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いまどきの寄進瓦はスキャナとインクジェットで 46

ストーリー by mhatta
少なくとも100年じゃ足りなさそうだ 部門より

moreau曰く、"寺院の建築や再建で寄進者の名前を瓦に書くことはよく行われてますが、京都新聞の記事によると、現在修復中の東本願寺・御影堂の瓦には、寄進者の「筆跡をスキャナーで読み取り、微調整をしてそのままインクジェット技術で瓦に印刷する」とのこと。一昨年も卒塔婆用プリンタの話題がありましたが、木とか石とかにはやはりインクジェットなんですかね。 ところで、受託したメーカーによると「記名は100年以上保たれる」とのことですが、クライアント側は「門徒の名前が永遠に残ることを願っている」と話しており、両者の意識には大きなずれがあるような気が。せめて、56億7千万年ぐらいは保たないとダメなんじゃないかなぁと思うのですが。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 好き者がやりそうなこと (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Elbereth (17793) on 2006年04月13日 15時59分 (#920751)
    寄進して、萌え絵を瓦にプリントしてもらって100年後に残すんだよ!
    とりあえず白黒2値の絵なら何とかなるんでないかい?
  • by Anonymous Cowboy (6205) on 2006年04月13日 17時59分 (#920856)
    だから読めなくなる前にもう一回スキャンして、次世代メディアに焼直せばいいんだよ

    今度の瓦の容量は従来の瓦の200倍!
  • 色即是空だというのに現世に残すモノに執着しおって。
  • by Anonymous Coward on 2006年04月13日 14時06分 (#920661)
    100年以上、たとえば1000年とか10000年とか保てる技術が開発できたとして、それをどうやって証明するのでしょうか?
  • by tokushima (155) on 2006年04月13日 14時47分 (#920700)
    弥勒菩薩が現れるまで56億年後(だったっけ?)にどうちゃらという信仰心から約1000年前に埋められた物が展示されていました。

    56億年からすれば1000年なんて一瞬ですよね。

    昔の人の信仰心に対する敬意なんてこんなもんです。100年もてば十分じゃないですか?

    # いや、私は十分じゃないと思いますけど。
    --
    It's not who is right, it's who is left.
    • by Anonymous Coward
      元記事に

      修復中の御影堂には1895(明治28)年の再建の際、三河(現在の愛知県)の門信徒から寄進された瓦17万5000枚が使われている。今回の修復で、傷んだ12万枚が新調される。

      と記載されているので,次回の修復も110年後ぐらいなのでしょう。そこまで持てば,まあいいんじゃないかと。
  • 東本願寺のサイトに写真がいくらかありました。

    御影堂御修復日記 - しんらん しょうにん ホームページ [higashihonganji.jp]

    大日本スクリーン社が作ったプリンタのようです。同社の採用情報 [screen.co.jp]でもアピールされていました。

  • by Anonymous Coward on 2006年04月13日 13時53分 (#920649)
    信仰心を単なる金儲けとしか考えていない企業の問題ですね。
    • 信+者=儲 (スコア:2, おもしろおかしい)

      by uxi (5376) on 2006年04月13日 14時12分 (#920669)
      なので、信仰心を単なる金儲けとする考え方は
      宗教側にも無きにしも有らずなのではないかと、、、
      # 僕は、宗教自体方便だと思ってますけどね。
      # 壺買いません?
      --
      uxi
      親コメント
      • Re:信+者=儲 (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2006年04月13日 21時36分 (#920976)
        ネタにマジレスで申し訳ありませんが、「儲」の字の由来は「信 + 者」ではなく、「人 + 諸」です。

        # いつか言わないといかんと思っていたので AC
        親コメント
    • Re:両者の感覚のずれは (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年04月13日 14時01分 (#920653)
      願えばいいだけの宗教屋と嘘はつけない技術屋の違いでは?
      親コメント
      • by Henrich (121) on 2006年04月13日 15時08分 (#920717)
        え、宗教屋は願うだけでは駄目で寄進させたりするのが必要では?

        #あと出版社や他宗派を弾劾するとか、他国の偉い人たちと交流している振りをするとか、名誉市民とか学位をもらうとかしないと。

        親コメント
        • まぁ、言いたいことは分かるので、いいんですけど、

          ・宗教屋がクライアント(信者)に対して行う仕事の基本が祈り
          ・(実際問題として)その対価として、寄進させるのが宗教屋の収入

          というように、クライアントに対する仕事と、その対価の徴収
          (効率も含めて)というのを混同されているコメントに思えます。

          営業と政治活動まで引っくるめてはいかがなものかと。

          別の言い方をすれば、技術屋だって、出世して会社の上の方になれば、
          政治活動やらなにやら、同じようなことをしますが、そこまで行くと
          技術屋とはたぶんあまりよばなくて、別の肩書きで呼ぶと思いますし。

          そういう意味では、宗教屋というのは、「
      • by Anonymous Coward on 2006年04月13日 16時24分 (#920772)
        死後極楽で永遠のハッピー生活を約束している宗教家としては、現世に残るものであっても信仰の証が死後100年で無くなるというのは抵抗があるのかも。

