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映画

トールキン財団、ニューラインシネマを提訴 75

ストーリー by yosuke
いくつめの訴訟だったっけ? 部門より

KAMUI 曰く

本家記事より。「指輪物語」といえば 2001〜2003年にかけて3部作で劇場映画が製作されて「ロード・オブ・ザ・リング」といういささか妙なタイトルで日本でもヒットしたが、支払われるべき収益を受け取っていないとして、原作者 J.R.R.トールキンの遺産管理を行っているトールキン財団など(Tolkien TrustTolkien Estateと出版元のHarperCollins)が、映画を製作したニューラインシネマを提訴したとのこと(AFPBBの記事)。
財団側の主張によると、制作前に手付金として支払われた62,500ドルに加えて、さらに収益の 7.5%を受け取ることになっていた。DVDの販売などを含めた映画の全世界での収益は約60億ドルに達しているが、未だ支払いが行われていないとして、1億5000万ドル(約 160億円)もの損害賠償に加えて懲罰的賠償、さらに先頃発表された「ホビットの冒険」の製作差し止めを求めている。
…フロドと一行は旅に出られるんでしょうか?

「指輪物語」と「ホビットの冒険」の映画化権はTolkien Enterprisesが持っていたような…。

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  • 3回目 (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年02月13日 5時28分 (#1295990)
    この映画の会計、怪し過ぎ。

    監督 [msn.com]。

    「ニューライン・シネマとの問題は、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』を部分的に会計監査したときに発覚した不審な箇所について、ニューラインが説明を拒否している点のみです。我々は『旅の仲間』の会計監査結果について何度となく対話を試みてきましたが、ニューラインはずっと非協力的でした。そのため、法律で定められている契約上の権利を行使し、法的手段に訴えることになったわけです。裁判が好きな人はいませんが、このスタジオは我々に別の選択肢を与えてはくれませんでした。それから2年間、我々の複数にわたる要求にも関わらず、スタジオは『二つの塔』と『王の帰還』に関しての会計監査を拒否しています。映画の会計を監査することは、業界内では一般的に行われている正当な行為であり、なぜニューラインが拒むのか理解に苦しみます。

    プロデュサー [varietyjapan.com]。

    プロデューサーのソウル・ゼインツが12月14日(木)、ニューライン・シネマを再び訴えた。
     『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの製作・配給を手がけたニューラインが会計記録の開示を拒否しているため、原作「指輪物語」のライセンスを保有するゼインツは、自分が正しい額の配当金を受け取っているかの確認ができないと主張。ニューラインに対し、会計情報の開示を求めている。

    で今回、原作者?(笑)
  • by Anonymous Coward on 2008年02月13日 8時29分 (#1296021)
    映画会社はあらゆる会計のカラクリを駆使して、一見無関係な経費を映画の費用として次々と盛り込みます。これで、大抵の映画は収益が常に0前後になります。収益が0前後の歩合は0前後なので、映画の収益に対しての歩合契約だと、どんな当り映画でも支払いは0という、カラクリを知らないハリウッドの蚊帳の外の利権者には損な仕組みが存在しています。

    AP通信あたりの記事を見るとgrossとなってるので、収益でなく収入なのかと想像しますが、そうすると単純に契約の解釈を楯に不履行ぎりぎりの行為でもニューラインはやっているのでしょうか。
    • by Anonymous Coward on 2008年02月13日 13時23分 (#1296231)
      いや、そういう正論が通じる会社かはなはだ怪しい。勝訴 [eiga.com](とあるが違うと思うし最終的には和解)

      ピーター・ジャクソン監督が、同作を製作・配給したニューライン・シネマを相手取って起こした裁判で、裁判所はニューラインに12万5000ドル(約1440万円)の制裁金を課した。この罰金は、ニューラインが同作の収益に関する必要書類を提出しなかったことに対する制裁措置で、裁判所は3週間以内に必要書類を提出するように求めている。

      事のきっかけは、正当な配当金を得ていないと判断したジャクソン側が、ニューラインによる利益配分に疑問を持ち、会計資料の開示を求めたところ、ニューラインがこれを拒否。
      会計資料も開示しなければ、

      ハリウッドでは監督や出演者への配当金を減らすために、スタジオが会計操作を行うことは珍しくなく、アカデミー賞を受賞したミラマックスのヒット作「シカゴ」や、FOXテレビの人気TVシリーズ「ザ・シンプソンズ」が会計上赤字となっているのが、その証拠と言われている。
      ニューラインにも同様の疑惑が持たれている
      というものらしい。「一見無関係な経費を映画の費用として次々と盛り込みます」も正当か不当なのかが重要なんであって。
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  • ホビットの冒険は (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2008年02月13日 2時33分 (#1295965)
    ビルボでしょ。
  • by Anonymous Coward on 2008年02月13日 9時48分 (#1296052)
    指輪の所有権を巡って争いが起こるのは
    仕方の無いことです。

    トールキン財団が指輪を捨てることが
    問題の解決では無いでしょうか?

