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43380 story

ベルサーチ、ドバイに冷却ビーチ付きリゾート建設を計画 120

ストーリー by GetSet

あるAnonymous Coward 曰く、

ファッションブランド「ベルサーチ」が、ドバイに冷却設備完備のビーチリゾート建設計画を明らかにした(Times Online本家/.記事)。

夏の平均気温が40℃、最高気温は50℃にも達するというドバイの気候でも快適に過ごせるというこのビーチは、現在建設中のパラッツォ・ベルサーチ・ホテルに隣接して建設される予定となっている。ビーチの下には冷却材の入ったパイプを張り巡らし地表の熱を吸収し、訪れた人が寝そべることが出来る温度にまでビーチを冷やすとのこと。巨大な送風機でビーチにそよ風を送るという計画もあり、ホテルのプールも冷却される予定だ。
ドバイに集まる世界の富豪やセレブ達に快適に過ごしてもらうためのサービス合戦は激しさを増すばかりだが、観光業界の搾取に対抗し、持続可能なツーリズムを提唱している英国の慈善団体はこのような設備は気候変動や環境破壊に拍車をかけるとして苦言を呈している。

なお、ドバイの電気料金の60%は空調代が占めるとのことで、住人一人あたりの二酸化酸素排出量は年間44トンとのこと。ちなみに日本では、2006年の統計で一人あたり年間9.97トンとのことである。

今さらドバイに、というのはどうかという気もするが…。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • ドバイの建築技術 (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年12月21日 21時02分 (#1477908)
    ドバイの建築技術というと、どうしてもこれ
    ドバイ-建築-生活 ありえない!!建設現場の真実 [yahoo.co.jp]
    を想起してしまいます。
  • 砂を丸ごと冷やすビーチ(ドバイ) [yahoo.co.jp]によると、

    「砂から熱を吸い、寝そべることができるぐらい冷えた状態に保ちます。これはまさに、トップの人々が求める贅沢ですよ」

    とはホテルオーナーSoheil Abedian氏の弁。ちなみにドバイの自然の砂浜は華氏110度(摂氏43度)にまで達するというのだから、環境保護団体がどう言おうと、Palazzo Versace Dubai [palazzoversace.ae]に泊まりドバイの海岸で寝そべりたい人たちにしたら、このような設備はもっともなことだろう。ドバイに出かけられない貧乏人はGoogle Map [google.co.jp]で眺めるだけで我慢しよう。
    なおホテルの完成は2009年末~2010年予定。

    # 40度だとぬるく感じるけれど、43度の温泉はかなり熱いと思うID
    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
  • まさに砂上の楼閣 (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年12月21日 16時40分 (#1477792)
    ドバイは今般の金融危機が直撃して大変なことになっているはずなのだが……
  • いまさらドバイに (スコア:2, おもしろおかしい)

    by new release (37404) on 2008年12月21日 19時55分 (#1477873) 日記
    と、誰しも思う。そこで逆に考えるんだ!!
    今からドバイに手を出す
    → 途中でポシャって無駄金となることは明らか
    → “へー、今時そんなに景気よくまわす見込みがあるんだ”
    → ベルサーチ、株価上昇


    # 絶対、ない。
    # ただ単に昔大株主なんかに説明しちゃったから計画だけは出さなきゃってとこかな。
  • ソドム、ゴモラ、バベル…
    --
    And now for something completely different...
  • まともに負荷計算が出来る人がいれば、
    まず発表前に消えるプランだと思うんだけどなあ。
    常識的に考えると実現できないので、
    もし完成した場合には、どうやって実現させたのか是非勉強させて欲しい物です。

    --
    答えはある。それを見つける能力が無いだけだ。
    • by Anonymous Coward
      冷却材ならそこらじゅうにあるじゃん。
      海水という名の。
      • ああ、確かに水冷は魅力的ですよね。
        塩水でなければいいんですけどね。

        --
        答えはある。それを見つける能力が無いだけだ。
        親コメント
        • ビーチの下には冷却材の入ったパイプを張り巡らし地表の熱を吸収し、訪れた人が寝そべることが出来る温度にまでビーチを冷やすとのこと。
          とあるので、べつに海水でもかまわないのではないかと。
          それに冷却材と言っても、ちょっと先の方にある海の深い目の所から水をくみ出せば、十分冷やせるだろう。

