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14249 story

経済産業省の2007年度予算案 84

ストーリー by kazekiri
そーいう季節ですか 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

経済産業省が2007年度予算を公表したという記事が出ていたので、 さっそく経済産業省のWebでチェックしてみたが、 記事でもあるように2007年度はイノベーションと言葉で串を通しているのが特徴のようだ。だが、助成金などで特に変わったようなところはなく、 重点化項目は、次世代知能ロボットに新規で19億円、次世代航空機、次世代自動車が増額、そして/.jでも何度も 出てきている情報大航海プロジェクトには初年度でいきなり46億円が投入されるようだ。国産Googleとの批判にどう応えていくか見物である。 オープンソース関連は特にどこにも記述はないので、経産省としては手を切ったのかもしれない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 概算要求は8月です。 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by NOBAX (21937) on 2006年12月25日 14時52分 (#1082040)
    8月には来年度何をやるかということは概ね決まっています。
    「平成19年度/2007年度情報政策の概要」 [meti.go.jp]
    そのあとはある意味儀式ですね。
    ネタとして取り上げるならその頃にして欲しかった。
    • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 15時33分 (#1082066)
      どの項目を概算要求に上げるか(「タマ出し」)は4月頃からやっているので,いい案があれば年度末くらいになったらマスコミに取り上げられるように仕込んでおくといいかもですよ。

      #「タマ出し」を改めて書いてみたら大変恥ずかしかったのでAC
      親コメント
  • by masakun (31656) on 2006年12月25日 15時07分 (#1082046) 日記
    電気ストーブ(ハロゲン・カーボンヒーター等)のリコールに係る注意喚起について [meti.go.jp]

    しばらく前にテレビ報道もされたみたいですが、電気ストーブの発火事故のリコール対象機種の情報が経済産業省のWebページで公開されています。
    昨年冬は松下のお詫びテレビコマーシャルがありましたけれど、こういうWebでの公開、はたしてどれほど一般に認知されるのでしょうか?
    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
    • Webでの公開という観点なら
      たぶんyoutubeとかで実際に事故になる瞬間を流したら、すごい効果生まれるとおもうよ。

      # そのうち、合成のナントカになることはさておき。
      --
      ==========================================
      投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
      親コメント
      • by masakun (31656) on 2006年12月25日 20時07分 (#1082195) 日記
        >すごい効果生まれるとおもうよ。

        「百聞は一見にしかず」なのでしょうけど、もうちょっと目立つところにリンクでも置いておかないと誰もアクセスしないと思います>経済産業省さま

        # おそらくこのタレコミがなければ、思い出すこともなかったニュースです(-_-;

        ちなみに電気ストーブのリコールに係る注意喚起について [meti.go.jp]というPDFを開いてみましたが、「16社39製品にわたるリコールが現在実施されているものの、改修・交換などの進捗率は遅々としている模様。事故の再発防止の観点から情報を公開して消費者の注意を喚起している」という内容でした。
        でもなぜPDFファイルなのでしょうね。HTMLだったらアクセスしやすいから注意を喚起しやすいと思いましたけど。

        --
        モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
        親コメント
  • 「情報大航海」プロジェクトは「情報の巨大集積化とその活用に向けた基盤技術の開発」というもっと大きな枠組み [mext.go.jp]の一部です。総務、文科、経産省の縄張り争いといえばそれまでだけど、「国産Google」と揶揄するのは、まじめな気持ちで参加している研究者に無礼だし、何も生み出さない。

    明治維新も戦後復興も、俺たちだって出来る、ということでやってきて、ここまでになったんじゃないのか。「護送船団」をバカにする人が多いけど、じゃあ空母も駆逐艦も付けずに、輸送艦だけを送り出せばプロジェクトの成功率が高まるとでもいうのか。資源のない国で科学と技術をあきらめたら、木と土と紙で出来た家に住む時代に逆戻りなんですよ。

