「理系科目は文系科目より難しいから、成績の評価基準を変えるべき」という主張 106
ストーリー by hylom
文系叩き禁止 部門より
文系叩き禁止 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Achieving top grades in science subjects more difficult, proves research(邦訳すると「理系科目でトップの成績を取ることは難しいと調査が証明」)というリポートが、Durham大学の研究者によって報告されている。
この調査はイギリス在住の約100万人の学生を対象に、成績データの比較を行ったもの。物理や化学、生物といった理系科目は演劇や社会学、メディア学、英語といった文系科目よりも良い成績をとるのが難しく、また文系科目を選択するほうが、理系科目を選択するよりも総合的に成績の向上が期待できるという結果が得られたそうだ。
研究者たちは、学生が良い成績を楽に得られる文系科目をより選択する、といったことに懸念を示しており、これを防ぐために科目ごとに「成績のスケーリング」を行うべきだと主張している。
個人的には、論理的に答えが導き出せる理系科目の方が簡単に感じていたのだが、日本でも同様の傾向は見られるのか、気になるところだ。
基準が違うことを理解できないのが問題 (スコア:5, すばらしい洞察)
センター試験の国語や英語が、いかにアホくさいかということについては、文系も理系も意見を一致させるのではないだろうか。
文系科目のレポートの評価って本当は凄く難しいと思うんだが、教授自体がその辺に気を遣ってる暇がないから、結果として評価も適当になって、ありふれた内容が蔓延して、文系の方が単位はとりやすい。
理系は採点基準がある程度明確だから(過程によるけど)採点は厳密だし、問題も難解になるから『過去問』という慣習が常態化する。
Re:基準が違うことを理解できないのが問題 (スコア:3, 興味深い)
このうち、理系科目については、正しい/間違っているがはっきりしたまま、問題を難しくすることが比較的簡単。中には、超ヒモ理論とかフェルマーの大定理の証明とか、理解できる人が世界で数えるほどしかいない難しい問題でも、白黒が付く。
一方、文系科目は、正しい/間違っていると白黒つけられるのは、暗記物に代表される比較的単純なものばかりで、白黒つけられる難しい問題をつくるのが難しそう。たとえば、歴史的判断(「そのとき歴史は動いた」的な判断)や、経済政策など、理論があるようでない(すくなくとも自然科学的な意味での理論はない)
ましてや、英語とかで、めったに見ない単語がやたらでてくる格調高い文芸作品を取り上げて問題難しくするなんて、目的と手段を完全に取り違えていますね。古典文学を研究したい英文科の学生向けならわかりますが、「英語」を履修したい一般の学生が直面する問題は、文芸作品じゃなくて、論文や新聞記事、契約書ですから。でもそればかりだと難易度が上げられない。
Re:基準が違うことを理解できないのが問題 (スコア:1)
Re:基準が違うことを理解できないのが問題 (スコア:4, すばらしい洞察)
>美しい、判りやすい、説得力、共感性がある
>と云った主観的な評価が主であるって事じゃないですかね?
それはさすがに偏見でしょう。学問である以上、データや文献、先行研究に対する
整合性は求められますし、同業者が頭の中でトレースできるような論理を備えてい
なければ評価はされません。一部、文芸批評・現代思想・哲学の分野では言語の限
界を論じる必要性から言語の私的な用法が蔓延し、部外者には論理の筋道がほとん
ど見えないという問題はありますが、どちらかというと特殊な事例だと思います。
Re:基準が違うことを理解できないのが問題 (スコア:3, すばらしい洞察)
ちなみに「芸術的センス」と括って終わらせる人が多いけど、この9割は(数学等の理数系学問におけるセンスと同じく)技法やテクニックで補えるものだということを理解すべきだと思うなあ。本当にとんがった一部の芸術家が居るのは事実だけど、それは本当にとんがった一部の数学者と一緒で、その他は後天的に身につけることができるスキルに過ぎないので。
Re:基準が違うことを理解できないのが問題 (スコア:1)
は、文系的に立証しようとすると社会性や時世、教育、文化等の違いで解釈の仕方がいく通りも存在してしまうのではないかと思います。
その辺が理系と文系の本質的な違いのように感じますがどうなんでしょう?
