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iPodなどへの私的録音補償金の課金見送り 89

ストーリー by Acanthopanax
ひとまず先送り 部門より

JaminaJ曰く、"Impressの記事などが伝えているが、文化庁は11日、第9回文化審議会著作権分科会法制問題小委員会を開き、デジタルオーディオプレーヤーを「私的録音録画補償金制度」の対象とするいわゆるiPod課金問題について、補償金対象指定を見送ることを決定した。記事によると、著作権分科会では「『仮に補償金制度導入時にHDDプレーヤーなどが存在していれば、制度の対象になったであろう』という意見がある一方、静止画など、音楽以外のデータを保存できる『汎用機器』であるため、対象とすべきでないという指摘があったという」ことだ。現時点での指定は見送られたこととなるが、今後の方針として、補償金制度自体の存否も含めた、抜本的な検討が必要と判断したという。細かい検討事項は未定だが「2007年度中には一定の具体的結論を出す予定」としている。2~3年後にはこれらのデジタルオーディオプレーヤーはさらにユーザー数を増やすと予想できる。今後の検討の方向には注目すべきだろう。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • レコードや CD というメディアを使って著作物を頒布することの
    独占的な既得権(レコード会社)と使用料の徴収と配布に関する
    独占的な既得権(JASRAC)が、新しいメディアやサービスの台頭
    によって突き崩されてきているのが問題なわけですよ。

    …で、そういう既得権が、権利者の利益にも合致していた時代が
    これまでは「あった」ということ。でも権利者が "The net" の時代
    にふさわしい頒布権という物に興味を持ち始めたときに、そうした
    連中の既得権が、自分の権利の可能性を喪失する方向に働くもので
    あれば、権利者はどう判断するだろうね? ということ。

    少なくとも私的録音補償金なんてのは、そういう問題に対して
    「火事にコップで水をかけている」くらいの対応にしかなって
    ない。で、それは JASRAC *だけ* の既得権であることにも注目
    したいですね。一方のレコード会社は CCCD みたいな愚かな
    ことを繰り返しては、自分の既得権をなんとか守ろうとあがいて
    いるわけで、それは JASRAC がこれからは従来の様には機能でき
    なくなるという認識があるからじゃないかと勘ぐりたくなる。

    だから重要な事は大元の権利者に "The net" というメディアを
    できるだけ正確に理解してもらうことに尽きると思う。

    『どんな既存メディアよりもイニシャルコストは小さいですよ。
     これだけの流通量ならば、ほんの 1 セントに満たない使用料
     だって、どんな既存メディアよりも報われる使用料があなた
     の手元に入るんですよ』

    とね。
    --
    --- Toshiboumi bugbird Ohta
    • by hiddenangel (14285) on 2005年11月12日 13時40分 (#830429)
      現代の世の中で、JASRACが本当に必要なのか、必要だとして組織の規模として適当なのか、業務の範囲が適正なのか、とういう部分の見直しが必要である気がします。

      現在、著作権とその周辺の権利に関して非常に大きな転換期を迎えている事は多くの人が感じている事だと思います。戦前から続いている公益法人が従来と同じ業務を行っている事にこそ問題があるのかもしれません。
      著作権の保護や、不正利用の摘発などを行う必要があることは判りますが、戦前と現在では利用者の意識や音楽以外の著作権の議論、音楽の頒布方法や各個人が利用しうる会計システムなどにもだいぶ変化しているだろうと思います。

      丼感情でとりあえず集めといて再配分、という会計の仕方が現代の世の中に相応しいとはあんまり思わないんですよね。(もちろん、それが相応しい場合もあるだろうけど)
      私的録音補償金というより、JASRACそのものの存在意義を再評価してみてはどうだろうと私なんかは思います。
      親コメント
      • by parsley (5772) on 2005年11月12日 14時34分 (#830444) 日記
        >私的録音補償金というより、JASRACそのものの存在意義を再評価してみてはどうだろうと私なんかは思います。

        猪瀬さんを投入してみるというのはどうでしょうか?

