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9302 story

Solaris用?Sunが新しいオープンソースライセンスを公開 37

ストーリー by Oliver
ライセンス談義は各ライセンスの文章を読み直してから 部門より

Solarisのオープンソース化を計画しているSunが新しいライセンスCommon Development and Distribution License (CDDL)を公開し、オープンソース認定を求めてOpen Source Initiative (OSI)に提出した。明言はされていないが、オープンソース版Solaris 10に採用されるライセンスであると考えられる。
CDDLはMozilla Public License(MPL) 1.1をベースに「変更」の定義を明確化したり、特許関係の条項を簡略化するなど、いくつか改良を加えたものとなっている。変更点を要約した文章には企業から見たMPLの利点などもまとめられている。(参考:MPLとの差分表示[PDF]各変更点の詳細な解説)
CDDLの本文を読んでみたところ、CDDLはオープンソースの定義には準拠しているが、GPL互換ではないようだ。

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  • by Anonymous Coward on 2004年12月06日 18時05分 (#662431)
    ある意味嫌われ者のGPLはライセンスの互換性についての文書 [gnu.org]を公開していますし宣伝条項が外されたBSDライセンスは実際上何でもありですが、そのほかのライセンスについて組み合わせる場合(例えば今回発表されたCDDLと元となったMPL1.1のコードは組み合わせて利用できるのか)の資料は何処かにまとまっていないのでしょうか?

    ライセンスの非互換でOSSのコードが細切れの島のようになるくらいなら、BSDライセンスを普及させる方が幸せな気がしてきます。
    • by Mc.N (3705) on 2004年12月06日 22時45分 (#662534) 日記
      ライセンスの非互換でOSSのコードが細切れの島のようになるくらいなら、BSDライセンスを普及させる方が幸せな気がしてきます。
      OSI の顧問弁護士を務める Larry Rosen さんも [サン、独自のオープンソースライセンスを起案 [cnet.com]] で「最終的には、組み合わせのきかない小間切れのソフトウェアばかりになってしまう」と指摘していました。気軽にソフトウェアが共有出来なくなるとオープンソースのウマみが少なくなるような気が。

      ちなみに最近企業で人気の MPL の派生ライセンスですが、MPL の日本版を目指したものとして [テンアートニ パブリック ライセンス [tenartni.com]] というのがあります。フルスクラッチで開発するなら管轄裁判所は日本がいいな、と思いました。

      #ガラパゴス諸島云々と愚痴っている暇と金があるなら誰でも
      #使用できる日本版の MPL でも考えていたほうがまだ建設的な意見
      #じゃないかと :-P。
      --
      Mc.N
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年12月06日 18時49分 (#662447)
      そのほかのライセンスについて組み合わせる場合(例えば今回発表されたCDDLと元となったMPL1.1のコードは組み合わせて利用できるのか)の資料は何処かにまとまっていないのでしょうか?
      ○○法に準拠するという類のもの(○○にはいろいろな地域が入る)を組み合わせると矛盾が起こる確率は高くなるような気がします。有名どころだとMPLとかCPLが挙げられます。
      ライセンスの非互換でOSSのコードが細切れの島のようになるくらいなら、BSDライセンスを普及させる方が幸せな気がしてきます。
      BSD一色に染めれば困難は解消されるという発想には同意できません。だったらBSDの代わりにGPLやCPLなどを持ってきても同じことが言えるでしょう。それにGPLに例外条項をつけるなり、選択型ライセンスにするなり、非互換を避ける方法はそれなりに存在します。
      親コメント
      • GPLに例外条項って付けていいの?
        • by Anonymous Coward on 2004年12月06日 21時19分 (#662507)
          > GPLに例外条項って付けていいの?

          そのプログラムの著作者なら可能です。GPL FAQ [gnu.org]のページ内を"as a special exception"で検索してみてください。事例としては最近のMySQLのクライアントライブラリ(オープンソースライセンスならリンク可能)などがあります。
          親コメント
          • by kei100 (5854) on 2004年12月06日 21時54分 (#662524)
            でも、そのプログラムの一部がGPLに感染してたら駄目ですよね?
            使ってるライブラリが感染してるとか。
            で、完全にオリジナルである著作者ならGPL以外のライセンスで配布すれば良いと思うのですが、なぜGPLを使うのでしょうか?

