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アレゲなニュースと雑談サイト

hylomによる 2009年01月13日 18時05分の掲載
啓蒙部門より。

capra 曰く、

BBCが報じるところによると、研究のための脳のサンプルが大幅に足りず、研究を大きく妨げているとのこと(本家記事より)。

研究対象の障害や疾患のある脳も足りていないが、健康な脳を提供してくれるケースが少ないことの方がより大きな問題となっている。ある研究者の言葉を借りれば、状況は「悲惨」の一言に尽きるそうだ。例えば、英国のOpen Universityの神経病理学研究所では「自閉症の研究のために使える脳のサンプルは15~20程しかなく、本当にひどい状態だ。意味あるデータを得るには最低でも100程は必要なのに、数が足りていないために多くの研究が進んでいない」との状態という。

一番の問題は、研究のための脳の提供を拒否している人が多いということではなく、単に人々に周知されていないことだそうだ。英国のパーキンソン病の研究所では、脳バンクに保存されているサンプルの9割が患者からの提供で、残りの1割の「健康な」脳は患者の家族や友人からの提供だという。また、スコットランドの脳バンク設立の際、不慮の死を遂げ解剖が必要となった人の家族に脳の提供を依頼したところ、9割以上の家族が快諾したという例もあり、人々の意識が高まれば提供の意思を示す人も多くなると予想されている。

ちなみに、日本では医科および歯科大学、もしくは献体の会に申し込むことで献体登録が可能となっている。

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  • パソコンに熱中すると「ゲーム脳」に? [slashdot.jp]

    運動をせずにパソコンやテレビゲームを長時間続けていることについては、セロトニン神経の活性化の点で問題があるのだとか。これらのことについては実証的なデータが少なく、そのため現在文科省では「脳科学と教育」検討会でこの点について研究を行っている模様だ。

    真偽のほどを雑談ではなく研究によって明らかにするために脳の提供をお願いします!

    --
    eComStation 2.0 Silver Release (RC7) http://ewiki.ecomstation.nl/ecomstation20rc7whatsnew
  • a-isaku (25287) : 2009年01月13日 18時54分 (#1490292)
    彼女の祖父が献体した時の事を話してくれたんですが、

    葬儀場に若い兄ちゃんが私服で数人来て無造作に遺体を車につんで行ったそうです。

    あんまりな扱いに当時中学生の彼女は泣きながら走り去る車を追いかけたんだとか。

    自分の家族がそんな風に扱われたら心穏やかじゃないなー。

    #30半ばの彼女が中学生の時の話を3年ぶりくらいに思い出して書くのでその辺は割り引いてください。
  • Anonymous Coward : 2009年01月13日 18時58分 (#1490295)
    この不安をもつ人も多いのではないでしょうか?
    実際、祖母も死後、病理解剖を行われた経験がありますが、十分な尊厳をもって取り扱われたか?という点では???の内容でした。
    #もちろん遺族 (父母)が了承した上です。
    くだくだしくは書きませんけど、縫合後や遺体の汚れ具合などなど。
    医師の友人のなかには「医学部では、きれいごとはさておき、ぶっちゃけ死体は物だしなあ…」という人もいたので、そういうものなのかもしれません。行き過ぎた患者至上主義は正されるべきですが、かつてのように「医師のいうことはだまって聞け。」式は通用しないように思います。
  • 献体とは? (スコア:3, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2009年01月13日 20時28分 (#1490373)

    BBCが報じるところによると、研究のための脳のサンプルが大幅に足りず、研究を大きく妨げているとのこと(本家記事より)。

    ちなみに、日本では医科および歯科大学、もしくは献体の会に申し込むことで献体登録が可能となっている。

    「献体」という言葉を広く解釈されて使っているのだろうと思うのですが、この言葉は法律によって規定されている言葉なので、いちおう指摘しておきます。

    「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」(いわゆる献体法) [ron.gr.jp]では、献体の目的は「医学や歯学の教育のため」「正常な構造を明らかにするため」と制限されていて、研究目的の臓器提供や病気の解明のための病理解剖などはみなこれに含まれず「献体」とは呼びません。もし自分の体を研究用に提供したかったら、学生の解剖実習に使われる「献体」はあまり向いていないということですね。

    通常は、研究者が自分の患者さんに直接依頼して、あるいは、自分のつてで同機関、他機関などに依頼して研究用試料を集めるのではないでしょうか。提供したい人は、かかりつけの医師を介して研究機関や研究者にコンタクトを取ってもらう感じでしょうか?

