MIAU、DL違法化反対パブコメ最終案と、パブコメジェネレータを公開 166
意見アリ 部門より
「『文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理』に関する意見募集の実施について」のパブリックコメントの締め切りが近づきつつあるが、そのパブリックコメントに関してMIAU(インターネット先進ユーザーの会)のウェブサイトにおいて、MIAUによる「パブコメ最終案」と「パブコメ・ジェネレータ」のベータ案が公開された。
- パブコメ最終案とパブコメ・ジェネレータの公開について
- PC用パブコメ・ジェネレータ(JavaScript必須)
- 携帯電話用のパブコメ・ジェネレータ
(つづく...)
前回の記事では、「パブリックコメントのドラフト案と、意見提出のための素材」が提供されたことを報じたが、今回公開されたパブコメ・ジェネレータでは、質問に対してYes/No方式で回答をすることにより、パブコメ案が生成されるような形になっており、良くも悪くも一歩踏み入った形で、パブコメを出そうと考えるユーザーへの支援を行う仕組みが構築されたといえよう。
このような仕組みによってユーザーの自覚無しに、パブコメを生成することには賛否両論があることは否めないであろう。ただ、この開発も(非公式に、ではあるが)FSWikiベースで「MIAU開発プロジェクト」と銘打って行われ、開発には誰でも参加が可能であったこと、また「パブコメジェネレータ仕様設計意図」として「MIAU自身を含め、掲載するサイトが独自のポリシーに従って内容を編集した上で公開できる」「内容に異議を唱える人は、このHTMLファイルを再利用してもらう(完全フリーで公開)」というポリシーが掲げられていることは評価することができるのではないだろうか(「プロジェクトWiki パブコメジェネレータ開発」より)。
また、そもそもパブコメ募集から終了までの期間が短すぎるということ、政府によってパブリックコメント開始がきちんとユーザーに周知徹底されていない、ということも大きな問題であるとは言えないだろうか。
なお、今回の「録音録画小委員会」パブコメの募集期間とまったく期間を同じくして、「法制問題委員会」のパブリックコメント募集も実施されている。非親告罪化関連などは法制問題委員会のパブコメであるので、そちらへの対応もお忘れなきよう。
サイレントマジョリティの声を行政へ (スコア:5, 興味深い)
私のように、「文句は言いたいけれどその手間を考えると躊躇してしまう」というような人は多いとおもわれるので。
多数決が民主主義の基本原理なんだから、なるべく効率よく「多数」になろうという考え方は賛同できます。
Re:サイレントマジョリティの声を行政へ (スコア:2, 興味深い)
簡単に"サイレント"じゃなくなる手段があるのはいいですよね。
#あれ以来、「サイレントマジョリティ」が非常に胡散臭く聞こえる。
Re:サイレントマジョリティの声を行政へ (スコア:1, 興味深い)
まあ、話を聞かない気マンマンな連中に対しては、まず話を聞かせるために大声を上げるのはありだと思いますが。
Re:サイレントマジョリティの声を行政へ (スコア:1)
始めに「決定」ありきで,その「決定」を補強するためにパブリックコメントが使われたりする状況への
対抗策なんだろうけども,なんだか「一部の不心得者によるDDoS攻撃がありました」程度の扱いで
片付けられてしまいそうな気がする.
この手の「拡声器」で声を大きくするのは悪くないとは思うけど,どうしても相対的に声質は落ちるわけで...
その声を直接行政へ届けるのは自分たちの意見を貶めてしまうような気がするわけで...
それよりも,声を上げようとしないサイレントマジョリティたちへ状況を知らしめて,より大きな肉声を行政へ
届けるべきではないかと.
そうすると時間が足りないか...
