mhattaによる
2008年12月24日 17時20分の掲載
自動査読プログラムを使っていたのではないか部門より。
自動査読プログラムを使っていたのではないか部門より。
本家/.の記事より。
意味ありげな数学や科学用語を散りばめたデタラメな内容の論文を、哲学の専門誌に投稿したら掲載されてしまったというソーカル事件を覚えているだろうか? 今度はIEEEのカンファレンスに、自動生成された論文がアクセプトされるという事件が発生した。論文のタイトルは「Towards the Simulation of E-Commerce」(Eコマースのシミュレーションに向けて)、著者は自称Herbert Schlangemann博士。
実はこの論文、コンピュータサイエンス論文ジェネレータのSCIgenが自動生成したものだったのである。アクセプトしてしまったのはIEEEの2008 International Conference on Computer Science and Software Engineering (CSSE)。査読付きだったのはもちろんだが、このSchlangemann氏がなぜかセッションチェアに選ばれる(プログラム[PDF]の9ページめ参照)というおまけまでついた。なお、このSchlangemannという名前はあまり芳しい内容とは言いかねる(でもフリーに視聴可能な)短篇ジョーク人形劇フィルム、Der Schlangemannから採ったものだそうだ。
意味ありげな数学や科学用語を散りばめたデタラメな内容の論文を、哲学の専門誌に投稿したら掲載されてしまったというソーカル事件を覚えているだろうか? 今度はIEEEのカンファレンスに、自動生成された論文がアクセプトされるという事件が発生した。論文のタイトルは「Towards the Simulation of E-Commerce」(Eコマースのシミュレーションに向けて)、著者は自称Herbert Schlangemann博士。
実はこの論文、コンピュータサイエンス論文ジェネレータのSCIgenが自動生成したものだったのである。アクセプトしてしまったのはIEEEの2008 International Conference on Computer Science and Software Engineering (CSSE)。査読付きだったのはもちろんだが、このSchlangemann氏がなぜかセッションチェアに選ばれる(プログラム[PDF]の9ページめ参照)というおまけまでついた。なお、このSchlangemannという名前はあまり芳しい内容とは言いかねる(でもフリーに視聴可能な)短篇ジョーク人形劇フィルム、Der Schlangemannから採ったものだそうだ。
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他人事じゃないな (スコア:5, おもしろおかしい)
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Re:他人事じゃないな (スコア:3, おもしろおかしい)
うずらってのに引っかかったなぁ・・・
と、遠い目。
格差社会ニッポンを変える!
貸し渋り・はがしの温床、大銀行の厳正審査をやめさせよう!
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過去に事例あり (スコア:5, 参考になる)
CSSE も、3年前の WMSCI と同様、発表することにたいして意義のない、なんでも通るような会議ですので、まぁ自動生成でも突破することはありえたかな。ソーカル論文の方は一応その筋では一流誌とされているジャーナルが相手ですから、今回の話とは比べものになりません。
ちなみに WMSCI の事件は後日談があって、WMSCI の運営側から発表を断わられたので、会場となったホテルで別の部屋を借りて、勝手に一セッションでっち上げて発表をしたそうです。発表の様子がSCIgen のページ [mit.edu]から辿れますが、発表スライドも半自動生成、ビン底眼鏡に白衣姿で発表と、やりたい放題やってます。
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発表は? (スコア:3, おもしろおかしい)
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Re:発表は? (スコア:5, おもしろおかしい)
# 後に、ボーカル事件と呼ばれることになる。
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そして誰もいなくなった (スコア:3, おもしろおかしい)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
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正しくはIEEEがスポンサーの会議 (スコア:3, 参考になる)
Organizing Committees [highsci.org]をみると、10名しか名前があがっておらず、Technical Program Co-chairsはいるけど、平のTPCがいないみたい。
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そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:3, おもしろおかしい)
fjの教祖様
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査読付きじゃない (スコア:2, 参考になる)
発表件数枠に余裕があれば,何の選別もされず発表申込時のごく短いアブストラクトの内容によって適当なセッションへの配分が決定される.
