IC発明者のジャック・キルビー氏が死去 62
ストーリー by yoosee
世界を変えた人の逝去 部門より
世界を変えた人の逝去 部門より
prankster 曰く、 "ICの発明者で「半導体の父」とも呼ばれるジャック・キルビー氏が 6月20日に死去しました。享年81歳。Texas Instruments からのニュースリリース が出ています。
キルビー氏は 1958年、就業先の TI社にて、半導体の中にトランジスタ・抵抗・キャパシタを作り込んで電子回路を構成するという概念を提唱し、実際に回路を作成しました。これが IC (integrated circuit - 集積回路) の発明で、現在の半導体発展の基礎となっています。同氏はその後も世界初の計算機用集積回路の作成を始めとして多くの実績を残しており、ICの発明により 2000年のノーベル物理学賞を受賞しています。
私はICブロックで色々な回路を組み立てて遊んだ口なので、そのICの発明者の死去には色々と思うことがあります。
とりあえず、素晴らしい世界を垣間見せてくれたこと、今の世界を構築した力であったことに感謝をささげます。ありがとうございました。"
叔父 (スコア:3, 興味深い)
キルビー氏/TIとタッチの差で特許を取れなかったことを思い出しました。
20年くらい前までは会うたびに悔しそうに語っていましたが、
今では話題にもしなくなりました。
…微妙にオフトピックというか、かなりどうでもいい話のような気がするけど、まあいいか。
Re:叔父 (スコア:1)
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Re:叔父 (スコア:2, 興味深い)
ひとつ上のACさんがおっしゃってるように、シンクロニシティというか、
当時、半導体技術が熟してICというアイデアが生まれるのは時間の問題だったんでしょうね。
おそらくノイス氏や叔父以外にも同様のアイデアに到達した人は
数多くいたんじゃないかと思います。
Re:叔父 (スコア:0)
ジャック・キルビー氏はもちろんですが、多くの先人の方々に敬意を表したいと思います。
Re:叔父 (スコア:1)
ちなみにそのノイス氏も6月になくなっているのですね。参考 [computerhistory.org]
プリント配線基板 (スコア:1)
Re:叔父 (スコア:0)
もっとも、相互の情報ベースがまったく異なる場合にはそういった現象を似通った言葉や図で表現するということはありえないので、発想のみを共有するということはないと思いますが。
Re:叔父 (スコア:2, 興味深い)
ハリウッド映画の世界だとやたらかぶってる作品が短い時期に集中することがよくありますが、あれは単に情報が流れてるのかな?
ボルケーノとダンテズピークとか、バグズライフとアンツとか、アルマゲドンとディープ・インパクトとか…
オフトピだけどコメント(was Re:叔父) (スコア:1)
グレイだったと思います。昔読んだ本ではベルが特許申請を終えて階段を下りてくるのとすれ違いにグレイが申請に向かうというシーンが描かれていました。多分これは創作だと思いますが、それほどにきわどいタイミングだったということなのでしょう。
Re:オフトピだけどコメント(was Re:叔父) (スコア:0)
Re:叔父 (スコア:0)
ハリウッドだけじゃありません。
スターウォーズとか、惑星大戦争とか、宇宙からのメッセージとか…
#ネタがネタとして通じますように…
Re:叔父 (スコア:0)
最初から情報が流れてたらむしろ避けますって。
映画のプリプロダクションが始まるのは公開の2年前とか、フルCGアニメーションだと5
Re:叔父 (スコア:2, 参考になる)
> He invented the integrated circuit in 1958 while working at Texas Instruments.
> At about the same time Robert Noyce made the same discovery at Fairchild Semiconductor.
