土壌10cmで3mの木が育つ屋上緑化技術 87
ストーリー by Acanthopanax
屋上林 部門より
屋上林 部門より
naocha曰く、"共同通信社の記事によれば、 関西電力と大阪ガスは、少ない土でも多様な草木を育てられる屋上緑化技術を開発したと発表しました(大阪ガスプレスリリース・関西電力プレスリリース)。植物に栄養や水を効率的に運ぶ「共生微生物(菌根菌)」を利用することで、10センチ程度の薄い土壌でも2~3メートルの高さの木が十分に育つことを確認したとのことです。このような技術により屋上緑化が普及すれば、ヒートアイランド現象も少しは緩和されるかもしれませんね。ただ、台風のときどうなんでしょう。"
砂埃 (スコア:3, 興味深い)
風の強い日には屋上から土が飛ばされたり、日常的に隣の家の洗濯物がザラザラしだしたり・・・ということで
地域の決まりとして禁止にしましょうというケースが多いような現状だそうです この技術はそのへんどうなんでしょうかねー
Re:砂埃 (スコア:1)
が、当然飛散防止の対策もしているはずです。
きちんとした施工と管理をすれば問題ないでしょう。
Re:砂埃 (スコア:1)
洗濯物ザラザラといより、
まっ茶色になりますよね?
都会じゃ土の校庭なんてみかけませんが。。。
薬用養毛屋上緑化技術 (スコア:2, おもしろおかしい)
画期的な養毛法が!!
# 使えませんかそうですか。
Re:薬用養毛屋上緑化技術 (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:薬用養毛屋上緑化技術 (スコア:2, おもしろおかしい)
使えませんね。自殺者が増える畏れがあります。
なぜなら,頭に桜が咲き,花見で酒盛りをする奴らが現れ,あんまりうるさいので桜を抜くとそこに池ができて……
分からない人は「頭山」で検索!
Re:薬用養毛屋上緑化技術 (スコア:1)
#植えるとこ違うし
Re:薬用養毛屋上緑化技術 (スコア:1)
女性の頭に花が咲く→魅力アップで男性にちやほやされる。
参考:高橋葉介
らじゃったのだ
Re:薬用養毛屋上緑化技術 (スコア:1)
というよりも専用の染髪剤がありますよ(別売り)、専用の散髪機がありますよ(別売り)
という「次々販売」を先取りした話だったかと。
らじゃったのだ
ライバルじゃないの? (スコア:2, 参考になる)
Re:ライバルじゃないの? (スコア:1)
実際に屋根のうえで生やしたら (スコア:1)
Re:実際に屋根のうえで生やしたら (スコア:4, 参考になる)
また、「もともと表土の薄い土地で育つ植物を選ぶ。」 「支柱で支える」などの工夫も必要でしょうね。
その辺ははかなり学問的に整備されていますよ。
ヒートアイランド (スコア:1, 興味深い)
周り全部アスファルトじゃん
Re:ヒートアイランド (スコア:4, 参考になる)
最近になってセダム類には ヒートアイランド緩和効果が低いことが明らかとなった。 [tokyo.jp]のです。
このまま放置できる問題ではないので、今回の成果によって、より効果の高い植物を植えられるようになったのはいい事なのです。
Re:ヒートアイランド (スコア:3, 参考になる)
Re:ヒートアイランド (スコア:1, 参考になる)
フランク・ロイド・ライトにしたがえば、
緑に覆われた建物は失敗作かと、、
Re:ヒートアイランド (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:ヒートアイランド (スコア:1, 興味深い)
(夜にコンクリートやアスファルトに触ると分かると思います。)
コンクリートやアスファルトは保水機能がほとんど無いので、効率的?に熱を放出することが難しいのだと思います。(最近は排水性舗装に続き、保水性舗装なども開発されているようですが)
>とにかく木を植えれば収まるものなの?
