)
        文章だけで本を再現したような気になっているのが自分には妙に見えます。
        そんな風に思ってるんですかね?
        どっかに書いてあります?
        1. 単に「テキスト/HTMLで掲載した」としか書いていない。
        2. 本の使い道を「読む」ことに限定している。挿絵を眺めるという楽しみ方が全く主張されていない。

        という姿勢を見れば、青空文庫やProject Gutenbergは「本 == 文章」としか考えていないと捉える人が出てきても仕方ないでしょう。おそらく、プロジェクトの立ち上げに関わった人達は、仕掛け絵本など遊びの要素を持った本に触れたことがないのではないでしょうか。

        昔は、挿絵と文章の内容やレイアウトなどについて、かなり厳しく見ていた作者もいたんですけどね... 例えば、Charles Dodgsonは文章にピッタリの挿絵が自分で描けなかったため、一時はAlice's Adventures in Wonderlandの出版を断念しようかと思っていたそうです。

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        • by chute (19365) on 2004年07月09日 19時38分 (#586252)
          短く語る『本の未来』 [neophilia.co.jp]でも読んでみたら?

          装丁についても語っています.
          これを読んでも『「本 == 文章」としか考えていない』と言えますか?
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          • by brake-handle (5065) on 2004年07月10日 0時29分 (#586348)

            断言できます。富田が語っているのはあくまで技術の進化だけであり、これが現場での文学活動に及ぼした、富田とは全く面識がない人物の手になる具体的な例を全く示していません。また、「本が消える日」で紙を道具として遊ぶことを忘れている点からは、想像力や創作能力の欠如、物理的なモノを手にして遊んだ経験の不足が垣間見られます。そして何より、電子本にのめり込んだ理由はもっぱら「読者に文章をスムーズかつ誤差なく読ませる」ことにほかならなかったのですから。映画のSFXと同じで、一見すると本がリアルな(ie 実世界であるかの)ように見えてしまうので、本当に描かれていることや自分なりの解釈を考えさせる機会はどんどん失われてしまうのです。

            まぁ、ここでは技術文書など堅いものを読み書きしている方が多いので、実用一点張りという点からは全く同意できなくても構いませんが。ただし、それが世の中に完全無欠をもたらすようなものではないのも間違いありません。

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      • by parsley (5772) on 2004年07月09日 15時26分 (#586122) 日記
        時間の問題でしょうね。ルイスキャロルの復刻をわざわざ買う客層もこうやって実在するわけですし。あ、私か。
        --
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  • 工作員の皆さんがんばってください。ドグラマグラ待ってます。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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