ナナオ、補修用CRTの不足の可能性を告知 186
ストーリー by Acanthopanax
希少品 部門より
希少品 部門より
x-AC曰く、"「DigitalFreak」の記事によると、ディスプレイメーカーのナナオは、これまでに製造してきたブラウン管(CRT)ディスプレイのうちの一部の製品で、補修用部品最低保有期間中に補修用CRTが不足する可能性があるとして、その修理対応について告知をしたそうだ(告知ページ)。対象の製品は以下の4機種。
- FlexScan T965(21型)
- FlexScan T966(21型)
- FlexScan T765(19型)
- FlexScan T766(19型)
すでに液晶全盛の時代ではあるが、「やっぱりCRTでないと仕事にならーん」という理由でまだ使い続けている人は要注意だろう。"
認識 (スコア:2, 興味深い)
・少なくとも期間中は補修部品を絶対持っていてくれる。
・そのあともある直せるかも知れないから聞いてみてよ。
という認識だったのですが、
・期間中に部品がなくなっちゃったら、直せませんと告知する。
というものだったのでしょうか?
今回はものすごく特例ですか?詳しい方いたら教えて欲しいです。
Re:認識 (スコア:1, 参考になる)
ボーズ、修理不能により「LS-PRO」を最新機種に無償交換-DVDドライブの在庫が尽き、修理が不可能に [impress.co.jp]
Re:認識 (スコア:2, 参考になる)
ーーー引用開始ーーー
ボーズでは経済産業省の指導に基づいて、製品の最終生産時より7年間は主要部品を確保するという自主規制を設けている。
ーーー引用終了ーーー
今まで法的義務だと思っていたのですが、メーカー側の自主規制だったのですね。
ただ単に・・・ (スコア:1)
3ケタナナオというのは、画質がよく憧れの的でした。もしも対象機種が画質がよいやつであれば、みんな捨てずに修理しながら使い続け、メーカ側が在庫切れ起こした、と考えられますよね。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
(大型)CRT好きの立場から言わせてもらえれば… (スコア:1)
当然ながら、価格もも少し下がって欲しいが。
#1600*1200以上の解像度を常用する立場からすれば、液晶モニターはまだ球が少なすぎ。
#価格的にも、まだCRTの方が安いし。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:(大型)CRT好きの立場から言わせてもらえれば… (スコア:2, 興味深い)
少し前ですが大手町(東京)のショールーム(?)で、CRTがなかったので説明員に聞いたことがあります。
「価格競争が激しくて厳しい、そもそもCRTは売れない。」のだそうです。
> 当然ながら、価格もも少し下がって欲しいが。
私は逆に少し高くなってでもいいので、置いておいて欲しいと思ってます。
CRT全盛時代に「メシを抜いてでも、ナナオのディスプレイ」(某書籍の受売り)と
教わったくちなので一度は持ってもいたいと思っていたのですが・・・
Re:(大型)CRT好きの立場から言わせてもらえれば… (スコア:2, 興味深い)
ナナオはCRTを製造してませんし、現在主力の液晶パネルも製造していません。彼らにできることはそれぞれの時代で主流のデバイスの中で最良の物を選びそれを最良の商品に仕立て上げることです。そしてナナオはそれをまじめに実行してきたので今のブランドがあるのです。
なので今は液晶パネルが主流ですが、今後液晶パネル製品についても次世代の表示デバイスが主流になれば同じようなことがきっと起こるでしょう。
ましてや、今後需要が少なくなっていくCRTディスプレイをラインナップに持ちつつその価格を下げていくというのはデバイス製造メーカーでも無いメーカーにとって有り得ない話です。
Re:(大型)CRT好きの立場から言わせてもらえれば… (スコア:1)
Re:(大型)CRT好きの立場から言わせてもらえれば… (スコア:1)
CRTを作らなくなったので部材の調達が出来ないということでした。
そして今回はついに修理用ストック分まで無くなるという話ですね。
ちょうど昨日・・・ (スコア:1)
私も去年、6年前のCRT(今からだと7年前の機種)を修理しました。TOTOKUなんですが、やはり絵がシャープだった(というより”好き”だった)。Graphic系ではないのですが、長時間モニタを見る人間なので、TOTOKUのCRTが手放せませんでした。今度はNANAOの19inch液晶ですが、果たして7年も使えるくらい愛着わくかな?
#バックライト等は交換する。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
寿命はどうなんでしょうか? (スコア:1)
2年位前から「壊れたら次は液晶かなぁ?」と思っているのですが、
ぜんぜん壊れません。
テレビも8年近く使ってます、もちろんブラウン管。
周囲に液晶を10年も使っている人がいないのでわからないのですが
(10年前の液晶ディスプレイの値段考えると仕方ないですね)
液晶製品って普通に10年とか壊れずに使えますか?
