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Sun、OpenSPARC Projectを立ち上げへ 32

ストーリー by kazekiri
ハードコアバイナリアンの時代 部門より

elfbinary曰く、" eWeekで報道されているが、Sun Microsystemsの 新しいUltraSPARC T1チップのプロセッサコードと仕様が オープンソース化されることが発表されたようだ。2006年の早々に 「OpenSPARC Project」を立ち上がる予定。 IBMのPowerやCellのような動きもあるが、CPUまでオープンソースに なる時代なのですね。"

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  • by gm300 (14617) on 2005年12月07日 14時52分 (#843951) ホームページ 日記
    ほら、ここ [opencores.org]に。

    sparc 系の leon [gaisler.com] の場合には linux が動くみたいです。
    ほれ。 [freshmeat.net]
    ここ [estec.esa.nl]には、chip の実際の作成の様子が。

    もとの記事には、"If it works in software, why wouldn't it work for processors?"ってありますが、其の理由は、簡単。software は compile すれば使える。hardware は製造がものすごく大変。単純にCPUを作るのではない、他の方法が出てくるのを期待しているのでしょう。

    sparcの場合は、だいぶ前からCPUの論理的な仕様はopenになっていたはず。今回はなにが違うのか。
  • ○○○oー企画 (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2005年12月07日 12時44分 (#843829)
    日本ではオープンハードウェアというと悪いイメージがついてしまっているので、ここらで払拭してほしいものだ。
  • by monaka (4489) on 2005年12月07日 14時11分 (#843919)
    > CPUまでオープンソースになる時代

    割と昔からあるといえばあるのですが [opencores.org].

    # HDLから逃げ続けているヘタレID
    --
    from もなか
  • プレスリリース (スコア:2, 参考になる)

    by flatline.proto (29261) on 2005年12月07日 18時17分 (#844096)
    12/06/05 - Sun Microsystems Marks New Era in Network Computing with Breakthrough CoolThreads Technology - Unveils High-Performance, Eco-Responsible Server Line
    http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2005-12/sunflash.20051206.1.html [sun.com]
    • by boo (899) on 2005年12月07日 19時32分 (#844140) 日記
      このプレスリリース見ると9.6GHzって書いてあるけど、これって嘘だよねぇ 1.2GHzのコアが8個あるってだけでしょ?

      # まぁ 64bit × 8 で512bitコンピューティングだ!って言わないだけマシかな
      --
      あぁ、「ン」が消えてるんですよ。「ビーフン・カレー」ね。
      親コメント
  • by deleted user (3598) on 2005年12月07日 23時05分 (#844263)
    毎日コミュニケーションズ、結構速いですね。
    米Sun Microsystems、「Niagara搭載サーバ」「OpenSPARC Project」を発表 [mycom.co.jp]
    --
    =^..^=
    Enjoy Computing, Skiing, as much as Horse Racing.
  • お約束 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2005年12月07日 13時01分 (#843850)
    早くも Binary 3.O の予感!

    #Binary 3.O とは何か?
    ・実は誰も知らない。
  • 何故、Sun はこれをオープンにしたのだろうか?

    また、このプロジェクトに参加する利点は何だろうか?

    普通のソフトウェアなら、己でビルドして実行させる楽しみがあるのだけど・・・・・。
    • ARM や MIPS のコアのライセンスを取得するぐらいなら SPARC をどうぞ、という話ではあると思うんです。

      まず前提として Sun Microsystems はファブレス、つまり持っているのは設計チームだけで半導体工場を持っていない現実があります。UltraSPARC は TI(T1 じゃなくて TEXAS INSTRUMENTS) に製造を依頼しています。だから CPU メーカの中で見ると Intel や AMD より ARM や MIPS と同じやり方です。

      だったら ARM や MIPS と同じようにコアの IP を他社に提供して、事業の柱は他にあるから CPU コアのライセンス料は安く、というストーリーはつきます。

      あとは製造する会社があるかどうかで、これは私には見通しがつきません。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2005年12月07日 17時13分 (#844058)
        最近の事情はよく知らないのですが、
        昔散々ボロクソに言われたレジスタウィンドウがあるのは、
        組み込みにはうれしくないんじゃないですか?