        もちろん業者と宗教家の間には100年でOKの合意があるからやってるわけで。
        つまり、「(ホントは削ればいいんだけどコスト的な問題と説得されては仕方が無いが)門徒の名前が永遠に残ることを願っている(いやマジで。)」ということかと。

        #()の中は凡人が見る煩悩ですので。功徳を積んだ高僧は夢にも思わない事です。
        まぁ、比較対照の永遠のスケールがでかすぎですよね。
        それと寺や神社は数百年とか残るのは普通にあるから100年だと見劣りするからかな。

        ・・・とこんな事書くと俺は多分地獄直行ですね(笑

        IT関連ならばこう言うでしょう。「運用でカバー」

        #マジレススマソ・・・・
        親コメント
    • 単純に現代技術の限界を知っているか知らないかの
      差ではないかと思うが。

      # 妙なバイアスがかかったコメントが散見されるような。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年04月13日 14時03分 (#920657)
    焼く前に印刷すればもうちょっと持ちそうな気もしますが > 100年
    • せっかくだから、彫り込んでおけば瓦が割れるまで持つかと。
      親コメント
      • 昔の瓦で字が書いてあるやつ(文字瓦とか瓦経とか)は焼く前に彫ってあるものが多いですね。
        瓦で墨書されたものがあるかどうか知りませんが、木簡だの土器だのに墨で字を書いたものは、1,000年以上前のものがたくさん残ってますよね。そういうのと比べると、100年はいかにも短いなぁ。
        • 木簡だの土器だののうち、1,000年以上残った割合はどの程度ですか?
          可視光領域では文字が読み取れなくなった木簡も多く見つかっていますが、
          そのような文字も現代まで残ったと言うべきですか?

          #条件によっては墨の方が優秀かもという意見には同意
        • こういう半端な技術製品を見るにつけ、千社札は偉大だなと思う。
    • レーザーによる彫刻 [arcamedia.co.jp]ってのもありますよね。自分は学校のの創立○○周年の記念品をこれでもらいました。レーザーによる彫刻って「焼き彫る」ってことだから瓦には無理なのかな?コンピュータ制御の旋盤技術を利用して、焼く前の瓦を彫刻するってのが永久に残りそうでよさそう。でもコストも結構かかるんだろうなぁ。
      --
      屍体メモ [windy.cx]
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年04月13日 14時18分 (#920674)
    戒名陶板(未来型) [m-creates.co.jp]
    • QRコードなんていう極東島国の技術(失礼)がン年後に残っているかな。四半世紀後でも怪しいと(個人的には)思うのに。
      というわけでやっぱロゼッタディスク [goo.ne.jp]方式が一番じゃねーかなと思う。
      #ごく微細な文字をアナログのまま書き込むという方法です。

      インクがカーボンブラックならインクジェットの寄進瓦でも結構長く持つんじゃないか?1000年くらいは。
  • by Anonymous Coward on 2006年04月13日 16時31分 (#920780)
    瓦自体、永久に使用するものではないので、瓦の耐用年数と同じだけもてば問題ないはず。
    いやいや、それ以前にその瓦を使用している建造物そのものの耐用年数ですかね。
    実際には物理的な耐用年数限界まで使用される事は少ないので、
    「想定使用年数」と表した方が適切かも知れません。
    この場合、100年以内に建物自体を改築する事を予め決めておけば良いのです。

    自己修復機能を備えた永遠に朽ち果てない瓦および建物と言うのも
    技術的には挑戦する価値があると思いますが、
    • by Anonymous Coward on 2006年04月13日 23時29分 (#921059)
      文化財の修復では
      使えるものは使いまわすのが基本です。

      で、現在進められている唐招提寺の分解大修理では
      鎌倉時代に製作された瓦が使われていることが
      明らかになりました [kyoto-inet.or.jp]

      昔と違って、あちこちに記録が残るでしょうけど、
      おおよそ1000年は使われる可能性がありますので
      インキにはその程度の耐久性を期待したいですね。
      親コメント
    • >自己修復機能を備えた永遠に朽ち果てない瓦および建物と言うのも
      >技術的には挑戦する価値があると思いますが、

      つまり行き着く先は生物建築ですか? (建物が一個の生物)
      それだと代替わりがあるかもしれませんが、(たぶん)長持ちはしまっせ。

      #生き物の腹の中に住む感覚を許容できれば、ですが。(笑
      • そんなことしなくても、われわれは炭素やその他原子の粒として
        宇宙に痕跡を残し続けられます。
        人間がその痕跡を読み解くことは不可能でしょうが、
        お仏様なら、炭素原子一つ、あるいは素粒子やミームからも、
        それらが我々を経過してきた道のりであることを読み解くことができるはずです。
        • by Li Luxing (7797) on 2006年04月13日 23時41分 (#921071)
          >それらが我々を経過してきた道のりであることを読み解くことができるはずです。

           んー、良くわかんないのですが。
           ラプラスの悪魔が逆の性質をもつと仏様になるって話ですか?
          --
          李 露星
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年04月14日 4時30分 (#921231)
    瓦入れ替えた数日後に台風で、瓦が吹き飛んで割れて、また瓦入れ替え。うまー

    って風が吹けば桶屋が儲かる理論?
typodupeerror

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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