            # GPLの正しい解釈が出来そうにないヘタレなのでID
            親コメント
            • で、完全にオリジナルである著作者ならGPL以外のライセンスで配布すれば良いと思うのですが、なぜGPLを使うのでしょうか?
              個人的には過去にも繰り返されてる話題に何度も付き合う気力はないので一言だけ。別ACが書いていますが「そりゃまぁヒトの数だけ利害や事情や信念がありますから。」という回答では不十分ですか?
              • by kei100 (5854) on 2004年12月07日 0時53分 (#662582)
                確かに。

                でも、共通のライセンス条項に付随して例外が並ぶのもなんか嫌だなぁ・・・
                と思っただけで深い意味もなにも無いです。

                # 自己マイナスモデの為にAC

                -- 誰も信じちゃいけない、裏切られるから。
                私を信じないで、貴方を裏切ってしまうから。
                親コメント
            • 最近は、簡単に使わせない為にGPLを採用し、それを逃れる為の有償ライセンスを別途用意するってのが流行ってきてるみたいですね。 GPLの制限を逆手に取った、うまいビジネスモデルかもしれません。
          • GPLに付けられる例外条項は、利用者に追加の権利を認める
            方向のものだけです。当然にその例外条項を派生プログラム
            に強制することもできません。また上手く書いておかないと
            派生プログラムが例外条項を
  • 訳分からなくなってきたから、誰かOSSのライセンスについての
    まとめサイト作ってくれ!

    え、言いだしっぺが作れ?
  • by Anonymous Coward on 2004年12月06日 17時44分 (#662421)
    オープンソースライクライセンスってそれぞれ微妙に違ってて大変.
    #2get避け
    • ライセンスの定義法に (スコア:3, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2004年12月06日 18時50分 (#662448)
      オブジェクト指向とかアスペクト指向を導入すればよろし

      public license CDDL extends MPL1 {
          public String getLicenserName() { .... }
          ...
      }
      親コメント
      • by Average (3404) on 2004年12月06日 20時26分 (#662492) 日記
        そういえばAI華やかなりし頃には法律をAIを使って解釈させるプロジェクトがあった気が。

        せっかくだから、ライセンスを解釈するAIプロジェクトを立ち上げるというのはどうでしょうか。
        で、Prologで作れば双方向なんで条件を入力するとラインセンスができてくる。

        #Prologは入力と出力は双方向に動くので、論文からキーワードを抽出するPrologプログラムを作ればキーワードから論文を生成できる!第五世代の狙いはそれだ!というジョークがあったのでした。
        --
        -----------------
        #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
        親コメント
      • エージェント指向? (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2004年12月07日 0時53分 (#662583)
        do {
            Lincense gpl = new GPL();
            Software sw = World.getSoftware();
            gpl.infect(sw);
            World.release(sw);
        } while (World.otherLicenseSoftware() > 0);
        親コメント
      • ・virtual宣言してないのでオーバーライドできまへん
        ・菱形継承で問題がおきまつ or マージできまへん
    • by Anonymous Coward on 2004年12月06日 17時58分 (#662429)
      技術職だと思っていたのに、ライセンス文の講釈ばかりする日々になったりして。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        チェックマークシート+特記で書ける
        ライセンスの共通フォーマットってできないかな?

        もう書く方も読む方も裁判する方も大変だろ。
      • by Anonymous Coward
        >技術職だと思っていたのに、ライセンス文の講釈ばかりする日々になったりして。
        ん?技術系企業(製造業とか)の特許部門とかは、技術職で良いんじゃないか?
        コンピュータプログラムの著作権扱うのも技術職だと思うし……
    • by Anonymous Coward on 2004年12月06日 18時25分 (#662437)
      オープンソースでないライセンスもそれぞれ微妙に違って大変ですよ。
      いくつかの定義済みライセンスに集約される可能性のあるオープンソースライセンスのほうが、まだマシかも。
      親コメント
      • by r5 (24383) on 2004年12月06日 22時53分 (#662542) 日記
        MS製品で統一し、MSにお布施を支払えば
        きっと大丈夫ですよ。

        何か問題があれば、MSが賠償金を支払うか、
        その個人なり企業なりを買収して問題を解決してくれます。

        その分、お布施はお高くなっておりますが。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          そのMSも製品ごとにライセンスが微妙に変更されたりして難しいんですけど。
    •  そろそろ XML か何か使ったライセンスを記述するための専用言語(XLDL = eXtensible Licence Definition Language ?)が必要なのかも。
      --
      --- ほしみ
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      そりゃまぁヒトの数だけ利害や事情や信念がありますから。
  • by Anonymous Coward on 2004年12月06日 20時31分 (#662494)
    出来るとは限らないし改訂したところですぐに問題が解決するわけではないが、MPLとそれほど変わらないならMPLの作者とコンタクトくらい取ればいいのに。
    それをやらないのがSunがいつまで経っても信頼されない理由なんだろうな。
    この点に関してはMSの方がマシだね。
    • by Anonymous Coward
      > この点に関してはMSの方がマシだね。
      なぜ? もうちょっと詳しく解説きぼん
      • by Anonymous Coward
        言ってみただけのAC発言にまじめに突っ込んじゃぁ、ダ~メ(はぁと)
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