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15732 story

ニュートン卿曰く「早ければ世界は2060年には終わる」 124

ストーリー by mhatta
あと50年もある 部門より

新たな20XX問題 曰く、

asahi.comの記事によれば、微積分・古典力学の創始者である英国の物理学者・数学者、アイザック・ニュートンが、「早ければ2060年に世界は終末を迎える」との予言を記したメモが公開され話題になっているらしい。AP電によるとこのメモはオークションで競り落とされてイスラエル・ヘブライ大学に寄贈・保管されていたもので、現在展覧会Newton's Secretで公開されている(「2060」が書き込まれているページヘブライ大学のプレスリリース)。ニュートンは黙示的な内容で知られる旧約聖書のダニエル書を読み込んでおり、「Observations upon the Prophecies of Daniel, and the Apocalypse of St. John」(Project Gutenberg)を(死後に)出版するほどだったが、2060年という数字もこのダニエル書の解読から導かれたものだと言う(計算方法はこちらのblog記事を参照原論文「“A time and times and the dividing of time”:Isaac Newton, the Apocalypse and 2060 A.D.」、Stephen D. Snobelen)。

3年前に/.Jで取り上げていました。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 普遍史観 (スコア:4, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年06月22日 8時50分 (#1178133)
    ってヤツですね。(用語は間違っているかも。ぐぐってもほとんど出てきません。)
    その当時の西欧世界では、歴史にはト書きが存在していて、それにしたがって時代が流れていき、「最後の審判」を迎える--という考え方が知識層には一般的であったようです。「自然哲学の数学的諸原理」(プリンキピア)はあまりに有名ですが「自然哲学の神学的諸原理」という本の執筆をしていたという説もあるようです。
    それ以外にも三位一体を認めない異端のアリウス派信者であるともされており、科学的業績を別にしてもニュートンは非常に興味深い存在のようです。
    ニュートンが錬金術を研究していたことに驚いたこともあるのですが、錬金術との訣別を宣言した「近代化学の父」であるドルトンが生まれたのが1766年、ニュートンが死んだのが1727年ということですから、ニュートン存命のころは科学者として当然のことであったのかもしれません。
    • Re:普遍史観 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by AIMTDL (22183) on 2007年06月22日 9時16分 (#1178150)
      今は当たり前が、昔はそうではなかった。

      基準を今に当てて考えるのは無理があるし。
      しかも数百年前。

      どちらがおかしいかって、比べるほうがおかしいよ。

      #ネムイヨー・・・ネタイ・・・
      親コメント
  • 連載再開ですね (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Inetpub (20077) on 2007年06月22日 9時12分 (#1178149)
    「キバヤシさん!このメモを見てください!!」
  • 電波にマジレス (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年06月22日 8時07分 (#1178113)
    ニュートンって、万有引力発見したりとかの功績を除けば
    ただのカソリック信者のクソジジイだったわけで、そんな
    のって(たとえるのは変だけど)コナン・ドイルの妖精本
    みたいなもんでしょ。

    適当にネタにするがヨロシ。(´ー`)y-)Д`)ジュ

    • by zozbug (9256) on 2007年06月22日 8時46分 (#1178131)
      タレコミ文にもありますがニュートンの功績ってスゲーもので、万有引力を発見したのみならず、そもそも物理学の基礎である運動方程式、光のスペクトル分析、微分積分学、反射望遠鏡の発明、等々、現代科学の基礎を築いた人ですよね。偉大な科学者といえば十指に入るっていう。

      っても晩年は占星学や錬金術にハマり、ほとんどオカルトマニア同然だったみたいですし、猜疑心が強いせいでメモが鏡文字だったり暗号だったりと、そーとーな電波さんだったであろうことは想像に難くありませんな。
      親コメント
      • Re:電波にマジレス (スコア:3, すばらしい洞察)

        by Tig3r (17335) on 2007年06月22日 12時59分 (#1178331) 日記
        > 晩年は占星学や錬金術にハマり、ほとんどオカルトマニア同然
        自分の持っているニュートン像としては、
        もともと錬金術や占星術にどっぱまりであり、
        それらの道具として科学を発展させてみた、という感じの人です。
        オカルトマニアで数学物理の天才、が渾然一体で、
        むしろ電波のお導きがあったからこその大業績だろうなと。
        --
        -- Tig3r on the hedge
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        • Re:電波にマジレス (スコア:4, おもしろおかしい)

          by Anonymous Coward on 2007年06月22日 13時36分 (#1178354)
          > 晩年は占星学や錬金術にハマり、ほとんどオカルトマニア同然
          >> 自分の持っているニュートン像としては、

