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OpenDocument Format が ISO26300として承認 141

ストーリー by yoosee
プラットフォームに左右されない時代がくる…のかな 部門より

Kachi曰く、"すでにITmediaITProでも報じられているが、OpenDocumentがISO26300として承認された。OpenDocumentは統合オフィスソフト(ワープロ・表計算・プレゼン・ドロー)の標準ファイルフォーマットで、元々は OpenOffice.orgのファイルフォーマットとして開発され、現在はOASISという国際的な標準化団体が管理している。 今回の標準採択で、特定のソフトウェアに依存しないオフィススイートのファイルフォーマットが大きなお墨付きを得たことになり、政府などでの調達でもこのようなフォーマットを要件とする可能性が高まる。

但し現在のところ、MicrosoftはODFをサポートしないと明言しており、代わりに、Office2007のファイルフォーマットをECMAに提出している。 近い将来、現在使っているオフィススイートのサポートが切れて、ユーザーは次のソフトウェアへの移行を迫られることになる。そのとき、複数の企業がオフィススイートを提供するツールか、特定の企業が影響力を行使するツールか、選択を迫られることになるだろう。"

またSilverRing曰く"OpenDocument Formatは昨年の5月にOASIS標準に認定されており、OpenOffice.org 2.0以降の標準ファイルフォーマットとして採用されている。 ODF Allianceのプレスリリースによればタイのバンコクで開催されている"Regional Open ICT Ecosystem"という会議でもODFは「広く互換性があり革新的でコスト効果のある政府内で使用される伝達手段」として議論されるようだ。
OpenDocument Formatをサポートするオフィススイートとしては OpenOffice.org の他に、Workplace, StarOffice (StarSuite), 一太郎2006(ただし対応モジュールは夏以降), KOfficeなどがある。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • Google (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2006年05月05日 13時36分 (#933618)
    Googleが採用するフォーマットの方が生き残るでしょうね。
  • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 12時25分 (#933588)
    >複数の企業がオフィススイートを提供するツールか、特定の企業が影響力を行使するツールか、選択を迫られることになるだろう。

    「別に今までと同じでいい。変える必要を感じない」
    ということか、それとも
    「社内標準はA。BはリーダがあればOK」
    ということで特にどっちに転んでも問題無し。
    交換用フォーマットと社内用フォーマットが同じである必要もないし。

    相手あってのフォーマットだし。更に今や将来のフォーマットというよりは
    過去のフォーマットが必要ということも多いからねぇ。
    会社で使わせたいなら過去のフォーマットへのコンバータを豊富にして欲しいものだ。
    • 同じく、現在使用しているソフトウエアのバージョンアップでFAです。

      #だって蓄えられた途方もないMs-Officeのデータを他ソフトに移行とか言われたら…
      #数百数千時間もの残業を強いられた挙句、古い記述を新しく置き換えるとか労力が有り得ないわけで
      #コンバートソフト色々あるけれど、コンバート率99.9%でも使う価値無し。
      親コメント
      • by crayfish (9255) on 2006年05月05日 12時47分 (#933600)
        緩やかな移行を目指して、2種類のオフィススイートを共存させ、新規作成するファイルについてはODFで。という方法はどうでしょうか?
        2種類を使わなければならないという不便はあるでしょうけれど。
        親コメント
      • >同じく、現在使用しているソフトウエアのバージョンアップでFAです。
        >#だって蓄えられた途方もないMs-Officeのデータを他ソフトに移行とか言われたら…
        >#数百数千時間もの残業を強いられた挙句、古い記述を新しく置き換えるとか労力が有り得ないわけで

        同意です。
        ドキュメントの量もさることながら、ExcelやAccessなんかはVBAでゴリゴリやってるのも
        結構な数あるので、VBA版と同じ動きをするようにマクロを置き換えるなんて考えるだけでぞっとします。
        #そもそも今の状態でVBAと完全互換なマクロが使えるのなんてないでしょ?
        親コメント
        • by ei (19798) on 2006年05月05日 18時42分 (#933716) 日記
          ドキュメントとかの純データ(情報)とは最早見做せず、アプリケーション(プログラム)及びそれに著しく強く依存した情報の集合と捉えるべきと思います。ExcelやAccessは当然そのアプリケーションが稼働するプラットフォームと化している訳で、厳密な適合性試験をしない限り移行は難しいと思います。