(1958年にTIでICを発明。同じ頃、ロバート・ノイスもフェアチャイルドで同じ発見をしていた)
ってありますね。
昔、キルビーの考案したICのイラストを見た覚えがありますが、
なんか、単に素子をくっつけただけの、集積回路というより集合回路って感じで、
とても今のICからは想像できないようなものでした。
トランジスタなどの素子を個々にモールドしてから配線するの体積効率が悪いですから、同じ素子を使うのでも
「複数の素子をまとめて配線してからモールドすれば、体積を格段に小さくできる」というアイデアが出てくるのは自然な流れな気がします。
Re:叔父 (スコア:2, 参考になる)
Re:叔父 (スコア:1)
ちょっとググってみましたが、
キルビーのノート [ti.com]、実物写真 [ti.com]
ですね。
私が「集積回路っぽくない」と思った理由も、空中配線してる点にある気がします。
Re:叔父 (スコア:0)
胡散臭いと思う奴はいるかもしれんが (スコア:0)
目に見えないレベルまで含めた世の中を分かっていない連中
から見ると胡散臭いと思うかもしれないが、
・人の意識は深いところで全ての人々、生き物が繋
Re:胡散臭いと思う奴はいるかもしれんが (スコア:1)
Re:胡散臭いと思う奴はいるかもしれんが (スコア:0)
Re:叔父さま有名人? (スコア:1)
ちっとも有名じゃないです。
というか、その後技術職から営業職に配置換えされちゃいました。
技術を追求する機会をほぼ永遠に奪われてしまいました。
もう退職してしまったし、技術で名を挙げることはないでしょう。
# 親戚付き合いの中で私が唯一の技術職なんで、
# 帰省するたびにとっ捕まって相手をさせられてます :)
## ってなんでこんな個人的な話を延々としてるんだろうおれは。
キルビー、TI、7400 (スコア:3, 興味深い)
それはさておき、キルビーといえばTI、TIといえば7400。
小中学生時代、キットや雑誌の回路図の引き写しでラジオ工作やってたんですが、オームの法則もろくに知らない子供じゃあ、あんまし応用が利かないんですよね。そんな時に、デジタル工作の本が出てきて、田舎の模型屋にも7400が売られるようになって、これやってみると、簡単な論理ゲートの組み合わせでいろんなことが出来る。NANDの7400があれば、組み合わせでANDもORもNOTも作れるってのもわかりやすくてよかったし。
というわけで、一時期7400ばっかりいじってました。だもんで、僕の中ではTIといえば、7400を作った会社なんですね。
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:1)
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:0)
あ、何GHzなんてクロック動作は抜きにして
どれほどの7400とどれほどの消費電力がかかるか考えるのがいやだからAC,
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:1)
むしろ「NAND があれば CRAY-1 が作れます」のほうがアレゲかと。
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:0)
ナ NANDッテー!!
Ω ΩΩ
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:1)
日本で話題になったあの技術より世界に大きな影響をあたえてるから、
あれ以上だよねー?
ICは一世帯に何個あることか、あの技術はどう考えてもICより少ないわい
僕はあれよりキルビーさんの方に手を上げたいなあ
人の懐が気になるなんて、悪趣味でメンゴ
-- island
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:1)
キルビー氏は名誉と報酬を手に入れ、
Texas Instruments も確固たる地位を築いたわけですから。
# 青色の某社とは違うねぇ。
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:1)
LSでもHCでもないでつ.パッケージはいろいろでつが.
