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お金

著作権利者団体が「Culture First」宣言、私的録音録画補償金の拡大目指す 230

ストーリー by mhatta
誰も犠牲になれとは言ってないような気がするんだが 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

INTERNET Watchの記事が詳しいが、 音楽や映像などに関する28の権利者団体で構成される「デジタル私的録画問題に関する権利者会議」が、 「Culture First〜はじめに文化ありき」の理念のもとに行動することを宣言したそうだ。

これはCISAC(著作権協会国際連合)が2006年、ヨーロッパで補償金制度見直しに抵抗して組織した活動に範を取ったもので、文化の振興が真の知財立国の実現につながること、経済の発展や情報社会の拡大で文化の担い手が犠牲にならないようにすること、知財先進国の経済発展を支えるのは市場を賑わす種々の製品だけでなく、作品やコンテンツの豊かさと多様性でもあることを強調していくそうである。これらの目標達成のため、具体的には補償金制度の範囲を拡大してiPodをはじめとする携帯音楽プレーヤーやPC、携帯電話、カーナビ、次世代DVDレコーダー・メディアなどをも補償金対象とすべきと主張しているようだ。ようは文化保護を名目に私的録音録画補償金制度の拡大を求める一大キャンペーンのようである。

ITmediaの記事では87団体となっている。文化が経済至上主義の犠牲になっているとする一方、文化の担い手に対する経済的な見返りを要求するとのこと。補償金のせいでコンテンツの流通量が減っているという主張に対しては、「補償金がある国もない国もコンテンツの流通量は変わらない」と主張するそうだ。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 8時34分 (#1281935)
    経済至上主義なのはどっちだよ?
  • by hpn_smile (11442) on 2008年01月17日 8時36分 (#1281938) 日記
    中身はお金の話か。

    自由な利用を広げて、クリエイターを発掘するのかと思ったよ。
  • 課金第一 (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年01月17日 8時57分 (#1281950)
    Charge Firstの豪快なtypoですか?
    • by quililila (23086) on 2008年01月17日 9時19分 (#1281969) 日記
      まず課金ありき。
      そのための理由をどうするか。
      ロビー活動をどうするか。

      やっぱりCharge Firstのほうが正しいように思う。
      親コメント
  • 一方、江戸時代には (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年01月17日 10時02分 (#1282001)
    世の中に かほどうるさきものはなし ぶんかぶんかと 夜も寝られず
  • 文化と経済って (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Tatenon (20311) on 2008年01月17日 9時21分 (#1281973) 日記
    相反するものだろうか?
    私は支えあうものだと思ってましたが。

    『文化で金を稼ごうとする』から衝突するんじゃないの?
    作り手の衣食住事足りてれば文化は維持できるでしょう。
    大金が入って子々孫々まで食わしてくれないと文化しないなんてのはそもそも文化人じゃないし。
    それって商人だろ。

    # まぁ経済側にも非が無いとは思わないが。
    # 稼いだ金は文化の維持振興にまわしてやらないと、この手の『あきんど文化人』が増える。
    • by epsilon-minder (32074) < > on 2008年01月17日 10時45分 (#1282035) 日記
      すごく極端なことをいえば、文化なんて貴族やら商人やらの金持ちの道楽があって初めて発展するわけで。
      そういうパトロンが芸術家を食わせていたから文化活動が出来ていたという面はあると思います。

      文化や芸術に理解があってかつ莫大な資産を動かすことのできる、本当の「上流階級」や「知識人」が少なくなったのも問題の一つなのかも知れません。

      そうなってくると、表現者が生き残るにはパトロンを育てることも重要なわけで、権利、補償と声高に叫んで利用者や視聴者を牽制するのは必ずしも賢い方法だとも思えないんですがね。

      #まぁ、仕方ない面もありましょうが。
      親コメント
  •  利益を還元して欲しいなら、ネット配信でも放送と同じように音源が使えるように権利処理をする仕組みを作ってくれと言いたい。

