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アレゲなニュースと雑談サイト

mhattaによる 2008年07月05日 3時00分の掲載
結局素材次第か部門より。

schiavona 曰く

名工アントニオ・ストラディバリの手による「ストラディバリウス」は1つが数億円もすることでも有名なヴァイオリンだが、あまりに高価なため解体調査などが行えず、その音の良さの理由を調べるためにかんな屑を使って核磁気共鳴や赤外線分光で調査したこともある。それならと、今度はCTを使った調査が行われた(論文)。ストラディバリウスを含む1700年代に作成された5挺のヴァイオリンと、近年作成された8挺のバイオリンを調査したところ、ストラディバリウスのほうが年輪のでき方が均等であったそうだ。そのころのヨーロッパは小氷期であり、それが間接的に証明されただけともいえるが、気温が一定した環境で育った木材を使うことができるのなら、当時のヴァイオリンが再現できるのかもしれない。

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  • 名器(オフトピ-1) (スコア:4, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2008年07月05日 9時43分 (#1377124)
    昔 11PM で,「官能の名器」とかなんとかなタイトルの特集を目をギンギンにして待っていたら,ストラディバリウス特集でがっかりしたことがありました.
  • ストラディバリウス等の名器が誕生した時期のヨーロッパは小氷期で、そのころの木材の年輪は現代のものに比べて均一という事実は、ある程度よく知られている事なのではないかと思うし、ストラディバリとジェズの名器を数挺も集めた割には、この論文の結語の「クレモナ派の使用した木材と現在のバイオリンの材質の違いは明らかであった」ってーのは、弱すぎな気がするのですが。
    残念っス。
    非破壊分析だけではわからない事もあるんじゃないかとおもうんですが、バイオリンの製造に関してのことならば、ある程度歴史的および文献的な側面からの研究と絡めた方が結論により明確な方向性が打ち出せたんじゃないんでしょうか?

    だいたいクレモナ派でも大御所レベルの工房の作品との比較対象が、20世紀後半〜21世紀に制作されたバイオリンのみっつーのも残念っス。
    クレモナ派でもさほど有名でない同時期の工房や、クレモナ派が使用していた木材とほぼ同時期のものではないかと推定される木材で制作した後代のバイオリンなんかとも比較したほうが、もうちょっと論文的に広がりが出たんじゃないっすか?
    非破壊分析だからこそ、試料の数をそろえられる場合もあるんじゃないかな〜と思うんですがね。破壊分析なら、試料があつまらなそうな研究なんですから。


    微妙にオフトピですが、バイオリンの名器の音がいい音がいいとよく言われる割に、かーなーり注目されていないのがバイオリンの弓ですよね。
    名工の手になる弓なら単品でかなり高値という話を聞いた事がありますし。ものによっては音にもかなり違いがあるらしいですよ。
    ストラディバリクラスのバイオリンを使うのなら、かなり弓にこだわる演奏者がいらっしゃるのではと思いますが。弓+バイオリンの相乗効果についても調べて頂きたいな〜なんて思ったりして。
    バイオリンのメインの演奏法は、やっぱ弓でギコギコ弦を弾くあれですから。
  • Hatris (33732) : 2008年07月05日 19時10分 (#1377481) 日記
    ってのは、やはり弾き手じゃないとわからないと思う。

    弾き手にとっての良い楽器は、弾きやすさと音の良さを兼ね合わせたものなのだろうけど、この良い音ってのは、良い楽器の音とされるものを学習した結果じゃないかな。

    聴き手にとっての良い音は、一部の弾き手と同じような音の学習をした者以外にとって、
    単に自分の好きな音かどうかという比較基準で判断するわけだから、必ずしも良い音(とされるもの)ではないかもしれない。
    だから、この手の話をすると、まっぷたつに意見が割れちゃうんじゃないかって思うんですよね。

    私はクラシックな楽器には縁がないので、ストラディバリウスの良さはよくわかりませんけれど、
    心得のある電子楽器などでは、やはり良い音って思う物がありますけど、たとえばProphet5 [wikipedia.org](link先がwikipediaですみません)の音がいいなぁと思っても、興味の無い人からみれば、2〜3万のポータトーン [yamaha.co.jp]の音の方が良いってことになるわけですし。

    あ、ちなみに、シンセ界だと、10年もあれば立派にビンテージ扱いです。
    しかも、日本政府公認でw
    PSE法問題の時にいろいろあって、こんなリスト(リンク先はPDFファイル) [meti.go.jp]ができましたし。
  • タイムリー (スコア:2, 参考になる)