答えて生成してみましたが (スコア:5, 参考になる)
自動生成の可否の前に、この自動生成エンジンの性能は良くないかと思います。
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●104ページの「i 第30条の適用範囲からの除外」の項目について
反対。この違法化案が通ったら、書籍業界でもダウンロード違法化の対象とするよう求めていくと言われているし、そうなると現在の日本文化の大きな部分を占めるパロディ文化が殺されることになる。それらのパロディが原作品の利益を損なっているわけでもないのに違法化されるというのはおかしい。
●104ページの「第30条の適用範囲からの除外」の項目について
反対。ストリーミングとダウンロードは技術上、大差がないのに、法律的に違うものとして扱うと、技術的な選択の幅を狭めてしまう。そうすると、Webサービスの可能性が意味もなく狭くなってしまい、日本のIT開発が諸外国と比べて衰退することになりかねない。
●105ページの「ii 第30条の適用範囲から除外する場合の条件」の項目について
賛成。YouTubeやニコニコ動画は違法であり、潰れるべきだと思う。日本国民は「適法サイト」だけを使っていくべき。
●104ページの「i 第30条の適用範囲からの除外」の項目について
反対。ダウンロードが違法化されたら、動画・音楽投稿Webサイトはユーザーが違法ダウンロードしないよう、アップロードに気を遣わされるようになり、その結果、著作権者が自らアップロードしている場合のような、間違ったクレームにも対応してしまって削除される事故が、頻発するようになる。弱小の著作権者に不当なリスクを負わせる改正案であり、賛同できない。
●105ページの「ii 第30条の適用範囲から除外する場合の条件」の項目について
反対。違法ダウンロードサイトという考え方は不明確であるだけでなく、われわれ国民の良識にそぐわない違法判断を裁判所が下す場合もある。MYUTA事件判決には多くの批判が巻き起こったが、MYUTAのようなサイトを使用したユーザーも、ダウンロード違法化が成立したら違法だということになってしまい、国民の規範意識に反するだけでなく、Webサービス開発を不当に萎縮することにもなる。
●103ページの「第30条の適用範囲から除外することが適当と考えられる利用形態」の項目について
反対。ダウンロード違法化の議論には、その前提として、違法にアップロードされたコンテンツというものが存在しているはずだが、これは送信可能化権で規制できるはず。権利者がこれまで違法アップローダに対して十分な法的対策を取っていないのが悪い。さまざまな問題をかかえこむことになるダウンロード違法化の導入はかえって有害だ。
●105ページの「ii 第30条の適用範囲から除外する場合の条件」の項目について
反対。一般ネットワーカーは、違法性の有無にかかわらず、ダウンロードしたコンテンツを有していた場合に、弁護士と称する人が訴訟すると脅してきても、抵抗できるほどの法的知識は無く、本当は違法ではないのに不安になり、「和解金」を出してしまうおそれがある。これは詐欺師を後押しする法改正案だ。
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Best regards, でぃーすけ
Re:答えて生成してみましたが (スコア:3, 興味深い)
Re:答えて生成してみましたが (スコア:2, 興味深い)
私の言葉足らずなところでしたが、そういうことなんですよね。それぞれ分割して答えさせてくれても良いのに。
>もともとテンプレートの自動生成+α的なものだと思って、問題意識のある人が、各々リライトすればいいんじゃないですか?
それはそうなんですが、「同一の項目」(と私には思えるもの -- 105ページの「ii 第30条の適用範囲から除外する場合の条件」)に対して「賛成」「反対」「反対」と出されたので法律の文章の解釈が正確に出来ない私としてはどういう意見を出して良いか分かりませんでした。恐らくそのリライトが出来る人はこのジェネレータが無くても自分の意見が書ける人なんではないかと。私のように「なんとなく、一般個人の権利が制限されるのはいやだ」と思っている人には無理だと思います。そして、こういう人を行動に駆り出さないとMIAUのこの活動は成功しないのではないかと思います。
もちろんこの活動の成功のためにはリライトの不要なジェネレータが理想的ですが、そう出来ない場合、ジェネレータという形式よりも、もっと単順な質問を(上記のuser_nonaさんの例では3分割した質問)に対してYes/Noを選択させて、「それならばあなたは条文のここに賛成/反対です。それは、こういうことだからです。」みたいに逐一出力してもらえば、問題意識のレベルの低い人、自分の意見を文章化出来ない人、でもそれを元に自分の意見が出しやすいのではないかと。
Best regards, でぃーすけ
Re:答えて生成してみましたが (スコア:2, 参考になる)
『パブコメ下書きジェネレーター』くらいに考えて、それぞれが
手を入れてやれば百人百様のパブコメができていいんじゃないかな。
安易な意見表明に意味はない (スコア:5, すばらしい洞察)
MIAU側の戦略としてはこの手のジェネレータを使ったDDoS攻撃もありとは思います(結局消費者側からはこういうゲリラ戦を取るしかないし)。しかし、自分の意見を本当に伝えたい人はこういうあんちょこに頼ってはいけません。
そもそもパブリックコメントとはその草案の立案者が見逃している点を、潜在的なステークホルダーが外部からチェックする機構です。それがまともに機能しなかったのがPSE問題 [wikipedia.org]の本質であって、考えの浅い人間が薄っぺらいコメントをボコボコ投げたところでその機能は果たせないわけです。一人で自分の意見をまとめられないような人間からまともな知見が出てくる余地なんてありません。
この件に限らずもっと一般的な話として、日本には「相手に情報を伝えるためのライティング技術」を持つ人が本当に少ないです。日本語版Wikipediaを編集していると、箇条書きで雑多なことを書き連ね、まとまりのない項目が多いことにがっかりさせられます。ブログにしたって単にニュースへの一行コメントとか独り言に毛が生えた文章がほとんどで、「アーティクル」としてちゃんと読ませるレベルに達するところは悲しいほど少ない。簡潔で明確な文章を書く訓練を初等教育でやっていない弊害なんでしょうな。
大学でまともな理工系教育を受けた人間ならこういうトレーニングを受けてるはずなんですが、どうも怪しい人もいて困ったもんです。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:3, すばらしい洞察)
ということですね。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:2, 参考になる)
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1, すばらしい洞察)
#フールプルーフなんてうっかり防止くらいの意味しかないんだよな。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:2, 興味深い)
今回のパブコメでは実際どうすべきだというのでしょうか?
