SendMind曰く、"紙幣を印刷している国立印刷局は、9日に千円札39500枚に印刷ミスが見つかったとして陳謝しました(お詫びのPDF) 。印刷ミスは肉眼では見えないが、ATMや自販機で利用できないことがあるとのコト。印刷ミスした千円札の対象記番号の特定が難しいらしく、対象の39500枚を含む94500枚の記番号を公開しています。肉眼で見えないミスの内容が気になります。それと、肉眼で見えなくても、印刷ミスとしてプレミアが付くのでしょうか?"
お札のチェック機構 (スコア:5, 参考になる)
以前、秋葉のジャンク屋でお札センサの一部(コントローラーは入ってなかった感じ。おそらく消耗品であるメカユニット)が売られていたので思わず買って中を見ました。
それは光学センサ3つと磁気ヘッドぐらいでした。以前「白紙に磁気テープを貼り付けただけでチェックをすり抜ける『偽札』」というのが問題になったのですが、お札の濃淡パターンを二種類の波長(片方は赤外線LEDに見えた)で比較し、さらに磁気のパターンでチェックしているのではないかと思います。
「人間の目には判らないミス」となると、可視光領域でない部分でしょうから、赤外域の不可視印刷があるのかもしれませんし(紫外かもね)、一番予想できそうなのは「磁性インクのミスじゃねぇの?」だと思うんだけど、これを公表すると偽札つくりに応用されそうですな。
#件のユニットも売られるのはまずい(位置情報知るだけでも参考になる)んじゃねぇの?
Re:お札のチェック機構 (スコア:1, 興味深い)
同じく資料の(2)[すき入れバーパターン]は知らなかった。透過光と反射光センサーを使えばチェック機構に使いやすそう。
#クレジットカードにもブラックライト反応インクを使っているので、当ててみると楽しいっす
Re:お札のチェック機構 (スコア:1)
あたりでしょう。
実際、理由は公表しませんでしたしね。
両替できなかった千円札を磁石にくっつけてみればよかったかなぁ。
プレミアはつかないらしい (スコア:3, 参考になる)
どこかの新聞に業者のコメントが掲載されていましたが、肉眼で判別できないのでは価値がないという趣旨だったと記憶しています。
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:5, おもしろおかしい)
これはなぜかどの自販機に入れても戻ってきた!
と、賽銭箱に投入される訳やな。
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:1, すばらしい洞察)
果たして大阪がわざわざ千円札でジュースを買おうとするだろうか?
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:1)
プレミア付くんだったら取っておいた方がよかったのかも。
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:3, おもしろおかしい)
結婚祝い、栄転・昇進祝いなどの御祝儀だと、ちょっと微妙かも。
# 香典なら喜ばれる・・・のか?
騙されるな! (スコア:2, 興味深い)
とか言ってる本人は血眼になって探し回ってるに違いない。
「肉眼で判別できないのでは価値がない」なんて思いっ切り嘘ですもん。
むしろ分かりにくいほどマニア心をくすぐるものですし、見た目は変わらなくとも数が少ない(レアである)と言うだけで価値があるのが貨幣マニアの世界なんじゃないんですか?
だとすればその業者は虚偽の情報を流し、抜け駆けしようと企んでいると考えられます。
もしくは本当に価値がないと判断してしまっている間抜けな業者のどちらかです。
#元コメントの文脈上「業者=貨幣販売業」と読んだのですが、
#それとは違い問題の紙幣を製造した業者なら「大したもんじゃ
#ないから落ち着け」と言っているように読めます。
Re:騙されるな! (スコア:2, 参考になる)
はい、そういう意味です。
で、ちょっと自宅の古新聞を漁ってみたところ記事が見付かりました。 2006年5月10日の朝日新聞(東京)の14版、39面より:
だそうです。 asahi.com では該当の文章が見つかりませんでした。
私は収集家ではありませんので自動販売機が対応してくれればどちらでもいいのですが...