          # 要は「便利だ」とVBAを使った時点で、実質的にMSに囲い込まれていたのです。
          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 14時12分 (#933632)
      過去の蓄積は所詮過去のもの、っていう現実がわかってないな。

      永遠の中学生なら、同じフォーマットを使いつづける、という選択肢もあると思うが、現実の職場には出て行く人と入ってくる人がいる。そうなると、移行の手間がいくら膨大に見えても、「ヒトをモノにあわせる」コストに比べれば、些細なもんだということに気付かざるを得ない。さもないと、職場自体が消えてしまうから。

      過去、BASICでどんだけ巨大なアプリケーションを書いていた企業でも、現在それをBASICで保守してたりしない。移行ができなかったところはほとんど潰れてる。まあ、あくまで”ほとんど”で、全部とはいかないっていうのも、また一つの現実ではあるのだが。

      それに、OpenDocumentの場合は、まだこっちが勝つと決まったわけじゃないけどね。
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      • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 16時05分 (#933676)
        BASICでそのまま保守してる会社なんて五万とありますよ
        制御機器等用にN88-BASICやF-BASICが現役で保守パーツのために
        「中古でも良いからない?」という話はよく聞きます
        人の入れ替わりが同時に大量に発生する所か余程の新しい物好きでもなければ
        到底「些細」な事では片づかないと思います。
        どこの企業もそうですが「過去の慣例」という呪縛は大きいです。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 20時20分 (#933759)
          > BASICでそのまま保守してる会社なんて五万とありますよ

          確かにそれが現実であると思う。しかし、それを放置プレイしているから2017年問題などということが大きな問題になるのであって、団塊の世代が定年を迎えるまで、それらを放置するような企業には、その後の活路を見出すことはできないだろうとも思う。

          バブルの崩壊後、新人採用を見送ったせいで、現在の中堅が育っていない企業も多く、新しい技術にシフトする余力が無いのも現実だろう。しかし、それを「仕方ない」とする企業に未来は無い。

          親コメント
      • 現実 (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2006年05月05日 17時14分 (#933689)
        >移行の手間がいくら膨大に見えても、「ヒトをモノにあわせる」コストに比べれば、些細なもんだということに気付かざるを得ない。

        旧日本軍の下士官じゃないけど。
        「ヒトをモノにあわせる」コストなんて、移行の手間とコストと不確実性に比べれば些細なもんですよ。

        動いてナンボ、お金を稼げてナンボの世界で最も重要視されるのは過去の実績です。
        仕事の道具には「新しい」ということ自体には何の価値もないのです。

        ちなみにうちの職場ではBASIC/98が現役。
        親コメント
        • Re:現実 (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2006年05月05日 22時55分 (#933835)
          > 旧日本軍の下士官じゃないけど。
          > 「ヒトをモノにあわせる」コストなんて、移行の手間とコストと不確実性に比べれば些細なもんですよ。
          それやって一回負けてるんですから、次は変えようとか思いませんか?
          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 12時48分 (#933602)
    >代わりに、Office2007のファイルフォーマットをECMAに提出している。

    これを言っておきながら

    > 複数の企業がオフィススイートを提供するツールか、特定の企業が影響力を行使するツールか、選択を迫られることになるだろう。

    これは無いんじゃないでしょうか。

    ECMAの認証手順は、ISOなどよりもかなりスピーディですし、またECMAで認められた標準は、ECMAファストトラック制度により、かなり高い確率で数ヶ月~1年でISO規格へと「昇格」します。
    つまり近い将来のことを言うのであれば「ISO規格の中に二つの異なるOffice Suiteフォーマット規格が存在し、ソフトウェアベンダーは、いずれか、あるいは両方を選択できる」可能性の方がはるかに高いと思われます。