セッションチェアは活発に発表をしている人(つまり活発に学会活動をしている人)が,いわばその人の義務として互選・指名のような形で選ばれる. その分野の研究者が少なければ仕事を割り当てられる可能性が高くなるが,普通は何の事前承諾もなく架空の人物が指名されることは無いはず. 分野によっては適当にカンファレンスの出席予定者に割り当てすることがあるのかもしれんが.
##某学会の来年春の口頭発表の準備をしているので絶対に匿名!
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Re:査読付きじゃない (スコア:3, 参考になる)
ポスターセッションでの発表のようです.
通常ポスターセッションに回るのは,口頭発表するよりは重要性の低い研究で,ほとんど査読なしと言って
構わないと思います.先ほど紹介したコメントにも「参加費を稼ぐために誰でも通すよ」的に書かれて
いますし.
カンファレンスの運営側も要旨しか読んでいないような状態かもしれませんし,そうであれば普通に
あり得る話だと思います.
ソーカル事件は今回のような単なるカンファレンスとは違い,一流誌で査読を受けて出版されたこと,
偽論文とはいえ,それと同じ体裁の「本物の」論文が多数存在していたこと,告発を受けても批判された
対象が真正面から問題に向き合わなかったこと(特に日本では)など,全く違う状況だと思います.
#とはいえ,本家で一番面白かったコメント(レビューも自動生成だったんだよ! [slashdot.org])
#のように気の利いた反応をしたいところ
kaho
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Re:査読付きじゃない (スコア:2, おもしろおかしい)
と書きつつIDだったら最高にかっこよかったのに
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Re:査読付きじゃない (スコア:4, 参考になる)
こういう発表を「論文」と称するのも違和感があります。もしproceedingを書けば
業績になりますが、下手すりゃ0.5報と数えられることもあります。
IEEEの実情はよく知りませんが、数行のabstractしか提出していないようですし
ポスター発表ですから実質的な審査はなかったのではないかと想像します。
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Re:査読付きじゃない (スコア:2, 参考になる)
なもので、情報学以外の分野の人と話していると、極端な表現ですが、主戦場は論文誌で会議参加は旅行という感覚なんだろうなー…と思うこともしばしばです(笑)
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Re:査読付きじゃない (スコア:3, 参考になる)
いやいや、学会発表を論文と称するのが一般的な分野もあるでしょうが、結局
「分野によるよね」ってのがnanno氏の主張なわけです。すべての分野で一般的
ではないのは、反例により明らか。
だからこそ、その親コメントにあるように
># それでよく,学位審査の受理用件に合致するかしないかで異分野の人間がもめるもめる.
ことになる訳です。
学会の報告書であれば記載するのは「論文」と付いててもすべて「その学会における発表」
ですから問題にならないでしょう。個人の業績報告書には分野による感覚の違いをを勘案
してか、論文、書籍、学会発表と分けて、さらに学会発表は国際学会か国内か、査読がある
のかないのかを区別して記載するようになっている場合が多いです。特にフォーマットが
分野をまたいで共通の場合はね。あとは分野ごとに重み付けを変えて評価すればよろしい、
ということでしょう。
最近私の隣の学科で、とある(それほど大規模でない)国際学会の査読会議がありましたが、
十数名の科学者が朝から晩まで一週間会議をしてました。もちろんどんな会話が交わされた
かは知りませんが、その期間の長さから察するに大変な仕事だったと思われます。
IEEEのような大規模な学会でたかがポスターに査読の手間を欠ける余裕がないのは想像に難く
なく、むしろ広く門戸を開くためリジェクトを控えるポリシーがあるのかもしれず、そこを
偽アブストが通ったからといって、「だから何」ってのが感想です。
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