        # ふざけたコメントだとは思われるでしょうが
        --
        Copyright (c) 2001-2014 Parsley, All rights reserved.
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 18時29分 (#830515)
        > 現代の世の中で、JASRACが本当に必要なのか

        現在は民間の著作権管理団体も存在するのでJASRACが絶対必要という訳でもありませんね。
        しかし、他の団体と相互監視したり、本当の意味で著作権の保護を行う団体としてなら
        JASRACは存在してもいいのではないかと思います。

        不要なのは「著作権の保護=集金」としか考えず、その為にしか活動しない現在のJASRACです。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 18時15分 (#830508)
        うん。JASRACの使命はとっくに終わった、って言っちゃってもいいんじゃないかって思う。

        だいたいにしてJASRAC、というか日本の音楽著作権の法律が生まれたきっかけというのは、そういった法整備が全くされてない時代に海外から著作権ゴロみたいな連中が乗り込んできて、日本の楽曲の権利を主張し始めた。このままじゃヤバイってんであわてて作ったっていう経緯ですからね。だから長い間一団体独占だったわけですよね。どこでも参入できちゃったらゴロに利用されちゃうからね。そのせいで歪みがでてきてるのも確かなわけで。

        JASRACとは別に音楽関係者組合みたいなのがあってもいいと思いますね。著作権管理はしないけど連絡先だけは分かるっていうような。
        親コメント
    • by wadatch (6649) on 2005年11月12日 13時47分 (#830430) 日記
      >『どんな既存メディアよりもイニシャルコストは小さいですよ。
      > これだけの流通量ならば、ほんの 1 セントに満たない使用料
      > だって、どんな既存メディアよりも報われる使用料があなた
      > の手元に入るんですよ』

      忘れられがちな事なのですが、レコード会社はそれだけで経営をしているわけじゃない、という事です。

      オンライン配信をするには、既存レコード屋の既得権が崩される可能性だってあります(私は、最終的には既存レコード屋も落ち着くとは思いますが、そうなる前に数年は混乱があり、淘汰が進むと思います)
      レコード会社も、100%オンラインに切り替えられるならともかく、今後も物流系の取引先との関係を維持しないといけないでしょう。
      著作権管理もあるでしょうが、そちらの絡みもあって、下手に動けないという状況もあるのかな、と思います。
      でも、iPodの爆発的普及で「世論に後押しされて」仕方なく参入した、と言い訳もできますしね。

      まぁ、単なる想像でしかないのですが。
      親コメント
  • 誰がもらえるのか (スコア:5, すばらしい洞察)

    by johntheripper (21505) on 2005年11月12日 10時21分 (#830386)
    意見募集があってそこにも書いたのですが、誰もが感じる素朴な疑問として、iPodに課金したとして徴収するお金は最終的な権利者の作曲者に入らないと納得がいかないのですが一体どのように配分するんでしょうか。

    百歩譲って音楽出版会社に配分するのであればインディーレーベルにも配分されるのでしょうかね。売上額に応じて配分されるということであればインディーレーベルばかりしか聞かない人はなんだか不公平。

    だからDRMがいいんです。

    # というような世論が一般的になれば流れも変わるかもしれません。

    • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 17時23分 (#830487)
      私的録音補償金管理協会 [sarah.or.jp]の広報ページ [sarah.or.jp]によると、JASRAC [jasrac.or.jp]、芸団協 [geidankyo.or.jp]、レコ協 [riaj.or.jp]で分けるようですね。(広報ページ下の方のフロー参照)
      ちなみに3団体のトップページからはこの広報ページへのバナーが貼られてますね。
      じゃあ、この3団体に委託・加盟してない権利者はどうなるのかって言うと、えーと、JASRACに関してはe-Licenseにこんな話 [elicense.co.jp]が載ってます。
      JASRACに対して著作物の使用実績を証明する資料を添付して請求しなければならないという非常に煩雑な手続が要求されているのが現状です。(中略)事実上補償金の分配を受けられないという状態が続いており、(中略)SARAH等に対して上記のような制度を変更するよう交渉を行ってまいりました。
      e-Licenseは結果として分配金を受け取ることになったようですが、他の団体・権利者は…?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 11時54分 (#830404)
  •  私的録音・録画保障制度は、デッキとメディアに補償金を課す制度で、対象となるメディアなどは政令で指定されるという仕組みですね。指定された機器には卸売価格の2%、記録媒体には3%の補償金が課されます。

     現状の制度のままHDDプレーヤを対象機器に指定すると、機器への補償金は取れるものの、記録媒体への補償金は取りっぱぐれるごとになり、長期的に補償金の収入の減少が予想されますな。MDの衰退で補償金が減少してゆくため、制度の変更を求めた権利者側としては、承服できない。
     一方で、HDDを記録媒体とみなして、部品にまで補償金を取るとなると、ベアドライブやベアチップに補償金が乗る可能性があり、調達コスト上昇を避けたいメーカー側は承服できない。