     JASRAC等の業務として著作権処理を行っているところはネット配信への対応をずいぶんと前から行っている。にもかかわらず、著作隣接権の処理窓口がないがためにネット配信をする番組ではTV番組のように素材として使うことができない。著作隣接権の委託管理は法律上は許可されているので、管理会社を立ち上げれば対応できるはずなのにそういう話はまったく聞かれない。
     権利処理をする窓口が一本化していれば、警察と連携して違法配信を摘発するのも容易になるし、最後の手段の民事損害賠償請求もやりやすくなる。

     補償金制度のような大雑把で不公平な仕組みを推進する前に、権利団体としてやるべきことをまずすべきなのではないだろうか。
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • 要点 (スコア:3, 参考になる)

    by little( (31297) on 2008年01月17日 18時40分 (#1282317) ホームページ 日記
    まず、最初の要点として「デジタルでの複製は、権利者への不利益となっているか?」という点がある。

    著作権法の第30条は、私的複製のうち権利者が不利益を被らないものは、例外として許諾無しで複製可能としたものです。
    デジタルでの複製は、許可を得る必要があるほど大きな不利益ではないが、無条件で複製を許可するほど影響が少ないものでもない。
    って事で、さらに例外をもうけ、補償金という形で対価を払う事になった。

    もし、ここで、今の社会では「デジタルでの複製で不利益は生じてない」という事になれば、補償金の制度そのものがいらなくなる。
    今のところ、この点を問題にしてる人は、殆どいない。

    次の要点は、権利者に不利益が生じているなら、どのように解消すべきかという点。
    デジタルでの複製を、無条件で許す事にすれば、一方的に権利者が損をする事になり不当。
    デジタルでの複製を、許可を必要とする事にすれば、消費者に不利益が生じる。
    だから、補償金という、両者が妥協した手段が取られた。

    しかし、今なら、DRM等、個別に複製の許可を与える事も不可能ではない。

    最後の要点は、補償金という制度を使う場合の、権利者と消費者の利益のバランスの取り方。
    iPod等、補償金をかけても不利益を被る消費者が少ない物もあれば、
    PCやHDD等、不利益を被る消費者が多いと思われる物もある。
    また、補償金の額も考慮すべきだと思う。
    iPodやPC等では、補償金の比率も違ってて良いと思う。

  • 家電店勤務(テレビ担当)ですのでレコーダーはほぼ毎日売ります。
    メディアはすぐ必要でない方がほとんどなのと、専門のフロアが別にあるという理由で稀にしか売りませんがね。

    で、今更こんな下の方に何か書き散らしても誰も見てくれないのではないかと思うのですが、ユーザーに一番近い非ユーザー(テレビはほとんど観ません、レコーダーも持ってません)の視点で意見できるので書いておきます。

    ◆デジタル放送とデジタル録画の抱える矛盾
    ハイビジョンレコーダーを販売する際のキラーフレーズは「放送を生で見るのと、録画して後日見るのと、画質や音質に差がありません」です。
    実際問題、早送りやチャプタ編集まで含めると録画した方が利便性が高いのですし、そこで飛ばされてしまうコンテンツの内訳はCMがほとんどを締めるでしょう。
    この時点で、広告ありきの無料放送とは同じものではなくなっていますので他に収入を求めたくなる気持ちは分からなくもないですね。

    ◆実は一般レベルでは、DRMはそれほど問題になってません
    これが一番の問題だと個人的には思うのですが、コピーワンスにしろCPRMにしろ、「家電の仕様」として認識されており「そういう風になっています」という説明に「へぇ~」と感嘆はすれど異論は唱えられないですね。
    まぁ、イチ販売員に苦情をいわれてもどうしようもないわけですが、そう思って諦めている節すら感じません。
    天から下りてきたルールに対し、何の疑問もなく受け入れてしまっているという風ですね。
    今のところ機会がありませんが、保証金制度などについて聞かれると、明確に説明は出来ないと思います。
    分かりやすく説明をすると権利者側の矛盾が明らかになってしまいますので、購買意欲を削ぐことになるでしょう。

    ◆おかげさまで売りづらいです
    著作権保護なんて技術的な観点からいえば「高度な技術を駆使してより不便にすること」以外の何者でもありませんね。
    だいたいにおいて、お客様の要望が叶わないのは技術の低さが問題なのではなく「高度すぎる技術による規制」の問題です。
    ソニータイマーのジョークは皮肉をベースにした陰謀論だから笑えるわけですが、ことDRMに関しては本当に実践しているところがタチが悪いと思います。
    「なんでコレできないの?」なんて聞かれた日には「業界からの要請です」とメーカーが矢面に立たないようにしています。