# …うわっ、このCRTって人生の1/3以上を共にしてるのか…
Re:寿命はどうなんでしょうか? (スコア:1)
いやCRTだと蛍光体の劣化(いわゆる焼き付き)があるので, 使い方によりますけど1か月から半年ぐらいで分かるほど変動しますよね. プロなら毎日とか毎週キャリブレーションをかけて使うんでしょうけど, いわゆる色にこだわる人だとキャリブレータ標準装備だったりするんですかね?
Re:寿命はどうなんでしょうか? (スコア:1)
そもそも僕は目が弱い上、毎日少しづつの劣化であるならば
マッタク気にならないと言うか気付いてないんだと思います。
そういう意味で「寿命」というのは、まぁなんかソレナリに
画が映せている状態を保ってる期間ですね。
一般的に見て「なんだこれ?」と思う発色や、ブッ壊れて
完全に映んないとか、そういう事を寿命切れと想定してました。
表現が曖昧過ぎましたね、スミマセン。
BOSE の対応は無償交換 (スコア:1)
現行商品に無償交換するサービスを始めています.
ニュース記事 [impress.co.jp]
かといって液晶に置き換えるのには問題を感じる人がいるのでしょうけれど,
今や貴重な CRT モニタだからこそ,敢えて代替となりうる性能の CRT を
再生産するなど,しっかりした対応をしてもらいたいものです.
Re:BOSE の対応は無償交換 (スコア:1)
生産していませんから。
回路やキャビネットは自社製でもCRTだけはソニーや三菱から調達するしか
なかったわけで。(考えてみれば液晶も似たようなもんだよね)
で、今回は調達元のソニーから「もう、うちはPC向けのCRTはやめました。
既生産分の在庫もありません」ってことでの異例の発表なんじゃないかと。
それはあなたが言うような「代替となりうる性能のCRTを再生産をする」以前の
問題じゃないの?
もし高性能CRTの再生産を要求するなら相手はナナオじゃなくてソニーでしょ。
ナナオには自社のブランドイメージに見合うCRTを自前で作れるノウハウはないし。
補修部品管理の読みが甘かったとはいえ、今回はナナオもある意味被害者です。
放送局用のニーズはまだあるだろうから、ナナオとソニーの合弁で業務用CRTの
専門メーカーを立ち上げるってことは出来たのかもしれないけど。
ところで、ある意味ナナオ以上にプレミアムなブランドであるBARCOはCRTの
調達や補修部品の確保とか、どうしてるんだろう?
-- All is need your love.
Re:BOSE の対応は無償交換 (スコア:1)
もちろんチューブそのものを自社で作れという意味ではありませんし,
従来から一貫してそれを外部から調達していたというのはよく分かっています.
しかしこれを言い出すと,ほとんどの製品は何らかの形で社外の部品を
使っているわけで,あらかじめ今後の必要数量を見積もって確保することを
怠った以上,その責任はついてくるんじゃないでしょうか.
そもそも部品保有期限というのはエンドユーザ向けの製品について科されているので,
b2b 取引である部品の調達について部品メーカが生産を止めたとしても
それは部品メーカ側の自由であって,エンドユーザ向け製品を作っている側は
あらかじめ必要数量を見積もって確保しておくべきです.被害者というのは
ちょっと納得出来ないですね.
液晶について指摘されているとおり,これも作れるメーカは限られているわけですが,
各PCメーカはノートPCのために高価なパネルをストックしています.
将来は同じような仕様のパネルが遙かに安くなることが分かっているのに,
そのまま入れ替えて使えるようなものではないため(再設計のコストも
かかりますから)ストックしているわけです.
他にも CPU やメモリ等の半導体製品はもっとあっさりと生産中止に
なりますが,これもメインを張っていた時期に高い値段で調達するわけです.
部品を調達するメーカを限定すると自ずと限界はあると思いますが,
CRT モニタそのものは完全に絶滅したわけではないのだから,
代替手段の提供は不可能ではないはず.例えば三菱等から
ダイヤモンドトロン管を購入するということも不可能ではないはずです.
