自動ライン判定など、スポーツの機械判定に警鐘 79
ストーリー by hylom
コンピュータ審判は絶対か? 部門より
コンピュータ審判は絶対か? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
テニスのウィンブルドン大会などでは英Hawk-Eye Innovations社によって開発されたホークアイという自動ライン判定システムが採用されている。ホークアイはコートの周りに設置したカメラで捉えた映像を基に軌道を計算し、実際に起こったと思われる軌道をシミュレーションし、再現するシステムである。
このシステムはボールの実際の軌道をそのまま映しだすのではなく、可能性が最も高いと計算された軌道を再現するものなのだが、英Cardiff大学の研究者らはこのように「最も可能性の高い軌道」でしかないものが、絶対なものとして過大評価されていることに警鐘を鳴らす論文を発表した。機械判定が使用される際は、それが再構築された現実を基にしており、誤差や誤判定もあり得るという警告を付加し、技術の限界を周知することが不可欠であると彼らは提唱している。
(つづく...)
これに対し国際テニス連盟のテクニカルセンター所長のStuart Miller氏は機械判定が「システムが再現した、最も妥当と思われる推測であるとわざわざ付け加えることはかえって混乱を生み、余計議論を呼んでしまう」と述べたそうだ。(本家記事、ESPN記事より)
テニスの大会ではウィンブルドン以外にも、USオープンとオーストラリアオープンでもホークアイは採用されている。ちなみにFIFAもゴール判定にホークアイの導入を検討したが、今年の3月見送ることを決定したそうだ。サッカーのゴールの機械判定に「最も妥当と思われる推測」であるという警告が付け加わったら、一部で本当に余計な騒ぎになってしまう気がしてならない。
まったくだ (スコア:5, おもしろおかしい)
テニスコート内では通常の物理の法則は適用できないことを学ぶべきだ。
参考文献:「テニスの王子様」
Re:まったくだ (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:まったくだ (スコア:1)
絶対なものとして過大評価 (スコア:3, すばらしい洞察)
人間の審判だって同じ。人間の審判も往々にして間違うけど、絶対だという約束事になってる。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:2, 興味深い)
人間が判定する場合、人間が責任を負うけど、
機械が判定する場合、誰が責任を負うの?って話になる。
「責任は負えないけど、信頼性はあります」としか機械は言えないわけで、
そこが今回の発表につながるんじゃないかなぁ。
#もっとも人間の場合、「責任は負いますが信頼性はありません」ってことになるわけだけど。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:2, 興味深い)
異議あり!
事前に問題発生時の責任の所在を確認すると、
「信頼性が100%なので責任の所在を考える必要はない」
と返事が返ってきます!
ビデオを見れば誤審が明らかなのに覆らない野球、特にそろそろ季節の高校野球!
# まじめな話、「人間の目では判定しきれない」から機械判定導入してるわけで、
# それに異議を唱えるなら判定結果が間違っていたとする証拠をもってこい、と。
# あえて責任の所在を問うなら、「機械判定を採用(することに同意)した審判」ですね。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:1)
「俺がルールブックだ」「気持ちが入ってないからボールだ」「写真が間違っている」 [wikipedia.org]
これなら、信頼性は100%になります……別の問題も有るような気がしますが、それは、それで。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:1)
誤審も含めて「審判は絶対」であるのだと思いますが
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:2, 参考になる)
相撲の行司が短刀を差してるのは誤審した際に切腹するため。
…さすがにホントに切腹した人はいませんが。
第十七代の木村庄之助 [wikipedia.org]は行司差し違えの責任を取って引退してます。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:2, 興味深い)
というか、本来、最終決断をする審判のはずが、「物言い」というという制度のために、おとしめられたしまった。
サッカーも、昔は、いまの「副審」(いわゆる線審。昔から二人)が本当の「審判」で、
今の「主審」は二人の「審判」の判定が異なったとき、仲裁のために居たのが、
そのうちすべての判断を委ねられるようになった、となんかの本に書いてありました。
つまり、「物言い」が「主審」。でも、サッカーと違って、行司は一人だけど、物言いするのは複数。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:1)
買収・八百長は日常茶飯事っぽいのでそーゆー
介入要素を減らす事の方が目的では。
(一昨年あたりのブンデス、セリエ降格騒動や、02WCの永久追放になったあの人とか。)
誤審、ではなくて確信の上でのジャッジが。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:2, すばらしい洞察)
