9GHz Pentium4 と 32 threads/chip SPARC 43
ストーリー by yoosee
近未来を垣間見る 部門より
近未来を垣間見る 部門より
gm300曰く、"来月サンフランシスコで ISSCC (IEEE International Solid-State Circuits Conference) が開かれる。Conference Advance Program(pdf)にある概要によると
が発表される模様。 ISSCC は実際に動作するchip の論文の中では最高峰に位置する学会で、過去にはcell processor の発表もあった。ISSCC で発表ということは単なるロードマップや開発計画ではなく、実際に動作するものが(最低一個は)存在するということで、その意義は大きい。"Intel からは 9GHz で動作する Pentium4 用の 64 bit整数演算回路
Sun からは 1 core あたり 4 thread 実行できる core を 8 個搭載する niagara
もともとALUは (スコア:5, 興味深い)
…冷やしたり、あたり玉でなんとかなりそうですな。
(E64T対応になっている時点で64bitは当たり前でしょうし)
niagaraがシンプルなコアなのにクロックがあがらない部分については、やっぱりキャッシュコーヒーレントなのかなぁ。
そんな感じでちょこちょこ気になる部分はありますね。
kusanagi shin
Re:もともとALUは (スコア:4, 興味深い)
だから、32bitの演算では、
・下位16bitの演算(0.5サイクル)
・上位16bitの演算(0.5サイクル)
・フラグのセット(0.5サイクル?)
と完了まで1.5サイクルかかるわけで・・・。
http://www.intel.com/technology/itj/q12001/pdf/art_2.pdf [intel.com] (9ページ目参照)
まあ、下位16bitの演算結果を使って、
後続命令の演算(下位16bit)を開始することにより、
データ依存関係にある命令を0.5サイクル刻みで実行できますけど、
演算器間のラッチを抜けば、フラグのセットまで1サイクルでできそうですし、
その設計の方が性能が上がるプログラムも多そうな気がするのですが・・・。
今回の9GHzのALUはどのような刻みで実行しているのでしょうかね。
16bit演算器x4で実行しているならば、
90nm->65nmのプロセスの微細化だけで十分達成できそうな気がします。
今でも7.6GHz(3.8GHzx2)では動いているのですし。
これが、32bit演算器x2で実行しているならば、
何か新しい設計を導入しているかもしれません。
とりあえず、論文が公開されるのを楽しみにしています。
Re:もともとALUは (スコア:2, 興味深い)
> ・下位16bitの演算(0.5サイクル)
> ・上位16bitの演算(0.5サイクル)
> ・フラグのセット(0.5サイクル?)
上位16bitの演算と同時にフラグの演算は終わってますよ。
んで、後続のJcc・SETcc・MOVccとかに特定bitだけ渡せればそれでいいわけで。
# だから何、って話もありますが。
Re:もともとALUは (スコア:1)
本当に実装してたかどうかちょっと自信なくなってきた。論文は斜め読みした。
Re:もともとALUは (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:もともとALUは (スコア:1)
> 全部ROMにしちまえば、もっと早く<ぉぃぉぃ
ROMは資源を浪費するうえに、アクセス速度が遅いのであまり速い演算器にはなりませんよ。
16bit同士の加算でも17ビット×4Gアドレス=68Gビットのメモリが必要です。
掛け算だと結果は32ビットだから128Gビット。
8bit同士なら9ビット×64Kアドレス=576Kビットのメモリでできますが、
そんな演算器をマスクROMとかで用意するぐらいなら、
専用ロジックとして論理圧縮した方が小さくて高速です。
#昔、Z80時代にEPROMで掛け算器を作ったことがあるのでID
Re:もともとALUは (スコア:1)
使うテーブルの値が間違っていたというアレ。SRT Algorithm [intel.com]
Re:もともとALUは (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:もともとALUは (スコア:1, 参考になる)
ですね。
パイプラインも 6段しかない [itmedia.co.jp] し、
消費電力を下げることを重視して、もともと高クロックは
狙わない設計なんでしょう。
今でも4.26GHz (スコア:0)
Pentium Extreme Edition 955でも4.26GHzで動かしている
商品があるのでシングルコアならさくっといくでしょう。
まぁ、Prescottでさえ2-3年前のロードマップだと
とっくに5GHzとかで動いていたはずのコアですので‥
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0430/kaigai01.htm
今頃は6-7GHzだったはずですよねぇ(笑)
ちょっとだけ追加情報 (スコア:3, 参考になる)
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
昨日の (スコア:2, 興味深い)
この技術と今の半導体は将来どちらが勝つのでしょうかね~?
Re:昨日の (スコア:1)
#演算と似たようなことは出来てますが,実際に入力を変えて
#出力を取り出す,とかは出来てません.
過去のIntelの計画と実績例 (スコア:2, 参考になる)
2001年2月 - 2003年、インテルプロセッサーは5GHzに [ascii24.com]
2002年2月 - 「2003年には,すべてに妥協しないPCを」とIntel。4GHz動作のデモも披露 [itmedia.co.jp]
2002年2月 - IDF:2003年後半には10GHz動作CPU 「Prescott」登場へ [nikkeibp.co.jp]
2003年2月 - Prescott/Tejasは5GHz台、65nmのNehalemは10GHz以上に [impress.co.jp]
2003年11月 - 米インテル社長:「来年中には、Prescottで4GHz」 [cnet.com]
2004年7月 - インテル、今度は4GHz版Pentium 4のリリースを延期 [cnet.com]
2004年10月 - インテル、4GHz Pentiumの開発を断念 [cnet.com]
昔はIntelに期待していたものだが、どうしてこんなになってしまったのやら・・?