     こうした対立点に加え、権利者側は、中古販売の遺失利益ぶん補償金を上げろとも主張、メーカー側はDRMが乗った機器は補償金を引き下げるよう主張しているように、様々な点で利害が対立し、文化庁の想定していた枠組みに収まりそうになくなったため、結論を見送ったのではないかと見ています。

    #文化庁としてはHDDプレーヤを指定機器に政令指定して済ますつもりが、権利者、メーカー、消費者、三者ともが承服しなかったというところかな。
  • 腰が重いねぃ (スコア:3, すばらしい洞察)

    by dark_green (28724) on 2005年11月12日 7時30分 (#830350) 日記
    > 「2007年度中には一定の具体的結論を出す予定」
    って2007年度には状況変わってるんじゃ‥

    # 来年の事をいうたら、鬼が笑う
    • Re:腰が重いねぃ (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2005年11月12日 14時31分 (#830443)
      みんなが忘れたころにコッソリ法律改正しちゃうための、
      クールオフ期間なのですよ。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 16時18分 (#830468)
      これから2年かけて「著作権団体の在り方」が論じられると思う。

      著作権団体が自ら変わる事で
      著作者達&著作物の利用者達の支持を得られれば、
      それはそれでいいのだけど、もし今のままだった場合、
      著作者の支持も利用者の支持も得られない様が晒されて、
      「守旧的な既得権益集団」のレッテルを貼られ、
      今後、私的録音補償金のみならず、著作権改定の議論や、
      「著作物の適正利用の在り方」の議論からも排除されるのではないか?

      まだ著作者を守る気があるのなら、
      そうならないように己を律して欲しいものだ。
      親コメント
    • Re:腰が重いねぃ (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2005年11月12日 8時51分 (#830361)
      >来年の事をいうたら、鬼が笑う

      全く見直す気がなく状況もわかってないSONY BMGみたいなのもあるわけで。
      鬼にはそちらを笑っていただきたい。
      親コメント
    • by hetareDAIO (17407) on 2005年11月12日 8時36分 (#830357) 日記
      2007年度には状況変わってるんじゃ‥

      だからこそ、抜本的見直しをしたい、って所じゃないのでしょうか。どうせ、何か出てくる度にモグラ叩きしなくちゃいけないんですし。

      --
      ほえほえ
      親コメント
  • 返還制度 (スコア:3, 興味深い)

    by nim (10479) on 2005年11月12日 9時05分 (#830365)
    私的録音保証金には、その対象のメディアで私的録音をし
    ないことを証明すれば返還の制度がありますね。

    現在は一枚あたりの保証金が低いために殆ど活用されて
    いませんが、iPod の場合は録音できる曲数からいって
    それなりの金額になるでしょう(そうでないとあまり
    意味がないし)
    そして例えば iPod の場合、故障してしまえばその対象
    となると思いますが、そうやって返還の制度が利用される
    であろうことを想定すると、保守的な会計では引き当て
    金を積まざるを得ず、保証金の分配ができません。
    そう考えると、あまりいい考えではないような気がしますね。
    • Re:返還制度 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2005年11月12日 9時32分 (#830368)
      >現在は一枚あたりの保証金が低いために殆ど活用されて
      いませんが、iPod の場合は録音できる曲数からいって
      それなりの金額になるでしょう(そうでないとあまり
      意味がないし)

      そもそもCD-Rの様にデータを固定できちゃうものじゃないと、証明が不可能でしょう。iPodなんか補償金を返還してもらった後にデータ入れ替えちゃうことあるんだから。CD-RWなども同じく。で、

      >故障してしまえば

      こう言わてれるんだと思いますが、請求する方としても故障するまで返してもらえないなんて、なんだかなー。買い換え時に買い取らせようか?

      #自分はそれ以前に「その対象のメディアで私的録音をし
      ないことを証明す」る必要性が理解できない。私的録音するとどうして補償せなあかんのか?そこを納得させんと一歩も進まんぞ。
      親コメント
    • by tiatia (22244) on 2005年11月13日 16時53分 (#831000) 日記
      >そして例えば iPod の場合、故障してしまえばその対象
      >となると思いますが