          自分の持っているニュートン像は、ちょっとオカルトと電波の入ったマッドサイエンティスト系。
          理系少女風のメガネっ娘で、髪は金髪ショートで、ちょっと寝グセっぽいアホ毛のアクセント付き。いつも赤いリンゴを両手に挟んで持ち歩いてます。
          #とかいう妄想を語るスレではありませんか? そうですか。
          親コメント
      • by imaic (31975) on 2007年06月22日 11時32分 (#1178261) 日記
        たまにはライプニッツ [wikipedia.org]のことも思い出してあげてください。

        反射望遠鏡の発明者はグレゴリーです。
        ニュートンはニュートン式望遠鏡の発明者です。
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      • つまり、ニコル テスラ [wikipedia.org]の元祖みたいなものか?(言い過ぎ)
        --

        /* Kachou Utumi
        I'm Not Rich... */
        親コメント
      • by m2 (22615) on 2007年06月22日 17時31分 (#1178477)
        オカルトという言葉がピンと来なければ、神秘主義と言い換えてもよいのですが。

        人間は神によって理性を分け与えられた、特別な存在であり
        その理性にそって、神が創り上げた世界を読み解いていく
        それこそが、神の秘蹟に近づく一歩。
        というのが、当時の研究の重要な原動力だったのではないでしょうか
        結局、物質の研究ではなく、その背後にあるものに目が向いていたんですね

        精神という字のなかにも神がいる
        親コメント
    • Re:電波にマジレス (スコア:4, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年06月22日 8時34分 (#1178126)
      誰だって功績を除けばただのくそじじいかくそばばあですよ。
      親コメント
    • Re:電波にマジレス (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年06月22日 10時20分 (#1178204)
      生涯童貞だった大魔術師だぞ!
      親コメント
    • Re:電波にマジレス (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年06月22日 8時16分 (#1178120)
      >ニュートンって、万有引力発見したりとかの功績を除けば

      その功績があるからこれだけ讃えられてるわけで。
      除いた部分が一番重要なのになんでいきなり除いちゃうんですかね。
      親コメント
      • Re:電波にマジレス (スコア:5, おもしろおかしい)

        by gendohki (16311) on 2007年06月22日 8時25分 (#1178124)
        万有引力や運動法則を発見したからって、
        気っ風の良い男前で女性にもモテモテで優しくて力持ちで言う事全部が正しい。
        ってワケじゃないからです。
        --
        「なんとかインチキできんのか?」
        親コメント
        • Re:電波にマジレス (スコア:5, おもしろおかしい)

          by chronatog (8479) on 2007年06月22日 14時06分 (#1178372) 日記
          > 万有引力や運動法則を発見したからって、
          > 気っ風の良い男前で女性にもモテモテで優しくて力持ちで言う事全部が正しい。
          > ってワケじゃないからです。

          それは

          ・微積分法の発見をめぐってライプニッツと20年以上も法廷闘争
          ・生涯童貞、どころか老境になって「やっべ、初めて女の手を握っちゃった」
          ・ライプニッツの訃報を聞いて「ざまみー、俺様大満足!」とコメント
          ・長年の錬金術研究が祟って水銀中毒の疑い
          ・下院議員になるが議会での発言は「暑っ、窓開けていい?」の一回だけ
          ・姪が蔵相の愛人である事を知り「不倫をバラす」と蔵相を脅迫、造幣局長官の地位をゲット
          ・陰湿な囮捜査を展開し贋金作りを撲滅

          というニュートン卿への当てつけかー!

