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hylomによる 2009年03月16日 12時12分の掲載
判断は難しいところ、部門より。

otk 曰く

英国BBCが、コンピュータ犯罪の脅威を伝えるTV番組の中でボットネットを使用したデモンストレーションを行い、議論を呼んでいる(本家/.The Register読売新聞の記事)。

この番組「BBC Click」では、2万2,000台のゾンビPCを支配下に置くボットネットをアンダーグラウンドなサイトで入手。実際にそれを使用して、特定サイトへのDDoS攻撃や数千通のスパム・メール送信実験を行い、放映した(番組サイトの内容紹介/動画)。DDoSの攻撃対象サイトやスパム・メールの送信先アドレスは番組側で用意したものだったが、ゾンビPCの所有者に対しては無断で実験が行われた。また実験後、同番組はゾンビPCの壁紙を変更し、ボット感染を通知するメッセージを掲示している。

こうした行為に対し、英国の法律(Computer Misuse Act)に抵触しているのではとの指摘がなされている。番組側は「PC内の個人情報にはアクセスしておらず、犯罪意思はなかった(ので違法ではない)」と主張しているが、例えばOUT-LAW.COMでは「同法(第1条)は他人のコンピュータ上にあるプログラムやデータへの無断アクセスを禁止しており、ボットネットを利用して(他人のPCから)Eメールを送信する行為はこれに抵触するように思える。犯罪意思があるかどうかは問題ではない」と指摘している。また、たとえ同法に抵触しなかったとしても、モラル面での問題があるとの指摘もある。

「善意のクラッキングは許されるべきかどうか」というのは古くから議論されてきた命題だが、今回はBBCという国営報道機関がそれをやってしまった。番組としてはよく出来ていると思うので、とても惜しいと思う。皆さんのご感想はいかがですか?

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