海賊版ダウンロード違法化・メモリオーディオ補償金対象化はほぼ決定? 224
既定路線 部門より
音楽ジャーナリストであり、文化審議会私的録音録画小委員会の委員を務める津田大介氏のBlog「音楽配信メモ」2007年09月07日のエントリによると、「『(海賊版の)ダウンロード違法化/iPod(など、メモリオーディオ)の補償金対象化』がほぼ決定した」ということである。
津田氏によると、前回の私的録音録画小委員会において「30条を改正して違法著作物のダウンロードを私的複製の外に置くというのは、概ね了承を得た」という文化庁のまとめがあったということで、残り2回となった委員会の議事進行から考えると、(海賊版ダウンロードの違法化、メモリオーディオの補償金対象化)は「もうこの2つは確定的になってしまった」ということである。現状の流れとしては、海賊版ダウンロードの違法化については「『録音・録画』に絞り、テキスト等のコンテンツは含まれない」「刑事罰は無い(ただし、当然民事での損害賠償請求の対象にはなり得る)」「『違法著作物を“情を知って”ダウンロードする場合』という条件が付く」という形でまとまろうとしている、とのこと。
(つづく...)
この小委員会による結論としての「中間報告(案)」が10月の文化審議会著作権分科会で了承されると、その後広くパブリックコメントが募集される。津田氏は「パブコメで30条変更反対がたくさん来たらそれを文化庁もそれを無視して進めるわけにはいかなくなるでしょう。なんで著作権法変わるのがイヤな人は、みんなパブコメ頑張って送りましょうね」としている。
なお、この津田氏のBlogエントリには、先にスラッシュドットでも取り上げられた、ITmediaの記事「補償金はDRM強化よりまし?――私的録音録画小委員会で議論」についての反論が掲載されている。その件についてもメディアの報道における、一部だけをピックアップして記事にすることの是非と、それに対して津田氏が述べる「メディアに自分の意図と違う発言が乗ったときに本人が反論否定できるカウンターメディアができたというのは、インターネットがもたらした最大の利点の1つ」というような部分においてもある意味興味深い事例であり、かつスラッシュドットを含めた「ニュース」というもののあり方、読者の受け取り方についても考えていくべき事柄の一つではないだろうか。
参考
- 海賊版ダウンロード違法化に関しての/.J前回記事
- 文部科学省審議会情報(文化審議会)のページ
(私的録音録画小委員会の議事録が掲載されている。ただし、このタレコミを執筆時点では7月11日分の平成19年第7回までしか読めない)- INTERNETWatch 2007年8月24日私的録音録画小委員会、これまでの議論を整理した資料提出
著作権料の二重払い? (スコア:5, 興味深い)
正当に著作権料を回収できない違法なダウンロードファイルが保存されるメディアだから、その分をメディア代に転化、ということはそのメディアに保存したものは(たとえ違法ダウンロードしたものであっても)著作使用量を払ったものと考えられるんじゃ…。
ダウンロード違法で保証金は撤廃よ、というほうが説得力あるような気がする。
#もしかしたら「補償金」の意味を取り違えているかもしれない。
ん? 俺、今何か言った?
Re:著作権料の二重払い? (スコア:4, すばらしい洞察)
なぜ正規で買っているのに保証金払わないといけないの?
真面目に買っている人ほど便利になるような仕組みを考える方法に行かないのは本当に情けないです。
Re:著作権料の二重払い? (スコア:2, 参考になる)
補償金の目的は、そんな事じゃないですよ。
デジタルという新しい複製方式が出てきたために、それ以前に許されていた私的複製の範囲を越えて、高品質のコピーが出来るようになった。
その、アナログとデジタルの差の分の補償金です。
だから、デジタルメディアにしか補償金はかかってない。
>ということはそのメディアに保存したものは(たとえ違法ダウンロードしたものであっても)著作使用量を払ったものと考えられるんじゃ…。
補償金は、著作物の使用料ではないんですよ。
あくまでも、コピーするという行為に対するお金。
違法コンテンツを、補償金が含まれてるメディアにコピーした場合、コピーという行為にたいしてはお金を払った事になるが、その著作物を使用する為のお金は払ってないという事では無いだろうか?