    C0FFEE (36377) : 2008年07月04日 23時51分 (#1376921) 日記
    丁度、今日この本を読んだ後だったので、ストラディヴァリという単語をここでまた見るとは。
    千住文子『千住家にストラディヴァリウスが来た日』|新潮社 [shinchosha.co.jp]
  • 科学的な解明 (スコア:2, 参考になる)

    Futaro (2025) : 2008年07月05日 8時32分 (#1377089) ホームページ 日記
    バイオリンの音を科学的に解明しようとしている人も今までいましたが。。。。

    ハッチンス女史。彼女はそのために自分でバイオリン作ってしまった。
  • Re:ぷらせぼ (スコア:2, 興味深い)

    Anonymous Coward : 2008年07月05日 7時00分 (#1377056)
    楽器って「上限」を決めますので。
    ストラディバリは弾いた事ないけど、値段が桁違いの二つを高い方から弾くと、 安い方を弾いた瞬間に「ああ、こいつではここまでしか行けない」というのが、それこそ手に取るように分かります。
    ピアノも、ハンブルク・スタインウェイと某国産が家に並んでますが、同じ。母に拠ると、三味線も同じ。
    • Re:ぷらせぼ (スコア:2, 興味深い)

      petit.torrija (31677) : 2008年07月05日 14時10分 (#1377292) 日記
      既出兼オフトピですが、バイオリンの場合は本体固定で弓を取っ替えても
      値段の差を実感できますね。

      むしろ(経験がない/浅いという意味で)素人さんの場合は
      本体の違いよりも弓の違いを如実に実感してくれたりします。

      まあ弓の場合、音もそうですけど「弾きやすさ」が割と実感できます。
    • Re:ぷらせぼ (スコア:2, 興味深い)

      Anonymous Coward : 2008年07月05日 8時50分 (#1377095)
      この手の話をプラセボ効果だと言う人には納得してもらえないと思いますが、素人は単にどこに着目すれば良いかを知らないために違いを認識できないだけで、評価するポイントや基準を経験から習得し、その違いを判断できるのが「プロ」というものなんです。

      とは言うものの、素人でもさすがに初心者用と百万クラスくらいになると違いは分かりますよ。
      頭から否定するのではなく、一度聞いてみることをお勧めします。
    • Re:ぷらせぼ (スコア:2, すばらしい洞察)

      Ryo.F (3896) : 2008年07月05日 10時02分 (#1377134) 日記

      どっちがどっちだと知らないで弾いても違いがわかるってんなら話は別だけど。
      素人が聞いても、違いだけなら解りますよ。
      ただ、素人ではどちらが良い音かを決められない、と言うだけで。
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  • Re:ぷらせぼ (スコア:2, 興味深い)

    WindKnight (1253) : 2008年07月05日 8時27分 (#1377087) 日記
    「ストラディバリ」クラスになると、そういう面もあるかもしれませんね。
    楽器というより、骨董品とか美術品になると思っています。
    作られた当時とは、環境も演奏者も違いすぎて、昔と同じ音が出るかどうか、
    その音が今の人にどう受け止められるか、という問題があるでしょうから。

    音楽は世に連れ、世は音楽に連れ。
    • 環境と演奏者の他に楽器自体にも手が加えられてる、という事実はあまり知られて居ない見たいですね。

      バロックヴァイオリン製作当時、弦はガットが使用されていましたが、現代ではヴァイオリンに金属弦を張るため弦の張力が大きくなっています。そのためバロック楽器はそのままでは使用できず、魂柱、バスバー(ギターで言う力木/ブレース)、駒などをがっしりした物に交換したうえネックも角度を変え、長い指板の物に交換されています。(参考リンク:バロック・ヴァイオリンとモダン・ヴァイオリンの違い [yahoo.co.jp])
      名器ストラディバリウスといえどもガワ(ボディ)だけ利用して、弦周りと楽器を支える構造体にかなり手が入ってる状態なわけです。

      というわけで、現代のストラディバリウスは古楽器のひびきの良さを活かして現代の演奏形態に合わせて改造された楽器であるというわけです。製作当時とは違う音色を奏でているのは間違いありません。
      • Anonymous Coward : 2008年07月05日 13時06分 (#1377256)
        >環境と演奏者の他に楽器自体にも手が加えられてる、という事実はあまり知られて居ない見たいですね。