    仕様の変更とかマヂでやめて欲しいです。ダビング10とかニュースになったあたりは露骨に買い控えられました。
    「今のレコーダーではダメ」と世間に思われてしまいました。
    実際にダビング10を批判するにあたって何の根拠もなく「全ての現行レコーダーは買い換えが必要」と大きな声で言いふらした人がいたせいなんだと思います。
    #CPRMの導入時には実際ほぼそれに近いことが起こりましたけど、CPRMの仕様からそれは予測できますよね。
    で、現状どのように説明するかというと
    「ダビング10は協議中の案件です。ダビング10対応と謳うレコーダーがあっても放送自体がコピーワンスの間はコピーワンスでしかありません。現在の放送を録画したものが将来ダビング可能になるわけでもありません。」となります。
    代案としてダブルチューナー搭載タイプのレコーダーで1番組二重録画の提案をすると納得していただけますので、実はダビングは一回可能で十分実用レベルです。
    それを9回にするとか言うと、1より9の方が優れていると感じてしまうんですね。

    ◆DVDへの課金は公正か?
    HD画質で現状(粗悪なメディアがまだ無いという意味で)ほぼ安全にムーブできるブルーレイへの課金は一定の理解を示します。
    完全なオリジナルのコピーにして携帯可能なサイズ・重量として形を為しているのですからね。
    MPEG4AVCに再エンコードすればオリジナルとは異なりますが、それでも翻訳でいえば方言の揺らぎ程度しかありませんから、メディア自体への課金は十分説得力があると。
    対して、DVDへのムーブには大きな問題点が二つあります。
    ひとつはムーブに際して明らかに画質が落ちる(HD→SDですから)こと、もう一つは安全なムーブが全く保証されてないこと。
    前者は主観が絡むのであえて取り上げないですけど、後者はものすごく問題だと思いますねぇ。
    なんと「コピーワンスからの要請でディスクのベリファイ用のキャッシュすら作れない」というのが根本の原因なのです。
    粗悪なメディアを使うとCRPM対応にもかかわらずムーブに失敗したりします。
    つまり保証金のムダ払いがいくらでも発生する仕組みになっているのです。
    「キチンとムーブできた分だけあとから徴収」は非現実的なことぐらい誰にだって予見できるのですから、
    どうせならその保証金でメディアの認定の予算を採り、安全なムーブが出来ると確認が取れたメディアにしか「CRPM対応」と謳わせないようにしたら良かったのです。
    で、そうしてくれなかったので月に一度ぐらいは替わりに謝る羽目になるわけですが、その対価はメーカーが支払っている(目-カー販売員ですから)のです。
    おかしいですよね?何を保証するお金なのですか?

    ◆アナログメディアへのコピーは不可が原則だが、諦めちゃえ!
    画質がかなり落ちる課金してないメディアはコピーフリーで、画質がそこそこ落ちる課金してるメディアはムーブのみって・・・・ダメ過ぎだろう。
    あくまで課金が前提ならば、その有無をコピーの可否の基準に統一すべきです。
    アナログコピーは本来不可が妥当でしょう。
    しかしレガシーな機器では録画できなくするような機構に予算を割くくらいなら仕方なく放置が現実的なラインだろうと、僕も思います。
    とにかく、ややこしい制約を加えて許可する労力と見返りを考えたほうが良いですよ。経済の問題なんだから。

    誰かの言うとおり、Charge Firstですね。
    権利者の利益は保証しても、それ以外の何も保証しない制度なんですから。
    --
    Youthの半分はバファリンでできています。
  • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 8時25分 (#1281932)
    私的録音補償金て私的録音をする権利への対価ではなくて、コンテンツホルダーの権利の侵害に対する保障金だったんだよね
    iPodは百歩譲って頷くしかないとしても、次世代レコーダーやメディアってどうなの?