Re:基準が違うことを理解できないのが問題 (スコア:1)
もっと評価されていい (スコア:2)
講義と実験で「1単位」の基準が違う (スコア:2, 興味深い)
第2項:前項の単位数を定めるに当たつては、一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容を
もつて構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を
考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。
一単位とする。ただし、芸術等の分野における個人指導による実技の授業については、大学が定める時間の
授業をもつて一単位とすることができる。
つまり、45時間の学修をもって「1単位」となるのですが、大学に拘束される時間に比して付与される
単位数が講義・演習と実験等では異なります。
# 非実験系の講義でも実際に45時間の学修を要してくれたら、不公平感は減るのになぁ。
理系的発想 (スコア:5, すばらしい洞察)
文系の方が楽だ、というのを変えようとしないんだな。
#問題提起としては良いけどね
Re:理系的発想 (スコア:3, 興味深い)
それは多分、このレポートのそもそもの研究動機が
「文系が簡単なのは制度が間違っているからだ」みたいな義憤ではなくて、
米国は学部時代のGPAがその後就職・転職までずっと付きまとう [hatena.ne.jp]
うえに、奨学金も取りづらくて「理系離れヤバスwwww」っていう状況になってるから、
ハンディキャップかけてでも「文系オワタ\(^o^)/」させて理系の魅力を高めなきゃ、
っていう問題意識から出てるものだからそういう結論になったんじゃない?
文系は別にパラダイスでも何でもいいけど、理系の不満感はなくさないとヤバイよね、っていう。
ごめんなさい。
Re:理系的発想 (スコア:2, おもしろおかしい)
理系を簡単に!!!→「統計的手法を用いて点数のスケーリングを実施だ」
文系を難しくしろ→「わかった。じゃあ、こんどはインドカレーの作り方でも出題しよう」
という対比を示したかったんだ。折衷案としては、答案を紙飛行機にして飛んだ距離をスケーリングしても良いよね。
#いいよいいよ、よくないよ・・・
Re:理系的発想 (スコア:2, 興味深い)
卒業後の評価で、学生時代に何をやって何をなしたかを問題にしないで一律にしてるのが悪いのに、
在学期間中の評価方式に下駄を履かせておけばいいというのは解決になってないんじゃないかな。
そこを変えずにハンディキャップがつくから理系が魅力と感じる人間を増やすのは、
頭数だけ見て問題に真正面から取り組んでいる意識を感じないなあ。
思い込みだけで、まず5000人月計上ありきの無謀な猪突猛進型プロジェクトの臭いがする。
で、まあこれはイギリスの学生を対象にした話でしたっけ。
国を問わず理系離れを憂慮してる動機は、「世の中を良くする人材が足りない」という、
個人の不平不満にとどまらない問題意識があって欲しいと思うのだけど、
それならスターを国内に留まらせるにはどうするか、を考えたほうがいいと思います。
というのも光速より速い光 [amazon.co.jp]という本の中で、イギリスの優秀な理系の頭脳が国外へ出て行く、
それを嘆いてる箇所が出てくるのだけど、そこには権威主義や足の引っ張り合いが原因とある。
要するに、理系が理系として上にいくキャリアパスの不在、へし折られ構造が問題だと。
学生にとって理系でなら落ちこぼれても、文系の落ちこぼれよりマシだから理系を選ぶ、
そういうモチベーションで選ぶ人間が流入した所で何も変わらないんじゃないかね。
学ぶ人数が多くなれば、数学に目覚める優秀な人間も多く出てくるはずだろう?