両者を比較したとき、人間の審判のスキル・主観などなどによるばらつきよりも
ホークアイの定量的な誤差のほうが優位であれば問題ないわけでしょ。
あとは運用の問題(選手からクレームついたときにビデオで確認するとか)。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:2, すばらしい洞察)
(ちゃちゃ)とんでもねぇ、わたしゃ神様だよ (スコア:1)
某宗教の神様は全体としては正しい方向に導いてくれるかもしれませんが、局所的にはえこひいきがありそうな気がします。「なに、お前は仏教徒?じゃあ多いっきり不利な判定してやろう」みたいな感じ。確か自分で妬みの神だとかいっている「自称自分だけ」神様がいたような。(笑)
でも、裏読みすると、わざわざ自分を「妬みの神」と言う以上、妬みの神じゃない神様もいるんじゃないかと推測。つまり実は神様は何人もいるかしれません。ただ、神様が何人かいるとして、「現世の人間のテニスの試合ごときになんで俺が。死んで弟子入りした人の面倒でいっぱいいっぱい」と思っている神様もいれば、「現状こっちの信者は寝て(死んだ状態で)待ってくれているから、今のうちに人間たちに生きている恩を売っておけ」という神様もいるのではないかと。
まあ大抵の神様は実務レベルの細かいことは、天使とか精霊との下級職人(?)に任せているとしても、「奇跡の逆転勝利」なんてのに騙されるのは、ヤハ何とか系とかユ何とか系とかキリス何とか系とかを信じちゃったほうが多そうな気がします。こっちの神様の方が商売上手かも。いや、騙したって確定は良くないですね。私が「あり得ない」って思っているだけで50憶年後には達成できているかもしれませんから。
で、今回の話題に戻って、試合判定の正確さは、公正さの観点からいうと、ちゃんとやってもらうためには人格ならぬ神格の試験を神神様に設定してもらうところから始めたほうがよさそうです。
# バカネタなんですが分かりにくいですかね。(/_;)
vyama 「バグ取れワンワン」
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:2, 参考になる)
なぜ3回なのか気になっていて毎回してたらキリがないからだろうと思っていたのですが、
絶対なものとして過大評価していないからなのかなという考え方も出来そうな気がしてます。
Re:絶対なものとして過大評価 (スコア:1, すばらしい洞察)
人間の審判の判定が絶対というのは判定内容じゃなくて判定自体が絶対ということ。
過大評価云々は判定内容が絶対(正しい)と思われがちだからってことだよね。
スポーツじゃないけど (スコア:3, おもしろおかしい)
テニスに限れば納得されてるような (スコア:2, 興味深い)
有名ですけど、導入から1年経って、その確実ではないという部分を含めて
納得されてきているように見受けられます。
選手が判定をホームアイでチェックするチャレンジは1セット3回までと
回数が制限されているので、選手としても毎回チャレンジするわけにはい
きません。そのため、どういうタイミングでチャレンジ権を行使するか
という点が新たな駆け引きの要素になっていて、見る側の楽しみの
ひとつにもなりつつあったりしますね。
Re:テニスに限れば納得されてるような (スコア:3, 興味深い)
今はどうか知らないですが,昔のテニスの試合では(他の人も書いてるように)サービスの時に何かのセンサでチェックしていて,フォルトの時にピーと鳴ってましたね.おそらくサービスの時だけスイッチを入れてるんですが,サービスの構えに入って緊迫した中で(落ち葉や小鳥に反応して)唐突に鳴ったり,その信頼性はイマイチ謎だったような… なお,当時の運用では主審が全権限をもっていて,センサが反応しても主審がオーバーコールで「イン」と判定するケースもありました.そもそも当時は男子プロのサービスの球速が急激にアップして,「もはや人間の目で正確な判定をするのは無理では?」みたいに言われていた流れでの導入だったのだと思うのですが,今はどうなったんでしょうか?最近は審判の動体視力も向上してるとか?
ちなみに,マッケンローは(って話題に年齢を感じるな…)機械判定を主審がオーバーコールをしたことに対して「オーバーコールするなら機械を使う意味なんか無いじゃないか!機械のスイッチなんか切っちまえ!!」と怒り,それに主審も同意してスイッチを切った,ということがありました.80~90年代のトッププロテニス選手はほぼ全員が「精度が悪いとしても,人間の審判の方が良い」と言っていましたね.その理由は「機械判定だと抗議する相手がいなくてストレスが溜まる」ということらしいですが.
Re:テニスに限れば納得されてるような (スコア:1)
機械判定を通すことで、仮に自分が抗議した判定が覆らなくても
采配を自分の中で「受け入れる」一つの材料とでき、後のプレーに引きずってしまうのを防げる
というメリットが選手にはあるんじゃないかなと捉えていました。
抗議という行為だけで、そのプレーを忘れ、次のプレーに問題なく移れる、というのは結構重要なことです。
やはり皆さんメンタルの面でもプロですね。
Re:テニスに限れば納得されてるような (スコア:1, おもしろおかしい)
審判がいないとマッケンローが審判にクレームを付けて悪態をつく、
というファンサービスが出来なくなってしまうじゃないですか。
今でも(今だからこそ)きちんと悪態をつくんですよ。
Re:テニスに限れば納得されてるような (スコア:1)
Copyright (c) 2001-2014 Parsley, All rights reserved.