Re:著作権料の二重払い? (スコア:2, すばらしい洞察)
http://srad.jp/comments.pl?sid=373299&cid=1216320 [srad.jp]
以下、コピー権と利用権を別けた場合、の考え方は理解できたつもりで。
瓢箪から独楽(失礼)なアイデアなんですが、
音楽の場合、利用しないことにはコピーしても(配布しても)著作として機能しないと思うんですよ。
個人的な理想として、CD や音源は(フリーウェア配布等のメディア代としての価値はあるとして)、無価値。
しかし、データには価値があって、利用した時点で効果を発揮するわけですから、本来、再生機である、スピーカやヘッドフォンに課金すれば良い気がしますね。
# JASRACの無制限ライセンスはMSやOracleより高く付きそうですが
# これらはバックアップコピーに費用が発生せず
# 動作する機械にも費用が要らないわけで、良心的にすら感じます
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また、コメントやユーザ日記に関しては投稿者が有すらしいですので、
私は私自身の著作権を行使して、このコメントの公開停止、削除要求が可能です(多分。
のこりのものは,Copyright(C) 2001-2007 OSDN で異論はございません。
侵害がどこで行われているか (スコア:5, すばらしい洞察)
自動公衆送信者と受信者の間での共同行為という形にするのはありだけど、それなら公衆送信権という概念とは両立しないので公衆送信権は消していただきたい。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:侵害がどこで行われているか (スコア:2, おもしろおかしい)
そんなに海賊版が出回るのがいやなら (スコア:4, すばらしい洞察)
Re:ネタにマジレス (スコア:2, 参考になる)
植物の新種については、種苗法および特許法の双方にて保護されます。
特許要件を満たすもので申請が受け入れられれば特許法で保護されますし、満たさないものでも
登録すれば種苗法で保護されてます。
#昔担当官に聞いた話ではそうだった……はず。
ただ、元コメントで書いたような例の場合その争点となる品種でアメリカのものがかなり多い
こと(アメリカ国内では新種は主に特許法にて保護されているはず)、また一般への知名度の差
(多分種苗法より特許法の方が知られている)の2点より特許法と記述させていただきました。
#無論、こういった品種が何で保護されるかはその栽培国の法体系に依存しますし、国によっては
#保護されないこともあり得ます。また日本で作られた品種でも東南アジアで勝手に栽培されている
#例などがかなりあり、これらを何とかしようと農林水産省(種苗法の元締)が何やらやっていた
#ような気もします。
新ビジネスモデル (スコア:4, 興味深い)
この法律が通れば、流れちゃった方が儲かるわけだよね。
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:新ビジネスモデル (スコア:3, 興味深い)
そうだと思いますが、「情を知しらないで」ということを証明できる方法が用意されていなければ無力だと思います。
Re:新ビジネスモデル (スコア:2, 興味深い)
「知っていた」事を証明できなかった場合、「知らなかった」事になります。
Re:新ビジネスモデル (スコア:2, 興味深い)
著作権法上は逆じゃないかって話があります。
>第百十四条の二 著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟において、
>著作者、著作権者、出版権者、実演家又は著作隣接権者が侵害の行為を組成したもの又は侵害の行為によつて作成されたものとして