それって、やっぱりエンジニア不足説を垂れ流して、向いてない人材まで頭数に確保して、
その中で数人ものになればいいやとデスマに放り込むIT案件に似た不幸の連鎖臭がする。
(向いてないのに従事してるんじゃ、ワープア感もひとしおなのは当然)
理系大学でモノを教えてお金を貰う人たちは増やせるかもしれないけど、
本当の意味で「後進を育てるにはどうするか」という問題意識とは違うわけで。
熱い風呂に入れないから、温くしてやるばかりで調整していたら、
いつか風邪をひいてしまいますよ。
理系をレジャー化させれば学問としての理系が流行るというのなら、
もう全ての学問はレジャー化させればいいよ!(暴論)
Re:理系的発想 (スコア:1)
#それほど興味があるわけでもないので他のページは見ていません。
偏っていないと宣言する人なんて信用できん
大学入試の経験によると (スコア:3, 興味深い)
理系の科目は0点になりうるけども満点もユメじゃない。
という傾向があったように感じます。
理科の中でもやや文系的な「生物」、「地学」とバリバリ理系な「物理」、「化学」も似たような傾向があったような。
それで我々のころは、医学部を受けるのにもかかわらず、満点を狙える「物理」、「化学」を選択し、「生物」を選択しない人間が続出していましたね。
#今は「生物」必修になったわけですが。
Re:大学入試の経験によると (スコア:3, 興味深い)
頭に「獣」がつく医学学科出身者です。
この分野はえてして(私立は)大学の規模が小さく、そうすると生物や化学のスペシャリスト(先生方)は多いのですが、物理のスペシャリストは外部講師だけ(しかも一人とかそんなの)なので、必然的に物理の試験問題を一人~少数の人間で作ることが多くなってくるそうです。
その結果、毎年の傾向が決まってくるなんてことも。
おまけに、他の2教科に比べて難易度も低めだったりするし。
で、物理受験組が毎年おいしい思いを‥‥‥。(^^;
ただし、入学はできますがついて行くのが大変らしく、生物学や動物学の単位を落としまくっていたり、そうでなくても(まじめな一部のやつは)大変な努力をすることになり、物理も生物(学)も勉強する羽目になるんだったら最初から生物で受験すりゃあよかったなんていってました。
# 理解できないことは、丸暗記しているそうな。
# 国家試験の勉強をするまで、理解に努めようとしなかった猛者もいたなぁ。
# 一緒に勉強していて、大変。(=.=)
聞くは一時の恥。聞いたら一生の恥?
Re:大学入試の経験によると (スコア:1, おもしろおかしい)
わざわざ、こんな思わせぶりな前置きをされると、
「獣」は「獣」でも「~耳」「~姦」学科があるの?
と…レスをつけたら負けですかそうですか。
Re:大学入試の経験によると (スコア:3, 興味深い)
最近はそこそこの点がとれる生物にむしろ重心をおいて、むずかしい「物理」から逃げていく傾向がでています。 記憶が重みを持つ勉強法にシフトして、論理性思考が訓練されなくなりました。 そのため、論理的思考ができない医学部生が増えています。
医学は記憶/経験も重要ですが、それ以上に論理的思考から症状の原因を類推する能力が要求されます。 特に難しい症状の時には記憶では太刀打ちできません。また最近は放射線治療など直接物理の知識が要求されています。 しかし、そのための訓練を受けてない学生が増えたため質は明らかに低下しています。
一時期「物理帝王学」と言われ、「理系の人間は全て物理を学べ」的な意見が罷り通ってました。 この意見はたしかに極端ではあるのですが、一理ありました。 しかし学問的対立から、生物を主とする人達は「物理を学んでも役に立たない」と物理教育に対して反対していました。 たぶん、最初は予算獲得と自己の立場強化の為のプロパガンダだったでしょう。 それらが発達し、理系科目の中での物理離れが起きました。 おりからの「バイオブーム」とマスコミの誘導でより物理を排斥する傾向が強まりました。 その時の一例として使われたのが冒頭の文句で、「医学部の学生が生物を学ばないのはどうか」です。 たしかに理があったために、市民権を得、理系内での物理のウエイトは減少し、物理の教員数も減少しました。 また、高校生や大学生も物理を学ばなくなりました。現在高校で物理を必修にしているところはどれくらいでしょうか?