      保証金が返還されるのは、一度も私的録音をしなかった場合ですね。
      iPodの場合、それを証明するのは難しいし、そんな人はいないのでは?
      CD-R等の場合、音楽ではなくデータを焼いてしまえば、私的録音
      には使っていない&今後も使わない事が明白です。
      ですので、iPodが故障したら対象になるってのは、ちょっと違うと思います。
      iPodが故障した時点で一度も使っていない(初期不良とか)状態で、
      修理もせずに捨てるってんなら、保証金は返ってくると思います。
      親コメント
  • やぶ蛇 (スコア:3, 参考になる)

    by akiraani (24305) on 2005年11月12日 12時15分 (#830413) 日記
     私的録音補償金制度の話もそうですが、インターネットの普及に著作隣接権 [jspa.gr.jp]がついてきていません。
     演奏はともかく、今までは流通はJASRACやレコード会社がすべてでした。が、iTMSの成功を見れば分かるように、インターネットの普及で状況が変わっています。現状をふまえてこのあたりの法改正を行えば、JASRACやレコード協会は今まで独占できていた既得権益を失いかねません。

     JASRACはそのあたりの認識がないから「私的録音補償金を拡大しよう」などと言い出したのでしょうが、日米欧の家電業界が結託 [mainichi-msn.co.jp]したり、現在の補償金制度そのものに対してさまざまな問題が指摘されるなど、返ってやぶ蛇な結果になっています。
     案外、見送りになってJASRAC側も安堵してるのではないでしょうか。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • Re:やぶ蛇 (スコア:3, 興味深い)

      by wanwan (45) on 2005年11月12日 12時20分 (#830415)
      ただ、音楽版権を持っている会社の親会社のほとんどは家電メーカー、またはコンピュータメーカーです。
      今回の見送り自体が出来レースに見えて仕方ありません。
      とりあえず、世間一般の反発が多かったから、見送っただけという気もしないでもないです。

      とはいえ、HDすべてに課金なんてされたら、企業関係で使われているPCやサーバ等に使われているモノにも関係なく課金されるわけですから、島国日本の利権団体がどうこう言っても外圧で潰されそうな気がしないでもないですが・・・
      親コメント
  • この類の話題が出る度に (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2005年11月12日 17時25分 (#830488)
    思うのだが、いっそ耳に課金すればいいじゃないか。
    耳が聞こえない人は、病院で証明をもらえるだろうし。
    • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 20時40分 (#830574)
      もちろん空気だけじゃなく物体の振動も課金対象です。
      故に骨導経由でも音楽が伝われば課金します。

      歌詞を黙読しても課金します。
      脳内にコピーしているからです。
      とにかく頭の中で曲か歌詞を思い浮かべればアウトです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年11月13日 1時26分 (#830754)
      楽曲は無体物なので紙に書いた楽譜等であっても同じように扱われるべきでノートや鉛筆からも補償金を徴収すべきです。 当然目にも課金すべきかと思われます。
      親コメント
  • 音楽専用○○ (スコア:3, おもしろおかしい)

    by e2718 (23583) on 2005年11月13日 13時38分 (#830956) 日記
    議論に出遅れた感もあるが、

    CD-Rで音楽専用とデーター専用の2種があり
    前者には録音補償金が課金されている
    (この話の真偽は未確認だが、ホントとして)
    ならば、あらゆる媒体も、音楽専用/非専用に分け
    選択は、使用者にゆだねたらどうだろう?

    (#830365)で出ているような、返還に伴う面倒も避けられる

    まぁ、
    音楽専用Power Mac G5とか
    データー専用iPod Shuffleなんて
    矛盾の塊だが、、、、、、、

    これだけ、ザルで矛盾だらけの制度を
    押しつけようとするのだから
    消費者も矛盾で対抗すれば良い
  • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 6時34分 (#830341)
    ふと思ったのですがカセットテープ、ビデオテープにも音楽を入れることは可能ですよね。
    それらにも補償金はかかってるのでしょうか?

    ホントかどうかしりませんが「(テープは)劣化するんで見逃してる」という話もきいたことがありますが、
    だとすると音質落とせばセーフという論理も成り立つわけで。。
    • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 6時58分 (#830343)
      私的録音補償金管理協会 著作権Q&A [sarah.or.jp]によれば、カセットテープは入ってませんね。
      理由は(#830341)の書いている通り「デジタル→アナログのコピーは音質劣化が伴うため」と思われます。
      同じテープありながらデジタルデータとして保存されるDATやDCCは対象となっています。

      #DCCなんて名前久々に見たよ…

      ソースは忘れましたが、タレコミとは別の記事で「個人所有のPCにも保証金を含むべき」
      みたいな事が書いてあったので、iPodよりもそっちの方がビビッた。
      (そういう用途に使わないユーザにも負担を強いるという問題がある為、流石に流れたようですが)
      親コメント
      • by chocopa (14067) on 2005年11月12日 9時04分 (#830364)
        10年前に著作権協会に電話して色々質問しました。

        【Q】
        CDをコピーしてもいいのですか?