Re:テニスに限れば納得されてるような (スコア:1)
アメリカンフットボールのタイムアウトなどに代表される積極的な権利の行使は
"ここぞ"というときのために温存しておくのは有効な作戦ですが、
"再びあるかどうかもわからない審判の疑惑の判定"のためにチャレンジ権を温存するのは愚の骨頂です。
"この審判は次も絶対に誤審まがいの判定を下すぞ"と確信してプレーを継続するなんていうことは、
プレイヤーも観客も不幸以外の何物でもない体験ということになってしまいます。
Re:テニスに限れば納得されてるような (スコア:1, おもしろおかしい)
何を今さら (スコア:1, おもしろおかしい)
審判に必要なのは正確さより公正さ (スコア:1)
人間の審判よりも明らかに精度が劣るならともかく、大差ないのであればごまかしの聞かない機械に審判をしてもらったほうがハンドボールみたいな騒ぎ [msn.com]にならなくていいんじゃないの?
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:審判に必要なのは正確さより公正さ (スコア:1)
でも機械にしたらしたで、その調整で揉めるに一票。
FeliCaとかRFIDを (スコア:1, 興味深い)
耐久性とか検出精度とか誤検知とか諸問題もあるだろうけど
Re:FeliCaとかRFIDを (スコア:1)
怪しかったらリプレイスロー再生ではだめなん?
#軌道計算する理由(メリット)が撮影による判定以上にある?
Re:FeliCaとかRFIDを (スコア:1)
(チャレンジするのは普通そういう場合か)、カメラでは
ボールの真上から撮影しないとわからないから、かな?
たしかクレイコート以外では (スコア:2)
「ふざけんな、ここにあとがついてるじゃないか!アウトだろ!(インだろ!)」
って抗議がいっぱいあるんでしょうね。
Re:一方ロシアでは (スコア:1)
なので、ボールを打つたびにペンキを補充してやらなくてはいけません。
そこで、ラケットからペンキがバンバン噴出すようにすれば…
コートはもちろん、風向きによっては観客もペンキまみれです。
fjの教祖様
一方日本では (スコア:1, フレームのもと)
一方中国では類似商品が大量に生産された。
一方韓国はそのボールの起源が韓国であると主張した。
# ここまでは想定の範囲内。
Re:一方ロシアでは (スコア:1)
大杉の大飛球のようなファール/ホームランを裁くだけなら、
ポールの方にペンキを塗っておけばよいのです:)
むしろストライク/ボール判定の方が難しいかも。
#円城寺あれがボールか秋の空
---- 何ぃ!ザシャー
ウィンブルドンの中継をみていると (スコア:1, 興味深い)
人間の判定に「チャレンジ」すると、CGで示された軌道が出てきて...という流れだったように思いますが。
#「チャレンジ」の回数は1セット3回だったかと
人間の判定と機械の判定が食い違った場合どうなるかは見ていません。
Re:ウィンブルドンの中継をみていると (スコア:1)
ちなみに異議を唱えた結果、認められればチャレンジの回数は減らされません。
スペルチェッカー並みの正確さ (スコア:1)
Hawk-Eye社の主張では「誤差は平均3.6mmで、99.9%正確」とのことですけど、この論文ではそうではないということなのでしょうか?