木を植えることにより、コンクリート等に直射日光が当たらないようにするという点では効果は無いわけでは無いでしょう。
個人的には、都市部では難しいのは分かっていますが、緑被率より、露土率(今、勝手に作った言葉です)が重要だと思います。
>周り全部アスファルトじゃん
都市部の道路率(市街地面積に対する道路面積の割合)は20~40%程度だったと思います(都心部では50%を超えている所もあるでしょう)。しかしながら、私たちの生活の視点から見るとアスファルトの方が多く感じるかもしれません。
最近、景観から緑をとらえている人は「民有地の緑が減っている」と言っています。町中を歩くと気づくと思いますが、宅地の狭小化が進んでいるため「土が露出していない」宅地も多いです。
#オフトピに流れそうなのでこの辺でやめとく
竹だったら (スコア:1)
ふつうの植物だったら根の広がる範囲を考慮すると
1平方メートル当たり1本も植えられないかも。
そうなると、芝生か花壇の方が効率よさそうな。
でも、台風なら木だけでなく、土ごと飛ばされそう。
土の固定方法がもっと問題ありそう。
でも、水耕栽培じゃだめなのかな。
耐熱性 (スコア:1, 興味深い)
サボテンならいいかもしれないけど意味ないし
Re:耐熱性 (スコア:2, 参考になる)
それは違うでしょう。蒸散は効率良く二酸化炭素を取り込み,酸素を放出することの,いわば副産物です。ある植物生理学者は,蒸散を「避けることのできない災い」と表現しているくらいです。
日本の植物でも,夏季,気温が最も高くなる正午から14時ころまでの間,気孔が閉鎖する現象が観察されます。これは葉からの水分の喪失を抑制するためと考えられています。このとき,葉の温度は30℃をはるかに超えます。それでも気孔を閉鎖していることから考えると,植物体の温度上昇を抑制するために蒸散を行っているという考え方には無理があります。
# #776602 の AC さんが,どこでそのような話を聞かれたのかちょっと興味があります。
Re:耐熱性 (スコア:3, 参考になる)
昼夜逆転した活動をするものがありますね。
植物にとって水分を失うことは、もっとも危険なことですから、
まさに日中は気孔を閉じて、夜間に有機酸を合成しています。
こういった性質を持つ植物はカム植物と言うそうです。
Re:耐熱性 (スコア:1, 参考になる)
>それは違うでしょう。蒸散は効率良く二酸化炭素を取り込み,酸素を放出することの,いわば副産物です。
蒸散による水分損失というデメリットを重視するか、温度調節や物質輸送というメリットを重視するかは、その植物の水環境や環境適応戦略によって異なるのではないでしょうか。
Re:耐熱性 (スコア:1)
いえ,温度を低下させる効果があることは確かなんですよ。ただ,元のコメントが,蒸散作用がそのためにこそあるといった感じの書き方だったんで。少し強く否定しすぎましたね。
それにしても,そのTV番組で主張していたという,28℃という温度がどこから出てきたのか不思議です。たしかに植物にも高温障害はありますけど,より低い温度で障害が出るものもありますし……
# どのくらいの温度で高温障害が出るかは,他の方が指摘している通り,
# その植物が本来どのような環境で成育しているかによります。
Re:耐熱性 (スコア:1)
高性能微生物+ポリマー+3肥混入水散布設備の組み合わせで砂漠緑化出来ん?
Re:耐熱性 (スコア:1)
高吸水性ポリマーを用いて砂漠緑化,という研究はかなり前からあります。しかし大規模な事業として成功を収めているという話は聞きませんね。なんか問題があるのでしょう。
# それは生物学や生態学上の問題ではなく,
# 経済的な問題であったりするのかも知れませんが。
Re:耐熱性 (スコア:1)
大昔に見たテレビ番組では、「高吸水性ポリマーの保水力が植物の根の給水力よりも強く、植物が水を吸収することが出来ず期待した効果が得られなかった。」とのことでした。
保水力の弱いものを開発してこの問題を解決したというところで番組は終わっていたのですが、他にも問題があったのかもしれません。
Re:耐熱性 (スコア:1)
CO2の量も今の地球の平均量よりも高いところで光合成をし易くなっていたと記憶していますが、
蒸発は気孔の数と植物の性質と、それまで育った環境で独自に調節するものでしょ?
多肉植物なんかだと、もっと気温が高くても十分、想定の範囲内に収まっているのでは?