    # 建前上は、「献体」された遺体を研究目的に流用するのは違法ということに…。

    • pongchang (31613) : 2009年01月13日 21時43分 (#1490420) ホームページ 日記
      「プレパラートにして顕微鏡で見る」くらいしか法律が想定していないのが現在でも実務に支障が生じつつあります。
      死体解剖保存法 [houko.com]では「医学の教育又は研究のためその保存を必要とするとき」は「死者の相続人その他死者と相当の関係のある引取者から引渡の要求が」あっても引き渡さなくてもいいとあります。しかし、臨床目的に使う事に対する規定はありませんし、消費してしまった場合の返却には触れていません。
      インスリン依存性糖尿病の検査にはランゲルハンス島に対する抗体の有無が測定できると大変良いのです。昭和の昔は「いろいろな研究に大切に使わせていただきます」だけの同意で「何をどうやってその結果の収入は…」という同意無しに使わせていただいたのでしょうが、少なくとも国内では商業利用を臨床検査会社において認めてもらえないので、抗ランゲルハンス氏島抗体 [srl.info]は,患者血清を米国に送り、その血清を買ってきた膵臓に反応させ、抗体の有無を顕微鏡で調べる。という手順を実務上とることになります。抗GAD抗体が検査キットで測れるようになるとその必要性は薄れつつありますが、抗GAD抗体だけで自己免疫性1型糖尿病 [www.ne.jp]を定義できる訳でもないのです。さりながら、この「脱法行為」故にか?歴史の長い抗ランゲルハンス氏島抗体は健康保険の適応に成った事はありませんし成らないでしょう。
      ゲノム研究も進みつつありますし、蛋白などの発現解析も献体で行われていますが、新規遺伝子の正常での発現の検討を思い立ったら、どうやって検討するかというと売り物のDNA [asterand.com]を買ってきて調べます。
      ブロックであれば保存し返却が可能ですが、このように標本を一つの実験ごとに使い終わると無くなってしまう様な、研究方法が今後も増えてくるのです。
      説明と同意をくぐり抜けるのは大変困難ですし、品質の均一性を担保するにも、商業化というのは必然(献血も日赤の製剤の一つというのも思い起こして下さい)なのですが、法律がその存在自体を見落としているので、日本での可能性は乏しくなります。
      さらには、アルミホイルでくるんでいた冷凍庫の検体[pdf [pref.gifu.jp]]からのクローン再生の時代です。クローンに至らなくても、細胞を再生させて研究させるための試みのなかでiPS [jst.go.jp]がもてはやされて [nedo.go.jp]居ますが、この死体解剖法の死角をどうにも見落としているように思います。増やした細胞は皆お返しするのでしょうか?
      すくなくても、以前の同意書にはそんな同意の説明はないのですから今後「検体を検査の材料として使わせて下さい」「酵素で溶かして遺伝子を抽出させて下さい」「細胞を培養していろいろ調べます」などなど、文言を連ねてとても読解不可能な「同意書」にご理解頂ける方からしか、ご協力賜われないような時代はもう来ています。
      • Re:献体とは? (スコア:2, すばらしい洞察)

        hokuto (16888) : 2009年01月14日 2時18分 (#1490556) ホームページ
        >「読解不可能な同意書」をなぜ「読解可能な同意書」にする取り組みをしないんですか?

        あるレベルを超えて難解な文章の内容を理解できないのはもちろん、ある程度より多量の文章の内容を把握できない人が大勢いるからでは。

        ある文章を平易に書き下すことは比較的容易ですが、それではどうしても文章の量が増えます。
        文章を平易にし、量も一定以下に保とうとすると、どうしてもある段階で、情報量を削る必要が出てくるのです。
        しかし、あまりに情報量を削りすぎると、そもそもの同意書としての役割を担えなくなります。

        アレゲ風に例えると、「初代ガンダム(マグネットコーティング後)」が理解できない一般人に対して、
        「テレビアニメ機動戦士ガンダムの終盤、主人公アムロの操作に対して、搭乗機体ガンダムの操作追従性が追いつかなくなったことをうけて(ry」から説明したのでは冗長ですが、
        若井おさむ氏に「連邦の白い奴です」と言っていただくというのは、わかりやすいけれど正確ではない、という感じでしょうか。
      • Re:献体とは? (スコア:3, 参考になる)

