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Dilbertの作者がBill Gates氏を大統領へと提案 132

ストーリー by kazekiri
ありそうでアレ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

IT企業の職場を舞台に企業文化への皮肉がきいたユーモアで知られる四コマ漫画のDilbertを知っている 人も多いと思うが、その作者のScott Adams氏が 自身のblogであのBill Gates氏を大統領にという提案をしている 彼の行った商習慣の一部などに若干の問題があるとしつつも、彼のビジネスの成功と慈善事業への関わりはどの候補よりも資格があるとのことだ。 このあたりは INQUIRERの記事にもなっているが、 本家Slashdotでもなかなか盛り上がっている。

日本だと孫正義氏を首相にと言っているようなものに近いのだろうか?

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  • えーっと (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年11月21日 13時56分 (#1061834)
    USA version3.0が出るのはいつですか?
  • 本家では (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2006年11月21日 14時38分 (#1061874)
    Gatesがどうだというより「無神論者の大統領」という部分で、宗教的な論争になっているように見えます。その辺りは日本とはずいぶん違いますね。
    • 元記事の訳文 (スコア:5, 参考になる)

      by tetsuya (11853) on 2006年11月21日 16時23分 (#1061946) 日記
      ノートン先生がPCを完全スキャンなさっている間に、Scott Adamsの元記事をえいやっと訳してみました。
      間違いや読みにくいところもあると思うけど、大体の意味はつかめると思います。

      無神論者:新しいゲイ

      (米国において)無神論者が目立ち始めているというのは私の気のせいだろうか?

      9/11以前は、公衆の面前で神様は御伽噺だけの存在だということはキャリア的な自殺だった。今では大衆文化の一つのフィーチャーだ。もちろんケーブルテレビでも見ることができる、BullSh*t、Real Time、The Daily Show そして Southparkなどだ。これらはネットワークテレビ(地上波の意味と思う)フィーチャーでもある。家庭のメインキャラクターは地球上でもっとも輝いている人間として描かれる、そして彼は無神論者だ。

      有名な無神論者であるRchard Dawkinの著書 The God Delusion はAmazon.com で#5だ。Sam Harrisの著書 The End of Faith and Letters to Christian Nation もそこに並んでいる。これらの本はもっと売れている信仰的な本に比べれば売り上げは少ない、しかしベストセラーには違いない。無神論を宣伝している2冊の本が同時にベストセラーになったのは、いつのことだったか?

      私はイスラム原理主義の隠れた利点は、無神論者を世間に引っ張り出したことだと考える。合衆国の古い考えではほとんどすべての宗教は良いもので、無神論は悪だった。しかし9/11の後、無神論はイスラムよりランキングで上に出た、少なくとも合衆国のキリスト教徒とユダヤ教徒の心の中では。

      信心深いキリスト教徒にあごひげを生やしてテロ攻撃を計画しているかもしれないししていないかもしれないムスリムとワイヤレスネットワークの設定の仕方を教えてくれるかもしれないし教えてくれないかもしれない無神論者とどっちの隣人になりたい?とたずねてみよう。偏見という秤の上で、無神論者というのは最近はそう悪く見えないのだ。

      次かその次の選挙では無神論者のビジネスリーダーが正統な大統領候補になると思う。そして彼の名はビル・ゲイツになるだろう。

      それまでに、ビル・ゲイツは彼の慈善活動とビジネス上の成功を通して世界に非常に多くの良いことを成し遂げて、ほかの候補者よりもよりふさわしく見えるようになっているだろう。もし彼が出馬すれば初期の独身時代の生き方やビジネス上の行いが蒸し返されて付きまとうだろう、しかし彼はシンプルなスローガンでそれでも勝つことができる「あなたの横に誰がいたほうがいいと思う?」彼はすべての過去の不完全さを告白して、模範的人物は大統領にふさわしくないと言うだろう。彼は模範的人物なんて君の両親に任せておいて、国のことは俺に任せろとアドバイスするだろう。

      ビル・ゲイツが今現在大統領候補になろうと考えているとは思えない、なぜならその仕事から大きな違いを作るのが難しいからだ。彼のチャリティーはより大きな影響力を持つだろう。しかし、いつか彼は世界は合理的な思考者をトップに求めていることをそして誰も勝てないことを理解すると思うのだ。

      少なくとも彼はお金のためや狂喜を加速するために出馬するのではないということはあなたにも分かるでしょう。私は彼に投票する。
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    • 大統領宣誓式の宣誓は聖書に手をあてて何たらかんたら言ったあと「So help me God.」で締めくくるのがフォーマットですからね。無神論者だとどうなっちゃうんでしょうね。

      ◎ウイリアム・ヘンリー・ゲイツ・三世(正しくは四世)の場合だと「help me ○○」。さて、何が入る?