    強力なプロテクトで保護されているからコピーはできないし、移動しかできないのにどうやって侵害するんだろう
    追記不可能なメディアに書いたらそこでコンテンツの寿命を終えないとならないわけじゃない。
    しかも、レコーダーからメディアにコピーしたのではなく移動しただけでも、機械とメディアで二重取りしたいってことだよね。
    • by yohata (11299) on 2008年01月17日 8時40分 (#1281940)
      芸能と権利ビジネスは、古来よりヤクザ者の仕事でしたが。
      その理由はと言えば「堂々と不労所得を徴収できるから」なんだよなー、と言うのを実感するニュースでございますね。
      親コメント
    • by Yhatu (35502) on 2008年01月17日 8時33分 (#1281933)
      >強力なプロテクトで保護されている
       
      将来的にプロテクトが外されてしまう可能性があるためダメです
       
      Hahaha!
      親コメント
      • それは単に実装の不具合であって、現実問題としてXbo360やPS3(の電子署名)がクラックされていないことを考えれば
        通常の人間には破れないレベルの保護を与えることは可能でしょう。

        世の中のプレイヤをセキュアプレイヤとフリープレイヤに分けて、フリープレイヤにだけ補償金 みたいな仕組みにすれば
        2重取りはそれなりに防げると思います。

        セキュアプレイヤ : 携帯電話やHDDレコーダ、PS3等
        - DRMをハードウェア的な手法で尊重するように強制する物
        - DRMの情報を含むコンテンツのみ再生可能
        - コンテンツの移動はセキュアプレイヤ間でのみ、DRMでの制限を尊重した上で可能

        フリープレイヤ : PC等
        - DRMをソフトウェア的な手法または人間の目視で尊重する物 → クラック可能性は有るがハードウェアのコストはいくらか下げられる
        - 標準規格のコンテンツを再生可能

        で、コンテンツの提供側はDRMを掛けた上で販売し、DRMをフリープレイヤで扱うソフトウェアに課金する。と。
        もっとも、HD品質の映画すらこの定義のフリープレイヤで再生できることが要求されている世の中なんで、
        よっぽどプレミアムなコンテンツでないと消費者には受け入れられない気がしますが。。

        視点として共有しているのは「いかに課金処理を無意識のうちに行わせるか」という点で、
        これを達成する方法はけっこう色々あるでしょう。現状のシステムでは課金が面倒すぎます。
        究極的にはtumblrでreblogするとかニコ動でマイリストに入れる程度の簡単さで課金処理が行われ、
        利益が各所に「伝播」すべきだと思います。これを電子的に/システマチックに行うための努力を怠っているのは良くなくて、
        そういう努力を怠っているからこそ、機器単位で課金みたいな安易な方法に流れてしまうんだと思います。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 9時05分 (#1281957)
      著作権脳になると「放送は生で見るもの録画すると侵害」と考え出すらしい
      http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0410/06/news077.html [itmedia.co.jp]
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 9時54分 (#1281990)
        作品を生み出した側からすれば、確かに大々的に電波に乗せて配信していますが、しかし録画が可能だということについて
        (テレビ局等が)公式なサポートを表明したことはないと思いますよ?

        リアルタイムに放送されているものが本物であって、いくら勝手に録画したとしてもそれはコピーでしょう。

        そもそも、まったく録画できないテレビ番組って何が問題なのでしょうか・・・作品は我々のモノなのです。
        利用することについてはこちらの一存で決められないのですか?ソフトウェアのように。

        #デジタル化によって、ようやくある程度、作品頒布後のコントロールが可能になってきた。
        #アナログ時代は自由すぎたと思います。
        親コメント
        • >録画が可能だということについて
          >(テレビ局等が)公式なサポートを表明したことはないと思いますよ?

          ときどき「永久保存版!」と銘打った番組が流れていますが、あれはどういう意味ですか。
          あと、テレビ録画機のCMが大量に流れていることは、苦々しく思っているのでしょうか。

