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19959 story
お金

2007年のネット広告費、雑誌広告費を抜く 19

ストーリー by mhatta
予想の範囲内ではあるけどね 部門より

Anonymous Coward曰く、

CNET Japanの記事より。電通が2/20に発表した2007年(平成19年)日本の広告費[PDF]によると、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌から成るいわゆる「マスコミ4媒体」の広告費は3年続けて前年額を下回り、一方で4年連続増加となったインターネット広告費が6003億円となって、ついに雑誌広告費(4585億円)を抜いた。このままの伸びが続けば、数年後には新聞の広告費も抜き、テレビに次いで第2位の規模の広告メディアとなることは確実と見られている。

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  • 新聞の広告費 (スコア:4, 参考になる)

    by kaya (8814) on 2008年02月21日 13時20分 (#1301056)
    発表資料によると、インターネット広告費は媒体費と広告制作費が含まれている。
    広告制作費は、バナーとかの制作費のほか自社サイトのPR向けページ制作費なんかが該当。
    金額は媒体費が4,591億円、広告制作費が1,492億円。
    後者はデータが少ないだろうから、推計が荒いかもね。

    ちなみに、折込チラシの広告費が6,549億円でインターネット広告費の6,003億円よりも多い。
    まあ、来年には抜かれるかな。

    新聞の広告費である9,462億円に折込チラシの広告費を合算すると1兆6,011億円と
    テレビよりやや少ない水準になる。
    新聞の宅配システムって、企業の広告媒体として意外に大きかったんだねえ。
    • by argon (3541) on 2008年02月21日 18時00分 (#1301232) 日記
      > 新聞の宅配システムって、企業の広告媒体として意外に大きかったんだねえ。

      過去形なんですか?

      博報堂が2007年7月12日に速報を出している 「買物におけるWebの影響度調査」 [hakuhodo.co.jp]によると、
      若年層ほど新聞広告からWeb広告へのシフトが顕著ですね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      最近、紙面に掲載されている広告を見てなにか買ったことない気がするので
      新聞は広告媒体というよりは、広告コンテナだな。
      「新聞いらないからチラシだけちょうだい」

    • by Anonymous Coward
      あれは非常に優れたローカル情報ですからな。
      私のように面倒がっていつもの店かネットで買う層には意味無いですが、
      安売り情報とかを日常的にチェックする層にはありがたい。
      • by Anonymous Coward on 2008年02月21日 22時58分 (#1301334)
        ネットで折り込みチラシ(変な言い回しですがご勘弁)を見られるサービスがいくつかあります。
        ケータイやPCに不慣れな世代が生活費を握っている限り新聞折り込みは安泰でしょうが、
        将来こういったサービスが、新聞折り込みを駆逐する事はありえない話ではないと思います。
        親コメント
  • 関連ストーリー (スコア:3, おもしろおかしい)

    by gonza-less (23265) on 2008年02月21日 10時40分 (#1300952) ホームページ 日記
    ウェブユーザの6%が50%もの広告クリックを生み出す [srad.jp]

    インターネットの広告業界も煽って仕切りたい電通。
    一方、それに水を差すような調査結果。
    皮肉なもんですなぁ。
    • Re:関連ストーリー (スコア:3, すばらしい洞察)

      by hishakuan (32621) on 2008年02月21日 11時11分 (#1300968) 日記
      確かにバナー広告は認知度アップ以外の効果はどうかな?と個人的に感じますが、
      インターネット広告ってそれだけじゃないですしね。
      製品を買うとき公式サイトで調べる、新商品をチェックするというような行動は、
      結構購買意欲につながってるのじゃないかな。
      私は新刊の発売日をネットでチェックするときにこんな本出てたんだ、ってついでに買い物リストに入れる事が多い。
      広告らしい広告じゃないけどそういう商品情報はより強い効果を発揮していると思う。

      お金がないのでしょぼい例しか思い出せないや。
      親コメント
      • Re:関連ストーリー (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2008年02月21日 16時56分 (#1301200)
        2ちゃんねるスレのまとめサイトなんかに良くあるフィギュアの広告等は
        えらく購買意欲をそそる。
        今のところ何とか耐えているけど。
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    • by tondeke (29053) on 2008年02月21日 11時07分 (#1300966) ホームページ 日記
      結局、広告業界としてはインターネットの特性を利用してインタラクティブな新しい告知手段にしたいけど、見ている側は基本的にウザイ、ということですよね。
      マウスオーバーで動き出す広告なんて、CMがテレビ番組の途中で被って流れ出すようなものですし。