Re:騙されるな! (スコア:1)
まあ、仮にプレミアがつくとしても10~20年後でしょうし、その頃に千円が一万円になったとしてもねえ…
マラソンで二位を抜いたら何位?
コレクターの価値観 (スコア:1, 興味深い)
ひとくちに収集家と言っても普通の記念品マニアと専門の貨幣マニアでは前者はミーハー、後者はオタク、と思ってください。
このコイン業者は商売にはならないと言っているのでしょう。
それは多数のミーハーを相手にしているからでしよう。
オタクはオークションに価値を見出しますからコイン業者のカタログ価格は参考価格にすぎません。
我が家も朝日の宅配ですが、その記事では印刷ミスが特色刷りの欠色ではないか、とか特殊インキの品質ではないかとの推測が載っています。
欠色、つまり多色刷りで一色欠けてたとかだと肉眼では見えにくくてもコレクション価値は出てきます。
切手にも同様な事例があったはずです。
自己収蔵が目的ならば発行枚数が多いかどうかはあまり関係ありません。
それよりも未使用新品が手に入れられるかどうかの方がよほど重要です。
そしてそれにどの程度の費用負担が発生するのかなのです。
Re:コレクターの価値観 (スコア:1, すばらしい洞察)
使ってしまえ」ということになり、そのまま地方銀行から
日銀に戻って破棄されてしまうのではないでしょうか。
(印刷不良品だと分かるのは地方銀行内?)
数年後に市場に残っている数は僅かのような気がします。
Re:騙されるな! (スコア:2, 興味深い)
なんでも鑑定団をみてたりすると
穴が開いてない5円玉とか耳がついているお札に高値がついてますね。そのため っていうのはあまり当てはまらなさそうです。
またほかの方も書いていますが、 出回っているのが4万枚近いというのは数が多すぎっぽいです。
現存数一桁なんていうものもあるようですし。
逆に数が多いから発表されたのでしょうし。
ですから、今回のエラーがあまりプレミアが着かないって言うのは理にかなっていると思います。
本当に価値があるものに対してテレビで「価値がある」なんていう業者はいないって言うのは同意です。
#お金の集めるのは好き
Re:騙されるな! (スコア:1)
にわか紙幣コレクターの使用を促して、
大方回収されたころを見計らって(数十年後?)
「現存数一桁」で売り出すための戦略です。
#よっぽどアレな紙幣・切手以外は
#使っちゃって残ってないからレアという面もあるわけで
Re:騙されるな! (スコア:1, 参考になる)
しかも、そのうち何%かは知りませんが、いくらかが偽物なわけで。
Re:騙されるな! (スコア:2, 参考になる)
4万枚以下って事は相当レアです、多分。
ちなみにS62年の50円玉は77万5千枚しか出ておらず [sannet.ne.jp]、相場1万円以上だとか。
Re:騙されるな! (スコア:1)
業者の言ってる事は間違ってないと思いますよ。 39,500枚もあるんだから価値は無いでしょう。
レアであったとしても、見た目に違いがないんだから、他人にレア物である証明ができません。使って証明するわけにもいかないでしょうから、やっぱり価値はないと思います。
Re:騙されるな! (スコア:2, 興味深い)
「使って証明」も、使ってみれば(自動販売機によっては)きちんと帰ってくるから証明できると思うのですが。該当しなければ使ってしまっても良い訳で(たまたま該当品で、かつスルー自販機だったらご愁傷様)。
もっとも会社の食堂に自動販売機があってしかも福利厚生担当者だったりとか(俺か)、しつこいベンダーに根負けして自宅軒先に自動販売機を設置してたりしたら(これも俺か)、取り戻すことは可能な訳で。
もっとも、油脂を染みこませたりすると、自動販売機やATMどころか銀行の真贋判定機ですら弾かれちゃう紙幣ができあがります。徹夜明けの同僚が、訪ねてきたお客さん(独身美女)と応対する際に「紙幣は優秀な油取り紙なんだって!」と言ってピン札で顔を拭いていたのですが、使った3枚共全部ATMで弾かれ、銀行窓口で「真贋がはっきりしないので預からせて下さい」と言われたそうです。
素直に顔を洗えよな…。
Re:騙されるな! (スコア:2, すばらしい洞察)
記番号が他と違うというのは、紙幣ならば当然です。同じなら偽札ですからね。
レアリティ故にコレクションしてるものを「使って証明」なんて出来ないと思いますよ。たとえちゃんと返って来ても、証明するたびに劣化しますから。
そういう意味で「使って証明というわけにはいかない」と書きました。
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:1, 参考になる)
磁気テープがないとです
なので見た目はかわりませんから
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:1)
毎月二十日はtypoの日
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:1, 参考になる)