一連の排斥運動の結果、生物系の予算は増えいわゆる「役に立つ学問」が幅をきかせるようになったのですが、 一方で理系科目が論理的思考重視から記憶重視型にシフトしました。 生物等も理系科目ですから論理的思考の部分はありますが、物理や数学のそれに比べればその比重はかなり軽くなります。
そして、いまがあります。さて、このままで良いのでしょうか?
私は、たぶん、知の崩壊は理系による物理という学問に対する攻撃から始まったと思うのですが。
#こんなことIDでは書けないので、匿名で。
Re:大学入試の経験によると (スコア:3, 興味深い)
文系は、数学ができないのだから現実には体育会系と重なる集団であり、そういう集団が牛耳っているから理系の力は延びようがない。東大を出てスタンフォードのPhDまで取っても、選挙は結局家柄だのみな鳩山氏が良い例です。かたや欧米では、物理の学位を持ってます、などと選挙ポスターに書いてありますよ。しかも投票率はめちゃ高い。問題の根は深いと思います。
Re:大学入試の経験によると (スコア:1, 興味深い)
メンドくさいので二点について簡潔に。
「物理学帝国主義」というのは昔(1950〜60年代くらいまでかな)よく言われたものだけど、「物理帝王学」てのは初めて聞くなあ。医学部のジャーゴン?
なんか物理学者に罪がないように書いてるけど、物理学帝国主義が叫ばれてたころ、物理学者の一部は、(実際の言い回しはともかく)要するに「化学や生物学は科学じゃない。物理学者が乗り出して科学にしなくてはイカン」という意味のことを言ってたんで。
そんなこと言われりゃプライドは傷つくし、ほっといて「生物学は科学じゃない/未成熟な科学だ」なんて社会的コンセンサスができてしまえば予算や人員を減らされる可能性もあるし、生物屋さんたちも心穏やかではいられんかったでしょ。「さきに喧嘩を売ったのは物理屋だろ」って感じだったのかもしれんよ。
俺も「物理教育反対」てのはやりすぎだと思うけど(でもホントにそんな強い動きがあったのかなあ?)、「生物学なんて必要に応じてちょっと勉強すりゃ足りる程度のものだからことさら教育する必要はない」くらいの勢いだった物理学者もいたような。
# さすがにちゃんとした論説でそんなこと書いてた人はいないかもしれないけど、
# 対談とかでひょろっとそういう意味のこと言ったりしてたんだよね。
Re:大学入試の経験によると (スコア:2, 興味深い)
>1965年 朝永振一郎 量子力学
>1973年 江崎玲於奈 半導体物理学
>1981年 福井謙一 物理化学
朝永は誰がなんと言っても素粒子物理学だろ。
小柴はプロジェクトリーダーではなく、本当に物理学者だろ。プロジェクトリーダーもできる研究者であって、彼の物理才能はやはり ノーベル賞を受けるのに値する。まるでプロジェクトリーダーだけの書き方は失礼を通り越しているぞ。
福井は微妙だけど、量子力学を知らないと駄目だから物理化学とはいえ、75%物理で25%化学でないかい?