    --

    /K
    • 日本のIT産業へのテコ入れが目的の予算ですからね。揶揄してばかりでは成功するものも成功しない。おっしゃるとおりです。ただ、具体的な方法論が何も見えてこない現状では過去失敗し続けてきた官主導のいまわしいプロジェクトの数々が思い出されてしまうのもやむをえないことではないでしょうか。
      そうはいってもなんとか成功してほしいものですね。戦後を支えた製造業も完全に下火ですし日本は他国へ売れるモノがありません。頭脳労働力を鍛えて産業に育て上げるしかないと思います。
      どうすればうまくいくのかな。
      親コメント
  • 当然他の省庁の分も政府予算案はあるというのに、真っ先に経済産業省がネタになるあたり、
    中央省庁の中で一番アレゲなのは経産省である、という理解でよろしいのかしら。
  • つっこどころ満載 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2006年12月25日 15時14分 (#1082051)
    たれこみはつっこみどころ満載ですが、とりあえず。 >情報大航海プロジェクトには初年度でいきなり46億円が投入されるようだ。国産Googleとの批判にどう応えていくか見物である。

    46億円のどこが「いきなり」という額なのか。100万くらいでおとなしくてしておけと? 立ち上げ準備費用、調査費、モックアップ(モデル)作成、来年以降の予算や見通しの作成、広報etc。いったいいくらかかると思っているのかと。社会経験ないのか?

    「国産Googleとの批判」、いったいそんなに言われてるのか? 言われたところで、第二、第三が出てきたっていいじゃないか。何でいけないの? そうやって競い合ってよいものができていくんだから。その成果が他にも生かされていく。大事な基礎研究かもしれないよ?

    >オープンソース関連は特にどこにも記述はないので、経産省としては手を切ったのかもしれない。

    記述がないだけで、どこから「手を切った」って結論が出てくるのか。いや、これ以上説明する気力すらなえるんだけど>元気のある方よろしく。

    名目がないだけでごねるのはどこぞの族議員と土建業者ぐらいですよ。

    #最近のたれこみは評論家気取りが多くて困る。

    • Re:つっこどころ満載 (スコア:5, すばらしい洞察)

      by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2006年12月25日 19時44分 (#1082186) 日記
      >46億円のどこが「いきなり」という額なのか。100万くらいでおとなしくてしておけと? 立ち上げ準備費用、調査費、モックアップ(モデル)作成、来年以降の予算や見通しの作成、広報etc。いったいいくらかかると思っているのかと。社会経験ないのか?

      ソフトウェア開発における失敗の原因に「最初から人をたくさん投入する」というのがある。46億も投入したら当然それなりの人員も投入されるわけで、それだけで非常に高い確率で失敗するだろうことはわかる。コンセプトとか仕様のコアの部分とかは、せいぜい数人くらいでないとまとまらないもので、そういう初期の段階で人を投入すると仕様が総花的になって開発に苦労した挙げ句に使いものにならない糞システムができるんだ。

      だから、最初は予算を過剰に投入しちゃいけないの。

      それに「立ち上げ準備費用、調査費、モックアップ(モデル)作成、来年以降の予算や見通しの作成、広報etc」だって、人を投入するためだけに必要な、本末転倒的な費用が相当含まれてるみたいに見えるけど?初年度は何も決まってないんだよ?役所とか大企業の社会経験しかないとそういう発想になりそうな気がするね。付け加えるならぐぐるが成功した最大の理由はそういう人を投入するためだけのために金を使う代わりに実際の開発やコンセプトそのものや機械や回線などの実際に稼いでくれる部分に金を使ったことにあると思うけどね。ぐぐるのページがシンプルなのは何故だと思う?
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 15時42分 (#1082072)
      googleのように自力でお金を稼いで開発していくのなら理解しやすいが、国主導で造ってその後は??という見通しがまったくないから批判されるのでは? お役所仕事は、つくるだけつくって箱ができたら後は知らないってパターンが多いので無駄遣いに思えてしまうのも致し方ないと思う。
      親コメント
    • Re:つっこどころ満載 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年12月25日 17時54分 (#1082149)
      「つっこみどころ満載」とタイトルの付いた「つっこみどころ満載」な
      コメントですね。

      Googleみたいなのを作るのはいいんですけど、それをなぜ税金を使って、
      しかも46億円もかけてやるのか納得の出来る説明は国民に対してやったのかと。
      46億円も掛ければ、準備どころかモノホン作れちゃう。

      調査?広報?そんなのに何十億もかかるか?
      かかるとして、その詳細な内訳はどんなだ?

