Gentoo Linux 2004.2 リリース 67
ストーリー by Oliver
コンパイルジャンキー狂喜 部門より
コンパイルジャンキー狂喜 部門より
Anonymous Coward曰く、"Gentoo Linux 2004.2がリリースされました。(2004.2 Information Guide) 各種パッケージのアップデートの他、ラップトップPCMCIAのサポートやSATAサポートなどいくつかの修正が加えられているようで、AMD64、HPPA、SPARC、x86用にLiveCDがリリースされています。ダウンロードはミラーサイトからのFTP/HTTPダウンロードの他、BitTorrent経由でのP2P配信も行われる予定。過去6ヶ月間のシェア伸び率No.1にも輝いたGentoo Linux、最初のインストールが複雑で難解なことを除けばそれなりに管理しやすいディストリビューションです。Portageを使った大量のコンパイルが苦にならない方はぜひお試しください。"
部門名。 (スコア:4, 興味深い)
まあ確かにそういう人はいるみたいだけど。
RedHatのFTP版がなくなり、Gentooへ行った一人なんだけど、
はじめは非常に抵抗あった。stage1から入れた時はうんざりだった。
しかしいざstable環境+gnomeで使い出すと、入れる前にあった
「不安定なディストリビューション」みたいな先入観は消えたよ。
ちょっと前にperlのアップデートがあった程度で、
ここしばらくホント大人しいもん。
毎日がりがりやってるわけじゃない。
最新のGnome+Gtk、カーネル2.6、Xorgなどが入って
これだけ安心感持ってられるとは思わなかったくらい。
インストールマニア、コンパイル大好きな人たちに魅力的なディストリだというのは確かだけど、
普通に使う人にも十分使いやすいぞ、といっときます。
Re:部門名。 (スコア:3, おもしろおかしい)
# ただのアホなのでID
そんなに辛くないよ? (スコア:3, 参考になる)
ってあるけど、説明書さえあればインストールは複雑でも難解でもないと思うし、
Portageにしたってemergeにほぼ全ての作業を任せられるから大量のコンパイルが待ってると言っても、単に自動コンパイルの時間が延びるだけ。自分でファイルの依存関係を調べたり、ファイルをゲットしてきたりする作業が無いから、片手にカキ氷だよ。
./configureオプションにしたって、予め関連するものを定義しておけば勝手にやってくれるし。
ちょっとした問題があるとすれば、apache2のconfが複数に分かれてる事くらいかな。単純に分かれてるだけだから、たいしたことじゃないけど。
俯瞰しよう。何事も俯瞰しなくちゃ駄目だ。
Re:そんなに辛くないよ? (スコア:0)
むしろ私は分かれているからいいかな。
起動オプションは、/etc/conf.d/apache2
httpdのコア設定は、/etc/apache2/conf/apache2.conf
モジュールの設定は、/etc/apache2/conf/modules.d/
バーチャルホストは、/etc/apache2/conf/vhosts/
と。
Re:そんなに辛くないよ? (スコア:1)
---にょろ~ん
既にBitTorrentも用意されてます。 (スコア:1, 参考になる)
公式のものじゃないみたい(?)だけど、既に用意されています [tlm-project.org]
企業での採用実績はどうなのか (スコア:1, 参考になる)
うちは基本的にFreeBSD(たま~にLinux、NetBSD)ですが、Gentooにかなり興味を
持っています。
RedHatは商用に移行してかなり高価になってしまい、今後基本的に採用する
ことはないでしょう。かといってDebianはパッケージが古すぎです。
また、ちょっとコンパイルオプションを変更したいといった時にすぐ
パッケージ管理システムから外れてしまい面倒です。
ちなみに、RedHatのWS、ES、ASのように商用Linuxにはデスクトップ版、サーバ版
と何種類か用意されいることが多いと思いますが、具体的には何が違うのでしょう?