>一人で自分の意見をまとめられないような人間からまともな知見が出てくる余地なんてありません。
意見募集の告知形態や、意見募集開始から終了までが1ヶ月であることを考えると
「自分の意見を本当に伝えたい人」は
・意見募集開始を知る
・自分の意見を伝えるための現状を確認する
・現状から自分の判断を下す
・自分の意見をコメントとしてまとめる
をこの間におこなわなければなりません。
「相手に情報を伝えるためのライティング技術」を持つ人しか意見を述べられないというのは
ときにあなたの感想以上にパブコメを意味のないものにしてしまうのでは?
>自分の意見を本当に伝えたい人はこういうあんちょこに頼ってはいけません。
この部分を、「自分の分析と判断を本当に伝えたい人は~」ととりました。
それなら私も同じ考えですが・・・そうでなければ厳しすぎる意見だと思います。
総じて、時間がない・言いたいが意見をまとめにくい人は
下書きを書く時間を省く意味で「使えるあんちょこ」かと。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:2, 興味深い)
パブコメの運用主旨から、コメントを求めている相手は
対象と何らかの利害関係を持つステークホルダーかと思います。
で、そーいう人たちは、日頃から対象についてのそれなりの
現状認識や要望、見解などを持っているわけですから、
> ・自分の意見を伝えるための現状を確認する
> ・現状から自分の判断を下す
なんてのにさほど時間がかかるとは思えないのですが...
また、それこそ「自分の意見」に仕上げるためには、
ジェネレータにかかっている「MIAUバイアス」を排除するために
情報収集や現状把握を(MIAUに頼らず)自分でやる必要があるわけで。
結局、今回のジェネレータってMIAUのバイアスがかかったテンプレ意見を
コピペで大量投下することを促進しているようにしか見えないわけです。
# 本人たちはそんなつもりはないにしても。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1)
>で、そーいう人たちは、日頃から対象についてのそれなりの
>現状認識や要望、見解などを持っているわけですから、
>> ・自分の意見を伝えるための現状を確認する
>> ・現状から自分の判断を下す
>なんてのにさほど時間がかかるとは思えないのですが...
ステークホルダーとはいえ、この場合、音楽の権利関係に
直接関わる人間に限定されているわけではないですよね?
意見募集要領を見ても、普通の一般リスナーレベルの人でも
当然意見を出す資格はあるわけで、その層にきちんと周知されていれば
何も問題はないと思います。
現状、「私的録音録画」というキーワードに見覚えのある人しか
意見を練り始められないないことに問題があると思うのですが。
>結局、今回のジェネレータってMIAUのバイアスがかかったテンプレ意見を
>コピペで大量投下することを促進しているようにしか見えないわけです。
この部分は同意です。
少なくとも送信者がすべての情報収集を実行できないなら、
テンプレ出力が自分の認識と合致しているかを確認する必要がありますね。
ただしネット上の情報は(情報量と網羅範囲という意味で)どうやっても
バイアスはかかってしまうという側面もあるかも。難しいですね。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1)
> この部分を、「自分の分析と判断を本当に伝えたい人は~」ととりました。
> それなら私も同じ考えですが・・・そうでなければ厳しすぎる意見だと思います。
厳しすぎますかね?
元ACさんの文章は辛辣ではありますが,至極もっともなことを仰っていると思います.