      まさか、エレベータのボタンを押すだけで日当1万5千円を払ったりするんじゃ
      あるまいの?

      あまりこういう国や自治体の予算取りのことを知らないようだけど、
      まず使わないくらい大金を要求するんです。
      そして、余ったら使い切るために無駄使いするんです。

      46億円も、2008年の1~3月に一気に無駄に消費するんですよ。

      経済産業省としてはITとかインターネットという分野に食い込みたいわけ。
      今は総務省にガッツリとられてるから、なんとか自分たちの縄張りを
      IT・ネットに作りたいわけ。
      そのためのプロジェクトなわけですよ。

      総務省と経済産業省との縄張り争いのために公金を無駄に使うなっつーの。
      親コメント
    • Re:つっこどころ満載 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年12月25日 17時40分 (#1082140)
      全く関係ない流れかもしれないが、 技術開発や研究への国家予算の配分によって既存技術を改良できたり、 或いはもっと大きな成果が上がるかもしれない。 それによって大規模な利益を生むことができるかもしれない。 …だが、国にはまず「借金返してね」と言いたい。 何をするにも周りを綺麗にしてからにしましょうね、と。 国が発注者となり成立する業界は沢山あるけど、 もうちょっと頑張って借金を返済してほしいと思う。 頼むから、これ以上税金増やさないで。
      親コメント
      • Re:つっこどころ満載 (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2006年12月25日 17時49分 (#1082144)
        少なくとも日本に関する限り、国の借金は国民の資産で、予算の消費は国民の給料なのだから、
        予算規模を圧縮してむりくりに帳尻を合わせようとすると、国民はより酷い目にあうのですが。

        国の借金を住宅ローンか何かの類推で捉えるのはいい加減陳腐に過ぎると思う。
        親コメント
    • 国産Googleとの批判にどう応えていくか見物である。
      って、ことなんで門外漢なんでしょうね。

      日本で仕事をやっている限り、経産省関連の仕事に関わる(おこぼれにあずかる?)機会は少なくないと思うんだけど、文句に近いタレコミや意見が多いのはなんでだろう?自分の関わる(かもしれない)仕事に予算が沢山つけばうれしいし、見物している場合じゃないのに。

      #私は普通のITエンジニアですが国がらみの仕事は多いですよ。

      国や自治体が税金を使うということは、そのお金が国民に戻ってくることだから、それを上手く自分が使ってやろうって気にならんのかね?と、いつも思う。

      • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 17時08分 (#1082121)
        /.Jでも基礎科学系のタレコミに「で、何の役に立つの?」というコメントが
        (ほとんどいつも)つくのと同じなんじゃないでしょうか。

        とすると、
        > 国産Googleとの批判にどう応えていくか見物である。
        >って、ことなんで門外漢なんでしょうね。

        というのは情報大航海Pj側の言い訳に過ぎず、アウトリーチ活動不足と言われても仕方ないかもしれない。
        #基礎科学系タレコミでもいつも言われているように。
        親コメント
        • Re:つっこどころ満載 (スコア:2, すばらしい洞察)

          by unchikun (14429) on 2006年12月25日 19時00分 (#1082170)
          いや、これは体のいい「IT公共事業」であって、不況対策なんだから
          それはそれでいいんじゃないの?

          経産省は農林や国交省に比べて予算分捕りがへたくそで、公共事業も
          持っていなかったから、経産省の勢力拡大に繋がってうれしいはず。
          そしてそのおこぼれに預かる企業も潤うって訳です。
          まだまだ桁は少ないけど、こんなものをどんどん作っていけば、名実
          共に実力が作ってもんでしょう。

          箱物つくり中心の農林や国交省の土建経済に比べて目立たず、ニュー
          ス映像にもなりにくい事業を開拓するところなど、イノベーションの
          有無はともかく「質の高い雇用機会を実現する。」という「重点的に
          取り組んでいる課題」を忠実に実行していていいんじゃないの? (嘘
          親コメント
      • 確かに。
        元請じゃないから、プロジェクトのコントロールまではどうにもならないけどね。