どうしてあんなに値段が違うのだろう・・・
Solarisの方が安いような・・・
Re:企業での採用実績はどうなのか (スコア:1)
Debian は本体のリリースにパッケージが縛られますから。。。
# それでいてリリースのペースが遅いし
# インストーラが古くて新しめのマシンで入れられないなんてこともしばしば
一部のアプリだけ stable から外せばいいってのは分かってるんですが、
なんかそれってちょっと気持ち悪いんですよね。別にフツーに動くってのも
分かってるんだけど、なんだか気持ち悪い。
でも商用だと RedHat 以外は RAID manager が正式対応してないとか
その手の問題もついて回ります。これは Debian だろうが Gentoo
だろうが FreeBSD だろうが同じこと。ということでうちの公開サーバは
RedHat + Clara のセキュリティアップデートサービス [clara.co.jp]です。
Re:企業での採用実績はどうなのか (スコア:1)
管理しやすい? (スコア:0)
なにと比べているんだろう。
管理用のツールなんて何もついてこないじゃないか。
自分ように書き換えた設定ファイルは etc-update のたびに上書きされかけるし。自分でログとっとかないと設定情報消えちゃうじゃないか。
私は Linux 上でサーバーサービスを動かしたいだけなんです。
それなのに、なんでソースコードからコンパイルしなきゃならんのですか。
Re:管理しやすい? (スコア:5, 参考になる)
上手くいえないのですが、Gentooは管理しやすいと思います。
なぜかというと、その、特定のツールがあまり多くないからです。
RedHatだと、rhn_hogehoge Turrboだと、 turboなんたら、という
それぞれ管理ツールがあり、それらの使い方を逐一覚えないと
いけないので、結構厄介だと思います。
Gentooの場合、設定は/etc/conf.d/ 以下をエディタで覗いて
いれば、シンプルに理解できます。
Redhatだと依存関係のせいで、Xを使っていないにもかかわらず
XFree86なんたら を削除できない事があって、それに
腹を立ててGentooに来ました。パッケージ管理では、
USE="-X" としておけば良いだけなので、非常に簡単で柔軟だと
思いました。
そのかわり、コンパイル作業があるってわけですが、、
Re:管理しやすい? (スコア:2, 参考になる)
etc-update の微妙な使いづらさについては同感。手動でマージする場合、古い内容を左、新しい内容を右にして差分を表示してくれるんだけど (んで、要所要所で、右を残すか左を残すかを選択する)、コンソールが十分横に広くないと後ろの方か切れてしまう。 X 入れてる環境ならそんなに問題にはならないんだけど、リモート操作を前提に X 入れていない環境だったりすると、クライアントのコンソールによっては不便したりする。これの使い勝手についてはもうちょっとこなれてくれるとありがたいなぁ、って思います。
むらちより/あい/をこめて。
Re:管理しやすい? (スコア:1)
と悩んでしまいます。なので、merge作業は私にとって、かなり面倒な作業です。
とくに、etc-update時に、50個とかファイルがリストされてしまうとうんざりしてしまいます。
大抵のファイルは、手動で変更していないので、無条件に置き換えてかまわないんですが。
この辺りがなんとかなってくれると有難いです。
Re:管理しやすい? (スコア:1)
私自身はFreeBSDのmergemasterでお世話になっているのですが、
右を残そうとすると左手で"r"を、やはりsdiffの"r", "l"で選択ってのは使いづらく思ってます。
左を残そうとすると右手で"l"を
打たなきゃいけないなんて…… 見ている画面と動く手が逆なんで、 だんだん頭がこんがらがってきちゃう。
ふと思ったんですけど、 "<", ">"あるいは
(shift省略して)",", "."の組み合わせとかでも
l,rと同様に使えるようにしたら分かりやすいですかね?
あるいはたまごの文節調節風にi, oとか、
使ったことないけどWordstar風にs, dとか。
# 最初vi風に"h", "l"の組合わせがいいと思ったんだけど、
# "l"が逆の意味になることに気づいて orz
Re:管理しやすい? (スコア:1)
etc-updateは素直に「左残す:l」「右残す:r」なんで。
---にょろ~ん
Re:管理しやすい? (スコア:2, 参考になる)
管理ツールが何も付いてこないとの事ですが、
GUIの管理ツールが好みなのであれば確かにgentooは、あまりよい選択肢ではないかも知れません。
あまり詳しくは無いですがsuse何かが良い選択肢では無いでしょうか?