具体的な数字が分からないと何とも言えないですね。
そんなに判定って難しいのでしょうか (スコア:1)
Re:そんなに判定って難しいのでしょうか (スコア:3, すばらしい洞察)
テニスだったら、コート内(ライン外周縁より内側)の地面に触れたか触れないかの判定をしなければいけませんが、オンラインのレーザー判定だけでは
・ほぼ水平にバウンドした地面すれすれのボール
・ほぼ水平に飛んできてバウンド前の地面すれすれのボール
の区別がつかないのではないでしょうか。
#ちなみにバウンド時にラインに少しでも触れていればインです。
Re:そんなに判定って難しいのでしょうか (スコア:2, 興味深い)
フォルトすると音が鳴る。
ラリー中は遮ったのがボールなのかラケットや選手の体なのかの
判定で困りそう。
Re:そんなに判定って難しいのでしょうか (スコア:1)
Re:そんなに判定って難しいのでしょうか (スコア:1)
鳥が歩いたとか、虫が飛んだとかで反応まくって大変なことになったという過去もあるからなぁ。
サカー (スコア:1)
#これはこれで人間的だと思うが、アメフトのシステムもまた人間的なうまい落とし所だと思う
#サッカーの場合は、ロスタイムの扱いに困るからやらないと思うが。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:チャレンジ! (スコア:1)
ポール際の大飛球のファールかフェアかの判定には有効そうだが。
Re:チャレンジ! (スコア:3, 興味深い)
「チャレンジ [wikipedia.org]」
というのは、アメフトにおいて個別のプレーでビデオ判定するか否かの選択権のことです。
「そりゃ誤審だろ」と思ったときにはコーチはチャレンジを行使してビデオ判定を仰ぎます。
成功すれば判定は覆り、失敗したときは(審判の判定は正しかったとき)ペナルティとしてタイムアウトの権利を一回失います。
(タイムアウトは結構重要なので失うのは痛い)
どこで使うか、というのも戦略の一環になってしまってるのがアメフトの面白いところだったりします。
Re:チャレンジ! (スコア:3, 興味深い)
ところが,例えば「~が起きたのは~よりも前か後か」みたいなビミョーな判定になってくると,ビデオを見ても(おそらく)結局のところ心眼で判断するしかないようなケースが多々あったわけです.判定用の映像は一般公開されないので,どういう感じだったのかは謎ですが,当時の30fps程度なビデオじゃ判断に悩むことも多かったでしょう.で,そうやって審判が何度も見返している間は自動的にタイムアウトになって,ヘタすると数分間もプレーが中断されるわけです.
その待ち時間というのは,単に「試合の流れをぶち壊す」というだけではなく,例えばノー・ハドル・オフェンス(作戦会議を開かず,間髪あけずに連発でプレーし続けて,防御側の混乱を誘発する戦略)の最中にビデオ判定になると(注:判定結果が出ていないのでdeclineもできない),攻撃側にとって作戦面で不利になるわけです.で,毎年,オーナー会議の議題にあがっては僅差で継続していました.それが最終的に逆転して一度は廃止になったわけです.
ところが世の中不思議なもので,廃止になった翌年には,廃止に票を投じたオーナーのチームに不利な誤審が何度も出て,「あぁ,昨年までだったらビデオ判定で修正されてたのにね」みたいなことになり,翌年からは「復活させるかどうか」が毎年の議題に上がっていたわけです.
というように,現状のルールは試行錯誤した末なので,良く出来たルールになってるのも当然じゃないかと思いますね.
Re:チャレンジ! (スコア:1)
一方、ファーストダウンかどうか微妙な時、メジャーを取り出して「あと1インチ足らん」なんてやっ
てるのを見ると何だか滑稽ですね。
Re:チャレンジ! (スコア:3, 興味深い)
別コメントでも書かれているように、プレーの中断時間による有利不利といった要素があるために、そこは正確さよりも迅速さが優先されます。
プレーが止まった時点ではボールが選手ダンゴの中で、正確な位置を特定するのが無理なことも少なくないですから。
一方、
>メジャーを取り出して「あと1インチ足らん」
を「基準点がアバウトなのに意味ねーじゃん」と思ってしまうのは自然ですが、実はここで求められているのは正確さではありません。
肝心なのはメジャーによって誰もが客観的に確認できること。
スポーツの判定は双方の選手(と関係者、観客)が「納得」できるものならそれでいいんです。正確さは納得できる判定を出すための手段に過ぎないんですよ。
うじゃうじゃ
Re:前世紀から言われてまんがな(古) (スコア:2, 興味深い)
私はこの話はNature Web News [nature.com]で知ったのですが,当該の会社のサイトをリンクするくらいなら
プレスリリース(PDF) [hawkeyeinnovations.co.uk]も紹介してもよいのに,と思います.
今回の話でなぜHawk-Eye Innovations社がこのようなキツ目の反応をしたかというと(だから盛り上がっている訳ですが),
ITFの求める誤差というのが±5mmであるのに対して,誤差の標準偏差が4.6mmだという論文だったからだと思います.
これだとぎりぎり基準を満たすかどうかというところになってしまうので,Hawk-Eye側は「いや誤差は3.6mm以内だ」
と反論しているわけです.(従って誰も100%正確であるとも正確であるべきとも主張していない)
ボールの位置は,Hawk-Eyeと比較する「正確な位置」の方にも誤差があるので,原理的に0にはなりませんし,キャリブ
レーション次第で良くも悪くもなります.
そういった背景を分かっていると,ウィンブルドンの決勝でHawk-Eyeの出力が「1mm入っている」だったとき,誤差の
範囲内の本当に微妙な判定であると分かりますし,全てに誤差や信頼区間をつけるよりは主審の「権威」に最終的に頼る
方が人間社会では話が早いことも(当事者は別として)納得できると思います.
kaho