○ スワロウテイル
あれは千円札を切り貼りして、一万円札の磁気データをふることで
機械に誤認させるって仕組みなので、一目でわかるからヒューマンチェックは回避できない。
今回のはその逆で、人間にはわからんけど機械にはわかるという、
普通の(?)偽札みたいな感じですな。
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:1)
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:1, 参考になる)
たりするから、世に出回るのは少なかったりして、、
なんてことはないか。。
> 肉眼で判別できないのでは価値がないという趣旨
#たぶんがっかりしてたりする。。
−・・ ・ ・ −・−・ ・・・・ −−−
手垢で汚れた少年漫画とソースの香りがいい感じ
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:2, 参考になる)
マラソンで二位を抜いたら何位?
紙幣は (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:紙幣は (スコア:1)
ともいいますね。。(をぃ!)or乙
#投稿後、ぁ、やばいっ!つっこまれそ!っとビクビクしてました。
国立印刷局でいいのかな?
−・・ ・ ・ −・−・ ・・・・ −−−
手垢で汚れた少年漫画とソースの香りがいい感じ
ジョークにマジレスするのも野暮ですが (スコア:1)
Re:プレミアはつかないらしい (スコア:0)
そういえば (スコア:3, 興味深い)
念のため、確認してもらったが正真証明の千円札だった。
もしかして、これなのか?
Li-ion DC 1.2V(定格:3.7V) 500mA 乾電池はリサイクルへ
Re:そういえば (訂正) (スコア:1)
先日銀行からおろしたものだから
// ありえないミスを本当にしてしまった・・・ //
Li-ion DC 1.2V(定格:3.7V) 500mA 乾電池はリサイクルへ
自販機で (スコア:1, 参考になる)
言われるトラブルは発生しないんでしょうか?
あとで疑いは晴れるにしろ、警察屋さんに連行なんて、
精神的ダメージでかすぎです。
外見まったく見分けがつかないのに自販機で使えないって、
ある意味巧妙な偽札と同じだし。
最近の自販機は偽札警報機みたいなのがついている
ものもありそうですし、怖くてうっかり使えませんね。
Re:自販機で (スコア:2, おもしろおかしい)
# くだらないのでAC
Re:自販機で (スコア:1)
Re:自販機で (スコア:1)
(精巧な)千円札の偽札を作るのに千円以上かかるとかいうオチはないかな...。
# (正規の)一円玉を造るのに一円以上かかるという話はあるが...。
Re:自販機で (スコア:3, 参考になる)
新札は30円ちょいだったかな。
千円札もそう変わらんよ。
って、偽札の話かw
知らんがな
Re:自販機で (スコア:1)
> 新札は30円ちょいだったかな。
> 千円札もそう変わらんよ。
じゃあ、千円札でも疑われる可能性は高いんだね。浅墓でした。
# 透かしとか、紫外線インクって高価なのかな~と思ってました。
Re:自販機で (スコア:2)
1枚印刷するのに必要なランニングコストは安いですが
それを印刷する為の設備コストが高価です。
当然ながら設備費用も千円札だろうが一万円札だろうが大きな差はないので
一万円札やなじみが薄いためバレにくい5千円札がねらわれるのです。
今なら2千円札を偽造した方がみんな図柄覚えてなくて成功しやすいかも。
Re:自販機で (スコア:1)
首都圏だと、コンビニATMなんかを使うと、
二千円札が出てくるせいか、比較的流通してますが、
地方の場合、精精、発行記念に両替したものを死蔵しているくらいで、
殆ど流通していないため、二千円札自体の存在が忘却の彼方にある人もしばしば。
そういうところで使ってしまうと、偽札扱いされてしまうこともあります。
Re:自販機で (スコア:1)
紙幣印刷の諸経費よりも、同じ物を作る材料の調達だけで苦労します。
調達できた暁には幾つもの犯罪を犯した後ですので、お勧め出来ません。
#だから基本的にコピーに走るわけです。
#そして見事に捕まる、と :P
Re:自販機で (スコア:1)
つうか、あれを偽札だと判断する人間はいないと思うけど。実際、普通に使えるわけだし。
>ある意味巧妙な偽札と同じだし。
自販機だけしか使えない世の中ならそうかもしれませんが、普通に店頭で使う分にはお札として使えるわけで、偽札と同じという表現はどうかなぁ。煽りすぎ。
痛みすぎたお札だって、自販機で識別しないことも結構あるし。自販機が識別できることだけで真札と判断するのはいかがなものかと。
Re:自販機で (スコア:0)
>ものもありそうですし、怖くてうっかり使えませんね。
あるんですか?