GUIのツールでは中で何をされているか不安な人(考えすぎ?)はgentooは良い選択肢だと思います。
etc-updateの度に上書きされるのは
1) Replace original with update
ってのを選んでるからだと思います。
基本的にやばそうなファイルは
3) Interactively merge original with update
を選んで手動でマージするのが良いかと思います。
Re:管理しやすい? (スコア:1, 興味深い)
不思議でもなんでもないと思うのはオレが古いのかなぁ。
コンパイルってそんなに特別なこと?
そりゃばかでかいアプリのコンパイルはしんどいけどさ。サーバ類なんて
よほどの低速マシンでなければたいした手間じゃないよ。
Re:管理しやすい? (スコア:1)
windows使ってて、プログラムとか組まない人にしてみりゃかなり
特別なことですよ。windowsはそんなこと要求しないのに、なんで
Linuxはそんなこと必要なんだよってことではないですか?
> そりゃばかでかいアプリのコンパイルはしんどいけどさ。
やっぱりしんどいでしょ?ちいさくてもめんどくさいし。
Re:管理しやすい? (スコア:0)
アンインストールは楽です。
RHとかだと、依存関係がうざい、、、
一つ消そうとすると、後ろに10個以上つながってることもあるし。
Re:管理しやすい? (スコア:0)
Re:管理しやすい? (スコア:1)
えぇ、まったく全自動でなすすべもありません。 :-p
Re:管理しやすい? (スコア:0)
特別なことですよ。
それはそうかもしれないけれど「Linux使ってサービスとか立てる人」にとっては特別な事ではないよね。
郷に入れば郷に従えって考えは一般的じゃないのかな。
Re:管理しやすい? (スコア:0)
もし,自分で入れる必要があったとしてもバイナリ配布であることが多い.
Re:管理しやすい? (スコア:0)
Re:管理しやすい? (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:管理しやすい? (スコア:1)
実行できる状態になっても、
ファイアウォールで、中から
外へのアクセスを禁止しておけば、
侵入者が使いたいツールを外から
もってくることができないようにできる。
その場合でも、コンパイラがあれば適宜
その場でツールを作ってしまうことが
できるから危険なのではないかと。
いずれにせよ一般論として、
インストールしておくものは最小限のものに
とどめるべきなので、もしコンパイラを
使わなくて良いなら入れとかないほうが
安全とも言える。
Re:管理しやすい? (スコア:1)
Re:管理しやすい? (スコア:1)
ワームができてしまって厄介ですよね?
コンパイラをchroot/jail環境外におけばいいんじゃないかとも思いますが、実
際jailにセキュリティホールとか見付かったこともあるので、念には念を入れ
る必要があるということでしょう。
Re:管理しやすい? (スコア:0)
逆でしょう。こういうときこそ昨今の爆速CPU+潤沢なメモリが生きるってもんですよ。
Re:管理しやすい? (スコア:1)
あれよりは大分使いやすいと(自分では)思っておりますが。
fstabとか見ると、脊髄反射で2,yを選択しているようになれば無問題。
---にょろ~ん
Re:管理しやすい? (スコア:1, すばらしい洞察)
> それなのに、なんでソースコードからコンパイルしなきゃならんのですか。
Gentoo以外のディストリビューションを選べば良いのでは?
FreeBSDと一緒に管理していると (スコア:1)
cd /u<TAB>p<TAB>
と叩いている自分がいます。orz <Gentooは、別にPortageのディレクトリに移動しなくてもいい癖に。(でもそれが萌)
---にょろ~ん
Re:FreeBSDと一緒に管理していると (スコア:1)
# でもとりあえず移動して less distinfo ってやっちゃうんだなぁ
# INDEX に awk 掛けりゃいいだけなんだけど
Re:FreeBSDと一緒に管理していると (スコア:1)
---にょろ~ん
Re:管理しやすい? (スコア:1)
Re:管理しやすい? (スコア:0, 興味深い)
安心できちゃう人?