      # 裁判の宣誓のとき「私は仏教徒なので」とお経本に手をあてて
      # "So help me Buddha.”ってやってやろうと思っていたが機会なし。残念。
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    • Re:本家では (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2006年11月21日 15時04分 (#1061901)
      >宗教的な論争になっているように

      では、Jobs or RSMを大統領に推薦します。

      これで宗教論争も始まります。・・・あれ?
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  • 例がちょっと (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年11月21日 13時54分 (#1061832)
    せめて、奥田碩氏(トヨタ)とか、久多良木氏(ソニーとか、西村博之(アスキー)氏とかに
    ならないもんでしょうか?
    • Re:例がちょっと (スコア:3, すばらしい洞察)

      by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2006年11月21日 15時07分 (#1061903) 日記
      >奥田碩氏
      いいのか?消費税アップでインフレ誘導とか言ってた人だぜ?
      そしてホワイトカラーエグゼンプションの劣化コピーがまず確実に導入されるよ?

      >久多良木氏
      ビジョンを語れると言う点ではアリかも知れない。
      # 孫氏と似た状況になりそうな気がする。

      >西村博之
      向いてないんじゃない?
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    • Re:例がちょっと (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年11月21日 14時32分 (#1061870)
      むしろガンダルフを大統領に。的なジョークだと思ったほうがよいのでは?
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      • Re:例がちょっと (スコア:5, 参考になる)

        by Another_View (29838) on 2006年11月21日 16時35分 (#1061950) ホームページ 日記
         その通りだな。米国では「誰某を大統領に」ってのはメジャーなジョークの一分野。
         日本だと「金儲けの上手な竹下さんを首相にしよう」なんていう褒め殺しがあって、つまりは名前のあがっている人をけなすものだよね。たけど、米国のジョークでは大統領にしようという人をけなす場合は少なくて、現職大統領や社会情勢などを批判する意味合いが強い。今回は(たぶんキリスト教原理主義等の)宗教右派をからかってる。もちろん宗教右派とつながりの強い現職大統領も。

        ブログの大意を示すと


         これまで米国では宗教ってのはなんでも良いものであり、無神論は悪いものとされてきた。だけど、9/11以降はイスラム教が悪いものになり、無神論は良いものになった。テレビ番組でも無神論者が活躍している。故に、次かその次の選挙では無神論者のビジネスリーダーが正式な大統領候補になるだろう。そして、その名はビル・ゲイツであるはずだ。

         ゲイツはチャリティー活動とビジネス上の成功で他の候補者を圧倒するだろう。独身時代とビジネス上の所行が悩みの種となるだろうが、シンプルなスローガンにより当選するだろう。それは「あなたのそばにいるのはどうせなら誰がいい?」である。彼は過去の過ちをすっかり告白し、大統領ってのはお手本としてはまずい選択だと言うだろう。そして、あなたが国の経営を彼に任せている間は、あなたの両親をお手本にしろとアドバイスするだろう。

         ゲイツは今すぐに大統領選には出ないだろうが、いずれは世界には論理的なトップが必要だと気づくはずだ。

         少なくともゲイツは金や歓喜のためにはやらないはずだ。彼には私の一票がある。


        最後の「歓喜」ってのはthe Raptureで普通のraptureとは違ってキリスト教原理主義用語らしい。「地上へ帰還途中のキリストと空中で出会う経験」というイカレたものらしいよ。(リーダーズ英和辞典)

        ってとこかな。
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        • Re:例がちょっと (スコア:5, 参考になる)

          by soy_milk (26202) on 2006年11月21日 23時14分 (#1062228) 日記
          最後の「歓喜」ってのはthe Raptureで普通のraptureとは違ってキリスト教原理主義用語らしい。「地上へ帰還途中のキリストと空中で出会う経験」というイカレたものらしいよ。(リーダーズ英和辞典)

          「携挙(けいきょ,空中携挙とも)」というやつですね.

          「地上へ帰還途中のキリストと空中で出会う経験」という表現に牧歌的なイメージを持たれる方もいるかと思いますが,原理主義者のイメージはそんな生易しいものではありません.

