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アレゲなニュースと雑談サイト

mhattaによる 2007年05月22日 16時30分の掲載
イグノーベル賞呼ばわりされないとよいが部門より。

WoWS 曰く、

NIKKEI NETの記事によると、麻生太郎外相は5月22日の記者会見で、優れた外国人漫画家を表彰する「国際漫画賞」を創設すると発表した。外務省が国際交流基金や日本漫画家協会などと協力して運営するもので、日本が誇るポップカルチャーの発信力を高めるのが狙い。「マンガのノーベル賞のようなものにしたい」という意気込みのようだ。選考には里中満智子さんややなせたかしさん、ちばてつやさんといった漫画家があたり、6月末までに最優秀作品などを選出。7月には受賞者を日本に招いて東京で授賞式を開くとのこと。

マンガ好きで知られる麻生外相らしい外交戦略の一環と思われますが、ノミネートというかこの国際漫画賞に選ばれる作品がどんなものなのか、非常に興味深いです。

構想そのものが打ち出されたのは1年ほど前(当時/.Jでも取り上げた)ということで、それなりに手間暇はかかっているようだ。
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  • イグノーベル (スコア:3, おもしろおかしい)

    patagon (1453) : 2007年05月22日 17時39分 (#1160833) ホームページ 日記
    マンガイグノーベル賞 [wikipedia.org]なんか出来ないよね?
    --
    コタツ出したら負けかなと思ってる。 [twitter.com]
  • 国策としての顕彰 (スコア:2, すばらしい洞察)

    hogerigo_nogueira (33065) : 2007年05月22日 16時52分 (#1160791)
    ぶっちゃけ、ナンセンスもいいとこだと思います。
    マンガのノーベル賞ってきくと聞こえがいいですが、どんなに優れた作品であっても、たとえばイラク戦争を
    批判したり、戦前の日本の軍国主義がテーマだったり、はたまた反原発がテーマだったりしたら選考から
    漏れるんじゃないでしょうか。

    こういった顕彰を、国が事業としてやるべきものなのかというと、甚だしく疑問です。

    • astro (17245) : 2007年05月22日 16時58分 (#1160793) 日記
      激しく同意です。

      映画の賞も、国家的な権威とはあまり関係がないですよね。
      おそらく、ナショナリズムを鼓舞したい勢力が、
      日本が世界的に見て進んでいると思われるものを引っ張ってきて
      国策で世界に鼓舞しようとしているのでしょう。

      こういう動きが民間から出てこないのは、あまりに産業として
      脆弱だからなのですが、国はこんなくだらないことに労力を割く前に
      文化・産業としての育成を進めるほうが先決だと思いますがね。
      • Re:例えばフランスでは (スコア:4, すばらしい洞察)

        fuckyou (30938) : 2007年05月22日 21時49分 (#1161002)
        海外において、自国以外の漫画家をどのように評価しているのか。つまりマンガもしくはそれに相当する物が文化として根付いている、他の国ではどうなのかと考えると、例えばフランスでは日本人の漫画家に「芸術文化勲章シュバリエ」を授与したりしています。「 フランス政府が大友克洋氏に芸術勲章を授与」 [slashdot.jp]

        これはフランスにおいては文学や美術と同様にマンガが正当な芸術として認められていることを意味している訳です。マンガという文化はあくまで日本が中心となって、世界に対して大きな影響力を持つ文化であるという認識を持っていると感じられる書き込みが、このスレッドにも見られます。しかし、本当にマンガというものに文化として正当な地位を認めるならば「国際漫画賞」なる物を新たに創るのではなく、メビウスのような日本人の漫画家に対して多分の影響を与えた海外の漫画家に対して、文化勲章を与えるべきだと思います。(前例がどうのと、それはそれで問題があるかもしれませんが・・・)