>主張する物の具体的態様を否認するときは、相手方は、自己の行為の具体的態様を明らかにしなければならない。
>ただし、相手方において明らかにすることができない相当の理由があるときは、この限りでない。
著作権者が、「こいつぁ著作権侵害によって作成された著作物だぜ」と主張しているものを
否認したいときは、その相手方=否認する側、が「自己の行為の具体的態様を明らかにしなければならない」
つまり、自分で証明する必要がある。
Re:新ビジネスモデル (スコア:2)
やればいい。ソフトウェアを不正に使うような輩は便利で実質無料で手
に入れば使う、
現状を考えればまともなひとに「つけこまなくても」、ヤクザビジネス
はいくらでもできますね。
民主党がんばれ (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:民主党がんばれ (スコア:3, 参考になる)
(DMCA は全会一致で可決されました)
もはや革命を起こすぐらいしか道は残ってません……
Re:民主党がんばれ (スコア:4, すばらしい洞察)
/.の著作権トピの伸びを見てもアンチ著作権強化(?)の票田は
けして少なくないと思いますが、政治家としては恐らく
著作権強化に反対してもお金につながらないと判断しているのでしょうね。
著作権関係の企業は、権利強化による短期的な利益の確保という
明確な一枚岩のモチベーションがあるのに対して、それに反対する人間は
長期的な文化の発展を望む立場、消費者の代弁者、アナーキスト、
単なるコピー厨などが入り乱れた烏合の衆。どう考えても分が悪い。
明確な意思を持った少数団体に多数が振り回されるというのは
某宗教政党にいいようにされる日本の政治を思い起こさせます。
また、このような横暴をどうにかしようとしても、それに対して一般人が取りうる
アクションがあまりにも少ないですね。かといって企業の動きも鈍い。
appleが文化庁を非難して話題になりましたが、PC屋やDVD-R屋やHDD屋や
ISPももっと大声を上げていいと思うのですが。
池田信夫氏のblogで、権利強化が囚人のジレンマを生み出すという話が
ありましたが、このあたりの議論からロジカルに利権団体の横暴に
歯止めをかける流れが出来ればと思います。
# 眠くて取り止めがなくなったのでAC
Re:民主党がんばれ (スコア:2, すばらしい洞察)
ってやっただけじゃ、差し戻された衆院で可決されて終わりだろ。
ちゃんと説得力のある対案を示してもらわないといけないのだが、
残念ながら民主党にそんなことができるとは思えない。
# このネタに限らず、党のポテンシャルとして……ね。
ならばさっさとケツを蹴り上げろ (スコア:3, すばらしい洞察)
議員なんてただのパイプだ。俺や貴様がその中身なんだ。
中身の癖に塩ビ管に向かって「ポテンシャルがない」って言うのはただの間抜けだぞ。
Re:ならばさっさとケツを蹴り上げろ (スコア:3, おもしろおかしい)
でも、ここで言ってるのは、
一見塩ビ管のように見えるけど、実は塩ビ棒なんじゃないの、ってことです。
Re:ならばさっさとケツを蹴り上げろ (スコア:2, おもしろおかしい)
まぁそうなんですけど、
買う時、ホームセンターの店員にも確認し、現物もよく見たはずなのに、
持って帰ってみたら、管じゃなくて棒だったんですよ。
> 自由に取り替えられるもの
まぁそうなんですけど、
返品しようとした時に他の人が邪魔して、もっと太い棒になっちゃう可能性もあるみたいです。
これはISHの時代が来る (スコア:3, おもしろおかしい)
私がダウンロードしたのはテキストコンテンツであって、
それを複合化したのは、自分のマシン上だからダウンロードはしていません!!