「自分の意見ぐらい自力で伝えろよ」ってことですよね.
時間云々の問題はありますが,この手の「あんちょこ」を使ってしまったら,それがどんなに良い意見であろうとも
「所詮下らないテンプレだろ」ぐらいにしか受け取られないのでは?
「伝える」ことはスタートであってゴールではないはず.なんだか伝わればO.K.みたいな感じになっていますが.
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1, すばらしい洞察)
> 簡潔で明確な文章を書く訓練を初等教育でやっていない弊害なんでしょうな。
この部分については、長い時間をかけて培われてきた日本人の性格、みたいなこともやっぱりあるでしょう。
早い話が、ブログに自分のオピニオンを書けば当然逆位置の人たちとは対立しなければなりませんし、でもそこから先、異なる立場同士で異見を交換して、でもブレークアップはせずに今後も併存しつづけて、みたいな社会的素地が、なかなかやっぱり薄いですから。
学校教育も重要だけれど、そこでできることには限界もありますよね。
学校教育を大きく見過ぎてしまうと、それ以外の多様なファクターが見えなくなってしまうのでは? 的な危惧を、多少感じなくもないです。
カリキュラムに道徳を入れれば痛ましい犯罪は少しでも減るのか? ゆとり教育はゆとりある社会づくりに貢献したのか? みたいな話でもあるのではないかと。
とくにこうした“社会的なふるまい”系のことは、なんだかんだ言ってもやっぱり、親や、親族や地域社会や、友だち同士の交流の中で適応的に成型(形成)されていく部分が圧倒的に大きいのではないのでしょうか。
「書く力」が足りないのは、その前提条件であるところの「言う力」が、未醸成のままであるせいなんではないかと。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1, 興味深い)
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1, すばらしい洞察)
パブコメの資料では「契約として私的録音録画保証金相当の額をすでに取得しているんだから30条からはずそう」
という事になってるようですが、そこで「録音録画保証金を取らないために、私的使用からはずそう」とかいうことになると
「え、じゃあ私的使用じゃないんだから、録画できなくなっちゃうじゃん」という事になりませんか。
そこがおかしいからなんとかしろ、という話だと思うんですけど。
ネバーコピーにするって事ですか。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:2, 参考になる)
で、30条で例外として「私的使用は許可がいらない」としている。
そして、さらに30条内で、「例外の例外」として、「私的利用だけど許可が必要なもの」と「無許可で複製していいが補償金を払うもの」が書かれている。
つまり、現在は「私的使用」というのは3種類あるんです。
そして、その中で「無許可で複製していいが補償金を払うもの」のうち、「複製に対する対価を払っていて、複製に対する許可を得ているもの」を「許可が必要なもの」にしましょうという話です。
従って、「じゃあ何を根拠に録画してよくなるのか」という問いに対する答えは、「既に許可を得ている」という事になる。
そして、TV放送などは、「複製に対する対価を払ってない」ので、今までどおりの「無許可で複製していいが補償金を払うもの」になるんですね。
>ネバーコピーにするって事ですか。
「複製に対する対価を払ってる」という条件があるわけですから、「ネバーコピー」はありえない話だと思います。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:1, 興味深い)
>権利者から許諾を受けて複製するのだ。
だからふつー権利者許諾ださねーだろ。
ただでさえコピーネバーがいい!とか言い出す連中だし。
>30条から外れても私的複製である事に変わりはない。
私的複製そのものを定義している30条から外れても、私的複製なんだ?
じゃ、それは何を根拠に私的複製なの?