    # トールキン財団にフロドはいるのだろうか
  • いささか妙なタイトルで、というのが意味不明。
    • by sync.neo (16796) on 2008年02月13日 5時26分 (#1295989)
      原作は "The Lord of the Rings" で、直訳すると「指輪(複数)の支配者(王)」です。 ここで「指輪」とされてるのは、作中に出てくる1+3+5+9=18個の力の指輪を明確に指し示してます。
      ところが、カタカナで「ロード・オブ・ザ・リング」とやられると、「ロード」の意味が不明で、 ちょっと勘違いすると「指輪の道」みたいな意味にもなりそうなんだよね。 大事な定冠詞を省いてるのと、指輪が単数形になってるおかげで、英語として元の意味をまったく失ってます。
      なぜ素直に「指輪物語」にしなかったのか未だに疑問です。 ちゃんとトールキンの承認もらってるはずなのにな〜
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      • by Anomalocaris Coward (33788) on 2008年02月13日 8時14分 (#1296016)
        >「指輪の道」

        それどころか、未見で「リングへの道」なんて勘違いする輩も出てきそうな
        #ボクシング映画かよ
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      • 道かと (スコア:2, おもしろおかしい)

        by chaoruko (5485) on 2008年02月13日 12時22分 (#1296154) ホームページ 日記
        道かと思ってた

        だから妙なタイトルかと
        あれ
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      • >>なぜ素直に「指輪物語」にしなかったのか未だに疑問です。 むしろ指輪物語という邦題のほうが、いささか違和感を感じてました。 「ロード・オブ・ザ・リング」の題名に関しては、ザ・ロードではない事、リングスではない事は 解っていましたが、さほど変だとは思っていませんでした。 なんにしろ、しょうもないツッコミ入れて、ごめんなさいね。
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      • #1295989 [srad.jp]の通りなのですが簡単に書くと 「日本語とも英語ともいえない意味不明な言葉」=「ロード・オブ・ザ・リング」ですね。
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      • by Anonymous Coward on 2008年02月13日 13時00分 (#1296211)
        さすがにここまで突っ込まれないのは可哀想なので、あえて書きますが、
        1+3+7+9=20個ですよ。
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        • あちゃあ、間違えました。訂正ありがとうございます。
          何しろ私がハマって読んでたのはかれこれ1/4世紀ほど昔でしたからねえ。
          月日がたつのが早いというか、名作はいつまでも輝きを失わないというか...
          # フロドの時代には7つのうちいくつかはもうなくなってたはず... とか悪あがきしてみたり。
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    • by Anonymous Coward on 2008年02月13日 5時23分 (#1295987)
      第一作目のサブタイトルもなしに「旅の仲間」を「ロード・オブ・ザ・リング」というタイトルにしたというのも十分変なんじゃないかと。三部作だと知らずに観に来て唐突な終わり方に呆然としていた人が何人も劇場にいたし、エンドロールでざわついていた。
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      • by straydog (9917) on 2008年02月13日 6時43分 (#1296000)
        第一部公開時、英語圏では当初から「全三部作」という言葉が使われて壮大なイメージを出そうとしていたのに対し、日本では可能な限り「全三部作」という情報を伏せておくという傾向が見られました。
        英語圏では原作の影響は非常に大きく、「原作は元々三部作」ということも比較的知られておりますが、日本では「指輪物語」の知名度はそれほどではありません。
        英語圏では「The Lord of the Rings(LOTR)を映画にするなら三部作は妥当だ」という考えがあるのに対し、日本ではそういう考えは知られていません。そのため「新作映画か……え、三部作? じゃあこれを今見ても中途半端なところで終わるの? だったらあとからレンタルか何かでまとめて見ればいいや」と考えられ、興行収入が減ることが恐れられたようです。

        それと同時に「『指輪物語』は日本では知られていない」「『指輪物語』というタイトルにしたら映画のイメージが伝わらない。邦画だと勘違いされたり、『結婚指輪を巡る騒動』みたいな話に考えられたりしては困る」ということで、「ハリウッド映画的イメージ」を出すために『ロード・オブ・ザ・リング』となったのでしょう。
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    • 察するに

      • Ringsのsがどこへ行ったのか
      • 指輪物語のままでよいのでは
      ということではないかと。
      親コメント
    • みなさん忘れてますよ。

      つ 戸田奈津子女史
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