        逆に言えば、日本においてマンガという物が正当な芸術として未だに認められていない(実際、漫画家が文化勲章を受章した例はない)。文化勲章のような、既存の他の芸術家に対して与えられる賞を与えるだけの価値を認めていないという意味において、相対的に価値をおとしめていることを、この国際漫画賞の設立は意味しているわけです。つまり、「日本が世界に誇る漫画という文化」と言いつつも文字通りの価値を認めてこなかった、日本人の漫画の価値評価に対する二重性という物を感じずにはいられません。日本人自身にこのような深層心理があり、この国際漫画賞という賞がその心理を是正する方向ではなく、あくまでなぞっている以上「マンガの『ノーベル賞』みたい」奈物にはなり得ないと思います。
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  • 外国人? (スコア:2, 興味深い)

    Dumarest (25156) : 2007年05月22日 16時59分 (#1160795) 日記

    優れた外国人漫画家を表彰する「国際漫画賞」

    …う、、、直ぐに漫画家さんとか浮かばないんですが。
    BLACKSADの作者とかは凄い画力だと思うんですが、日本ではいまいちマイナーみたいですね。
    http://members.jcom.home.ne.jp/jun1f2/archive_books/blacksad1.html [home.ne.jp]
    (日本での紹介サイト、)
    ただ、最近日本語版出たので敷居は低いかも(特に2巻はお勧め)
    ※思わず現地で1-2巻冊買ってしまいましたw …重いのにorz

    日本風の絵という点ではフランス人のオニギリさんとかですかね?
    漫画実績は知りませんが、日本でイラストの仕事はしているみたいですね。
    画は日本風のイラストなのに筋肉の付き方がリアルなのが新鮮でした。
    http://www.o-nigiri.com/ [o-nigiri.com]
    (本人サイト)
  •  と言いたいところだけど、それをやっちゃうと国内賞に海外部門があるのと変わんなくなっちゃうんだろうなぁ。
     ITmediaの記事 [itmedia.co.jp]によれば
    日本貿易振興機構などの資料を総合すると、北米、欧州ともコミック単行本の市場は数百億円規模。このうち日本作品は3分の1超を占めているとみられ、すでに海外市場に深く浸透していることがうかがえる。
    とかあって、日本市場規模自体もかなり突出してることを考えると、世界中で発行されているコミックスのうち日本市場の国産コミックス及びMANGAを合わせると半分くらい占めてるんじゃないだろうか。
     そんな状況で日本主催で国際賞名乗ったところで受賞作は軒並み日本作品なんて状況になっちゃうんで、ちっとも国際的じゃないねってことになりそうだし。

     ほんとに国際賞をやりたいなら、選考委員は海外から集めて、特定の1国に帰属しない組織を立ち上げてやらないと……。
    --

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    • 前回ストーリー [slashdot.jp]の大臣発言を受けたものと見られる
      “「ポップカルチャーの文化外交における活用」に関する報告” [mofa.go.jp]に
      今回の発表された賞が「日本マンガ大賞(仮称)」として
      4(1)(ハ)に挙げられて論じられています。以下、引用
      (ハ)海外における日本文化の質の維持

       一部途上国で日本食ブームに乗じて、見よう見まねで日本食が供され、衛生問題を引き起こし、その評判を落としてしまったことに代表されるように、必ずしも海外に日本文化が広まっても、その質が確保されていない状況が散見されるため、政府として世界に広がりつつある日本文化の質を維持するための取組が必要である。例えば、日本の「ポップカルチャー」の普及啓蒙活動に貢献する外国人作家・実演家を顕彰し、また、海外の作家や実演家を日本に招聘し、日本文化をよく理解してもらった上で、自国の活動に活かすことも、海外における日本文化の質を維持するとともに、支援者のネットワークを形成することに繋がると考えられる。前述の大臣スピーチで言及された「日本マンガ大賞(仮称)」は、まさにこの一環となるものであり、実施が期待される。

      つまり、「日本文化としての『漫画・Manga』」を日本のものとして世界に広めようという賞なので、
      日本の漫画家には与えられないのは当然かと。
      #(海外の漫画家に「日本で認められた」という箔をつけて
      #「Manga=日本」というイメージを定着させたい、というのは穿ちすぎ?)

