BOINCで分散コンピューティングよりどりみどり 17
ストーリー by Oliver
白熱CPU 部門より
白熱CPU 部門より
yosuke 曰く、 "惑星協会の記事(仮訳)によると、分散コンピューティングの汎用プラットフォームを目指しているBOINCに参加しようとするプロジェクトが続々と出てきています。
既に現時点で、SETI@homeがBOINCに移行を開始しており、スクリップス研究所のPredictor@homeというタンパク質構造予測プロジェクトがαテストを行なっています。また、Climateprediction.net (気候変化をモンテカルロ法を使って予測)、Folding@home(タンパク質の折り畳み過程をシミュレート)がBOINCへの移行を準備中です。その他にもEinstein@home (LIGOの観測データから重力波を見つける)、Astropulse (ブラックホールの蒸発に伴う信号を探す、HEP@home (CERNによるプロジェクト)の各プロジェクトがBOINCによる分散コンピューティングを計画しています。それぞれの開始予定は、Climateprediction.netが8月26日、Folding@homeが数ヶ月以内、Einstein@homeが2005年初め、Astropulse(βテスト中)の一般公開が今年の夏のうちとなっています。
計算能力を割り振ることによって複数のプロジェクトに同時に参加できることも、BOINCの利点の1つです。また、あるプロジェクトのサーバが落ちているときにも計算能力を遊ばせることなく使うこともできるようになるでしょう。この他にも多数のプロジェクトがBOINCを使う時代が来ることを期待します。(参考サイト:各種分散コンピューティングプロジェクトの紹介)"
(気候変化をモンテカルロ法を使って予測) (スコア:3, おもしろおかしい)
Re: (気候変化をモンテカルロ法を使って予測) (スコア:1)
くそまじめに下駄の落下シミュレーションを行い。
全世界でけり出された下駄の着地姿勢をこれまたくそまじめに
集計とっているのなら、ある意味参加してみたい気がしなくもない。
# いや、やっぱりだめか
wild wild computing
ランキング。 (スコア:1)
ありましたよね?
BOINCに移行しても、同じように集計されるのかな?
※人類の功績に貢献できるのはモチロンだけど、ランキングなど、
競えると、人って張り合いを持つよね(笑
Re:ランキング。 (スコア:1)
Re:ランキング。 (スコア:1)
少なくともSeti@home BOINCでは集計されています。
Seti@home BOINCでのTeam Slashdot Japan [berkeley.edu]はこんな感じです。
個人の結果がどのようにカウントされるかは、どこかで書いた [srad.jp]ような気がします。このときから変更があるかもしれませんが、そこまで追いかけてはいないです。
#Recent Averageはここ2週間での成績でしたっけ?
このままいくと (スコア:1)
「俺のコンピュータ、ぶんぶんうなって一生懸命計算しているみたいなんだけど、いったい何の計算をしているんだろう?」
と、わけわかめな状況に突入してしまう予感が。
# テロリストが密かに「地下鉄に毒ガスを撒くときの最適条件」
# とかを計算してたら、どうするんだ(爆
--- ほしみ
Re:このままいくと (スコア:0)
もうすでに、一体何を計算しているのかが分かっていない俺…
情報開示 (スコア:2, すばらしい洞察)
今私達のプロジェクトでは「○○」を解析しており
その解析結果は「○○」や「○○」へ送信され、
今までの研究結果は「~~~」です。
みたいな。
これなら今何解析しているのかよく分からなくても
どんなことをやっているのか判りますし
こういうなのって利権が絡んでくるから難しいのでしょうねぇ。
#きっと、可能性っていうのはその辺に落ちているんだけど
#気がつかない物じゃないかなと思う。
Re:このままいくと (スコア:0)
計算している事自体わからなくなるのかと。
選択の余地性 (スコア:1)
この先どんどん新しいプロジェクトが出た来た場合、
2個や3個もインストールするわけにはいかないですからね
でも、まだリンク先は見ていないから何とも言えないけど
集約された場合、自分の興味がある分野が選択できるか出来ないかは
大きな問題だと思う。
私はUD参加しているけど、UDは天然痘と癌解析をターゲットにしています。
しかしながらTeam2chの人々の中では、ガンのみ解析をする人が大変多いです。
人それぞれに理由があっての事でしょうし。
そういう私も、知り合いが癌に冒されて始めた質です。むろん、解析されるまでにその方はこの世には居ないと思いますけど。
自分はガン解析をしようと思ったのに、別のプロジェクトの解析をさせられていて
それが結局解析の遅れになる・・そういう風な事にだけはならないで欲しいなと。
#きっと、可能性っていうのはその辺に落ちているんだけど
#気がつかない物じゃないかなと思う。
Re:選択の余地性 (スコア:3, 参考になる)
・参加するプロジェクトの選択
・各プロジェクトに割り当てる資源の比率
をそれぞれ設定できますから,自分のやりたいプロジェクトだけに
参加可能です.