Re:BOSE の対応は無償交換 (スコア:1)
私も書きましたし。
私の勤務先も製造業ですが、補修部品の必要数量の見積もりは難しいですよ。
それこそ保管してるだけで劣化する部品はありますし、余剰な部品を持って
いるだけで課税されたりとかしますから。
まあ、CRTは心臓部だからコストを優先的に振り分けるべきだという考えも
あるでしょうけど。
でも、FDトリニトロン管とダイヤモンドトロン管でも画像特性は違いますよね。
ユーザー側のキャリブレーションで吸収できるものか、それともナナオが
技術者を派遣して調整しなきゃならない性質なのかで変わってくるでしょうし。
ナナオのディスプレイ装置には画面の一部分だけ輝度を変えたりとかいった、
結構凝った機能がありますし。
三菱電機のサイトではまだCRTディスプレイ装置がカタログモデルとして
載っているようですが、グラフィック向けモデルはもう液晶のみになってます。
自社製品はあっても、CRTだけを部品として売ってくれるんでしょうかねえ?
正直、三菱もそろそろ外販はやめたがってるんじゃないかなあ。あくまで推測ですが。
今回の事態は、業務用が液晶にシフトする過程で起きてしまっただけに
複雑な思いです。
まだCRTじゃないとダメだという人も少なからずいるでしょうから、
ナナオには誠実な対応を期待しています。
-- All is need your love.
Re:BOSE の対応は無償交換 (スコア:1)
> 専門メーカーを立ち上げるってことは出来たのかもしれないけど。
Sonyの業務用ビデオモニター [www.sony.jp]は今や液晶が主流というか
ブラウン管はもう消えちゃってます
(「CRTモニターラインアップ」なんてリンクがありますが、そこにあるのは全て生産完了品…」)
放送局で働く知人によると、放送でも、今はもう液晶が主流だそうです。
数並べる必要があるので、奥行きがなくて体積が少ないのはすごくありがたいとか
それでも、液晶でフルHDのモニターは高いから、
Apple 23" Cinema Display とコンバータを組み合わせるのが
ビンボな部署では流行ってるとか…
全てFDトリニトロン管搭載モデル (スコア:1)
Re:Reason not to migrate? (スコア:3, 参考になる)
そういうのも含めてCRTの“色味”が好きだとか、必要性というより
感覚的な理由です。
あとは、色関係の知覚心理学実験をやるときに、液晶では
厳密に統制した色成分が意図したとおりに出ない、なども
理由になるかもしれません。もちろん、いい/最近の液晶
ではCRTと遜色ない再現性が得られるのかもしれませんが。
Your 金銭的 potential. Our passion - Micro$oft
Tsukitomo(月友)
Re:Reason not to migrate? (スコア:1, 興味深い)
輝度調整くらい、付いていると思うのですが...
>厳密に統制した色成分が意図したとおりに出ない
これは、「CRTならこうでる」という意図と違うということを言っているのではないかな?
厳密に画像データの色と輝度を提示できる機器があるなら、「意図」がそれと違うということを言っているなら、それなりに理屈だとは思う。
だけど、どうもCRTの色と輝度を原典として、それと違うということを、「意図しない色になる」と表現しているのではないか?と思えますが...
局用マスモニとかでさえ、色再現性はそうよくはありません。
実際に被写体と並べて見ると笑ってしまうことがあります。
そういったCRTの色を無理矢理出す必要はまったく無いんですけどね。
それよりも、色調の調整をCRTから液晶向けに素材を調整した方が、色合いはよくなります。
そういう調整をした素材を再生すると、CRTでは逆に「液晶程にまともに映らないね、CRTって」といったことになります。
Re:Reason not to migrate? (スコア:2, 参考になる)
Re:Reason not to migrate? (スコア:2, 参考になる)
私もグラフィック屋で、仕事では液晶、自宅ではブラウン管という逆転な状態になってますが、色再現性はだいぶ良くなっていて問題ないのですけど、どう調整しても表示がブラウン管のほうが柔らかい表現になりますね。
実際の印刷物になった時の印象はまだブラウン管のほうが近いのではないでしょうか?
まぁ、全く問題ないので仕事で液晶使ってるんですけどね。
イラストレーターの方で感覚的なところを気にされる人は気になるかもしれません。
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
ゲームとか。最近のは反応速度がよくなったそうですが、反応速度重視のパネルは色再現性に欠けるという話もありますし。
で、今使っているのがT776だったり。
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
TN方式だからということから出た話であながち間違ってもいないと思います.
(確かに,同じ方式なら色再現性は変わらないはずです)
フィルターが同じなら色再現は同じだろと言われるかもしれませんが,
TNだと視野角の狭さから上下の端の方の色は違って見えるものなので.
そういう意味で色再現性が微妙です.