        付け加えさせてもらうと,ストラディバリウスのバイオリンは「ストラディバリウスの工房の職人が作ったバイオリン」
        それがすべて現代に生き残って,すべてが良い音を奏でているわけではない
        もしかしたらストラディバリウス工房の駄作は伝承されず破棄されてしまい,淘汰されずに生き残った個体のみが名器として評価されているのかもしれない

        100年後には東欧や中国で作られたバイオリンの中にも名器となっているものがあるのだろうか?
        パキスタンあたりで量産されている南米の民族楽器があるそうなので,三味線や琴がみんな中国製になったとしても驚かない
  • この辺の [yamaha.co.jp]技術がうまく行けば300年も待たなくて済むかもしれませんね。

    まぁ、30~50年程度でヴィンテージと言っちゃうギターの世界はカワイイ物ですが。
  • Anonymous Coward : 2008年07月05日 9時24分 (#1377109)
    純粋に楽器としてなら、現代の一流のヴァイオリン職人が作ったものは
    すでに超えています。
  • Re:ぷらせぼ (スコア:1, 興味深い)

    Anonymous Coward : 2008年07月05日 10時09分 (#1377139)
    もちろん投資目的やステータスのためにとんでもない値段になっているのは確かですけど、それでも鑑賞目的の骨董品としてではなく、実際に演奏に使用された上で300年という長い期間、それも多くの演奏家の間で評価され続けている事実は揺るがないと思う。

    私も違いが分からない人間ですけど、成金やACが言うことよりも、その道のプロが言うことの方が信頼性があると思うんですが。
    まあ、それもプラセボだと言われればそれまでですけど…、それじゃ世界中の演奏家を否定することに(ry

    それにしても「思います」「かもですね」みたいな個人的な主観を「参考になる」とするモデは少し違和感があります。
  • Re:ぷらせぼ (スコア:2, 参考になる)

    Ryo.F (3896) : 2008年07月05日 10時11分 (#1377141) 日記

    そういう文化というか、お約束が存在しているのかもですね。
    あるんですよ。
    良い音、というのがその文化の中で学習されて、その結果、楽器の値段が決められて、その結果が学習されて、値段が決められて…というサイクルが回るわけです。結果、値段と音の比例(単調増加?)関係が出来上がります。
    だけど、良い音の基準、というのは値段とは別に決めることはできるんですよ。
  • elderwand (34630) : 2008年07月05日 10時29分 (#1377150) 日記
    ディジタルの世界の話 [slashdot.jp] なら、否定できるかもしれないが、アナログだし、一応その道の専門家が言ってることだし、、、

    ただ、「百万円クラス」というのが、何を指すのかわからないが、楽器によってはこの程度のクラスが「欲しい」と言ってる程度では、「プラセボ効果を期待」しているだけなのかもしれない。(擬似興奮剤効果?)

    #アップライトとグランドの音色の違い程度なら経験してるけど。
  • Anonymous Coward : 2008年07月05日 12時08分 (#1377211)
    大学で、学生オーケストラに入って、
    バイオリンを始めて、
    (勉強そっちのけで、留年してまで、はまった口です)
    4年ぐらいたったころ、
    某バイオリン専門店のフェアに行きました。
    もう、十数年前ですが。
    そこで、ストラディバリ(1億円くらいだった)を
    弾かせてもらいましたが、
    (弓も500万円くらいだった)
    楽器にまったく負けてしまっているという感じで
    全然、鳴らなかった記憶があります。
    100万円強の楽器が一番、いい音が鳴った
    感じがありました。

    むしろ、それで、ストラディバリって
    すごいなあと思いました。
  • 俺は非破壊検査という文字を見た瞬間、(株)非破壊検査のCMのドミノ倒しの映像が脳内で流れました。
  • NOBAX (21937) : 2008年07月06日 6時00分 (#1377748)
    所有者だった辻久子さん話では
    大きな音が出ること、遠くまで減衰しないで音が届くこと
    が利点だと言ってましたよ。
    別に美しい音がするわけではない。
    実際、ストラディバリと普通の「高級」バイオリンと弾き比べて
    くれましたが、「高級」バイオリンの方がいい音だと思った人も多かったです。
    私もそうでした。
  • the.ACount (31144) : 2008年07月08日 12時55分 (#1379129)
    そもそも芸術自体が主観の世界なのに、それを「プラセボ」とか言うのはオカシイ。
    定量的な音量とかに及ぼす影響に限れば評価できるだろうが。
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