          WOWOWのサイトのFAQ よくある質問 [wowow.co.jp]には
          「WOWOWを録画したい」というカテゴリがあって
          ・Gコードを利用した録画方法は?
          ・デジタルWOWOWをVTRで録画する方法
          ・デジタルWOWOWをDVDで録画する方法
          ・デジタルWOWOWの予約録画方法
          ・音声多重番組を録画した際の音声切換え方法
          ・WOWOWの音声をMDにデジタル録音したい
          ・アナログ契約からデジタル契約に変更したらWOWOWの録画が出来ない
          といった項目が立っており、それぞれ詳細な解説がありますが、これは何ですか。
          親コメント
          • WOWOWは有料放送ですから、録画されることも含めて料金を徴収しているという考えなんでしょう。それに比べると無料放送で録画を前提にされると、収入源であるCMの価値がなくなることもあるので、目くじらを立てるんだと思いますよ。
            親コメント
            • by Alef_F (27309) on 2008年01月17日 12時14分 (#1282106)

              録画を前提にされると、収入源であるCMの価値がなくなる

              それは視聴者が飛ばさずに見たいと思うようなCMを作り出せない広告代理店の怠慢だと個人的には思う。
              親コメント
              • >「明日から3日間セール開催」みたいなCMを1週間後に見ても価値がない

                CMに価値があると思うかどうかは、見る側の自由でしょ。
                新聞の折込チラシを読まずに捨てるなんてけしからん!とか怒ってもしょうがない。
                本日限定の特売のチラシを夜になってから見て「しまった!」と思った人は、翌日からは朝のうちにチラシも読むかもしれない。テレビのCMだって、全体として、傾向として、確率として、視聴者が「見た方がいいな」と思っていれば、スキップ機能なんか使わないで見るでしょう。

                わし個人としては、広告抜きの新聞なんか、購読する気は起きません。新聞広告や折込チラシは、有用なコンテンツとして確固たる地位を築いてきた。
                テレビなら、一度見て「二度と見たくないな」と思ったCMをリモコン一発でフィルタできたり、気に入ったCMのリピート率が上がるならCM大歓迎。そのCMフィルタのデータを提供してもいいよ。
                親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 11時14分 (#1282062)
          > 作品は我々のモノなのです。
          > 利用することについてはこちらの一存で決められないのですか?ソフトウェアのように。

          だったら国民の財産である電波にのせて垂れ流すんじゃない。
          っていうか我々って?モノによるけど、会社人でもフリーでも仕事としてTV局や製作会社にコンテンツ納品したらTV局や発注元のものになるだけでしょう?そのコンテンツにどれほどオリジナリティーがあろうと、誰がどんな技術でどんな創造性を持って作ったのかなんて関係なく買い取りが大半ですよね?

          > リアルタイムに放送されているものが本物であって、いくら勝手に録画したとしてもそれはコピーでしょう。

          意味が良く分からんが、勝手に各家庭まで垂れ流されてるものを記録するなってこと?
          そんな契約を結んだ覚えはないが?契約って双方の同意がなければ成り立たないってぐらいの常識ないの?
          それとも著作権法で私的複製が許されてて、権利者の権利が制限され利用者の権利が保護されていることが間違いで文化の発展にとって障害であるって話かい?

          > #デジタル化によって、ようやくある程度、作品頒布後のコントロールが可能になってきた。
          > #アナログ時代は自由すぎたと思います。

          だから勝手に無償頒布して法律で許されてる私的複製と私的利用に対して金よこせって、どう考えてもヤクザ以上にタチ悪い。ってか現時点では下手すりゃそれ自体違法スレスレでしょ。あんたらはその非民主的かつ合法的なインテリヤクザまがいの方法で(これまでも、これからも)法律を曲げてくのでしょうが。
          とりあえず、そういう前提なら頒布しないでください。本当に。押し売りってレベルじゃありません。
          たとえそれが誰かにとってどんなに素晴らしい作品であっても要りません。
          コントロールもクソもない頒布するな。要らないです。大切に金庫の奥にしまっておいて決して人目に触れないようにしてください。迷惑この上ないです。そんな業界も潰れてください。要りません。
          以上。

          # このコメントへのコメントに返信するつもりはないのでAC
          親コメント
        • by IZUMI162i6 (27633) <izumi@puni.moe> on 2008年01月17日 15時01分 (#1282223) ホームページ
          「作品」はあなたがたのものでも「視聴スタイル」は視聴者の生活の中にあるものです。
          あなたがたが権利を主張することでテレビの見方、つまり視聴者の生活を制限するからこそ抵抗されているんだと思います。