って言い訳は通じる、、、、、わけねーよな、やっぱ
#ISHぢゃなくとも BASE64でも、Quoted-printable でも可
Re:これはISHの時代が来る (スコア:3, おもしろおかしい)
#ブラウザ大混乱
Re:これはISHの時代が来る (スコア:2)
含まれません。
というか、プログラムは、既に違法なダウンロードに規制が入ってますよ。
「情を知って」ダウンロードした権利侵害のプログラムを実行すれば、違法行為なんです。
要するに、この改正が通れば、「録音・録画」が、プログラム並の規制になるという事なんですな。
Re:これはISHの時代が来る (スコア:3, すばらしい洞察)
と云うことは、プログラムについても記録メディア課金してもおかしくない土俵なのに、なんで音楽や映像だけメディアで金とってプログラムはメディアで金とれないのか。メディア課金するんなら、著作者としてプログラマ側にだって対価を要求したって話はおかしくない筈だ。音楽は言ってる事がおかしいんだよな。
プログラムだってパンチ穴からテープ、ソノシートやディスク、CD、DVD、ネット等山の様に変遷する記録メディアを経由してきたのにな。
プログラマにも金が入ってくるようにするんなら話を飲んでみてもいいが、そんなことはないんだろうよ。
#メディア以外にシリアルNo発行やネット認証で管理しても発生する割れを実効的に規制できてないところで音楽のダウンロード規制はそれよりもさらにザルだと思うな。
決めた (スコア:3, すばらしい洞察)
無駄に保証金を取られる事になっても買わない。
映像関係ですが、 (スコア:3, 興味深い)
証明責任 (スコア:3, すばらしい洞察)
訴えられた側が"情を知らなかった"事を証明しなければならないってのは無理。
やってみればいいんだよ (スコア:2, すばらしい洞察)
ニコ動終了 (スコア:1, 興味深い)
Re:ニコ動終了 (スコア:2, 興味深い)
「エアーマンが倒せない」なんかの広がりとか、料理動画を見てると
日本でも普通の人がクリエイターになる土壌が根付き始めてるんじゃないかと思う
Youtubeと違って、顔出しが殆ど無いのがまた日本っぽいんだけどね
それはさておき、アニメ丸ごとうpが違法ってのは良く分かるんだが
MADとか、ニコニコ組曲とか改造マリオなんかは
違法なのかそうじゃないのか、見てる分には分かりづらい
長い目で文化の発展等を考えて
締めるところは締める、緩める所は緩めるとして欲しいな
Re:ニコ動終了 (スコア:1, おもしろおかしい)
おまいはダウソ板で一体何をしているのだ?
ポエムの共有情報でも見てるのか?
Re:ニコ動終了 (スコア:2, 参考になる)
それはいくらなんでも暴挙でしょう。
たとえば大学の軽音でサイトを作って、バンドごとにアップロード用アカウントを発行し、それぞれのオリジナル楽曲を公開するのにも認可が必要になります。
こんな状況が文化の成熟に寄与するとは思えない。
これは端的な例に感じられるかもしれませんが、同様のシステムで隆盛しているサイトの例は実在しています(例:GarageBand Users Club [gbuc.net])。
[わかってもらうことは難しい。わかってあげることは、もっと難しい。]
Re:ニコ動終了 (スコア:2, 興味深い)
まさにこういった事例について、「例え自分の楽曲の公開であろうと、サイトの認可を取るか、認可されたサービスを使うかどっちかにしろ」と要求できる状況の方が「著作権管理業者的には望ましい」と考えるであろうと想像しているわけです。
そうすれば、アマチュアの作品の著作権すら一方的に管理できるということになるわけで、業者としては美味しいわけですから。
もちろん個人的には暴挙だと思いますが、彼らにそんな常識は通用しないでしょう。
Re:ニコ動終了 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:ニコ動終了 (スコア:1, 興味深い)
役人はブラウザで見るだけをダウンロードとは認識してないんじゃねーの?
Re:ニコ動終了 (スコア:3, 興味深い)
--
この尻尾は俺のか?
Re:ニコ動終了 (スコア:1)
“あえて”野放し状態にされているニコニコ動画が潰されることは無いの
では・・・とのことでした。
何故なら、管理者の国籍以外は全て国外にあるシステム構成で、これ以上圧力を加えると
管理者も含めて全て海外のサービスとなってしまい、完全に日本の国家権力が手出し
できなくなってしまうから、だそうです。
言われてみるとそんな気もしますが、どんなもんなんでしょうね。。。
散々言われてきたことだけど (スコア:1)
一体どういう課金体系にする気なんだろう。
リンク先では広く薄く
盗る取るやり方が提唱されてるけど、まかり間違って容量に応じて従量制、とかだったら小型HDDへの需要にも影響するのでは?
Re:散々言われてきたことだけど (スコア:2, 参考になる)
広く薄くと提案しているのは本来なら導入しない方がいいとする側で、導入に賛成している側はまず徴収ありきでそれ以上は何も考えていないのでは?