        しかし、公共の仕事に縁が無いエンジニアっているのか?
        どんな仕事をしてるんだろう・・・。
        • 公共ってどの範囲を言ってますか?公共インフラを作って金を稼ぐという意味ではコンシューマ向けの製品を作っているエンジニアは、普通は縁がないですよね。自治体とか国に納入する場合、結果的にそうなったとしても、普通はそこは狙わない。たまたま製品コンセプトなりが自治体に受け入れられただけ。(多少こちらの想定内で適宜カスタマイズはあるけど、普通はあくまでこちらの想定内じゃなきゃまず受けない。)この場合、確かに公共団体に関連する仕事をしているんだけど、それをもって、

          公共の仕事に縁が無いエンジニアっているのか?

          って言われても、なんだかなぁと思います。少なくとも公共団体から製品のお呼びがかかって作業した覚えは私はありません。

          # というか平社員なので、関係ない所で話なり作業が進んでいたという説あり。(笑

          --
          vyama 「バグ取れワンワン」
          親コメント
        • > しかし、公共の仕事に縁が無いエンジニアっているのか?
          > どんな仕事をしてるんだろう・・・。

          そうか!
          お役所の仕事を取ってくれば儲かるのね。
          だからうちは。。。。以下略。

          単に公共だとボランティアも含め、いろんな案件が含みますが、ここではそういう意味じゃないですよね?

          でもさ、それだけ無駄使いが多いって訳で、それでいいんですか?とという話じゃないんですか?。
          親コメント
          • Re:つっこどころ満載 (スコア:1, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2006年12月25日 16時58分 (#1082114)
            > 上手く自分が使ってやろう

            なんて言ってる連中にたかられるだけなんだからね。
            なんて書いたら「自分が上手く生かしてやろう」て意味なんだ
            とか必死になって弁明するんだろうけど、滲み出る本音は隠し切れるもんじゃないよ。
            親コメント
        • by nim (10479) on 2006年12月26日 1時27分 (#1082398)
          そんなのいくらでもいます。
          大きいところでは金融系でしょう。

          メガバンクや大手証券、生保、損保クラスの金融機関だと、元請けで最低数百人、
          下請けも含めると数千人分の仕事があります。
          親コメント
        • >しかし、公共の仕事に縁が無いエンジニアっているのか?
          組み込みとか。
          世界的に競争力ある分野は役所仕事以外で生きてるところが多い。
    • たまには、 http://goo.ne.jp/ [goo.ne.jp] を思い出してください。
  • タレコミの「記事でもあるように2007年度はイノベーションと言葉で串を通しているのが特徴」ってのが判らん。
    元記事みたけど、「イノベーションと言葉で串を通している」ってのは、「イノベーションの創出」に重点を置きって意味でいいのか?
  • 国内のコンピューター・ネットワーク上の情報を集中管理したいのではなかろうか...。

    コンピューター学者の多くは、集中管理という概念に慣れすぎてないだろうかと心配。集中管理にはメリットもあればデメリットもある。参加者・利用者とその参加手段が急激に増加し過ぎると手に負えなくなることがある。

    集中管理思想は、共産主義的な管理思想でインターネットの全利用者を萎縮させるところまで行き着くか、管理しきれなくて挫折するかではなかろうか。

    例えば大学のネットワークは、同じ大学、同じ学部、同じ学科、ということで集中管理することも不可能じゃない。企業でもそう。しかし日本全体となると話が違う。異なる価値観や宗教観や人生観の異なる人々が共生する社会であって、集中管理思想はどうかと思う。日本の大学では、助教授や助手や講師など、若手の研究者が片手間にコンピューターやネットワークの管理を行なっていることが多い。事細かに、後輩に利用方法やルールを教え、明文化して指導している。そうやって培われた管理技能の根底には、基本的に集中管理思想が根付いている気がする。

    基本的にコンピューター・ネットワークはリベラル思想で進化して欲しいし、自由で活発で創造的で尚且つ安心で安全であって欲しいけど。

    例えば...