          個人的にはですが、DRM?保護?好きにすればいいと思います。Sonyみたいに自社製品ですら再生できないDVDを出すのも自由です。しかし、ならばこそそれを乗り越える自由、例えばCCCDが自宅のプレーヤーで再生できないのでPCで取り込んでCD-Rに焼いて聞く自由やDVDがプレーヤーで見られないのでPCで取り込んでオーサリングしてDVD-Rに焼く自由があってもいいんじゃないでしょうか?
          貴方は「視聴者による録画は保証されてない」という。しかし、それじゃあ貴方はその番組が視聴できることを保証してくれているのか?と。それが保証されてないからこそ録画が必要というだけの話では?
          自身のメディアにそれだけ誇りを持つなら、その前にあなた方の提供手法が完璧でないことに対するフォローを消費者に行わせてるのを恥じてもいいのでは?

          とまぁ、自分はそんな風に思います。

          個人的には利用者の権利を明示し、それに対する税金のような形で補償金があるのなら許容可能だと考えていますが、最終的に私的利用を出来なくしようと考えているのに、それで補償金を取ろうというのは理解できません。
          --
          ◆IZUMI162i6 [mailto]
          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 11時11分 (#1282058)
          返信ありがとうございます。
          いくつかの突込みがあるようですので、まとめてここで。

          WOWOWはどうなのか

          続くエントリでも言われていますが、WOWOWは有料放送であり一律な比較は難しいと思います。
          日本国内の無償提供(完全スポンサード)放送で録画のサポートを表明しているという話は聞いたことがありません。

          公共の電波を使わなければ決められるんじゃないでしょうか。ソフトウェアのように。

          公共の電波ではありますが、きちんと認可された免許下で事業が行われているのです。監督責任が国にあるならば、
          より強力なフリー化志向の指導がなされるでしょう。さもなければ、そういった指導を行えない国・省庁や、
          発言力のなきに等しい自らの立場というものを知ってください。
          現在の電波行政下では、公共の電波に乗っているから録画OKというには、根拠として少し弱すぎると思いますが。

          今のテレビ放送のうち,どれだけ「作品」と呼べるものが
          流されていると思って?

          耳に痛い言葉です。他社のものも含めてご満足いただけなかったようで残念ですが、
          しかし、あらゆるメディアが玉石混交であるように、番組という形態であっても同じなのだと考えてみるとどうでしょう。
          その多くの無駄なものから、ある程度洗練されたものが出てこられれば成功といってよいのではないでしょうか。
          そもそも、商品として見てお金が入れば、それはある程度成功しているかと思います。形態は歪かもしれないですがね。

          そんなに視聴者に自由な形態で見られるのが嫌なら,
          全部有料放送にしたら?

          その対抗措置がDRMやコピーコントロールや法律というわけです。
          納得いただけますか?
          親コメント
          • >日本国内の無償提供(完全スポンサード)放送で録画のサポートを
            >表明しているという話は聞いたことがありません。

            そうですかー。あなた、それは変ですね。

            Dpa(社団法人デジタル放送推進協会)のサイト [dpa.or.jp]には、地デジのメリットとして「録画予約も簡単に行えます!」「放送時刻の変更があっても予約録画にすぐ対応します」とあります。

            ジェムスターが開発し、テレビ各局から提供されているGガイド [ipg.co.jp]や、テレビ朝日系列で提供されているアナログ波EPGのADAMS [www.tadv.jp]も「簡単録画予約」を謳っています。
            親コメント
          • by mocchino (13752) on 2008年01月17日 11時57分 (#1282092)
            有料放送と無料放送の差というのは、他の発言にもありましたが
            「視聴者及から金を取る有料放送」
            「視聴者及びスポンサーから金を取る有料放送」
            「スポンサーからのみ金をとる無料放送」
            の点しか差がないでしょう、それを持って比較できないとするのは変でしょうね
            放送するのにどこからもお金をもらってないのであれば、比較できないと言うのは
            納得出来ますが、そうじゃないでしょう

            放映に使っている著作物の著作権使用料が安すぎるって話なら
            放送局や制作会社にする話であり、放送受信者にする話では無いでしょう
            保証金と言うのはDRMを強制している以上あり得ない話でしょうね
            どんな形にしろ権利者がコピーを許可して放送してるのでしょうから
            親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 10時18分 (#1282014)