        pongchang (31613) : 2009年01月14日 6時28分 (#1490604) ホームページ 日記
        平易さだけでなく、ご指摘いただいたように量に問題が生じます。
        善意を持って遇します、では済まなくなったので、具体的にどうしますという事を逐一同意を取り結ばないと[pdf [kobe-u.ac.jp]]、単に後に研究内容についてトラブルになるだけでもありません。民事刑事の争いに成ります。
        雑誌への掲載や研究費の取得と言った些事まで「同意がなかった」とストップされるのです。一番傷が深いのはメディアスクラムで大学の事務関係が一切その1点に吸収されてしまうような事態です。
        献体の同意を頂くのは死後数時間のうちです。「死因を明らかにする検査をします」という1点を説明をする時間を頂き文書を読んでいただく時間は取れるかもしれませんが、ご遺族には他にもなすべき事柄が幾つも山積しています。
        医学生が系統解剖で授業にご遺体を寄せられる、あるいは広く理容師 [nicer.go.jp]さんや美学生 [yomiuri.co.jp]が正常の人体について学ぶということでは「教育に用います、そのときはこのような感じです」と説明をうけ、生前白菊会などにも入っていただきさらに実施の実態について理解を深めていただくことは可能と思います。これすら、医師以外の教育に使われるとはとがっかりされる例 [hatena.ne.jp]があるのですから気が抜けないのです。
        さりながら、ご遺体の臨床や研究の利用方法の幅は多岐に渡りつつあるので、脳研究のために提供しますとか1点のご理解を取り結ぶにも文書を読む事務量は膨大になるのでしょうし、それを理解し同意し文書化する時間はお忙しいご遺族にはなかろうと思われます。
        そこで実施可能性があるのは、生前から本人が「ある『利用』目的」に理解を深めるための会に入っていただき繰り返し先達がどのように遇されるかを目にする白菊会のような会への加入しかないのだろうなとは思います。
        それでも、生前説明をうけた内容とギャップが生じるのは研究方法の変化(形態から生化学へ)があり、臨床への応用が可能になりつつある(臓器移植だけでなく再生医療の素材として)、また研究の成果から新薬が生じるとなると、経費だけではなく利潤も生じます。その分配についてすら「万が一」の係争に備える文書に目を通し理解した上での同意を取り結ばざるを得ないのが現在ですし、今後それは尚更疎かにはできない部分と存じます。
        気管の器質は献体だが細胞は自分 [slashdot.jp]のという例はその気管が20世紀のうちに凍結された物なら実施可能性の説明と同意は不可能とご理解いただけるでしょうか。
      • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • まず、様々なご懸念がある以上、ご協力は望めません。
    実際の献体が頂けないと研究が進まないのも事実ですし、一カ所でご協力頂いた後ネットワークで複数の研究機関に検討させていただく事もあります、パーキンソン病ブレインバンク [brain-bank.org]などの例です。
    臓器・標本は遺族に帰属しているので、お気持ちが変わった場合は、またお申し出ください。
    日本病理学会 倫理委員会・理事会の病理解剖の倫理的課題に関する提言 [umin.ac.jp]などもご照覧ください。その折にどの様な承諾書[doc [umin.ac.jp]]を用いるかも知識として得ていても悪い事ではないかもしれません。
  • 宣伝不足 (スコア:2, 興味深い)

    wildcard (416) : 2009年01月13日 18時32分 (#1490269)

    >一番の問題は、研究のための脳の提供を拒否している人が多いということではなく、単に人々に周知されていないことだそうだ。
    宣伝不足なのがわかってるんだから、公共広告として募集を打ち続ければいいんじゃないの?

    --
    -- wildcard
  • ドナーカード (スコア:2, すばらしい洞察)

    kokeko (31517) : 2009年01月13日 18時45分 (#1490281) 日記
    兼用できないのかな。
    --
    #ACは価値ある発言してください
  • cat-did-it (34864) : 2009年01月13日 20時25分 (#1490370)

    献体すること自体はかまわないんだが、それを伝えられる(自分より長生きしそうな)身内がいないことが問題かも。
    # 増やせるなら増やしたいのですが…

  • 献脳 (スコア:2, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2009年01月13日 21時10分 (#1490398)

    http://www.fmu-bb.jp/ [fmu-bb.jp] とか
    http://www.brain-bank.org/ [brain-bank.org] とか

    また、
    日本では、精神疾患のブレインバンクは今のところ福島医大のものしかなく、献脳の意志があっても、首都圏在住の場合、現状ではその方法がない、という状況をご説明しました。 [umin.ac.jp]とのことですので、ぜひ皆様への周知、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

    献体は各医学部に献体の窓口があります。

  • takasamas (37234) : 2009年01月13日 22時08分 (#1490436)
    >研究対象の障害や疾患のある脳も足りていないが、健康な脳を提供してくれるケースが少ないことの方がより大きな問題

    健康な人の数は脳に疾患のある人の数に比べて多いと考えられ、提供割合が低くても数にしたら
    同数程度は集まってもいいと推測できるのだが。

    ただ、健康な人の場合死亡するのが高齢な場合が多いので、そういった方の脳は器質的に変化が見られる可能性が高く
    健康な脳としてコントロールには使用できないということなのだろうか。

    健康な脳とは比較的若い脳ということか?
    それなら集めるのは難しいよなぁ。
  • 21 (23614) : 2009年01月14日 0時16分 (#1490505)

    日本で死亡した者が、日本国外への献体を希望していた場合、どの様に取り扱われるのでしょうか。
    そもそも、自国で死んだ遺体の国外搬送は可能なんでしょうか。
    ご存知の方、いらっしゃっいませんか?

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