    ・情報は指紋認証USBメモリで個人毎に保管
    ・個人が自ら作成した情報は電子署名を施してIPネットワーク上で自由に相互に流通・交換ができて
    ・ネットワークの管理者は通信トラフィックを制御することが出来るものの、管理者といえでも情報を盗聴することは出来ず
    ・いざという時にだけ、インターネット上を流れる情報の発信源と改変及び修正履歴が特定できる

    とかね。
    --

    ---
    TaddyHatty - always @( posedge ↑ or negedge ↓ )
  • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 15時23分 (#1082057)
    外部にもっと効果的な物があるものの再開発って処ではH-2Aと何ら変わらん筈なのに、何故か否定的に取られるのが何とも哀れって言うか何と言うか。

    実際に作って運用しないとノウハウが得られないってのはロケットだけの話では無いのだが。

    • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 15時38分 (#1082070)
      単純に、民間がすでに実現してることなのにわざわざ国が国費使って後追いしようとしてるから、批判されるんじゃないかな?
      もし、Google以上の有益なコトをやるつもり(例えば日本語の揺らぎや文法構造に特化した検索手法を採用するとか)があるなら、有る程度国費入れてもいいと思うし、国会図書館がWebのアーカイブ作るというなら、国費でいい気がする。

      そういうコトするのかどうか、寡聞なので知らないんだけどね。(所詮Google後追い、という噂しか聞いてないので(笑)

      むろん、H2Aを国費で開発したように、国家安全保障や国としての技術開発・保持に必要なモノと認められるなら、そして民間でやるには費用対効果が厳しいモノなら、国費でもいいと思います。
      …でも、Σプロジェクトの二の舞な予感がするんだよね?>みなさん。
      親コメント
      • by genzin (23225) on 2006年12月25日 16時16分 (#1082093) 日記
        私も記事や発表を通してしか知らないので、大して知っているわけではないですが

        >例えば日本語の揺らぎや文法構造に特化した検索手法を採用するとか

        まさにそういったことを目標にしていると思ってますが。
        日本の研究者が個別でしか研究してこなかった、自然言語処理や画像関連の要素技術を
        持ち寄り、GoogleのようなHTMLソースに対する検索を超えた、次に来るものを目指し
        ているプロジェクトでしょう。
        要素技術の研究者単位では、より性能の良い要素技術にだけ目を向けがちになるので、
        これらを実用的な明確な目標に向け統合するための研究を行うのは意味があると思います。
        (ある意味、米国的な研究のやり方の試金石になってくれることを祈る)

        また、Googleばかり引き合いに出されますが、テキストベースのみの検索技術はいずれ
        行き詰ります。そのため、Googleだって様々な方向を模索しているわけで。
        #どうも、Googoleという検索エンジンを引き合いにしているのか、Googleという会社を
        #対象にしているのか判らないのですが>後追い

        ∑を引き合いに出したくなる理由は判りますが、闇雲に批判するだけでは何も生み出しません
        #自戒も含めて
        親コメント
        • 横槍失礼します。

          > テキストベースのみの検索技術はいずれ行き詰ります。
          > そのため、Googleだって様々な方向を模索しているわけで。

          このへん、すごく興味があります。
          たとえば、どんな方法があるのでしょうか?
          • 最初に断っておきます。私は検索技術の専門家ではなく、元コメントはニュース記事ベースの知識です。

            そのベースでいうと、Googleは広告などから得た巨額の収入を、様々な会社特にベンチャーを
            買収しています。そういった中に、画像認識に関する会社や、検索技術の特許を持つ会社が多数
            あります。
            #まぁどちらかと言うと、特許を持っておこうという形に見受けられますが。
            (最近ではYouTube買収などが有名ですが、これは検索技術とはあまり関係ないですね)

            このような意味で、「Googleだって様々な方向を模索している」と書いたので、Googleが次に
            どんな技術を持ってくる。ということを知ってるわけではないです。