        【A】
        CD等を買って私的にカセットテープやCD-ROMに焼いてもかまわない。
        それが、レンタルCDでも同様である。
        それは、古くからレコードやレンタルレコードがカセットテープなどに
        録音されて使われてきた、そういう消費形態の商品であるから。

        【Q】
        ラジオ番組で、「運転手のお父さんの為に、お父さんの好きな音楽が
        入ったカセットテープをプレゼントししました。」と聞いたのですが
        それは良いのですか?

        【A】
        それも、問題ない。

        【Q】
        音楽用CD-ROMとデータ用CD-ROMの違いは何ですか?

        【A】
        法で定める5つのメディアに音楽がコピーされることによる
        課金してもよいと言う法律がある。
        (MDにはプレイヤーにも課金??うろおぼえ)
        それは、「課金しなければならない。」「課金されていないメディアを
        禁止する」性質の物ではなく、「課金することが出来る」という性質の物である。
        課金の強制は、従来のレコード、レンタルレコードの
        消費形態の既得権がそこかしこにあるので、
        強制課金することが出来なかった。

        【Q】
        最後に確認として、
        買ったりレンタルしたりしたものを
        課金の無いメディアやプレイヤーを使って録音して、
        自分用ライブラリとして編集・保存・消費をしてもかまわない。
        それを個人的な知人友人にあげてもかまわない。
        売ったらダメ。

        【A】
        そうです。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 17時32分 (#830495)
        CSAVEM "HOGEHOGE.MP3"
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 7時23分 (#830347)
        大昔(DATより昔?)にあった、「ビデオテープにデジタル音声を記録する機械」で使う場合の「ビデオテープ」って、
        どういう扱いになってるんだろ?
        親コメント
        • 今でもあります (スコア:2, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2005年11月12日 9時02分 (#830363)
          http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010822/hitachi.htm
          D-VHSのオプションとして

          昔の話といえば
          http://freett.com/Tfactory/Video/Hi8/0ofHi8.html
          8mmのマルチPCMとか
          http://page.freett.com/knisi/pcm-f1.htm
          上の方のいうものはこれですね。

          まぁ、昔CDのマスタにU-maticのPCMを使っていたのだけど
          http://www.conisis.com/store/used_products/pro_phot/recoder/b01%2Bb02.html

          プロレベルのPCMが録音できるカードが10万ぐらいで
          PCが5万もかければ十分なのでシステムで15万なので
          いい時代になったものです。
          親コメント
      • FAQが日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合 [cdvnet.jp]のサイトに載ってますね。
        Q1.レンタルしたCDやビデオを自宅でMDやビデオテープにコピーしたいけど、問題ありませんか。
        A1.はい、コピーをすること自体は全く問題ありません。個人的に楽しむ目的で、レンタルしたCDやビデオを自宅でコピーすることは著作権法でも認められた行為です。

        Q2.大量にMDやビデオソフトにコピーして、多くの友人にも渡しても、いいのですか。
        A2.大量にコピーをして、他人に配布することはできません。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 7時44分 (#830351)
      > 音質落とせばセーフという論理も成り立つわけで。。

      家庭用のデジタル録音製品は実際にそれを行ってます。
      MDやCD-R搭載型コンポ等での完全な複製は第一世代のみ。
      第二世代以降のコピーはわざと劣化させるようハードウェアレベルで仕込まれてます。
      (これは完全な複製が無制限に作られることで著作権元の利益が損なわれる事を防ぐためという理由)
      それでもMDや音楽用CD-Rは保証金支払い対象品です。

      とりあえず技術的に完全な複製が可能なモノは保証金対象と思っていいと思いますよ。
      品質を落とすというのは上記の第二世代以降~と同様の後付け的な技術ですから。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2005年11月12日 18時24分 (#830513)
    オレオレ詐欺も合法だよな?
    もしかしたら、将来本当にオレオレ詐欺の請求者に対して負債作る可能性があるし・・・

    冗談は置いておくとして
    とにかく現行の補償金制度は、集金方法と分配方法共にやり方が乱暴すぎるとしか言えないよ
  • by y.shimada (14935) on 2005年11月13日 19時31分 (#831086)
    お金とるのは、しょうがないとして 結局このお金って
    どこに流れるんでしょうか。
typodupeerror

192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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