>それに、30条から外れても、個別に複製の許諾を得ているのなら、違法にはならない。
そりゃそーだがね。
ふつー、複製の許諾を出さないだろ。権利者側は。
Re:安易な意見表明に意味はない (スコア:2, 参考になる)
30条には、「私的利用」という言葉の意味も書かれている。
だが、30条から外す事が、「私的利用」ではないとはならない。
>個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)
というのは、言葉の意味を説明しているだけであり、以下の条件を満たすものが「私的使用」だと言っている訳ではないから。
従って、30条から外れても「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること」であれば「私的使用」なのです。
DRM関係を30条から外すというのは、「私的使用」のうち、「無許可で許されていた複製」を「許可が必要な複製にする」という事。
そして、30条から外す条件が、「権利者から複製の許可を得ているもの」という事になっている。
だから、問題が無いと言う訳です。
パブコメフィルタ (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:パブコメフィルタ (スコア:2, 興味深い)
Re:パブコメフィルタ (スコア:1)
とあるぐらいですから、名前が書かれていない、住所(連絡先)が書かれていない
コメントは無視するフィルタぐらいはかけてそうですね。
#お役所へ提出する書類は内容よりもフォーマットが大切だと聞いたことが。
良質のコメントが軽視される (スコア:1, 興味深い)
たとえその中に質の良いコメントが混ざっていても、軽視される結果につながりかねません。
著作権問題を真剣に考えてコメントを提出した人達への妨害行為だと思います。
また、パブリックコメントに多数決という考え方はありません。
今回の募集要領にも「個別の論点に係る賛否の数を問うものではありません」と
明記されており、誰かが作文した文章の組合せを大勢が提出しても無意味です。
たとえ人数が重要だと考えているのだとしても、DDoSのような妨害行為を煽動するのではなく、
単にYes/Noの回答を集計して提出するのが常識的な考え方だと思います。
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:2, すばらしい洞察)
#1240933 [srad.jp]
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:1, すばらしい洞察)
コメントを自動生成するサイトを立ち上げ、反対意見を簡単に作成できるようにしているためである。
事実、どの反対意見にもほぼ同じ表現が使われている。一方、賛成意見はどれも真摯な意見である。」
という発言があれば、数は簡単に無意味なものとなるでしょうね。
相手と同じ土俵に立ち、誰が見ても明らかな方法で意見をコピペして数を増やすことが、
本当に政治的な力につながるのでしょうか。同じことをやってしまった以上、
もう過去の業者側のコメント動員を批判することさえできません。
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:1)
少なくとも「○○という意見が大勢であった」とか書かれてる報告書に山のような反対意見が届けば報告書の信頼性はあやしいと思われるわけで、国会での審議にも少なくない影響を与える可能性は高いよ。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:3, 興味深い)
そして、パブコメは住所氏名を記載しないといけないルールなので、多重投稿もできない。
したがって「単なるコピペ」だからといって反対してる人がたくさんいるという事実はかわらない。
そして、それは反対意見を持った有権者もそれだけいるという話につながるし、その認識があれば確実に国会の審議の中で影響します。
さらに、コピペだから無視というのであれば、業界側の動員で送ったパブコメも無視しないといけなくなります。国会議員はアホの集団ではないですし、そのレベルでごまかしを入れれば委員会の報告がでっちあげであることに気づくでしょう。そうなれば、法案は確実に却下されます。
まあ、少なくとも、やらないよりは確実にましなんじゃないですかね。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:1)
すなわち、委員会でこんな報告があったけど、パブリックコメントを募集してみたら反対多数でしたという所はごまかせない。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:1, 参考になる)
国会議員、既存政党は既存圧力団体の代弁者であることがほとんどです。
少なくとも、その意向を何も理由無しに無視できるような事はありません。
業界側の動員が存在し、そして何もそれに対して反対意見がないのなら、業界側の意向を通す、というのが普通の行動です。当たり前なんですけどね。
ということは、逆に、その圧力団体の意向を無視できるような何か理由付けを提示しなければいけない。
今回は「パブコメ」という場が与えられているのであるのですから、そこを使ってその理由付けをしてあげればいい。
MIAUの場合は、さらに一歩踏み込んで、ユーザーの立場から政治に対して意見を普段から言える圧力団体を、構築しようとしているわけです。
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:1, 興味深い)
国会議員には「国民の代弁者である」という「建前」があります。
「建前」というものは結構馬鹿にできないものなので、建前上無視できないだけの理由付けを提示してやるのが重要なのです。
そうして初めて既存圧力団体の意向を無視することができます。難儀な生き物ですね。
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:2, 興味深い)
これが真実なら、 行政手続法第四十二条 [e-gov.go.jp]に抵触するんだが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:2, すばらしい洞察)
>「大量の反対意見は一部の過激な団体のコピペサイトで生産されたものであり
>民意を反映したものではない」と一蹴されるだけの話だと思うのですが。
この理屈でいくと、署名運動の類はすべて一蹴されるという事にならないか?