屋上じゃなくても (スコア:1)
日よけにはいいかもなぁ
#台風のときにしまえないと困るか
LAN内LAN稼働中
Re:屋上じゃなくても (スコア:1)
spam嫌いなbeefeater
でも豚肉は好き
Re:屋上じゃなくても (スコア:1)
ひもでしばってあったよしずが庭に落ちてたことが・・・・
LAN内LAN稼働中
Re:屋上じゃなくても (スコア:1)
実施する前にどのくらいの荷重計算をしているか、確認する必要があるでしょう。
ベランダの構造にもよりますが、あまり余裕はない気がします。
# そっち系ではないので・・・
大きな木といったら、あの 気になる木レベルですよね? :-D [hitachinoki-contest.com]
屋上緑化 (スコア:1)
- 蒸散効果(による壁面温度上昇防止)
というのが大きな効果でしょうか。
(たしかに効果はあるとのことです)
ただし、設置時はともかく、いろいろ「運用面」でメンテが大変かもしれないです。
# 気温が数度下がっても、湿度が増えるとシンドイ。
# クールビズでエアコン設定28℃とか言ってますが、
# 相対湿度70%以下とかも是非言って欲しい。
waku (-o_o), 今年こそ痩せるといいな。
相対湿度70%以下 (スコア:1, 参考になる)
努力規定で、強制力が無いのが残念ですが。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000043.html
(空気調和設備等による調整)
第五条 事業者は、空気調和設備(空気を浄化し、その温度、湿度及び流量を調節して供給することができる設備をいう。以下同じ。)又は機械換気設備(空気を浄化し、その流量を調節して供給することができる設備をいう。以下同じ。)を設けている場合は、室に供給される空気が、次の各号に適合するように、当該設備を調整しなければならない。
(中略)
3 事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。
Re:屋上緑化 (スコア:1)
屋上緑化には冬場の保温効果もあるので、
年間を通じての省エネが期待できます。
Re:屋上緑化 (スコア:2, 参考になる)
エアコンはなんでドレンに回して排出してしまうんでしょうね。
米国のウィンドウエアコンだとドレンをためておいて
ラジエターにハネかけて冷却する設計になっているようですが。 [coara.or.jp]
Re:屋上緑化 (スコア:1)
室外機までの距離を少量の水を効率よく送れないからでは
ないでしょうか。
Re:屋上緑化 (スコア:1)
ボウフラが繁殖しますよ。(泣)
Re:屋上緑化 (スコア:1)
ボウフラに加えてレジオネラ菌 [bmi.or.jp]が繁殖すると, 人死にの危険が一段と上がりますね.
つたの~からま~るちゃぺ~るで (スコア:1)
---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
Re:つたの~からま~るちゃぺ~るで (スコア:2, 参考になる)
壁面緑化の効果検証と実態調査を行いました [tokyo.jp]もあわせてどうぞ。
--
「なんとかインチキできんのか?」
ビルの屋上以外での使い道 (スコア:1)
Re:ビルの屋上以外での使い道 (スコア:1)
・シンガポールの緑化政策 ~国家の命運をかけたプロジェクト~ [clair.or.jp]
↑渡航時は知らなかったけど、後でこんなの見つけました。
東京もこれくらいできればなあ…と思いつつも、実のところ都市部の中では広い公園・庭園類や緑地が多い方なんですよね。ただビル群とそこいらが分かれてしまっているので恩恵を感じにくいのですが。
#ところでヒートアイランド防止が主目的ならば2~3メートルの木はいらないのではと思ってしまう。芝生みたいなのじゃダメなの?
その菌を (スコア:1)
Re:その菌を (スコア:1)
最近は田んぼのレンゲソウ [tokai.or.jp]を見ることも少なくなったのでしょうか?
Re:RX-DT75 ジャンク扱いで (スコア:2, すばらしい洞察)
薄層土壌でセダム以外の多様な植物を生育できるようになり、セダム単体に比べて1.5倍の省エネ効果が期待できるというところに力点があるのでは。
Re:RX-DT75 ジャンク扱いで (スコア:1)
今まで薄層土壌では、セダムのように乾燥に強いものでしか緑化できなかったのが、共生微生物の利用により、他の植物も育成できるようになったという点がメインであって、3mというのは効果の大きさを示すためのアドバルーンでしょう。
つまり、屋上から吹き飛ばされるような類の植物を育てることはないと思いますが。
Re:RX-DT75 ジャンク扱いで (スコア:1)
Re:ビル上なんかより (スコア:2, 参考になる)
もちろん使えますよ。
VA菌根菌については,政令で定める土壌改良資材 [ffis.go.jp]にもなっています(微生物を用いた資材では現在唯一のものです)。
# 要するに,某EMとかとは異なり,その効果が科学的に検証されているということです。
もっとも,現在のところ,使用量はそれほど多くはありません [maff.go.jp]が(資料はPDFなので注意)。
応用例としては,たとえば,最近こんなプレスリリース [affrc.go.jp]が出ました。これはちょっと複雑で,オオバヤシャブシと共生微生物(放線菌,アーバスキュラー菌根菌,土壌バクテリア)を組み合わせて利用し,三宅島の緑化に役立てようというものです。
メジャーな農作物には菌根を形成しない植物も多いのですが(たとえばイネやコムギがそうです),野生の植物では菌根が非常に重要な役割を果たす場合もあり,農学,林学,菌学などの分野で活発に研究が行われています。
# Mycorrhiza [springeronline.com] という専門の雑誌もあるくらいです。