描いたモチ (スコア:1, 余計なもの)
そうかなあ?、って感じがします。
やっぱり市場で実際に売られないと単なる絵に
描いたモチにしか過ぎませんよ。
Re:描いたモチ (スコア:2, すばらしい洞察)
その「絵に描いたモチ」が、どの程度「本物のモチ」になるか
と考えると、実際に動作するものが在るか無いかというのは、
とても重要だと思いますけど。
9GHzで動作するPentium4が完成した訳ではありません. (スコア:4, 参考になる)
発表は,9GHzで動作する整数演算回路ができちゃった,という話です.CPUには他にも色々な回路が必要で,それらが全部ひとつのパッケージに入らないとCPUになりません.9GHzで動作するCPUが完成するのはもう少し先の話だと思います.
Re:9GHzで動作するPentium4が完成した訳ではありません. (スコア:1, 余計なもの)
Re:9GHzで動作するPentium4が完成した訳ではありません. (スコア:0)
7.4GHzのPentium4って何?
http://www16.big.or.jp/~bunnywk/cgi-bin/superpi.cgi
Re:9GHzで動作するPentium4が完成した訳ではありません. (スコア:2, 興味深い)
#そうすると、フルチップ作らない理由の法が気になる。
Re:9GHzで動作するPentium4が完成した訳ではありません. (スコア:0, 余計なもの)
Re:描いたモチ (スコア:1)
私は作る側でもあるので、こういったものが作れるようになったという意義は大きいです。
Re:描いたモチ (スコア:0)
↑いまココ
#いや、別に必ずしも超えられないわけじゃないけど
Re:描いたモチ (スコア:1)
使い道?
使い道は作ってから考えるのですよ。
そこかからは違う人の仕事です(ぇ
-- 星を目指さない理由は何もない -- 「MISSING GATE」by 米村孝一郎
UltraSPARC-T1 (スコア:1)
〜◍
Re:UltraSPARC-T1 (スコア:1)
"Sun will be seeing double with Niagara II" [theregister.co.uk]
8つのコアで64threads実行とか.
Re:UltraSPARC-T1 (スコア:1)
http://jp.sun.com/back/2005/1207/feature/
http://jp.sun.com/back/2005/0824/feature/
お値段なんだけど、
http://jp.sun.com/products/dotcom-price/coolthreads/t1000-price.html
みると、T1000だと最低で461,000円(6core/2GB mem)
http://jp.sun.com/products/dotcom-price/coolthreads/t2000-price.html
T2000だと、電源HDDともに冗長化で業務用としての最低限を守って1,095,000円というのは、破格だと思う。でもって、
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/special/2005/01/06/4269.html
の「Solarisコンテナ」と組み合わせると、「一発あたり無茶安いSparc Solaris」が出来ちゃいそうで...
先ずは (スコア:0)
Re:先ずは (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:先ずは (スコア:3, おもしろおかしい)
#違う。
Re:先ずは (スコア:1, おもしろおかしい)
#前にここからリンクはっておこられたのでAC(って書いたらバレるけどな
Re:先ずは (スコア:0)
#ネタっぽいのでAC
Re:先ずは (スコア:1, おもしろおかしい)
で、PentiumのX倍速いですよと宣伝する。
やはりドミノ回路 (スコア:0, フレームのもと)
今回は、dominologic-based architectures に回帰
なんか (スコア:0)
個別のアプリの方が暴走しそう、、、。
Re:なんか (スコア:3, おもしろおかしい)
速過ぎて無限ループに気づかずリリースしちゃいそう。
Re:なんか (スコア:0, オフトピック)
Re:なんか (スコア:5, おもしろおかしい)
Have you heard about the new Cray Computer? It's so fast, it executes an infinite
loop in 6 seconds.
#幾パターンかあります.
2.1GHzを超えるCPUでWin95/98 (スコア:3, 参考になる)
なんていう問題があったようです。
# Win98SE は大丈夫なのかな?
単なる臆病者の Anonymous Cat です。略してACです。
Re:2.1GHzを超えるCPUでWin95/98 (スコア:2, 参考になる)
下駄使ってCPUを乗せかえる前に修正プログラムを適用しないと起動できないという・・・
このときは350MHzですね。
# K6-IIIの333MHzも該当してた気がする。
AMD K6-2 または Athlon CPU を使用した場合の問題 [microsoft.com]
Re:2.1GHzを超えるCPUでWin95/98 (スコア:0)
Microsoft Windows 98 Standard Edition
と呼ぶことをこのKBで初めて知りました。
Re:2.1GHzを超えるCPUでWin95/98 (オフトピック) (スコア:0)
・Microsoft Windows 98 Standard Edition
・Microsoft Windows 95
とありますね。。。
Standard Edition と Second Edition だと略す時に困りますね・・・
First Edition とかにしてくれれば良いのに・・・
ちなみに Standard Edition [alc.co.jp]には、「決定版」という意味もあるようですね。
Re:なんか (スコア:1)