Re:メモリオーディオ (スコア:2, おもしろおかしい)
音を発する機能を有し、かつ書き換え可能な記録媒体内臓、または装着できる機器
で落ち着いてしまうんではないかと
こうなるともうほんとやりたい放題になっちゃいそうですが、
ビデオカメラやボイスレコーダとかも対象にしちゃうんだろうなあ、、
まあ 結局のところ「どうすれば一番儲かるか」に尽きちゃうんじゃないのかなあw
Re:メモリオーディオ (スコア:1, おもしろおかしい)
人間のことかー
Re:メモリオーディオ (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:メモリオーディオ (スコア:1)
現状でデジカメがメインとはいえ。
LAN内LAN稼働中
Re:侵害物と知って落とすのを規制したい、というのはわかる (スコア:3, すばらしい洞察)
しかもピアノの生演奏をするレストランがネット中継でオリジナル曲しか演奏していないことを証明してもピアノ撤去&賠償命令を出した [livedoor.jp]
日本の裁判所にかかれば自分がダウンロードしていないことを証明しても裁判で負けます
Re:侵害物と知って落とすのを規制したい、というのはわかる (スコア:2, 参考になる)
被告の「オリジナル曲しか演奏していない」という主張は退けられて、
「平成17年3月に開催されたライブにおいても,管理著作物が演奏されたと認めるのが相当である。」とされている。
だからこそ、「将来的にも著作権侵害行為を続ける恐れがある」としてピアノ撤去が命じられている。
『ピアノの生演奏をするレストランがネット中継で「オリジナル曲しか演奏していないことを証明した」気になってたが、
実際は最初から最後まで違法行為を著作権に抵触する行為を繰り返して、遂にピアノ撤去&賠償を命じられた』
のが事実だ。
Re:侵害物と知って落とすのを規制したい、というのはわかる (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:既出なんだろうがあえて突っ込んでみる (スコア:2, おもしろおかしい)
#とか言ってみるテスト
Re:30条変更が通れば (スコア:2, すばらしい洞察)
ユーザーって誰? (スコア:2)
「俺はまともな主張をしているのにあいつらわかっちゃいない」というだけなら、賛成反対はともかく1つの主張として体をなす。もしこれが「業界の人に向けた文章」で「ユーザーって莫迦だから俺らが誘導してやんないとね」というのなら、それもまあ一応あり得るだろう。けれど、もしこれを「ユーザーに自分の主張を理解して欲しい」と思って書いたのならば「じゃあそのユーザーって誰?」ということを真面目に考えなければならない。
賛成派反対派どちらにも言えることだけれど「ユーザー」とか「消費者」という言葉の使い方が恣意的に過ぎる人が多い(「サイレントマジョリティの声でも聞こえたのか」と思えるくらい)。それに慣れすぎて「ユーザー」という言葉を使いつつそれが誰を指して言っているものなのか、自分でもわからなくなっているのではないだろうか?
業界人が「業界人としての私の立場」でものを言うのはまったく差し支えない(むしろ健全なことだと思う)。けれど「ユーザー」とか「消費者」という言葉を(確かに便利な言い方ではあるが)好き勝手に使っていると、当のユーザーから見放されることになると思う。
# IDで
yp
Re:30条変更が通れば (スコア:2, 興味深い)
演奏する立場からいえば、ライブと録音は別だと思っています。ライブでやりたいことと録音メディアでやりたいことは違うと思うんです。
録音メディアが廃れてしまうと、そういう形態で作品を発表する意欲が失われかねないわけで、これは文化的に損失じゃないかと。
また、新しい作品を作る意欲は古い作品に接する中で生まれてくるわけだから、今より録音メディアに接する機会が減るのは非常にまずい状態だと思うわけです。
これは音楽でも映像でも同じことだと思うし、視聴者にとっても「ライブじゃなければ新しい作品に出会えない」というのはよろしくないと思われませんか。
[わかってもらうことは難しい。わかってあげることは、もっと難しい。]