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地球シミュレータ後継機の計画、発表 125

ストーリー by yoosee
より詳細な世界を計算する箱 部門より

Anonymous Coward曰く、" NewsScientist の記事は、 地球シミュレータの後継として史上初のペタフロップスーパーコンピュータが、 NEC、日立、東大、九州大、理化学研究所により共同開発されることを報じている。 地球シミュレータ同様、気候や宇宙生成のシミュレーション、そして新薬開発が 主目的となる。発注元は文部科学省で、性能は 10PFlops (=10,000TFlops、 現行の地球シミュレータは約36TFlops) 、費用は最大 900 億円 程度の見込み。

現在最速のスーパーコンピュータは IBM、米政府共同開発の Blue Gene/L (137 TFlops)で、読者周知の通り、地球シミュレータの首位に危機感を抱いた 米国が首位奪還を目指して核兵器開発用に発注したもの。このペタフロップ機の 計画発表により再度の首位争いが活発化すると考えられている"

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  • 富士通も (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2005年07月29日 8時12分 (#773761)
    2010年度末までに、ピーク性能3PFLOPSのスパコン [itmedia.co.jp]を
    って発表したばっかなのに。

    相変わらず流れに乗っていけない会社だな>富士通
  • 関連記事 (スコア:3, 興味深い)

    by akiraani (24305) on 2005年07月29日 11時05分 (#773860) 日記
    #全部ITmediaからの孫引き&既出もありますが……

     正直、FLOP単位の性能よりも、学術的に果たした役割/実績をまとめて公表して欲しいなぁ。使って何ぼでしょ、やっぱ。
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • 10PFlopsあれば (スコア:3, おもしろおかしい)

    by shn (7678) on 2005年07月29日 13時42分 (#773965) ホームページ
    無限ループも10分ぐらいで終わるようになるかね
  • by Anonymous Coward on 2005年07月29日 8時05分 (#773759)
    10PFlopsですか。想像もつかない処理速度ですね。
    しかし、現行の地球シミュレータなどを活かし切ったソフトウェアは開発されてるんですかね?
    その辺りがかなり重要な気がする。
    • by Akami (4183) on 2005年07月29日 8時33分 (#773768)
      地球シミュのハードを生かすソフトウェアは、何よりも最適化の段階で
      いろいろあるらしく。
      http://www.ne.jp/asahi/comp/tarusan/main66.htm [www.ne.jp] あたり参照。

      で、数十Tflopsで足りないアプリケーションなんてそこいら中に山の
      ように転がってます。
      とりあえずタンパク質のMD(分子動力学計算)を使った構造解析ですら、
      所要時間の面でX線回折を使った方法とタメを張れるようになるには最低
      1Pflopって言われてます。

      #MDにはMD-GRAPE使ったほうが安いんですけどね。
      親コメント
      • 専門外の人間からの質問です.リンク先の終わりの部分に

        >> プログラマが性能分析ツールを駆使して 直接コードをいじってベクトル化率・並列化率を上げるそうである

        とあります.
        このプログラマがコードを最適化する時間(日数)やこのプログラマを雇う人件費etcを考慮しても
        地球シミュレータが目的としている分野の計算では圧倒的なパフォーマンス
        (コスト,計算時間,やりたいことが実現できているかetc)を示すと思っていてよいのでしょうか?
        親コメント
        • by SteppingWind (2654) on 2005年07月29日 12時27分 (#773922)

          実際に多くのプログラムでは, 性能に影響する部分は全コードの1%にも満たない部分(多重ループの最も内側とか)であるか, あるいは逆に主要なアルゴリズム自体に問題があるかに大別できる場合がほとんどです.

          ここで人手による最適化を行うのは前者ですね. ソフト的な面からはコンパイラが予想できないデータ(問題)の特性をコード内にヒントとして埋め込んで一層の最適化を進めたり, 既に最適化されたライブラリを使わせるようにします. ハード的な面からは, 昔はパイプラインを伸ばすためにループアンローリングさせたり, メモリバンクアクセスのバッティングを防ぐために配列サイズを奇数にしたりしましたけど. テストランできる環境(例えばSX-6i等)があれば, それほど大きな手間じゃないことが多いです.

          後者のアルゴリズムの問題は小手先じゃどうしようもないですね. 分子動力学や多体問題なんかはGRAPEを使った方が良いですし, 問題が十分に疎ならばPCクラスタの方が有利でしょう. これらの手段も使えないとなると

          • 最適化をあきらめてごり押し
          • モデル化段階から再検討
          • 数値解析自体をあきらめる

          という選択です.

          親コメント
  • このご時世 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2005年07月29日 11時48分 (#773884)
    性能だけでなく環境も考慮してほしいです。地球シミュレータって,空調などのシステムを含めて年間どのくらいの電力を使っているのでしょうか?

    とはいえ,環境問題に疎いのでAC
    • 気象現象を大規模かつ高精度に予測することは国民全体(どころか、下手すりゃ世界レベル)で利益になります。少なくとも/.Jで与太飛ばすために使用される電力よりは有意義だと思うな:-)

      # 次世代地球シミュレータが「自分が環境に与える影響」も織り込んでシミュレートできるとすごいかも。
      親コメント
  • その予算の半分を使ってXserveG5をつなぎまくってみて欲しいと思ったり。
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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