          # 調べれば調べるほど酷い奴、それがニュートン。
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    • by Anonymous Coward on 2007年06月22日 8時48分 (#1178132)
      微積分の考案とか反射望遠鏡の設計(ウィキペディアによると発明者ではないらしい)とか、業績の数と質がけた違いなんだが。
      # 万有引力の理論だって、デムパなオッサンがたまたま思いついたような代物じゃないぞ

      しかも「ただのカソリック信者のクソジジイ」どころか、筋金入りの変態さんで「桁外れのクソジジイ」だ。
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    • by gauchez (7240) on 2007年06月22日 10時50分 (#1178227)
      ニュートンさんは、腹が減ったので卵を見つめながら、時計をゆでるような人だぞ。
      大天才は卵で時間がわかるんだよ。

      すみません、卵を見つめてたかはその場にいなかったので、多分ウソです。
      親コメント
  • だったら (スコア:3, すばらしい洞察)

    by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2007年06月22日 8時43分 (#1178128) 日記
    >3年前に/.Jで取り上げていました。

    だったらわざわざまた取り上げなくてもいいんでは?
    • Re:だったら (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年06月22日 11時32分 (#1178262)
      2060年を過ぎるまで、何回も取り上げます。

      ほんとに (スコア:3, すばらしい洞察)

      Anonymous Coward のコメント: 2062年06月22日 xx時xx分 (#xxxxxxxxxx)
      滅んじゃいましたねー。これは意外でしたよ。

      > 2003年、2007年、…と数年ごとに定期的に取り上げられていました

      定期的に取り上げることで「んなことあるわけじないじゃない」という意識を強くしておいて、滅亡を食い止める気をなくす、という作戦が今回は成功したようです。
      親コメント
    • by megadb (11654) on 2007年06月22日 10時02分 (#1178186) 日記
      このストーリー自体が「余計なもの」かと。
      親コメント
    • Re:だったら (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年06月22日 11時52分 (#1178277)
      タレコミ文は「公開された」ってのが肝になっているのだから、
      >「今、中近東に居て気軽にイスラエル行けるんなら見に行ってもいいんじゃない?」
      って案内でしょ。

      #タレコミとは違って「発見された」 [sankei.co.jp]とか報道しちゃっているとこもあるけどさ。
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      • Re:だったら (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2007年06月22日 18時23分 (#1178502)
        まあ、少なくとも前回の/.Jストーリーが完全にオカルトになっていたけど
        今回はソース付で聖書学的なものだと分かっただけでも成果でしょうね。
        しかも計算式に至っては
        「ダニエル書」の第12章7節に、「それは、ひと時とふた時と半時である」との一節がある。これをニュートンは、「1年と2年と半年」と解釈した。合計で3年半だ。月に直すと42か月である。さらに日に換算すると1260日(一月を30日として)になる。それを裏付けるかのように、「ヨハネの黙示録」の第11章3節、第12章6節に1260日という記述が見える。ニュートンは、1260日を1260年であると読みかえた。

        「時⇒年(x8760)⇒日を年(x365)」って約320万倍の水増し。なんじゃそりゃww

        #「ニュートンが予言!」だけじゃ天啓でも受けたかのように読める
        親コメント
        • Re:だったら (スコア:1, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2007年06月23日 2時58分 (#1178655)
          このテの計算はマニアの間では結構知られてるんじゃないの?

          1年に対して1日を割り当てて、後にやってくる長い期間に渡る出来事を
          表す考え方は、民数記14章34節やエゼキエル書4章6節あたりにも出てくる
          聖書中では割と普通に使われている換算方法なんだけど。

          例えばC言語なんかで、表すデータ型のサイズによってポインタの進む
          アドレスに倍率がかかるのと同じで、予言の指し示すタイムスケールが
          大きくなると、標準的な拡張として暗黙的にこういった演算が入るから、
          どの型を表しているかをよく見極めて拡張する必要がある。

          こうした予言を信じる、信じないは人の勝手だと思うけど、
          例えば、1年に対して1日を割り当てて計算する一例として、ダニエル書
          からメシア(イエス・キリスト)が登場する年を計算してみると、以下の通り。

