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アレゲなニュースと雑談サイト

nabeshinによる 2008年02月08日 17時17分の掲載
スタッフ存命中に完成できるか部門より。

Hatris 曰く、

Japan Aviation & Railway Newsによると、イギリスのReaction Enginesというなにやら凄そうな会社がA2と呼ばれる極超音速旅客機の開発を目論んでいるらしい。

その会社によるA2のコンセプト

過去の超音速旅客機であったコンコルド(巡航速度:マッハ2)の倍のマッハ4以上を目指しており、乗客定員は300人(コンコルドは100人)、そして全長は巨大旅客機の代名詞にもなっていそうなエアバスのA380の約2倍の143mにもなるという。更に、このとんでも旅客機のエンジンとしては、同社が構想中の水素エンジンを使用するらしい。これが現実のものになったら、一体どれだけの長さの滑走路が離着陸に必要になるのだろうか。気になる点は他にもいくつかあるのだけれど、是非、現実のものとなったこの機体の飛ぶところを見てみたいものだ。しかし、もしこの機体が就航することになれば、空港を改修しないと離着陸やタキシングすらできないような気がする。

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  • 推進系 (スコア:5, 参考になる)

    butakun (23034) : 2008年02月09日 7時19分 (#1294071)
    機体へのコメントが多くありますが、イメージ図はあくまでもsizing+layoutしただけって感じで、事実airframeそのものは非常に保守的です。むしろA2のポイントはReaction Engines社の存在意義であるprecooled turboramjetなわけです。他の似たようなエンジンとの違いは、タービンとコンプレッサーが別の流体で動くという点です。空気を冷却するプリクーラー(と他の熱交換器)を通って熱をもらった後にタービンを動かすのはヘリウムで、このヘリウム系ループ自身が独立したサイクルとなっています。コンプレッサーを通ってくる推進用の空気+液水の系とは完全に別れているわけです。元のアイデアは、この人達が20年程前から研究しているSSTO向けのSabreエンジンというものがベースです。 http://www.reactionengines.co.uk/sabre.html [reactionengines.co.uk]
  • VioletR (34157) : 2008年02月08日 17時28分 (#1293781)
    オープニングトークで新聞記事を紹介してました。

    ロケットみたいな形状、(タレコミにあるように)滑走路を
    どうするのかという問題、コンコルドですら騒音問題があったのに、
    マッハ5で飛ぶこの飛行機はどれだけの騒音が出るのかなどに言及してました。

    あと、あまり速すぎると機内食が1回しか食べられないな~とかw
  • 水素は嵩張る (スコア:3, 参考になる)

    pongchang (31613) : 2008年02月08日 17時32分 (#1293783) ホームページ 日記
    水素エンジンは綺麗だけど、液体水素は水の1/14と軽く嵩張る [kawasakizosen.co.jp]。松浦さんのL/Dでの議論 [air-nifty.com]と同様。水素を運ぶのにあんなに大きくなっちゃうのじゃなかろうか?
    GXは棚に上げておく。
    • Re:水素は嵩張る (スコア:3, 参考になる)

      Another_View (29838) : 2008年02月08日 17時46分 (#1293798) ホームページ 日記
      いや、水素のエネルギー密度は炭化水素よりずっと低いです。ジェット燃料ってのは要するに灯油です。水素を固化できれば話は違うかもしれません。
      さらに水素ってのは分子がとってもちっこいので、それを閉じこめておくタンクもとても難しいです。
      ハンパなタンクではあり得ないような隙間からも漏れてしまうわけですな。
    • Re:水素は嵩張る (スコア:3, 参考になる)

      albireo (7374) : 2008年02月08日 19時51分 (#1293874) ホームページ 日記
      >ジェット機の場合、その議論ほどシビアではない。

      さらに翼があるので、推力のかなりの部分を自重を支えるために浪費してしまうロケットよりは効率がいい。

      >発熱量自体は単位重量当たりで炭化水素系の3-4倍程度

      でも、単位容積あたりで考えるとけっこう問題だよってのが元コメントの趣旨ですよ。
      300席なのにA380の倍の全長になっているように、燃料自体は軽くても容器の重さまで考えるとねぇ。
      --
      うじゃうじゃ
    • Re:水素は速い (スコア:2, 参考になる)

      Anonymous Coward : 2008年02月08日 21時30分 (#1293936)
      >マッハ4以上を狙うとなると水素エンジンになってしまうんでしょう。

      排気の速度は超音速ノズルの形で決まるから飛行速度と燃焼速度は関係ない。
      燃焼速度が速いメリットは燃焼室長さが短縮できること。
    • Re:水素は嵩張る (スコア:2, すばらしい洞察)

