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Sun、Java JDK 5.0のソースコードを公開。ライセンシングに変化 9

ストーリー by mhatta
一日一歩、三日で三歩 部門より

yamagatahiroo 曰く、 "なんか一部の一般紙ですら報道しているので、とっくにだれかがトピックたててると思ったんですが……

Sun が Java の JDK 5.0 のソースコード公開を開始しました。用途次第でライセンスがいろいろ分かれていておりますが、オープンソース系のあれこれと多少の不協和音のあったようなJava も (リーヌス・トーヴァルズはあちこちで悪口を言ってましたし)、これでちょっとおさまりがよくなる部分も出てくるようなこないような。一方ですでにある程度市民権を得ているから、いまさら公開されたところでさして状況は変わらないのかな。皆さんの見解はどんなもんでしょうか。"

というタレコミであった。元々ソースコードのダウンロード自体はできたのだが、今回からは、従来のSCSL (Sun Community Source License)に加え、新ライセンスのJRL (Java Research License)も選択できるようになっている。とはいえ、残念ながら、JRLもざっと見たかぎりでは商用利用禁止などの条項を含んでいるので、OSD (The Open Source Definition)を満たすとは言えないようだ。

よって、オープンソース系のあれこれ(含む当編集者)との不協和音は相変わらず消えないような気がするが、SCSLと比べてほぼ1/6の分量となって理解しやすくなったのは歓迎すべき変化だと言えるだろう。FAQも用意されている。

なお、あなたが何かフリーなJava処理系の実装にかかわっている場合は、SCSLかJRLかに関わらず、JDKのソースコードをダウンロードしただけでそういったプロジェクトに参加できなくなってしまう可能性があるので十分注意が必要だ。Debian GNU/Linux Java FAQの「5.3.1.2 What are the problems with Suns' new license?」あたりを参考にしてほしい。

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