それじゃ新札以外は怖くて使えませんね。
汚れたり、キツいしわで読めなくなったら、偽札警報発令ですものね。
Re:自販機で (スコア:0)
確か白黒印刷でもよかった気がする。
記番号では追跡できない (スコア:1, おもしろおかしい)
# とか言い出すための事前作業
Re:記番号では追跡できない (スコア:1, 興味深い)
#偽札対策にマジにRFID埋め込みは検討されているらしい(伝聞)のでAC。
Re:記番号では追跡できない (スコア:1, 興味深い)
紙幣はマイクロ波で消毒しますんで、多分
RFID使うのは無理です。
レンジでチンしたら使えないのはちょっと
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/12/09/20031209000023.html
http://www.peopledaily.cn/BIG5/shenghuo/76/123/20030430/982607.html
真札の定義? (スコア:1)
そのような場合、国立印刷局が印刷したある偽札防止の要素のない「印刷ミス」紙幣と、どっかの業者(?)が印刷したやはり同じ要素のない紙幣があった時、どう扱われるんでしょうね?
国立印刷局印刷のものが真の紙幣->国立印刷局で印刷したことを証明するために偽札防止のなんらかの要素がある->その要素がないやつは真札の要件を満してない?
と考えると、国立印刷局の印刷した偽札なんていうレアなものができちゃったんじゃ、と思ったんですがどうなんでしょうね
「それがどうした、おれたちには関係ない」
Re:幻想の証明 (スコア:2, 参考になる)
政府はお札はただの紙だけど価値があるってことにして使わなきゃいかんのだと法律に明記してます。これを通貨の強制流通といいます。
特に紙幣は強制流通力が強く、使用を断ると罰則の対象です。1億円のものを購入する際に、全て使用済みの1000円札で払うなんてことをしても、相手は断ってはいけません。ただし、貨幣の場合はある程度以上は断れます。
Re:幻想の証明 (スコア:1)
物を売る側が、通貨での支払いを受け付けなければいけないという義務はありません。単に、(法定)通貨での支払いを受け付けるとした場合は、紙幣での支払いを断ってはいけないというだけです。強制通用(強制流通ってのは間違いでした)ってのは、その程度の話です。
しかしながら、金銀銅やアルミニウムなど素材そのものの価値によって(ある程度)裏づけのある貨幣と異なり、わが国の紙幣は不換紙幣ですから、その価値はコンセンサスから成り立っています。「1万円札は1万円札の価値があるから1万円札なのだ」としか言いようがないのです。すなわち、政府は通貨の授受を強制する一方で、国民も強制される通貨の価値を認めているわけです。
強制徴税権という言葉は聞いたことがありませんが、まあ徴税権のこととして、なぜ紙幣が徴税から逃れる手段となるのかよくわかりません。穴を掘って埋めておくということでしょうか?