      なお、前回ストーリーのときの大臣発言にも、今回リンクしたレポートにもありますが、日本人に与える賞(というか役割?)として
      「アニメ文化大使(仮称)」が提唱されてます(今回の発表には入ってなかったカナ?)
      #何で 海外⇒日本が漫画で、日本⇒海外がアニメ で非対称なんだろ?

      >日本貿易振興機構などの資料を総合すると
      JETROでアニメ(アメリカ) [jetro.go.jp]とかアニメ(フランス) [jetro.go.jp]とかマンガ(ドイツ) [jetro.go.jp]とか
      検索すると結構面白い資料が山のように(ここでリンクしたもの以外も)出てきます。
      ##ずっと以前、「フランスでアニメの視聴率が100%」って話を聞いたときに検索してたどりついたことが。

      海外における日本マンガの受容をザッと知りたいとしたら便利かも。
      #2005年、ドイツでNARUTO(19)が11万部売れたとか。
    • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • 127.0.0.1 (33105) : 2007年05月22日 17時32分 (#1160822) 日記
    >日本が誇るポップカルチャーの発信力を高めるのが狙い

    で、

    >優れた外国人漫画家を表彰する

    という流れにどうやったらなるのか。
    麻生大臣をはじめとして関係者は漫画の読みすぎで
    頭がおかしくなったんじゃないか。

    優れた外国人漫画家を表彰すること自体はいいことだとは思う。
  • マンガ×××って (スコア:1, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2007年05月22日 21時42分 (#1160994)
    マンガでよくわかる×××ってことだろ?
    ノーベル賞の生い立ちから歴代の受賞者の業績をマンガで説明すると全何巻になるんだろうなぁ……
  • アニメやゲームにも力を入れてほしいですね。

    特にネットゲームは、日本は弱すぎる。
    勢いではお隣の韓国にも負けてますね。面白いかは別として。
    --
    天琉陳(Teruching)
  • parsley (5772) : 2007年05月23日 4時25分 (#1161232) 日記
    これで、「国民栄誉賞」の格付けが変わる。
    --
    Copyright (c) 2001-2010 Parsley, All rights reserved.
  • リンク先の記事を見ても判然としないんですが、これは「外国のメディアに発表された漫画」という括りなんでしょうかね?
    単に「外国人」とすると日本のメディアに連載している在日作家はけっこういるわけですし、逆に「日本メディアに掲載されているものを除く」とすると死霊狩り [amazon.co.jp]とか新暗行御使 [amazon.co.jp]の梁慶一氏なんかは対象外になっちゃうわけで。
    どういう基準なのかハッキリさせて欲しいです。
  • Anonymous Coward : 2007年05月22日 16時59分 (#1160796)
    比喩として「ノーベル賞のようなものに・・・」って言っているだけで、
    正式名称は「国際漫画賞」って本文にも書いているのに
    「マンガノーベル賞」がタイトルみたいに誤読される
    (「」書きで“引用したもの”のように見せかけている)タレコミタイトルはまずい。
    #こうやって「『マンガノーベル賞』ってプゲラ」ってコメント出てきてるし。

    一般のマスコミ [google.co.jp]も「国際漫画賞」が賞の名前だと分かるようにタイトルつけてる。

    今回の会見はまだ外務省サイトに見当たらないので、前回ストーリーの関連リンク先をコメントから抽出:
    文化外交の新発想―みなさんの力を求めています [mofa.go.jp]
    1つは、新進気鋭の外国人の漫画家を対象として、まだいい名称が思い浮かばないのですが、登竜門に当たるような賞をこしらえるということです。