      結局、ただ見ているWebページに表示されているだけで、潜在的な認知や関心の向上を狙う従来型の広告という形でしか、ユーザーの理解は得られないんじゃないでしょうか。
      マーケティングの分野ではまた別だとは思いますが。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年02月21日 11時25分 (#1300981)
      でも、広告費ってそんなに単純な話じゃないですよね。新聞の三行広告ならともかく、広告そのものはやはりコンテンツ産業なんですから。

      活字媒体の広告減は、ネットによる売り上げ低下が遠因の規模縮小でしょう。一方でネット上の広告費は、ウェブサイト作成も「広告費」の範疇なんだから、バナークリック代とはあまり関係ないですよね。そういう意味では、世の中のウェブデザイナってのはほとんど広告代理の仕事をやっているわけで、どこそこに貼り付けたら何円ってのは、むしろ邪道というか、そう言うと語弊があるかもしれませんが、余剰な産業でしょう。

      もちろん、Googleのようにその分野でキッチリ利益を出しているのはすごいことなのですが、業種としては違うんじゃないですかね。もちろん、それもひっくるめてネットの広告費なんでしょうけど、バナーに金を出さなくなっても、自社のウェブサイトを閉鎖する企業は少ないでしょう。

      どちらにより多くのお金をかけているのか、という資料はありませんが…。
      親コメント
  • by TRON (6936) on 2008年02月22日 1時53分 (#1301442) 日記

    オーバーチュア、Googleを上回る 国内検索PVシェアで [itmedia.co.jp]という記事を見ると、Yahoo!系統の、オーバーチュアの方が大きい様です。

    コンテンツ連動広告はGoogleのAdWordsが国内でも圧倒的なんでしょうね。他のはあんまり見ませんし(というかAdWords以外どういうものがあるのかわかりません)。

    --
    いつも主観で書き込んでいます
  • by Anonymous Coward on 2008年02月21日 11時26分 (#1300982)
    雑誌が潰れていく理由が増えていく……。
    版元さんは頭抱えていることでしょう。ひょっとすると代理店も頭抱えているかも。
    • Re:これでまた (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2008年02月21日 11時38分 (#1300988)
      文春のように、本体は実は不動産経営で食っている、とかいう会社は強いですなっ。
      出版なんか趣味ですよ、趣味。ガハハハハハ……とかなんとか。
      親コメント
      • by soy_milk (26202) on 2008年02月21日 23時43分 (#1301365) 日記

        出版以外の事業を手がけている所はけっこうあるようですね。しかし下手に多角経営をやろうとして会社を傾けたと言われる例もありますし、他事業の収益もかろうじて赤字を補填できる程度、なんて場合もあるとか。

        現在のような経済情勢では他事業も保険になるかどうか……

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ぬれ煎餅でも売れば良いのではないか?

          # 「出版費用を稼がなくちゃ、いけないんです!」とか。

    • by Anonymous Coward
      出版業界は新しいメディアが出るたびにこの世の終わりのような悲鳴をあげます。
      ちなみに約半世紀近く前にこの国でテレビ放送が始まった時代も
      今と同様な事を言っていました。

      それでも結局、滅ぶ事は無かったという事は、
      出版業界の時代に対する適応と棲み分けと淘汰が起きただけと言うことでしょう。
      新しいメディアに顧客が逃げられてしまうのは、その程度の代物だったと言うこと。
  • by Anonymous Coward on 2008年02月21日 18時40分 (#1301256)
    リンク先やPDFを見るとすでに去年の時点で抜き去ってるのだけれど....
    制作費を除くと2007年でも追いついていないし
    タレコミ文章も6003億vs4585億だし.....
    • by Anonymous Coward
      すまん、制作費を除くと今年が初抜きですね。
  • by Anonymous Coward on 2008年02月22日 0時33分 (#1301398)
    自分の行動を振り返ってみると、ほとんどのページは本文と
    関係ないものの広告が張り付けてあるため、本文を読んだ後は
    最期にまとまっている関連リンクでジャンプするか、検索サイトで
    次のページを探すか、ポータルに戻るかのどれかなんだけど。

    そういう意味では、完全にノイズ扱いで、新聞の折り込み広告
    (チラシ)と同じく、最初にまとめて取り除いてしまう感じ。
    新聞の紙面広告や雑誌の広告ページ、テレビCMとは明らかに
    受け止め方が違う。

    かといって、新聞の折り込み広告のように、ひまなときに
    パラパラ見直すことも出来ないし。
    (本文を読み終わったページに「広告目的で」戻ってくることはない)

    メインの番組をぶった切って強制的に見させるテレビCMとも違うよね。

    WEBでぶらぶらしていたらウインドウショッピングと同じことが
    出来るかというと、そうでもないし。

    # 広告を含めてページ全体を見回すなんて、一部のアダルトページくらいなのでAC
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