割り当てる資源の比率は,同時にいくつか走らせるんではなく,
長い目で見たときにその比率になるようにタスクを一つずつ片付けて
行きます.
例えば計算量がほぼ同じプロジェクトAとBがあって,ユーザーが
1:2で割り当ててあると,解析として
A1ユニット→B1ユニット→B1ユニット→A1ユニット
と言う感じで実行されます.
#時にはAが2連続で実行されたりしますが,まあトータルでは
#割り当てた比率になります.バグが無ければ.
あんまり増えても・・・ね・・・ (スコア:0)
Re:あんまり増えても・・・ね・・・ (スコア:1)
確かに最初のころは物珍しさで人も集まりましたが, 技術が陳腐化すると研究の意義とかを直接的に訴えてCPU時間の寄付を募るしかないですしね. 本当にCPU時間が必要な専門的な分野ほど興味を引きづらくて役に立たなくなるなんてことも.
Distributed.netは? (スコア:0)
ちなみに
>計算能力を割り振ることによって複数のプロジェクトに同時に参加できることも、BOINCの利点の1つです。また、あるプロジェクトのサーバが落ちているときにも計算能力を遊ばせることなく使うこともできるようになるでしょう。
この辺の事は既にDistributed.Netでは実現済みですよね。
Re:Distributed.netは? (スコア:1)
#本当の識者のフォロー希望。
> 分散コンピューティングと言えば私はこっちを思い出すんだけど、関連する動きとかはないんでしょうか?
ちょっと調べた範囲では聞かないです。関連した動きがあると面白いんですが。
>>計算能力を割り振ることによって複数のプロジェクトに同時に参加できることも、BOINCの利点の1つです。また、あるプロジェクトのサーバが落ちているときにも計算能力を遊ばせることなく使うこともできるようになるでしょう。
>この辺の事は既にDistributed.Netでは実現済みですよね。
複数のプロジェクトについては、興味の範囲の問題だと思っています。
Distributed.Netにおいて、複数のコンテストに計算能力を振り分けることができるとはいえ、範囲は暗号解読の分野に限られるわけですよね?
暗号解読に興味がある場合はまったく問題はないと思います。
暗号解読にも、タンパク質の構造にも、宇宙人探しにも興味がある、といったときに振り分けることはできないわけです。
複数サーバに関しても、あくまでDistributed.Netのサーバが複数っていうことですよね。ちなみに、BOINCも単一プロジェクトが複数サーバを持つことをサポートしていたはずです。
つまるところ、Distributed.Netがフレームワークを公開しているような感じだと思います。
#詳しくないので、Distributed.Netがフレームワークを公開しているかどうか、公開しようとしているかどうかは知りませんが。
Re:Distributed.netは? (スコア:1)
>Distributed.Netにおいて、複数のコンテストに計算能力を振り分けることができるとはいえ、範囲は暗号解読の分野に限られるわけですよね?
よくある誤解だと思いますが、Distribuetd.Netは暗号解読専門ではありません。現在でも、OGRという数論問題も取り扱っています。
# OGR以外は、RC5/DES/CSCと暗号ばっかりなんですが。
>つまるところ、Distributed.Netがフレームワークを公開しているような感じだと思います。
>#詳しくないので、Distributed.Netがフレームワークを公開しているかどうか、公開しようとしているかどうかは知りませんが。
Distributed.Netはフレームワークのソースは公開していないと思います。偽データを送りつけらると困るから、という理由からだったと思います。