     マンガという日本に生まれたジャンルは、表現形式として独特なものです。人生が描けるし、思想を書くことができる。

     「外交とは交渉の芸術である」という人がおりますが、私に言わせれば、それを知りたければ真刈信二という作家の「勇午」をお読みなさい、です。

     「イブニング」という雑誌に載っている漫画で、言葉を唯一の武器として世界を相手にするタフ・ネゴシエーターのお話です。

     ともあれ今や世界各国に現れつつある若きマンガの旗手たちに、マンガの本家本元である日本から、権威のある賞、いわばマンガのノーベル賞のようなものをあげたい。日本との絆を、それによって意識していただきたいものです。


    会見中、「ノーベル賞」と言っているのはここだけ。
    「ノーベル賞」という名前にするとは言っておらず、「権威のある賞」の実例として引用しているだけ。

    今回の会見もこういう使い方で「ノーベル賞」に言及しただけじゃないの?推測だけど。
  • Anonymous Coward : 2007年05月22日 17時15分 (#1160806)
    もうありますけど… [asahi.com]。
    また作るの?
    そないになんぼも同じ名前の賞ばかりぽんぽん作っていたら、
    そのうち、世界中で最も優れた手塚治虫賞を顕彰する
    最優秀手塚治虫賞賞(通称、手塚治虫賞のノーベル賞)とかも
    作らないといけなくなっちゃうよ。
  • まあ、マンガ輸出の為の布石みたいなもんですから、日本の漫画家を選出しても仕方ないでしょう。

    #だから担当が外務省なんでは?

    ノーベル賞ってのも、それは賞自体を例えている訳ではなく、ノーベル賞の様に権威を持つ様に運営したいって意図の表れだと思うので、それほどおかしい訳では無いんじゃないかと。

    • >だからもなにも、大臣の鶴の一声で外務省主催の漫画賞を作らなきゃいけなくなって、無理矢理理屈をひねり出そうとした結果がこれ。
      >#趣味は趣味に留めておけよ、と思う

      趣味でなく仕事ですよ。

      自国製品を他国に売り込むのも、立派な政府の仕事。
      コンドリーザ・ライスが牛肉を売りに来たのと変わらない話ですよ。

      つまりは単なる営業の一環って事。

      んで、営業の一環となれば自社商品をに近しいものを引き立てるのも、自社社員を選考外とするのも当たり前の話。

      そして「ノーベル賞のような・・・」ってのも宣伝としてのハッタリに過ぎない訳で。

      真面目に文化活動と思うから「変だ」とか思う訳で、売り込みと考えれば、直接軋轢を生みそうな圧力も使わない、上手い手であると思いますが。

    • k-tomotaka (33504) : 2007年05月23日 0時20分 (#1161119)
      確かに大臣の趣味が元となってできた賞ではありますが
      早く設立すれば、知名度が高まり、知名度が高まれば権威もあがります。
      他国の機関が国際漫画賞を設立するよりは、良いのではないでしょうか。
      漫画発祥の国という事で、存分に権威をふるってほしいものです。(良い意味で)

      まあ、こういうコンテストって実際に動いてみなければ分からない、不明確な点が多いですから
      2度3度様子を見てから、良・悪の判断を下しても遅くないのでは。
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  • Re:選考者 (スコア:1, 興味深い)

    Anonymous Coward : 2007年05月22日 19時22分 (#1160907)
    現役であろうとなかろうと、漫画家が選考するのは良くないと思う。
    クリエイターにありがちな態度として、使われている技術がどれほど手間がかかるか、独創的かだけに目を奪われてしまい、その技術によって「何をどれだけ効果的に伝えているか」を判断し誤ってしまうことが珍しくないと感じる。
    著作物の創作において、「目的」はあくまでも思想や感情の表現であって、それを十分に達成することができない「手段」は評価するに値しないと思うんだが、その辺を勘違いしちゃった人が「素人には分からない」とか言っちゃうんだよね。

    やっぱり選考委員は、描く側のプロではなく、評価する側のプロである編集者が行なうべきじゃないかな?
  • んー。選出対象が自費出版の物に限る、とか条件がつきそうな気がする。
    --
    RはRevolution・Return・Rememberの意味です
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