    もちろんそうなった場合に、どちらの規格がより多く採用されるのかはわかりませんが。
    • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 13時24分 (#933615)
      基本はフォーマットなんてみんながMSに合わせればいいと思うのだが。
      でも、MSフォーマットの中に特許で抑えられた箇所があってライセンスフリーにならないとかそういう展開がありがち。
      親コメント
  • ODFの互換性 (スコア:3, 興味深い)

    by yanagi (6075) on 2006年05月05日 18時22分 (#933711) ホームページ 日記
    まだ対応製品が極少数な上に今後のサポート機能の動向も
    未定なので見送る。周りが使い始めたら様子を伺うくらい。

    現在でも一太郎やMS-Officeの各バージョンで開ける・開け
    ない/くずれる等の問題があるのに
    これ以上気にするものが増えるのは面倒。

    それに、PDF並みの互換性維持をしてくれりゃいいけど、
    こういう規格ものはどっかが足並みを乱して、独自拡張を
    始めるから…。
    --
    やなぎ
    字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
    • Re:ODFの互換性 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年05月05日 20時01分 (#933746)
      会社が新しいの買ってくれないのでAcrobat4を使っていますが、最近作られたPDFを開くと警告出たりレイアウトが崩れたりしているのでPDFでもバージョン問題はありますよ
      親コメント
  • OASYS (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年05月05日 13時53分 (#933625)
    なぜこういう話題になるとOASYSが出てくるのか謎。
    • Re:OASYS (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2006年05月05日 16時16分 (#933680)
      それはですね。ときどきどこからともなく現れる
      「OASYSの文書FDに入ってる文書を使いたい」という
      クレーム^H^H^H^H要望に応えたときの衝撃が残っているからですよ。

      # 先日の N88 Disk BASIC(86) にも参った。
      親コメント
  • 政府調達基準 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by gnaka (17369) on 2006年05月05日 13時55分 (#933627) 日記
     ODFが政府の調達基準に入っても、Windows NTにおけるPOSIXサブシステムのように、形だけサポートして来るのではないですか。それに、政府にだって過去の文書資産はあるし、ちょっと前まではやはりMS Officeが一番機能豊富でしたから、現状では、彼ら自体、MS Office以外は入れたがらないのでは。通産省の一部が何を言っても他省庁は無視するなんてことになりはしませんかね。

     もっとも、文書作成ツールのようにもはや進歩が止まっている分野で、実用上まずまずの機能を持ったソフトが無料で配布されている、あるいはより安く販売されている、というのであれば、多少の不都合はあってもそちらを使っていただくのが、財政再建中の政府の本来のあり方であろうという気はします。
    • Re:政府調達基準 (スコア:4, 参考になる)

      by kupil (19588) on 2006年05月05日 22時13分 (#933811)
      >現状では、彼ら自体、MS Office以外は入れたがらないのでは。
      >通産省の一部が何を言っても他省庁は無視するなんてことになりは>しませんかね。

      本省から来るファイルの多くは一太郎形式だったりします。通達は自組織内ではPDFじゃなくXeroxのDocuWorks形式で管理。

      ちなみに本省から配布されてくるノートパソコンには一太郎プリインストール済みです。庁費で買ったパソコンにも別購入で入れてるんじゃないかな。MS OFFICEが入っていても、一太郎無いと仕事にならない(一太郎が入っているの前提でファイルが回ってくる)ので。Lotusはさすがにみんな使わなくなったな。

      過去の一太郎ファイル、Lotus1-2-3ファイルどうする?
      →互換性の維持のためとりあえずそれもインストールしとけ
      →複数のソフト使うのめんどくさい
      →みんなが一太郎も使い続ける

      という、世間の流れとはかなりはずれたコースを進んでいるのはうちの組織だけなんでしょうかね。よその省庁は一太郎使ってないの?
      親コメント
      • by ducky (16839) on 2006年05月06日 23時35分 (#934179)
        国じゃないけど、何年も前からいる職員は一太郎、ここ数年の職員はWordですね。