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
また、プログラムを作成する際も、eclipseやVS.NET等最近のIDEは高機能化しているので、エディタウインドウ以外にもさまざまな表示ペインを同時に表示できた方が作業効率が高まるため、高解像度である方が好まれるんじゃないでしょうか。
…というわけで、いまだに液晶の時流に乗れず、会社でも自宅でも2048x1536でEIZO T766を使用しています。
# 解像度の高い液晶ディスプレイ安くならないかなぁ…
Re:Reason not to migrate? (スコア:1, 参考になる)
自分は1280*1024+1024*768の構成で使ってますけど、
コンソールを見ながら別の作業できるので、まずまず快適です。
たしかに2048*1536の方が圧倒的に広いですけど、
現実解としては普通のヤツ2台置きだと思うんですよ。
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
画質とかは値段相応らしいですがこの価格は魅力的かと。
2048x1536は大きいですねー
解像度高すぎて文字つぶれそう。
一切これすなわち空(くう)かもしんなくてイエスキリストもきっと正しい。
Re:Reason not to migrate? (スコア:1, 興味深い)
標高が高くて気圧が低いと、液晶が死にます。
なんででしょう?おそらくバックライトだとおもいますが、
とても暗くなって明るくならなくなります。
我社の高地作業部門は必ずCRTを使用します。
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
というか,単なる蛍光灯だし.
単に液晶が気温が低いせいで凍らないまでも硬くなってるだけなんじゃないかと.
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
ブラウン管は後ろから照射される電子ビームの強度を変えて、色を表示します。
従って、電子ビームが強くなればなるほど、そのピクセルは強く光るようになります。
しかし、液晶は、バックライトから来る一定の光を部分的に遮ることで色を表示しますので、
原理上、バックライト以上の強さでは光ることが出来ない訳です。
又、光量を増やすと、黒を表示した際にも、光を十分遮りきれず、明るく見えてしまうということがあるようです。
ただ、この辺りの技術は進歩が激しいので、最新の事情は専門家に聞いてないと分かりません。
因みにELは、それ自体が発光しますが、あまり強く発光するものがまだ無いこと、寿命が短いことなどが難点らしいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A9%9FEL
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
17インチCRTで、UXGAにして使っています。これに慣れてしまったので、これより狭い画面をできれば使いたくないです。
この解像度は、液晶だと通常20インチ前後ですね。私の環境ではちょっとサイズが大きすぎます。
一時期17インチクラスでUXGA対応の液晶が出ていた気がするのですが、どこに行ってしまったんでしょうか。
--S0R5
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
今家で使ってるのは怪しい韓国製の15.7インチSXGAですが、最低でもこれぐらいのドットピッチじゃないとでかすぎるんですよねぇ。
(ただこいつは発色が微妙なんですが)
ノートなら15インチのUXGAがそこそこの値段で出てるので作れないことはないと思うんですが。
IOのは高すぎるし。
#20インチはでかすぎる
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
40万円といったら, 1920×1200の液晶ディスプレイ [eizo.co.jp]がデュアル(1台16万円前後)で買えそうな勢いなんですが, これでもまだ足りませんか?
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
Multi-head で使っていると,よくわかります.
# 時々間違って設定が戻しちゃったりして毎回色合わせが大変.
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
まあ、ぶっ壊す可能性もあるのでその覚悟を持ってやって欲しいわけですが、液晶の表示面を物理的に指でグニグニと押しながら回す感じでアレしてやると、結構あっさりと改善できたりします。
ご参考まで。
#今までに二台ほど上記のやり方で改善できた、
#けど、その後の寿命がどうなったかは分からない(笑)
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:Reason not to migrate? (スコア:1)
ってのは、私だけですかね。
Re:あれだけ液晶を売ってるシャープが (スコア:1)
> ソースも元は忘れましたが。
それから三年が経ってたりして。
Re:あれだけ液晶を売ってるシャープが (スコア:1)
「この真空管独特の暖かさが云々...」
「測定器では検出できない特性云々...」
「液晶には感じられない豊かな発色云々...」
「やはり球は国産物なにがしに限りますね云々...」
そういえば… (スコア:1)
そっちの方はどうするんだ?
#と言うか、今の汎用筐体のCRTはどこが供給しているのやら?