きめ細かい設定が必要な時に、全部GUIでやれるディストリには
オレは未だに出会ってないんですけど。
(SUSEとかはいいらしいね)
Re:管理しやすい? (スコア:0)
GUIの管理ツールがあるか無いかじゃなくて、パッケージ管理の話をしているのだと思うけど、どーなんだろ。
Re:管理しやすい? (スコア:2, 参考になる)
>管理用のツールなんて何もついてこないじゃないか。
こういうことを言ってるわけなんだが。
ところで、たとえばrpmも、/etc以下の設定ファイルとかは
書き換えないようになってるよね。
アップグレードされたパッケージの設定ファイルはhoge.rpmnewというかたちで
とりあえずインストールされる。
けどこれをどうこうする「ツール」は例えばRedHatにはないわけです。
Gentooのetc-updateはこれをなんとかする「ツール」にあたるわけで、
勝手に上書きさせないという選択肢もそこにはある。
パッケージのもとのバージョンまでぐいぐい上がっていく以上、
RedHatとかみたいに*.rpmnewを気にしなくていいというわけにはいかないし、
Debianのaptみたいに変更がある場合はひとつひとつダイアローグが開くというわけにもいかない。
(ビルドに時間かかるからずっとPCの前にいるわけにはいかない)
非常に理にかなったやりかたをしていると思うけど、どうすかね?
私は師匠からこのように言われました (スコア:0)
Re:私は師匠からこのように言われました (スコア:1)
Re:私は師匠からこのように言われました (スコア:1)
コンパイルして (スコア:0)
少なくとも (スコア:1, 参考になる)
体感的には明らかにGentooの方が早いです。
RHEL3やTurbo10と比べると。
それが最適化の効果かどうかは別にして。
背中押しありがとう (スコア:0)
Re:コンパイルして (スコア:0)
最適化ってのは「最高の速度で動作する」ために用いるんだが。。。
Re:コンパイルして (スコア:2, 興味深い)
# 今でも分野によっては生き残っているかも
Re:他のディストリビューションにこんな芸当ができる (スコア:2, 興味深い)
apt-get source hoge
cd hoge*
dpkg-buildpackage
でおおよそ同じ事は出来そうな気がする、、、
patch の当て方は package によって多少流儀が異るが、行儀の良い pakcage は
hoge*/debian/patch/
以下に patch を放り込んどくだけで勝手に当ててくれた気がする、、、
uxi
Re:他のディストリビューションにこんな芸当ができる (スコア:1)
どちらも可能です (スコア:1, 参考になる)
portsのpkg-plistに相当するファイルは(使ったことがないので)知らないけど
インストールされるファイルを事前に確認したい場合は
emerge -p xfree86 とするとパッケージ一覧を確認できるよ。
ついでに
emerge -pv mozilla とするとパッケージが使用するUSE フラグも同時に確認でき
emerge -pt gnome とすると依存関係をツリー形式で確認できる。
> あるパッケージとそのパッケージが直接的、間接的に依存するパッケージをすべて再ビルドすることができない。(私が知らないだけの可能性が高い。)
これについては emerge -e kde で可能(KDEが依存するパッケージが全て再構築される)。
emerge -e world とするとインストールされている全てのパッケージを再構築できます。
FooBarBazHoge - Gentoo Linux [iwate-pu.ac.jp] や Hiki - emerge(1) [cibicc.org](manの和訳)が参考になるかと。
Re:他のディストリビューションにこんな芸当ができる (スコア:1)
pkg-plistって
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@comment $FreeBSD: ports/editors/vim/pkg-plist,v 1.45 2001/08/21 19:51:09 obrien Exp $
bin/vim
bin/vimtutor
bin/xxd
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こんなふうな、入るファイルの一覧
のことなんですよ。
Gentooだと、mergeの最後にでてくるファイル一覧のことだと思います。
---にょろ~ん