          打ち水のような使い方をしたら、そりゃあっという間に塩田ができてしまうだろうが…
          # ベルサーチの美人塩 とか言って売り出されたりして…
          --
          fjの教祖様
          親コメント
  • 星新一のショートショートで、極寒地に温室のドームを作り、その中の家では寒いくらいクーラーがきいていて、
    暖炉の前で暖まっていて、こういうのが本当の贅沢というのだろろうかってゆうやつ。

    真冬のアイスクリーム消費量全国1位は北海道だそうです。
    • by Sakura Avalon (12557) on 2008年12月22日 11時41分 (#1478155)
      あれの肝は暖炉の前で冷えたビールってところだと思います。私は酒飲みじゃないし最初に読んだときはまだ未成年でしたけど、すっごく気持ちは理解できましたから。ドバイが暑い場所なのは承知、でもそこにいてさえもなおいかに快適に過ごせるかというのは、たしかに無駄いっぱいだけど贅沢でしょうね。
      もちろんそれは美味しい物を求めるならばどうしても食材を吟味するなどしてコストが高くなってしまうといった贅沢とは本質的に異なるものでもありましょうが…。

      #心に余裕(ヒマ)がある生物。なんとすばらしい!! by ミギー
      #あたしゃ心にも懐にも余裕がありませんとも。ドバイは遠いな~。
      親コメント
  • by mamoru (617) on 2008年12月22日 2時18分 (#1478020)
    日本語のブランド表記は「ベルサーチ」じゃなくて「ヴェルサーチ」ですよ。
  • by Anonymous Coward on 2008年12月21日 16時31分 (#1477790)
    ビーチに風が来てないということ?
  • by Anonymous Coward on 2008年12月21日 16時53分 (#1477798)
    ドバイは金融で持っていると浅い人からは思われていますが、実際には金融危機下においても現生ダダ余りで、
    主要産業は余った現金で行われる土木とも言えるほどの状態です。

    一方で日本は金が余ってるとの思い込みによる地方へのバラ撒きがまだまだやめられません。
    例えばこんなのとか。
    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081221-OYT1T00190.htm [yomiuri.co.jp]
    ほんと地方は土木がないとやっていけないのかね。
    • by Anonymous Coward on 2008年12月21日 18時33分 (#1477840)
      地方のあらゆる土木工事を分別なく全否定する都市住民が多いのはなぜなんでしょう。

      あなたの日々食べているのはどこで生産され、どこを経由してあなたの前に来ていますか?
      あなたの目の前にあるものがあなたの前に届くまでに関わった人々は、どこで寝起きし働いていますか?
      それらの生産設備とそこで働く労働者の生活と職場を維持するために必要なインフラは本当に足りていますか?

      # エンジニア、あるいは技術系nerdならばシステム的な思考が出来るはずです。
      親コメント
      • by miishika (12648) on 2008年12月21日 18時41分 (#1477843) 日記
        都市にお住まいの皆様も、地方で土木工事を行うこと自体をとやかく言っている
        訳ではありません(悪く言えば「好きにすれば」ということ)。
        ただ工事にかかるお金を地方自身で賄っているのではなく、都市部の住民から
        取り立てた税金を地方に分配しているところ(さらには後世に借金をまわして
        いるところ)が問題だと言っているのです。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年12月21日 19時47分 (#1477871)
        土木工事を全否定する人は都市部にもまずいない。
        地方経済が土木事業を主産業として成り立っている状況から
        一向に抜け出せない、抜け出さないのが問題だと思っているから
        批判しているのだ。
        もちろん、この問題は都市部と地方という問題ではないことも全員理解
        しているから、地方の公共事業を減らせと唱える人もいない。
        公共事業は都市も地方も全国的に減らして、この構造から脱却すべき。

        でも、地方で働くと分かるけど、土木減らしたら日本成り立たないよ。いまだに。
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        • by Anonymous Coward on 2008年12月21日 20時54分 (#1477902)
          > でも、地方で働くと分かるけど、土木減らしたら日本成り立たないよ。いまだに。
          地方が日本の全てであるような書き方はイクナイ。都会はちゃんと成り立っているぞ。

          地方は自分の歳入に見合った歳出をしていれば何の問題もなかったんだが、
          このまま行けば借金まみれで、日本全体が夕張市と化すわけで。
          都会を巻き添えにしないで、自分のケツは自分で拭けよ。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2008年12月21日 23時51分 (#1477981)
            このコメントのACだけど、君、地方で働いたこと無いでしょ。
            僕は東京出身で東京の大学出て、就職してしばらく地方にいて、
            今東京に帰ってきているけど、土木減らしたら都市生活も成り立たないよ。
            土木や道路工事が本当にその設備を作るための工事だと思っている
            ようでは、まだ日本の姿は見えていないね。