      Jubilee (20038) : 2008年02月09日 16時25分 (#1294256)
      液体水素は「比重が」水の1/14と軽く嵩張る

      これでいいか?
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  • さすが王立 (スコア:2, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2008年02月08日 22時53分 (#1293975)
    老科学者A「三段目切り離しのためには水素エンジンが必要なのじゃ」
    若手軍人A「いつそんなものが実用化された!」
    老科学者B「だまれ若造が!途中から来てつべこべ抜かすな!」
    若手軍人B「こいつに決めさせよう、乗るのはこいつだ。」
    老科学者B「こいつに何が分かる!」
    若手軍人C「俺は安全な方に賛成だ。この若さで死にたくない。」
    老科学者B「若さ若さとひけらかすな!」
    若手軍人A「重要な要素だ。」

    ※ たぶんにうろおぼえです。
  • Anonymous Coward : 2008年02月09日 17時24分 (#1294296)
    既に時差の点であまり速くても使い勝手が悪いというのが指摘されてますが、
    「速く移動したい旅客」にとって、飛行機ダケが速くてもあまり意味がない時代になってるんですね。

    こういう飛行機はビジネスでアチコチを飛び回る人をメインターゲットにするわけです。
    しかし、本当にシビアに飛び回る必要のある人たちにとって、
    最近のテロ対策で面倒+時間がかかる空港での手続きや、
    飛行機のタイムテーブルに縛られる不自由さがネックになって、定期旅客便から逃げてるんですね。

    じゃぁ どうすっかてーと、会社所有だったり、共同所有したり、期間区切ってチャーターする
    中小型のリージョナルジェットを使うんです。

    こういう飛行機なら、「乗ってる客は自分たちだけ」なので、
    急な商談変更があっても、飛行中に目的地を変更することすら可能なんですね。
    それよりも急を要するなら、それこそネット経由のTV会議でも賄えるわけですし。

    じゃぁ、レジャー需要はどうか? となると、
    今のとこ「音速で飛ばしても 今のチケット代と同じ」
    なんてことは在り得ないし、この先もないでしょう。

    飛行時間が120分なのに、出入国と保安手続きに60分ずつかかりかねないわけですし。

    むしろ、今の亜音速の旅客機でもっと設備を充実させるとか、
    安く乗れるといった需要の方が圧倒的に大きいですし、
    レジャーとだけ考えた場合は、今より遅くてもいいから 快適に って路線もあるんです。
    コッチの方は技術的にもコスト的にもハードルが低い = 供給時に安くできる => 需要喚起と。

    残念ながら、「音速を超える 定期旅客便」の需要はないんです。

  • SteppingWind (2654) : 2008年02月08日 17時59分 (#1293808)

    なんかどこかで見たことがあるように思ったら, HOTOL [aerospaceweb.org]の系譜に連なるものみたいですね.

    • Re:デジャヴ (スコア:5, 興味深い)

      butakun (23034) : 2008年02月08日 21時23分 (#1293933)
      社長のAlan BondはHotolの肝のエンジンの設計者で、ヨーロッパのhypersonicsでは有名人物です。Reaction Engines自体はコアデザイナーが4人プラス数人のエンジニアくらいの零細企業です。 記事中のScimitarエンジン図の赤い部分のタービン設計担当した関係で定期的に会うのですが、零細企業にはEUの役所関連の書類が重すぎて大変そうです。 REL社のコアビジネスはprivate fundingで成り立ってますが、A2とScimitarの研究開発はEUの税金で行われているのでかなり詳しい情報がいろいろ学会などで発表されています。JAXAのATREXにかなり近いサイクルですね。
  • 紹介のイメージ図だと、客席の窓がありませんね。
    日帰り圏ってどれくらいの時間か分かりませんが、耐えきれない人もいるのではないかと。
    てか、コックピットにも窓がないですね。
    有視界飛行とか着陸はまったく想定していないのでしょうか。
    それとも鏡面仕上げで中からは見えるのか?

    ・・・ま、あくまでもイメージ図とは分かってはいますが。
  • しばらくあと (スコア:1, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2008年02月09日 5時50分 (#1294067)
    「おっと、通り過ぎちまった」
  • Dosa (17200) : 2008年02月09日 19時08分 (#1294348) 日記
    >誘導路の幅を広げないと回りきれずに着陸帯に落ちちゃいそう

    日本では74mのB777-300が登場したときも長すぎて曲がれないってことで成田や関空が改修されたぐらいなので、143mとなると着陸できる空港は皆無でしょうなあ。
  • shiba (273) : 2008年02月10日 0時08分 (#1294466) ホームページ
    事故を起こしたのは,Fireflashでなく国際救助隊のエレベーターカーの方では?
    ファイヤーフラッシュは,事件に巻き込まれただけ.
  • grobda (4894) : 2008年02月12日 15時06分 (#1295478)
    HALだかまんがサイエンスだかに、東京-大阪間で弾道飛行機を運用すると新幹線より時間がかかるってネタがありましたね。
    #弾道飛行に必要な高度を稼ぐ間に大阪通り過ぎて、地球一周してから降りなきゃいけない。
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