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mtakahasによる 2009年03月03日 10時15分の掲載
個人情報よりもしっかり暗号が運用されてたりして部門より。

あるAnonymous Coward 曰く、

The Washington PostCNET本家/.より。 米連邦裁判所の裁判官は、児童ポルノ運搬の罪で起訴されていたSebastien Boucher被告にドライブの暗号化を解き、検察官に暗号化されていない状態のファイルを提示するよう命じたとのこと。この件で被告は米国憲法修正第5条に基づき、自身に不利な証拠の提示となるとして黙秘権を行使し、暗号化用パスフレーズの黙秘を続けていた。

Boucher被告は2006年12月にカナダから米国に入国した際、税関国境警備局の検査で児童ポルノの所持が発覚し、児童ポルノ運搬の罪で起訴されている。申し立てによると、被告の車内にあったノートPCを当局の調査官が調べたところ「Two-year-old being raped during diaper change」といったファイル名が発見されたという。被告人はこのPCを自分の所有物と認めており、児童ポルノが保存されているのではないかという調査官の問いに対し「インターネット一時ファイルをチェックできないため分からない」と答えたとのこと。そこで調査官は、PCを操作してダウンロードしたファイルを見せるよう被告に求めたところ、児童が服を脱ぎ、性行為を行っている動画ファイルや、その他の画像ファイルが見つかったという。被告はその後児童ポルノ運搬の罪で起訴された。

ノートPCは逮捕後にシャットダウンされ、その後調査のために立ち上げられたところ、問題のZドライブがPGP(Pretty Good Privacy)で暗号化されていることが判明したそうだ。被告人は自身を有罪にしないための権利を行使しパスフレーズを黙秘しており、検察側はZドライブの中身は確認できていないとのこと。

サイバー犯罪の法律の専門家によると、今回のケースでは被告がPCを自分の所有物と認め、暗号化したZドライブにファイルを保存していると認めた時点から、黙秘権が失われてしまうとの解釈のようだ。被告が権利の読み上げを受け、これを放棄し(放棄は大多数のケースで行われるという)、逮捕された後にPCがシャットダウンされており、この順番も判断の鍵となったとのこと。

なお、命じられているのは「復号されたファイルの提示」であり、パスフレーズそのものが求められているわけではないそうだ。

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