        うちではWordを使う原因のひとつは、最近の職員さん達がWordでしか、文書ファイルを作成できないこと。

        結構、そういうところって多そうに思うけど。
        親コメント
      • Re:某官庁様には (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年05月06日 8時30分 (#933961)
        OffecePersonal入ってることが多いけど(ボリュームライセンス買ってないんだろうか)、必ず一太郎 for goverment をインストールして納品してます

        # お客さんかもしれんな
        親コメント
      • Re:政府調達基準 (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年05月06日 10時20分 (#933976)
        うちの場合、本庁○○部から流れてくる文書は一太郎なのですが、
        システム導入を統括している本庁××部が松下の一太郎裁判の時
        「今後導入するPCに一太郎を入れてはいかん」と方針を決めてしまったため、
        送られてきた文書を一太郎ビュアーで開いて印刷して、Wordで書式を起こしたりしています。

        変換しようにも、罫線だらけで書式が崩れるので使い物にならないのです。
        ××部曰く、本庁内のほかの部にすでに入ってしまっているPCから一太郎を消すことはできないらしく。縦割り行政の弊害ですかねぇorz
        親コメント
      • by gnaka (17369) on 2006年05月06日 12時42分 (#934033) 日記
         官庁系で一太郎が強かったのは存じておりましたが、そろそろWordに移行したかな…と思いきや、必ずしもそうではなかったようですね。
         私のおつきあいのある省では、普通にWordを使われているようでした。

         しかし、DocuWorksというのは下でも話に出ていたようですが、意外に普及してるんですかね。
        親コメント
    • by onoyan (135) on 2006年05月05日 14時39分 (#933643) ホームページ 日記
      調達基準に入って影響があるレベルになったら、
      MSは普通にODFをサポートするでしょうね。
      フォーマットを潰せなくても、サポートすることで
      他のオフィスアプリへの乗換えを防げるので、
      かなりMSに有利な戦いに見えます・・・。
      --

      --- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 17時26分 (#933695)
    私の会社では単純に金がかからないということで、
    MSOfficeからOpenOfficeに移行しました。
    最近作られるのはODFの文書ばかりです。

    一太郎からWord、1-2-3からExcelに乗り換えた時と比べれば、
    移行は楽勝だと思いましたよ。

    さっさと乗り換えたほうが後が楽だと思います。
    新しくパソコンを調達するときにOffice代金、
    数万円/台がかからなくなったのは大きいです。
    • by Anonymous Coward on 2006年05月06日 0時50分 (#933882)
      うちの会社では、OOoを使い始めて、
      他社にOOoの文書を、OOoのダウン先URLとともに送ったら、
      「無料でこんなソフトあるのか。MSOfficeに金出すのもったいないな」
      と言って、その会社も使い始められました。
      (順次移行らしい)

      他社に送るとき、相手によっては
      PDFやDocuWorksにして送って済ませるし、
      上の会社みたいにOOo入れてもらえるところもあるし、
      それもだめなところではOOoでMSの形式に変換して送ったりで、
      いまのところ問題ないです。

      他社から来る文書もOOoで開いたり、
      PDFで送ってもらったり、
      Word,ExcelのViewerで開くから問題ないです。

      うちの会社みたいに問題なくOOoを導入できない企業は、
      高いMS税がいつまでも圧し掛かって抜け出せないから
      きつそうですね。

      ファイルのやり取りで問題が起こるかどうかは業種によって差があるのかな。
      親コメント
      • 小さい会社ならそれもアリだと思うよ。
        技術者しかいないような会社ならね。

        でも、大きい会社はそうは行かない。
        教育費用や社内のサポート費用、
        それを整えるための時間や稼動モロモロなんかを考えると、
        現状はMSに金を払う方が安いし速い。
        (ボリュームライセンスの費用なんて正直スズメの涙レベル)
        使う人にとってはツールに過ぎないので、
        無理に新しいものを使う理由もないし。