リストをつくるならもう少ししっかりしようよ。
それはともかく、高校の科目でわけると、物理は約5名で、生物は2名、化学2名って感じでしょうか。
この人数比が逆に物理を攻撃している原因になっていると聞いたことがあるけどね。特に現在教授クラスの人は湯川、朝永に影響されて物理を目指したけど、挫折して生物や化学をやっているので、自己正当化の為に物理を攻撃する傾向にあると、聞いたことがある。どこまでが本当か知らないけど、その分野の方が言っていたので、ある程度は正しいと思う。
>新聞沙汰になるくらいの大発見を日本人の物理学者が行ったりしないと風向きは変わらないかもしれません。
新聞が取り上げない、他の雑音で消える等の虐めはありますよ。
Re:大学入試の経験によると (スコア:1, 興味深い)
放射線や音波や電気についての基礎がないので、
原理を全く理解できていません。
電メスとかCTとかMRIとか・・・。
高校で習う程度の生物知識なんて、あとでいくらでもつきます。
しかし、物理はとっつきにくいので「やらされないと」知識がつきません。
生理学でも、たとえば神経は電位差で情報を伝えているのですが、
それを理解する為には、高校物理程度の電気についての知識が必要です。
生物よりよっぽど物理のほうが重要です。
日本では (スコア:3, 興味深い)
出席してれば優が取れるとか、感想文程度のレポートを出すだけで優が取れるとか、ノートをコピーして丸暗記すれば優が取れるとか、むちゃくちゃな講義が多々あるから。
以下、私が経験した講義の数々(いずれも基礎的な講義)。
出席重視の生物分類学の講義は受講者が200人もいて、いつも満員。
同じく出席重視の労働法学の講義は300人。出欠を取るだけで30分使用。代返が横行。
レポートを書けばいい戦中政治史学は、本当は100人いるのにいつも10人ぐらい。
演習をするだけの情報学は、出席してぬるい課題をやるだけ。
中東歴史学は、少数精鋭の鬼のような講義。1回の講義で濃い内容を2世紀ぐらいやるというむちゃくちゃな分量で、しかもテストも論述が5題で暗記では解けない。
西洋哲学は内容が難解すぎ。存在とか時間、無限についてマジで哲学するという内容。評価は己の哲学を披露し、教官が感動するかどうかというすごいもの。
社会学の社会調査論はミニ社会調査をしなければならない。金も時間もかけてデータを集め、その分析に統計処理の専用ソフトを使用するという本格的演習。
Re:日本では (スコア:3, 興味深い)
文系の優の比率が、理工学系よりも概ね20ポイント高かったですね。
入学時の偏差値は概ね変わらないので、文系の授業の質、学生の面倒見がよいのでしょう:)
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非公開データなのでAC
Re:日本では (スコア:1)
文系科目でレポートだったり、小論文的記述式期末テストだと、甘い先生だとどんどん優をつけてしまう。 #1379195で言ってるように、手抜きの学生に優を乱発しているという噂を持つ文系科目の担当教員はいますね。
大学入試のような試験形態だと、文系科目と理系科目で差はつかないと思うけど。逆にセンター試験とかだと、物理や数学はきっちりやれば満点とれる科目だし(得点分布をみればわかります)。
Re:日本では (スコア:1)
#理系単科大学だったから文系に潜り込んだりもできず
Re:日本では (スコア:1)
同じ学科内の学生間でも成績の優劣が効いてくるから、
優を取りやすい科目を選択するってのはあったな~。
何のために講義を受けてるのやら、ではあったが。
# 噂では優良可で、3-1-0点だったはず。
# 不可がマイナスではなかったので、幸いだった覚えあり。
難しいので (スコア:2, 参考になる)
なんてギャグがまかり通るシステムが問題。
選択式の入試は他にもいろいろと問題があるので制限を加えるべきだと思う。
別に文系科目と理系科目の評価価値が同じである必要はない。
それぞれにそれぞれの価値があるんだから。
問題なのはそれを同じものさしで測ろうとする行為そのものと、それぞれが相互に代替可能なステータスだという誤解。
理系離れの理由? (スコア:2, 参考になる)
確かに進学に有利な科目とそうでないの、はあったねえ。
でもそれは文系理系って区分けじゃなかったような。
理系離れは、理系を出てもいい目を見ない社会システムの問題だし・・・
文系科目が楽だからってのは理系大学関係者の妄想でない?
うちの大学(理系)の場合 (スコア:2, 興味深い)
Aが0人、Bも0人、Cが5~6人、残り不可、というすばらしい授業があります...
#ちなみに平均点が20点行かないという...
内容自体は講義を聞いててそれなりに学習すれば取れそうな内容なんですが、
60分で終わらない量を出すなよと...