          キリスト教原理主義の一部は,世界の終末の時,彼ら原理主義者(だけ)が地上に再臨したキリストに救い上げられ(携挙),神と共にあるようになる,と信じているといいます.で,その終末の時とは(全面)核戦争であり,したがって早く核戦争を起こさなくては,とマジで考えているようです.だから件の文章で“speed up the Rapture”という表現が取られているんでしょう.「ビルなら早いとこ核戦争を始めるために大統領になるわけじゃないよね」という,なかなか怖い含意ですね.まあ,彼ら原理主義者の上層部がどこまで本気で核戦争推進に力を注いでいるのかは分かりませんが,洒落にならない思想なのは確かだと思います.

          ちなみに,「携挙」でググると日本語でもクラクラするページが一杯出てきます.興味のある方は,グレース・ハルセル著,越智道雄訳『核戦争を待望する人びと 聖書根本主義派潜入記』(朝日選書386)なんかを読まれるのがよろしいかと.

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          • by tachyon (24078) on 2006年11月22日 1時09分 (#1062298)
             私も『核戦争を待望する人びと』は読んだことがありますが、もう宗教の装いをまとった酷薄なエゴイズムとしか思えなくて心底慄然としましたよ。
             ちなみに「携挙」を題材にしたアメリカのベストセラーシリーズ「Left Behind」は、とうとうパソコンゲームにまでなってしまいました(ジャンルはリアルタイム・ストラテジー)。幸いなことに(?)「凡作」といった程度の出来のようですが。
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    • Re:例がちょっと (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2006年11月21日 14時08分 (#1061848)
      >西村博之(アスキー)氏
      をい。
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    • Re:例がちょっと (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年11月21日 14時11分 (#1061851)
      3者とも例として不適切でしょ。
      一代でなんか成し遂げないと・・・。
      親コメント
  • なぜ孫が出てくる? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2006年11月21日 13時58分 (#1061836)
    >日本だと孫正義氏を首相にと言っているようなものに近いのだろうか?

    全然近くないと思うけど?
    慈善事業への関わりとかあんまり聞いたこと無いけど?
  • まぁ~ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2006年11月21日 13時58分 (#1061837)
    ゲイツちゃんはあのクラスの金持ちの中ではかなりクリーン(古)
    な人だと思いますけどね

  • by Anonymous Coward on 2006年11月21日 14時25分 (#1061864)
    (A) 慈善事業で巨額の寄付をしている人
    (B) 儲かったお金を自分のためだけに使っている人
    (C) 安いノートパソコンを開発し、貧しい国の政府に売って儲けようとしている人

    天国に近い順から言えば A B C だと思う。
    だが、/.er的には C B A なんだよね。

    • by typer (9666) on 2006年11月21日 20時11分 (#1062094) 日記
      (A)使い切れないほど儲けた
      (B)使い切れる程の儲け
      (C)儲けていない

      やっぱり早死しそうなのはCだよね。
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    • by Takahiro_Chou (21972) on 2006年11月21日 21時26分 (#1062144) 日記
      (A) 慈善事業で巨額の寄付をしている人
      (B) 儲かったお金を自分のためだけに使っている人
      (C) 安いノートパソコンを開発し、貧しい国の政府に売って儲けようとしている人
      でも、こう言う観点 [wikipedia.org]からすると、
      C>>>>(越えられない壁)>>>>A,B
      って考えも有り得るんじゃないでしょうか?
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      • 天国が何処にあると考えるか次第ですね。

        天国がバチカンとか教祖様とか教会とかの近くにあると思うなら、
        A>B>C
        でいいと思う。
        免罪符をたくさん買えば天国に行けると信じるのもまた幸福。

        神様がそんなに俗物じゃあ有難味も少ないと思うけどね。
        ま、信じる側の自由ですから。
        天国も地獄も必要としない人間から見れば、どちらもたわごとです。
        --
        ----- 傷の治療は傷より痛い -----
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  • by Anonymous Coward on 2006年11月21日 14時27分 (#1061867)

    四コマ漫画のDilbertを知っている人も多いと思う
    いえ、知りません。

    # 編集子しっかりして

  • by von_yosukeyan (3718) on 2006年11月21日 22時52分 (#1062209) ホームページ 日記
    というのは、業界の経験則であることは、周知の事実であると思う

    従って、ゲイツ様を大統領候補とするのは歴史の必然であるのではないか?
  • by Anonymous Coward on 2006年11月21日 14時58分 (#1061894)
    ディルバーとのページがウイルスに感染してるよー!(drivecleaner?)
  • by megadb (11654) on 2006年11月21日 17時21分 (#1061976) 日記
    どこかの国を金で吸収するかも。
  • by phenix (31258) on 2006年11月21日 22時00分 (#1062168)
    思い出したのは私だけですか。そうですか。
    慈善事業じゃないですが、宇宙開発に投資したりしてますし。

    # もう堀江貴文は過去の人なのね。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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