議会解散の署名運動も含めてすべて。
#なんか、自分が動かない言い訳を探してるようにしか見えないw
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:2, すばらしい洞察)
何も問題はないというか、それを「意見」として受け取らない方が、よっぽどバイアスがかかった
見方になるのではないでしょうか。
そりゃ、一人がコピペして投稿して、それで山んなってんだったら別ですが、そうでないことくらいは把握できると思いますし。
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:3, 参考になる)
2004年に輸入権が創設されたときの、その前年に行われたパブコメでの騒動です。
Dubbrock's Dublog パブコメ全文入手!!!! [livedoor.jp]
多分、私も含めてこの時に「数が無いと結局駄目なんじゃないかなぁ」と考えるに至った人が多いのじゃないでしょうか。
少なくとも、この時は「まともな意見が数によって潰された」最たる結果だと思いました。
そして、文化庁の発表が、「賛成」意見と「反対」意見に分けて集計され、数のみ発表された、というのも
記憶にあります。上のBlogでも指摘されているところです。
上のような事例を踏まえて、「それでもパブコメでは数は重視されない」という事例を紹介してもらえるとありがたいです。
Re:良質のコメントが軽視される (スコア:1, すばらしい洞察)
業者側のコメント動員という「前例」があってのことであって、根拠無く数を動員しよう、
と言っているわけではないわけです。
>質の悪いコメントを大量に提出すれば、パブリックコメント全体の質が落ち、
>たとえその中に質の良いコメントが混ざっていても、軽視される結果につながりかねません。
これを真とするのであれば、業者側によって「のみ」大量の提出がなされた場合、
逆側の意見が全体として軽視される結果につながる、という事ではないでしょうか。
しかも、その場合は全体としてみれば、業者側の意見が大勢を占めた、という結論に
容易に到達するわけです。
>単にYes/Noの回答を集計して提出するのが常識的な考え方だと思います。
実際にコメントがくるよりも説得力がかなり落ちるでしょう。
つまり、これを防ぎたいと考えるのであれば、政府はパブリックコメントの検討に関しての情報を
透明度をあげて提示するしかありません。透明度の上げ方はまぁいろいろあると思いますが、
少なくとも今回のパブリックコメントの検討~その結果について、前回輸入喧創設のときなどの
パブコメ例からして、透明度が期待できるようには思えません。少なくとも現状では。
Re:政党政治の否定 (スコア:1, すばらしい洞察)
じゃぁ何が左右していいのって聞きたい。意見の質?たとえばAという意見が99%、Bの意見が1%だったとして、役人がですよ「Aという意見が多いんですが、Bの意見がすば洞なんでこっちの線で法案だします。」だなんてことやっていいことになりますよ。ジサクジエンがやりやすくなりますね。
なんか「声の大きさ」ってネガティブに響いてしまいますが、やはり大事なのではないでしょうか。
Re:政党政治の否定 (スコア:4, すばらしい洞察)
それが一番正しいと思うんですけどね。大衆が正しいとは限らないし。自作自演して欲しくなければ、内容の透明性を高める方向でつぶすしかないでしょ。
「自分に近い」=「世間の感覚」=「常識」= 「真理」なんて構図は能う限り最悪の状態だし。
Re:政党政治の否定 (スコア:2, すばらしい洞察)
政治家が良く使う詭弁ですね
賢帝による支配 >> 多数決による支配 >> 暴君による支配
ってのは承知の上で今は民主主義に落ち着いているわけだから
Re:政党政治の否定 (スコア:2, 興味深い)
国民の多数が馬鹿であれば、国は馬鹿の意見を己の意見としますし、その逆もその通りです。ただ、それが民主主義です。それが嫌なら民主主義をやめる事です。
難しいのは、国民を教育するにしても、その国が民主主義であれば、どのように教育すべきかというのも国民の意見で決められるべきなので、教育する前に既に馬鹿ならもう馬鹿ですし、逆であれば逆のままです。
Re:政党政治の否定 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:政党政治の否定 (スコア:1, すばらしい洞察)
でも具体的な透明さの決定権は向こうに有るんだよね。
ちょっとこのHogeメソッドもPublicにしてよ!とか思うわけなんだけど、そういう細かい意見が通るのは少なくとも数年後。
>しかないでしょ。
「しかない」というなら、それはかなり寒い状況。
Re:政党政治の否定 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:政党政治の否定 (スコア:1)
「パブリックコメントでも賛成が多数であった」という結論に持っていかれるのは非常に納得がいきません。
ジェネレータの結果をコピペしたようなコメントが多数になったとしても、反対派が声を上げないよりはマシな事態だと思います。
Re:政党政治の否定 (スコア:1)
なぜでしょう?
意見をどのようにまとめるのかの話しであって、発言の機会を失うことには繋がらないと思うのですが。
Re:政党政治の否定 (スコア:1)