        MS税、とか簡単に言うけど、
        実際にはその方がOKな人たちが圧倒的多数だからこそ、
        今の現状があるってことを認識できないとね。

        そこから先で何が出来るか、を考えないと、
        単なる貧乏人orヲタ専用ソフトで終わるでしょう。>OOo
        ビジネスとしての展開が考えられない(考える人がいない)現状では、
        結局MSが良い、で終わるだけのような気がします。

        #そういう自分は貧乏なので自宅はOOoですが…。
        親コメント
  • この流れで大事なのは、OpenDocumentの標準化に引きずられてMS Officeのフォーマットが公開・標準化されたことで、データを相互に変換するプログラムなりサービスなりを第三者が提供できるようになることなのでは。

    MS OfficeのデータがXMLになる以前は、他のソフトから読み込むにはリバースエンジニアリングするしか方法がなくて、Officeごとのバージョンの違いを吸収するのにかなり苦労している現実があります。現状の OOoの MS Office データ読み込みも、完璧な再現性とはとてもいえません。

    でもこれからは、両者のデータ形式に基準となる仕様が存在することになるのですから、仕様にしたがって実装すれば今までより大幅に互換性は上がるはずです。(仕様のあいまい性がどのくらい残っているのかという問題はあるかもしれません。)

    データの互換性が当たり前になると、ソフトの乗換えが容易になり、使いやすさや機能など本当の意味でのアプリケーションの競争になります。上司や客の理不尽な要求により、自分が使いたくないOfficeソフトを仕方なく使う状況は、早々なくなることでしょう。
  • そのとき、複数の企業がオフィススイートを提供するツールか、特定の企業が影響力を行使するツールか、選択を迫られることになるだろう。

    オフィススイートではファイルの互換性の確保が重要なので、結局はなし崩し的に Microsoft Office へ流れていってしまうと思います。社内のソフトウェアを一斉に入れ換えない限りは並行運用しても問題がなさそうな MS Office が選ばれそうです。もし自分たちだけ乗り換えても取引き先が MS Office を使っていたら合わせなければなりません。

    ファイルフォーマットが標準化されていることのメリットって普通の人には分かりにくいですし。OpenOffice.org とか一太郎がサポートしているとは言え現時点ではどちらも企業に対してそれほどの影響力 (シェア) を持っていないので、メリットにはなりにくそうです。(何より過去 MS Office で作った大量のドキュメントがあります。)

    今回の承認に意味がないということではなく、単に企業が (MS Office 以外の) 選択肢を積極的に増やす理由にはならないんじゃないかなと思う訳です。お役所が OpenDocument を要求してきたらその時に必要数だけ導入することになるのではないでしょうか。

    • >お役所が OpenDocument を要求してきたらその時に必要数だけ導入
      >することになるのではないでしょうか。

       日本に関してはやっぱり役所用にOpenDocumentファイルを作る必要性が今後出てくるでしょうね。
       でも役所が要求するのは大半が閲覧・印刷が容易なプレーンなファイルであって、それを会社側がVBAを使ってどう作ろうと、知ったことではありません。

       社内で Microsoft Office やVBAをバリバリ使って、他の環境に移りにくくっても全然問題ない。
       成果物をOpenDocumentに変換できるコンバータがあれば十分なのです。

       というわけで、対役所用にはコンバータ、企業間同士は相手に合わせたオフィススイートで全然問題なし。
       もちろん企業間でもOpenDocumentでのやり取りは増えていくでしょうが、そうなればコンバータを使えばいいだけのこと。

       OpenDocumentのせいでオフィススイートの勢力図が大きく変わるとは思えないですね。
       ユーザーサポートをしっかりやる体制が整ってないフリーのオフィススイートに至っては、検討すらされないのでは?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年05月05日 23時18分 (#933845)
    …とは言いながらも、ODFはほぼOOo専用なんだよなー。
    MS OfficeがOOoに置換されるだけなら、大して嬉しくはない。

    ODF読み書きライブラリがスクリプト系言語に用意されるようになって、ちょいとしたフィルタ程度のノリでODFコンバータを作れたら、すごく嬉しい。
    知らないだけであるのかな?
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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