はてな日記 [hatena.ne.jp]継続ちう
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:1)
# FとかLSもあるけど、無印もなぜか店によってはあったりする…
とはいえ、最近はフラットの74(AC,HC,LVTなど)シリーズを置いている店も多くなっています。
しかも、フラットの74は(例えば)同じSOPでも本体の幅がメーカによって違ったりするので、試作で(調達時間切れで、RSのような通販でもなくて)足りないICを買うときに難儀することもしばしばでした(;´Д`)
# 空振りすることも少なくなかったような(;´Д`)
結果、心で泣きながら商社に片っ端から電話をかけて「少数試作なんだけど、サンプルなんとかして売ってくれー(T_T)」と拝み倒す羽目になった事も(;´Д`)
(例えば)TSOPならTSOPで完全に同じ規格にしてほしいと思う次第。JEDEC規格は一応あるんですが、有効に機能していないような(;´Д`)
Re:キルビー、TI、7400 (スコア:1)
---- 6809
何故? (スコア:1)
Re:何故? (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:何故? (スコア:1)
Re:何故? (スコア:1)
http://www.sony.co.jp/Fun/SH/1-6/h1.html
このあたりから半導体部品を「石」と呼ぶようになったのでしょう。
# 「普通」なんて言葉はフレームの元というのは重々承知してます
Re:何故? (スコア:0)
Re:何故? (スコア:1)
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Re:何故? (スコア:2, 参考になる)
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Re:何故? (スコア:2, すばらしい洞察)
アカデミックの第一人者の先生方が、私企業の社員を推薦することも、従って受賞することも昔は少なかったのが一番の理由だと思います。また、推薦後も、推薦対象の業績が本当に本人によるものか、受賞にふさわしい人かどうか、かなりしっかりした調査が時間をかけて行われます。調査に40年かかる訳じゃありませんが、彼の場合は、時代が変わってきたから受賞できた、ということだと思います。
Re:何故? (スコア:3, 参考になる)
2000年は実社会に役立つ半導体の発明者にノーベル物理学賞を贈るという方針の年だったということでしょうか。
Re:何故? (スコア:1)
どうだか知りませんが),ノーベル賞も比較的実用的な研究でも
受賞されやすくなってきました.
昔は基礎科学で無いともらえないとか言われた事もありますが,
まあ時代の流れということで.
Re:何故? (スコア:2, 参考になる)
どちらかと言えば当時はノーベル賞をもらえたことのほうが驚きだった思います。 これまでは受賞にあたっては産業界での業績より学術的な業績が重視される(言い方を変えれば特許より論文) と思われていましたし、いわゆるキルビー特許訴訟で 「金にがめつい」というイメージがありましたから。
だいたい近年のノーベル賞は、その年の受賞のテーマを決め、 その中でいくつかトピックスを挙げてその中で功績のあった人を2~3人か選ぶ、 という方法になっています。 2000年の物理学賞に関して言えば、ITがテーマでトピックスとしてICと半導体レーザーが選ばれており、 産業界の評価も重視されてきている傾向がうかがえる年です。
ここから先はぼくの想像ですが、 半導体レーザーだけでは弱いからICはどうかと考えてみると、 ノイスはもう死んでしまったし、 いわゆる新キリビー特許では裁判で負けてしまったし、 もう過去の人として葬式代くらいあげてもやっかみはないだろう、 なんて判断があったんじゃないかな、と勝手に思っています。
Re:何故? (スコア:0)
・・・と邪推。
実際 (スコア:0)
それ以上に世界に貢献された人です、めったにいません
Re:何故? (スコア:0)
Re:何故? (スコア:0)
ノーベル賞は年1回しかないからね。
ノーベル賞もらってもおかしくないような人は沢山いるけど
早めに渡さないと死んじゃう人に優先的に渡してるらしいよ。
Re:何故? (スコア:0)
プレーナ特許の方が重要だと思うけどな.
応用面の業績を評価する場合はいろんな議論があって受賞
まで時間がかかることが多いようだけど.
電子顕微鏡は何年かかったっけ?
基礎分野でもバーバラ・マクリントックの事例なんかもある
から,ノーベル賞受賞したかったら長生きすることです.
Re:何故? (スコア:2, 興味深い)
最初の電子顕微鏡が完成したのが1931年で、その開発者のルスカがノーベル物理学賞を受賞したのが1986年。
ちなみに、CTは1973年にG・ハウンズフィールド、A・M・コーマックらにより発明され、彼らは1979年にノーベル医学賞受賞。
ちなみに、ルスカが1906年生まれで、ハウンズフィールドが1919年生まれなので、
必ずしも、お年寄り優先、というわけではナサゲ。
Re:何故? (スコア:0)
それと物
Vol.2 (スコア:0)
Re:Vol.2 (スコア:1)
ってことですか。
#苦しすぎる