            都市は成り立っているよとか、都市で使っているものはどこで作られているの
            でしょうとか、そんなレベルの話じゃなくてね。
            日本における仕事のあり方と、仕事の作り方の問題。
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    • by Anonymous Coward on 2008年12月21日 18時31分 (#1477838)

      ほんと地方は土木がないとやっていけないのかね。
      今の産業構造のままでは、やっていけないでしょうね。
      かなりな地方が「公共事業」という名の土木産業が地場産業であるわけで、これを切られたら大きな痛手でしょうね。
      産業構造が土木に大きく偏っていたりする(5割超とかもあったと思う)地方も多く、必要があろうがなかろうが土木工事を起こさないと失業者が増えてしまうという事態に繋がります。
      この産業構造を変えていかない限り、地方は道路を掘ったり埋めたりを繰り返して生きていくことになるでしょう。

      勿論、本当に必要な土木工事だってあるんです。
      インフラ整備が終わっていない地方だってあるんです。
      それは紛れもない事実。
      ただ、それをきちんと分担してもまだ余る「土建屋さんという名の公共事業屋さん」がいっぱいあって、仕事にあぶれる人が出てきちゃった。
      田中角栄の日本列島改造論に始まる土建屋国家としての利益再配分構造は、時代遅れになりつつあるんだと思います。
      なので「もう土建屋の時代は終わった」と大声で言える政治家が出てくることを期待したいところですが、地方出身の政治業者の地盤や出身母体は大抵土建屋さんだったりするんですよね...(町長選挙が土建屋の代理戦争だったりする町もあるし)。
      ま、現首相のお家も...ですから、ね。

      # オフトピちっくなのでACにしておきます
      親コメント
    • 実際には金融危機下においても現生ダダ余りで、主要産業は余った現金で行われる土木とも言えるほどの状態です。
      それが本当だとしても、かなりやばい状況なのは変わりないんじゃない?その「余った現金」が無くなれば、主要産業が潰れるわけだから。
      金融危機が無ければ、世界中に金が余ってたから観光客や別荘を持ちたい人達も呼べたんだろうけど、今やそれにはそれほど期待できないし。
      金融危機を脱して景気が良くなるのが先か、「余った現金」が尽きるのが先か。そういう問題なんじゃないの?
      親コメント
    • 議論百出だなあ。結局は「普通のサラリーマン」にとって、払った税金分の仕事を
      ちゃんとやってもらっているという実感がないのが根本原因だと思う。
      「地方で無駄な公共事業が行われているからそうなんだ」というのは尤もらしい説明だし、
      かなり当っている面もある。

      一方で日本は金が余ってるとの思い込みによる地方へのバラ撒きがまだまだやめられません。
      「日本は金が余ってるとの思い込み」を理由とするのは、あまり適切ではないと思う。
      特別会計という「色のついたお金」があって、一般会計とは違って道路整備にしか使えない、
      というようなお金が毎年5兆円くらいある。そういう制度があると、制度を死守したいと
      考える複合体が発生する。(自民党の古賀誠さんとか二階さんがその「顔」ということになる。)
      しかも、比較的巨額のお金なので、生活に密着した事業には配分されにくい、という特徴がある。
      たとえば地方都市の旧市街のメインストリートを拡幅するには、大勢の地権者の同意が必要で、
      手間暇と長い年月がかかる。それに比べて、農地を貫いてバイパスを作るのは比較的容易だ。

      ほんと地方は土木がないとやっていけないのかね。
      地方といっても公共事業で恩恵を受ける人もいれば、逆に生活基盤を切り崩される人もいる。
      旧市街で商売をしていた人が、バイパスにショッピングセンターが出来たせいで休業に
      追い込まれる、というのはその典型だ。(人の流れが変わってしまったことを、本人の
      努力不足に帰するという新自由主義的な考え方は不適切だと思う。) スーパーマーケットや
      外食チェーン店というのは「頭脳」部分を大都市に置いているから、地方にもたらされるのは
      わりと簡単なお仕事が中心、ということになる。そこで働くのは、もし個人商店が順調だったら
      跡を継いでいた可能性のある人達だ。あまり得をしたとは言えない。

      大都市住民が税金で損している分だけ地方は潤っている筈だ、という考えはもう止めよう。
      (一部に潤っている人はいるけど) あまり誰のためにもなっていない今のシステムを変えなきゃ
      ならない、と僕は思う。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      今回はベルサーチの話ですよ
      ドバイ運営とは別
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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