#まもなく試験なので、AC
この主張に (スコア:2, すばらしい洞察)
元記事読みましたが (スコア:2, 参考になる)
タレコミでその辺の解説があればもっとわかりやすかったと思います。
ただ、元記事は「科学・技術とそれ以外」と言う区分けはしてても、
トピ名にあるような「文系」と「理系」という区分けはしてなかったように思いました。
イギリスの社会的な問題を、「文系・理系」といういかにもスラド的で
下世話な話題に落としてる気が。
リンク先はAAAS(アメリカ科学振興協会)のサイトなんですね。
ということは、これは単に大学の先生の主張ではなく、もう少し上の組織の
主張だと考えるべきなのでしょう。切実ですね。
Re:元記事読みましたが (スコア:1)
といっても、日本と違って、大学入試で点数での単純な評価はないですから、まぁ「そりゃそうだよなぁ」くらいの調査だと思いますよ。A-Level の科目の中には日本語もありますが、これで良いスコアとっても大学側は数学や物理と同じ評価はしませんから。
#そのことを分かってコメントしている人は皆無ですね。
「文系科目は理系科目より簡単だから、成績の評価基準を変えるべき」 (スコア:1)
Re:「文系科目は理系科目より簡単だから、成績の評価基準を変えるべき」 (スコア:1)
理系科目は理論の先に答えがあるので難易度が高い(≒いくつもの理論や解法を知っているから解ける)ことを得点の尺度にしているのでしょう。
一方文系科目はというと、論理的な回答を求める一方で創造的な尺度を推し量る術を(少なくとも学校のテストは)持っていないわけで。
例えば文系の最高峰の能力と言えば売れる小説を書ける能力がその一角に該当すると思われるのですが、その能力を量る指標は無いですよね。
あと、正しい敬語やビジネスマナー、経済感覚なんかも文系に属する能力として非常に重要なはずなのですが、やはり評価はされてないですね。
評価される分野が網羅されていないのですから、簡単なのは自明かと。
Youthの半分はバファリンでできています。
Re:「文系科目は理系科目より簡単だから、成績の評価基準を変えるべき」 (スコア:2, すばらしい洞察)
いつも思うのだが、そんなもの「まで」文系と呼ぶのは、なんでなんだろう?
文理は関係ないだろ。
#経済感覚はむしろ理系じゃないのか?だってあれは算数だろう。「自分が払えるかどうか」という計算だ。
Re:「文系科目は理系科目より簡単だから、成績の評価基準を変えるべき」 (スコア:1, すばらしい洞察)
払えるかどうかと、サービスや商品が妥当な値段なのかを判断するのは別次元です。
Youthの半分はバファリンでできています。
トップは1人 (スコア:1)
Re:トップは1人 (スコア:1)
科目がぬるいのか、学生がぬるいのか (スコア:1)
文系科目は採点における優の割合が多いのか、
文系の学生は外様の理系の学生に易々と優を奪われるほど学力が低いのか、
この報告はどっちが言いたいの?
成績の評価基準を変えるよりも、
就職の採用基準を変えるほうがよいよな。
Re:科目がぬるいのか、学生がぬるいのか (スコア:3, おもしろおかしい)
フランスの受験生の親に聞きましたが、文系だとかなり優秀でないと就職が難しいそうです。欧米でも、理系の人はコミュニケーション能力が(相対的に)劣るように見えますが、それでも数学は大事という意識があるのだと思います。日本もこれ以上遅れをとらないよう、さしあたり、文系の人の画面の右上に常時「文系」と表示することから始めるべきです(もういいって?)。
偏差はどうなってる? (スコア:1)
どうなってたんですかね。
点数が定量的に出せる理系科目は正規分布に近く、評価基準にブレの出やすい
文系科目はそうではないんじゃないかと感覚的には思うのですが。
ざっくりいうと、「1問1点、全100問」の教科よりも、「1問100点、全1問」
の教科ばっかり選択したほうが、「全教科満点」はとりやすい、ってこと。
# どの科目でもトップは一人じゃ?と最初思った。
Re:偏差はどうなってる? (スコア:1)
差がつくのが嫌なら、センター試験みたいに後で下駄をはかせ
ればいいような。目指すのが「成績の向上」であって、
「学力の向上」じゃないんだから。
大学時代、「君の成績はでこぼこありすぎて、総合で見ると
どうしても高くはならない」と言われてましたが本望です:-)
甘い汁を吸いたい奴は吸えばいい。 (スコア:1, すばらしい洞察)
文系は楽でいいだとか、理系は大変だからとか
そんなこと考えてる時点で可能性がないと思う。
好きなことすればいいじゃない。
好きだから勉強してるんでしょ?