          利用することについてはこちらの一存で決められないのですか?ソフトウェアのように。

          公共の電波を使わなければ決められるんじゃないでしょうか。ソフトウェアのように。

          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 9時55分 (#1281994)
      > iPodは百歩譲って頷くしかないとしても、

      iPod(特にclassic)ユーザのセグメントって、強度の音楽中毒で、多量のCDを保有しているユーザの率がもっとも高いセグメントだと思うのだ。

      そういう優良な顧客(= 文化の支え手)を泥棒扱いすることには到底頷くことはできないなぁ。
      親コメント
  • 適用範囲 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by suzushiro (30819) on 2008年01月17日 10時19分 (#1282015)
    >具体的には補償金制度の範囲を拡大してiPodをはじめとする携帯音楽プレーヤーやPC、
    >携帯電話、カーナビ、次世代DVDレコーダー・メディアなどをも補償金対象とすべきと
    >主張しているようだ。

    携帯音楽プレイヤーやDVDプレイヤーはともかく、著作物がコピーされていない携帯電話や
    カーナビやPCは山ほどあると思うのだが。

    そこまで無茶を通すのなら、いっそ耳や目に課金したらいい(嫌味的な意味で
  • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 9時53分 (#1281989)

    補償金のせいでコンテンツの流通量が減っているという主張に対しては、「補償金がある国もない国もコンテンツの流通量は変わらない」と主張するそうだ。
    それならば尚の事、補償金を支払う意味が無いように思えるのは自分の気のせいですか?
    それとも、「お前らもっと金払え」と読み替えた方が良いですか?

    #自分で墓の穴を掘り進めよう
  • by Anonymous Coward on 2008年01月17日 10時12分 (#1282010)
    出来の悪いDRMを使わされるのと、薄く広く上納金払わされるのと、どっちがいいのかはジレンマですね。

    存在していることをほとんど意識しないですむような、ウォークマンでもiPodでもWindowsMediaPlayerでも使えて、所有している機器間での移動もスムーズに行える、そんなDRMが出てくる見込みは、現時点でほとんど無いので、補償金は消極的解決法として認めてもいいのかなと思います。
    投げ銭のような仕掛けでは、適切な還元が行われないのは、やらなくたって判りますしね。著作権侵害による被害が縮小しない以上、彼に対価を落とすにはもっとメタなレベルで対応するしかないと思います。
    また、実際にCDやMDの売り上げが低下し、ネットワークでの売り上げが急増している状況で、権利者団体がそれらの機器に補償範囲を広げようと活動するのは、まあそんなに非難されることでもないでしょう。

    問題は、自分たちの創造物を売って食っている連中が、「経済活動の結果、文化がダメージを受けている」などと、自己否定にも似た詭弁を弄する点で、彼らのまず文化ありきという物言いは、文化の担い手が大衆であるという点を忘れた、極めて傲岸不遜なものだと感じてしまいます。
    しかも、旧態依然とした中間搾取層が存在しているおかげで、われわれ大衆は不当に高い対価を支払わされているという状況を、彼らはあえて見ない様にしています。

    この戦いは、権利者側から見れば消費者との対決構図にしか見えないのかもしれませんが、消費者から見れば、むしろ中間搾取層との戦いです。
    大半の人はレコード・映画会社を裕福にするために金払おうなんて考えておらず、気に入った曲なり映画なりを作った人たちに、お金を払いたい、と思っている。
    しかし、技術の進歩によってディストリビューションに関わる搾取構造から抜け出せる機会が、すでに訪れているのにもかかわらず、権利者たちはいまだにレコード会社にしがみついている。
    それじゃあ、大衆はどんどん買わなくなるし、権利者は搾取されっぱなし。彼らは永遠に消費者からのダイレクトな対価を得ることが出来ない。

    そんな状況が続く以上、この不毛な、文化の衰退、権利者の敗北、という結果の見えた戦いは、終わらないんだろうな、と思います。
  • ガラパゴス (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年01月17日 10時24分 (#1282019)
     昨日iTunes Storeでの安価なHD映画配信が発表されましたが [nikkeibp.co.jp]、日本だけは全くもって関係ないのが現状ですね。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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