          [ダニエル書9章より]
          | 24 「あなたの民とあなたの聖なる都市に関して定められた七十週がある。
          | :
          | 25 そして,あなたが知り,また洞察するべきことであるが,エルサレムを
          | 修復して建て直せという言葉が発せられてから指導者であるメシアまでに,
          | 七週,そしてさらに六十二週があるであろう。それは元どおりにされ,
          | 公共広場や堀と共にまさしく建て直されるが,それは苦境の時になされる
          | であろう。
          | 26 「そして,その六十二週の後にメシアは断たれる。自らのためには何も
          | 持たないであろう。「そして,その都市と聖なる場所とは,やって来る
          | ひとりの指導者の民がこれを滅びに至らせる。それで,その終わりは洪水
          | によるものとなる。そして,終わりに至るまで戦争がある。定められている
          | ものは荒廃である。

          メシアの登場とエルサレムの再度の荒廃が予言されているとされる部分。

          ユダヤ人の王国がバビロニア帝国によって滅ぼされたのが西暦前607年で、
          バビロニア帝国がペルシャ帝国に滅ぼされ、ユダヤ人が流刑から帰還した
          のが70年後の西暦前537年、その後にペルシャ帝国のアルタクセルクセス王
          によって側近のネヘミヤにエルサレムの修復命令が下ったのが西暦前455年
          ということから、この70周(年)の起点は西暦前455年であると考えられる。
          7週+62週で日数を数えると69×7=483日
          1年に対して1日と計算して年に拡張すると、キリストが現れるまで483年
          > ユダヤ人は7年毎に耕作を止め、1年間土地を休ませ回復させる習慣があり
          > 7年周期の[週年]という考え方は、彼らにとって結構身近な概念だったラシイ

          西暦前455年から483年後は、(-455)+483=28だが、
          紀元ゼロ年は存在しないので、(紀元元年の前の年は紀元前1年になる)
          存在しない1年分を先送りしてやると西暦29年、この年ににメシアが
          登場する計算になる。

          西暦ってのはイエスの誕生年が元年ってことになってるけど、生まれたことがそのまま
          メシアの登場を表すのかというと必ずしもそうではなく、彼が本格的に活動を始めるのは
          もっと後の話になるので、その時点での記録を調べてみる必要がある。

          ルカによる福音書3章の21節からの記述は以下の通り。
          | 21 さて,民が皆バプテスマを受けていた時,イエスもまたバプテスマをお受けになった。
          | そして,祈っておられると,天が開け,22 聖霊がはとのような形をとって彼の上に下り,
          | また天から声があった。「あなたはわたしの子,[わたしの]愛する者である。わたしは
          | あなたを是認した」。
          | 23 なお,イエス自身は,[その業を]開始された時,およそ三十歳であり,[人の]意見では,
          | ヨセフの子であった。

          西暦29年に、「およそ30歳で活動開始」ということで、この年代計算はだいたい合っているらしい。

          > 実はキリストの生まれた年を計算した偉い先生が、計算を間違えたまま今の西暦を
          > 定めてしまったという話もあるので、1~2年の誤差はそれが原因と言われる。
          親コメント
  • by snurf-kim (10835) on 2007年06月22日 14時43分 (#1178395) 日記
    逆に考えるんだ。
    「世界の終わりに立ち会えるかもしれないさ」と考えるんだ。

    私の年齢だと2060年までは生きていられないと思いますが、「ヨコハマ買出し紀行」のようなてろてろとした世界の黄昏が訪れるなら望むところ。

    実際訪れるのは「マッドマックス」だろうけどね・・・。
  • by fin. (24028) on 2007年06月22日 20時35分 (#1178553)
    関連ストーリー
    マック: 世界ニュートン大会開催される [srad.jp]
    こっちに反応してどうする、自分。
  • すると我が家のドラえもんはいったい何処から・・・?

    #電波には電波で対抗。
  • by esumi (15966) on 2007年06月23日 10時14分 (#1178699)
    設定を50~100億年後くらいにしとけば現代の物理学者も納得させれたのに

    #ぜんぜん惜しくないですねすみません。
typodupeerror

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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