            元ACさんの意図とは違うと思いますが、以上で
            親コメント
        • ジャストシステムあたりが既にやっているんじゃないだろうか。この製品 [justsystem.co.jp]とかで。
          何年前か日本語解析委員会みたいなの作ってたよね。あっちはATOK用だったけど。
      • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 15時47分 (#1082075)
        しかも確信犯で「Σプロジェクトの二の舞」をやっている気がするから。
        経産省のプレゼンスの足しにしたいだけちゃうんかと。
        親コメント
      • 「なんとしても純国産で」っていう発想が見え隠れするのがねぇ。
        もう殆ど勝負が付いている業界なのに、今更後発国が同じようなことをしても追いつけないでしょ。
        例えば、ブラジルとかが国を挙げて、いきなりトヨタを作ろうとするかね?
        省は違うけど、GPKI・LGPKI・JPKIと同じ様な臭いがするんだよなぁ。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 18時08分 (#1082159)
          とは言ってもそれは元スレで言われているH-ⅡAでも、またぞろ動き出しそうな国産旅客機計画でも同じ事なんだよね。
          アリアンやデルタがあってもH-ⅡAは作る訳だし、ソユーズで事足りても有人宇宙船を作る。
          それは、「外部に頼らない」事自体が力と成りうる事が有るからだと思うのだが違うのかね?

          有る意味、情報ってのはロケット技術なんかよりも現実的で身近な『戦力』なんだから、有る程度は国で担保しても良いと思うぞ。

          特にそれを『インフラ』だと認識するなら、それは即ち『国の地力』って事なのだし。

          上手く行かないいい加減なプランだと決め付ければ、どんな物も無意味になるよ。
          #殆どの非難が「上手く行かないプランだから無駄」と、自分で結末を決めてから始まっているのがなんともね。

          #まあ、ほとんどが自業自得だし、どっちにかけるかって言われれば、当然失敗に賭けるけどね。

          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 20時41分 (#1082212)
          >> もう殆ど勝負が付いている業界なのに、今更後発国が同じようなことをしても追いつけないでしょ。

          と感じる気持ちもわからなくはないですが,それってかなり短期的にしか物事を見てない話ですよね.つまり「これを国がやっても,2,3年後にgoogleを駆逐して…なんて世界は来ないでしょ」ってな見方で.

          別にakudaikanさんに対する意見じゃなく,このトピの議論を見ていて感じることですが…

          例えば70年代くらいから2000年ごろまでの半導体製造の世界的な勢力図と,その間に各国の研究予算の使われ方や(研究予算に関する)政策がどう変動していたかを多少なりとも知っていれば,(ハードの製造技術とソフト開発ではイロイロ違うってのを差し引いて考えないといけないのは当然としても)「そんなの国がやることじゃない」「そんなことやっても意味無いでしょ」みたいな短絡的な考えばかりになるとは思えないのですが,まぁそうじゃなく単に「~に予算使うくらいなら俺に税金返せ」的な考えの人ばかりなんでしょうね.

          っていうか,どこか上の方で「国は何か作っては放ったらかしの箱物が多い」みたいな発言がありましたが,正直,オレは最近のスラドを見ていると逆に「あぁ日本って国は素人でも目に見えてわかる形での成果が出るようなものしか評価しないorできない国民が多いんだなぁ.しかも研究プロジェクトが失敗するというリスクを取ることも極端に嫌がるから,結局,確実に『やればできる』的なものにしか予算下りないし.こりゃぁ箱物行政な文化が育つのも当然だわ」ってな気分になりますね.
          親コメント
      • 検索サービスを提供するに必要な行為が、いちいち
        著作権法の「複製」「翻案」「自動公衆送信」などに
        該当する可能性があるのが現状ですから、法改正を
        検討の場に載せていくために、国が動くのはスピードが
        上がってよいと思います。

        民間から文化審議会に議題を上げ、国会での審議に
        持ち込んで、法改正するのは大変ですので。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 15時32分 (#1082064)
    そういえば日ブ協ってのがあったな。
  • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 16時07分 (#1082085)
    よくわからんけど、IPAに投げているのでは。
    見る暇が無いので、意見だけ。
    確認よろしく。
  • by Anonymous Coward on 2006年12月25日 17時08分 (#1082122)
    我々がGoogleから受けているサービスはエンジン+それを処理する1万台の分散処理、同時接続による物理サービスだ。
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NBY/techsquare/20040519/3/ [nikkeibp.co.jp]

    300億で国産「エンジン」出来た、Google「エンジン」越えた!
    それがなにか?机にしまっておいてください。
    100億のwebページからコンマ秒で検索結果をだす無料サービスとは全く関係ない。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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