Re:甘い汁を吸いたい奴は吸えばいい。 (スコア:2, 興味深い)
>好きだから勉強してるんでしょ?
日本の大学の現状を見て欲しい。
現役大学生だが、理系の文系教養では、文系の文系教養と同等のものを取らせている。
しかし、文系の理系教養は文系専用に用意され、理系の理系教養とは全く異なる授業を行っている。
あなたの好きなことをすればいい。好きだから勉強している。という主張は認めたい。
けれども現実では、理系に来てまで好きなことでない文系のことまでやらされている。
どうして理系の学位が取りたいだけなのに文系と同等な文系教科までやらされなければならないのか。
これは、大学の受験自体にも言える。
文系は数学Ⅲや数学Cは受験に利用せず、更には高校での授業も無い。
私もこのタレコミ人の言う理系科目が難しいから評価基準を変えろなどという主張が正しいとは思わないが、
理系は必要以上に文系科目をやらされていることから、何かしらの措置は必要だと思う。
文系にも理系科目を取らせたり、理系にある程度の文系科目の免除をすることは出来るだろう。
評価基準は同じで良いから (スコア:1)
関連ストーリ (スコア:1)
http://srad.jp/article.pl?sid=08/03/26/0226201 [srad.jp]
が、入ってないのは残念。
以下のコメント
http://srad.jp/comments.pl?sid=395202&pid=1319505#1319622 [srad.jp]
が興味深い。
で、ちょっと調べてみるとイギリスの大学生も金に困ってるらしい。
奨学金も似たような事情があるのかも知れない。
知ってる人のコメントが欲しいところ。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
現役学生から言わせてもらうと (スコア:1)
理系の大学に通っている身として率直に言わせてもらうと、
結局のところは大学に入学した後に
”どれだけ目的意識を持って勉強に取り組んでいるか”
ということにあると思います。
情報系の単科大学に通っていますが、私の通っている大学は一般に
「高校で物理をとっていた生徒の方が物理関連の教科の点数が低い」
という事を先生がおっしゃっていました。
また、文系(第二外国語など)は明らかに教員の好みで合否が決まっていたような…
(絶対に1/3は落とすと宣言してたのもいたし…そして実際に落とした)
実際問題として高校で学んだことと大学で学ぶことの間に大きな溝があることを感じさせられます。
まあ、大学のレベルが低いんだろ?と言われれば何とも言えませんが…
いちおう理系に身をおく人間としては文系科目はとっつきにくい感じはします。(英語除く)
応用できる論理の展開の範囲が広い気が…
ハンディキャップ云々以前に高校以前の教育過程をまともにしないと…
理想としては理系も文系の入り口くらいは知っておくべきなんでしょうね…
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今日も実験、明日も実験、情報系なのに何で大腸菌をあつかうか
まあ確かに遺伝情報も情報系だが…
Fufuhu
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職業に貴賎無し、 (スコア:1)
と、わたしは昔からそう言っていたのですが。
その認識が広まりつつあるということで良い?
Re:理系のどこが難しいんだ? (スコア:1, おもしろおかしい)
これが文系科目だと、教科書を一通り読んでさえいれば細かいこと覚えてなくてもほとんど全問回答できるし、現国に到っては勉強自体が一切不要だし。
試験時間の半分も使えば書き終わって後は寝てるだけでいいから、暗記が必要な上に実際に手を動かして計算する必要がある数学や物理より相当楽だよ。
# 理系なのに入試に国語があったおかげで合格できた気がするのでAC