        # 只ということの方が重要?
        親コメント
        • >昔散々ボロクソに言われたレジスタウィンドウがあるのは、

          確かにSparcはその件でオシマイにした人は多いと思います。そういう意味で、NIOSが最初レジスタウインドウで出たときは、大変驚きましたが、2代目があっさりレジスタウインドウを捨てたときはとてもがっかりしました。
          でも、「ここをこうすれば、ほらこんなに」みたいなアイディアが出てこないとも限りません。汎用じゃなくて組み込みに限れば、システムに合わせて総レジスタ数を設計(例えば、RTOSのコンフィギュレータで、CPUのHDLも自動生成みたいな感じに)すれば、レジスタウインドウで非常にコンパクトで速いマシンができるかもしれません。
          #でもやっぱり、「こんな古いものを、、父さん!」って感じは否めないです。

          親コメント
          • >NIOSが最初レジスタウインドウで出たときは、大変驚きましたが、
            NiosのレジスタってFPGA内部のブロックRAMに割り当てられてると聞いた覚えが…
            なので、普通に32個程度割り当てただけではあまっちゃうので、
            どうせなら…ってことで、レジスタウィンドウにして
            ブロックRAMの容量分をレジスタとして使うようにした…
            んじゃないのかな??
            親コメント
          • 商用では最新の命令セットアーキテクチャであるIA64にも
            レジスタウィンドウがあるぐらいだから、レジスタウィンドウ
            自体を古いと断言するのは間違いなのかも。
            Fの中の人によると、レジスタの名前がつけかわるのは、OoOの
            実装が大変だそうですが。ただし、UltraSPARC T1の場合、OoO
            どころか、マルチイシューでさえないので、そういう問題は
            なさそう。
            RISC内RISCを作っちゃうPOWERみたいな複雑なアーキテクチャ
            よりは、SPARCの方が簡単な分、好感が持てるような。
    • by monaka (4489) on 2005年12月07日 18時50分 (#844115)
      > 普通のソフトウェアなら、己でビルドして実行させる楽しみがあるのだけど・・・・・。

      今回の件は追いかけていないので,一般論でしか説明できませんが,

      FPGA/CPLDの大容量化を背景にして,HDL(つまりソフトウェア)で記述したCPUを使うというのが,ここ数年の組込み業界の一部で流行っています.
      最初はMicroblazeやNiosのような比較的小規模な専用アーキテクチャから始まりましたが,最近はM32RやMIPS3やARM7など主要なアーキテクチャは実現できます.教育研究用途でVAX11/780互換プロセッサを作るなんていうものもあります.
      こういう動きがあって,教育/評価用のボードでも,ソフトコアを明に暗に想定したものが出てきています.
      例えば,CQ出版の新評価キット [cqpub.co.jp]とか.

      利点といえば,応用分野に合わせた最適化が可能なことでしょうか.例えばメモリ保護は要るがアドレスの仮想化は要らないとなれば,MMUをいじって仮想化をやめることができます.割込みコントローラも手を入れたい場面は多いでしょう.レジスタバンクを作ってタスクスイッチング時間の短縮を狙うなんてこともできるかもしれません.
      --
      from もなか
      親コメント
    • 自分の所で実装すると金が掛かる。 セカンドソース? に自由に作らせれば金掛からない。
      • 高性能なチップが出てきた! 自分の所のサーバに載せる。
      • なんか組込用のショボイのが! SPARCの裾野が広がっていいんじゃない?
      親コメント
      • アカデミックな方々にかなり有益で現実的な資料を与えるという意味ではかなり価値があるよね。少なくとも大学院とかでMPU作っている人々と、メーカーとのレベル差が強烈なので、そこを埋めるためにはめちゃ役立つはず。
  • by Anonymous Coward on 2005年12月08日 1時22分 (#844356)
    >CPUまでオープンソースになる時代なのですね。"

    何をいまさら。SPARCのIPコアは以前から公開されてたわい。
  • by chiba-f (6867) on 2005年12月08日 18時36分 (#844933)
    The Registerの記事"Sun will be seeing double with Niagara II" [theregister.co.uk]によると,最大コア数は8個のままですが,現行の倍の1コアで8 threads実行可能(つまり合計で64個)で,1コアにつき1つの浮動小数点ユニット(現在は1チップで1つ)を持ち,1.4GHz以上で動作.Niagara Iの倍近い性能を持ち,マルチプロセッサに対応,65ナノプロセスで製造され,2007年に登場する予定.
  • by Anonymous Coward on 2005年12月07日 23時30分 (#844284)
    「CPUまでオープンソース」って言葉の意味がイマイチ判らないのですが。。

    ソースを見ると「CPUの仕様の公開」と「デザインソースの公開」であって、この位だったら、ARM [arm.com]だろうがSH [superh.com]だろうが昔から公開してるし。。

    #CPUのデザイン(版)を公開したところで、判る人はほとんど居なそう。
    #「こっちの四角いのがアキュムレータで〜」とかやるのかな?
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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