#BeatManiaみたいに、市販のTVとか組み込んだだけ…って訳じゃないだろう。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:とりあえずどうしろと? (スコア:1)
市価よりずっと安い額なら今使ってるT766を自分でこwぁふぃじs
Re:補修用? (スコア:3, 参考になる)
まず、タレコミ元のDigitalFreakの記事の書き方が悪いと思うんだけど、「ブラウン管ディスプレイ(CRT)製品」の"CRT [e-words.jp]"は製品のことでなくブラウン管という部品に過ぎない。だから「ブラウン管(CRT)ディスプレイ製品」と書くべきでしょう。
で、そのブラウン管を交換しなければならないような故障の修理依頼が来た場合には、ブラウン管を交換するか、製品丸ごと新品に交換するか、はメーカーの体制によって異なるのだろうけど、とにかく「補修用部品最低保有期間 [google.co.jp]中」に修理を依頼されて「修理に使う部品が無いので修理できません」とは絶対に言えないのにそう言わざるを得なくなってしまったというのが今回の告知の意味。
通常、メーカーは出荷した製品の出荷後の故障率から補修用部品最低保有期間中に修理依頼されるだろう台数を予測し、その数に見合った修理用の部品を確保しておくことをするのだけど、予測を超える故障率だとか、修理用部材の確保に失敗したとか、等の理由で今回の事態になってしまったのでしょう。補修部材は製品発出荷時点で全部確保しておくのではなく、市場でのパフォーマンスをにらみつつ補修部材を必要になった時点でできるだけ必要最小限の数だけ確保するようにします。CRTはモニター製品の中で大きなコストを占める部材ですのでCRTの供給が続く限りは在庫を抱えるリスクを避けるためにも手元に多量の補修部材を確保しておくことは避けるでしょう。補修部品も単に置いておくだけで劣化していきますし。そして、ナナオはCRTを自社で製造していないので供給元からCRTの供給打ち切りを宣告されてどうしようもなく今回の対応を打ち出さざるを得なくなったと想像します。
Re:補修用? (スコア:2, 参考になる)
それが結局利用されない、無駄な出費になる可能性があるということの他に、
ただ保管しているだけでも資産として課税対象になるって事情も含まれますね。
義務期間が切れた途端、在庫の部品を処分する例も多いとか。
Re:補修用?(秋葉原) (スコア:1)
で、その途端に秋葉原に出回る、と。
そういったもの(ケースに数十枚入った某ノートPCの基板とか)
はよく見かけました。
CRTそのものは日本以外でも製造しているんでしょうけど、
品質が伴わないのでしょうね。
補修部品が底を付く (スコア:1)
プレスリリースには
とありますが。少なくとも19インチのトリニトロン管は既に生産終了している [itmedia.co.jp]と思われるので、ナナオといえども入手できない状況なのでしょう(んで、21インチもいつ同じ状況になるか判らん)。だから、ウチの手持ちの部品在庫が切れたらおしまいですよ、という話になったのでは。
ナナオのCRTモニタは永遠に憧れのまま終わりそうなID
Re:T965使っています (スコア:1)
一応、いつでも代替出来るように、UXGAな液晶モニタは確保してあるんですが、30kg超のモニタを移動させるのは、それなりに覚悟がいりますので。
Re:液晶なんていやだ! (スコア:1)
ですが、あれはどっちかといえばホームシアター向けの大画面という感じで、パソコン用になるにはまだまだかも・・・。綺麗なんですけどね。
Re:液晶なんていやだ! (スコア:1)
他社で枯れつつある液晶よりは、SED のほうが高品質を売り物にするには、良いネタだと思うし。
どうせ、周回遅れなんだから、先回りすべきだし。
困難を打破してこそ、見返りがあるわけで。
Re:Made in Japan語録 ”3度の飯より、ナナオ” (スコア:1)
結局それも維持できなくなったわけだが。
Re:保証を要求できるの? (スコア:1)
だいたい、保証書には
「この保証書によってお客様の法律上の権利を制限するものではありませんので保証期間経過後の修理などにつきましておわかりにならない場合はシャープお客様ご相談窓口にお問い合わせください。」
とあります。(シャープZaurusの場合ですが、他社も似たようなものでしょう。)
この文を深読みすると、「保証期間経過後も、お客様の法律上の権利がありますが、それについては書けないので、問い合わせて下さい。」と言っているように思えます。
その権利の一つを知る手掛かりとして、その取扱説明書に、
「当社は、パーソナルモーバイルツールの補修用性能部品を、製造打切後7年保有しています」
と、書いてあります。これも「契約」で、メーカー側は、この契約に縛られるでしょう。
少なくとも、メーカーがこれを護る意志がなければ、「不当表示」(独禁法 or 不当景品類及び不当表示防止法 ?)になるのではないでしょうか?
NANAOの保証書と説明書が手元にないので推定になりますが、同じことが言えるでしょう(期間などは違う可能性がありますが)
#製品に同梱されている種々の印刷物の中で「保証書」だけが
#特別な法律的効力を持つとは思えません。「保証書」は
#メーカー側の無料修理を効率的に行うための「伝票」に
#すぎないでしょう。(APCのUPSなどは、保証書が無い場合の
#無料修理の推定期間が明記されています)