hylomによる
2009年03月31日 18時55分の掲載
御託はいいから論文を出せ、部門より。
御託はいいから論文を出せ、部門より。
tondeke 曰く、
これまでの航空理論を覆す発明が、栃木県のベンチャー企業によって発明されたそうです(企業サイトの情報)。
ほとんど滑走することなく垂直に近い角度で上昇し、180度旋回や横転を瞬時にこなす。圧巻は、空中停止。そのままゆっくり下降して着陸できるが、上昇や直進を再開することもできる
と、その動きはまるでUFOのよう。今夏にも、人が乗れる実機での実験を検討中とのこと。
元々独自の風車を開発していた同社が、その新しい力学の正しさを証明するために開発されたというこのこの飛行艇。今のところ日本より海外からの視察が多いようですが、皆さんはどう捉えますか? 航空分野に詳しい方のコメントを伺いたいところです。
軽いから飛んでるだけ (スコア:5, 参考になる)
そんなおもちゃ [youtube.com]は昔からある。
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Re:軽いから飛んでるだけ (スコア:2)
なんか見たことあるなあと思ったらまさにこれでした。
企業サイトの動画を見ると機体は発泡スチロールのようですが
実際に人が乗る機体を製作したら、もっと重量が増えてしまいますよね。
それでも飛ぶんでしょうか。
And now for something completely different...
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UFO研究者に写真を撮られて (スコア:2)
きっと早晩UFO研究者に写真を撮られてTVの特番でUFOは実在した。
宇宙人は日本政府と秘密のコンタクトを取っていると大真面目に言われるのですよ。
そこにゲストの早稲田の大槻教授と激論が戦わされるのですよ。
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しかも小さい (スコア:3, すばらしい洞察)
面積は相似比の二乗に比例し、重量は三乗に比例する。
サイズを十倍にすれば翼面積は百倍だけど、重量は千倍になる。
巨大なアリは、骨格を補強しないと何もしなくても自重で潰れるってわけだ。
#空想科学大戦でも出てたネタ。
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そもそも「UFOのように」って... (スコア:2, すばらしい洞察)
「UFOのように」って、UFOってどう飛ぶかって定義されているのか?
という突っ込みがないんだよな。
UFOって、Unidentified Flying ObjectでUnidentifiedなわけだろ?
それの飛び方とか決めているのって、おかしいよな。
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Re:軽いから飛んでるだけ (スコア:2, 興味深い)
とりあえず、RCなら芝刈り機も空を飛び [gizmodo.jp]ます。
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ラジコン技術の記事によると (スコア:2, 参考になる)
自己レスですが、ブログの方に『ラジコン技術』 2007年8月号での紹介記事 [shoden.ddo.jp]がありました。私の書いた2の効果で良かったようです。
というわけで、きわめてオーソドックスな流体力学に基づく一工夫で失速速度を改善したリフティングボディ機、という解釈で決着かと思います。トンデモ要素は何もありません。
「『どういうトリックを使っているのか』と声を荒げた」専門家とやらは本当に専門家だったのでしょうか?
#他人の成果を頭からインチキ扱いする人ってバカなの?死ぬの?
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Re:軽いから飛んでるだけ (スコア:2)
>>向かい風でなら空中で停止することもできた、とされるWW2のシュトルヒのようなものでしょうか。
二乗三乗の法則が効くのでしょうけれど、小型のラジコン機は普通に向かい風でホバリングしますね。
翼幅1.2m、重さ1.4kgくらいのRC機を持ってましたが、数メートルの弱風で空中停止可能でした。
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特許出願済みらしい (スコア:3, 参考になる)
特許電子図書館 [inpit.go.jp]から調べてみたら、特許公開2008-189032 にあるとおり、特許出願済みのようだ。詳細はここで確認できそう。ちなみに(株)エフジェイシーは(株)グローバルエナジーの関連会社のようだ。
MIYAZAKI Yasushi
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Re:特許出願済みらしい (スコア:2, 興味深い)
その請求項11が、『緩やかに降下することのできる飛行艇』の肝なのだが、これはヒドイ。
【請求項11】より
前記機体には、上部に開閉蓋を有するパラシュート格納部が形成され、内部にパラシュートが、空中で前記開閉蓋を開蓋して投出されたときに開くように、格納されていること、を特徴とする前記1~10のいずれかに記載された飛行艇。
【発明の効果】【0028】より 文章中の番号はおそらく間違い。
(11) 請求項12に記載された発明の飛行艇は、機体にパラシユートを搭載しているので、空中でエンジンが停止した場合、ゆっくり降下し、途中でパラシュート格納部の開蓋をすると、パラシュートが開いて、機体は緩やかに着陸水することができる。
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部門名 (スコア:2)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
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Re:特許出願済みらしい (スコア:3, すばらしい洞察)
この手のアレな発明は審査請求しないのがポイントです。
審査したら「新規性無し」とか「実現不可能」とかで却下されちゃうかも
しれないじゃないですか。
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確認 (スコア:2, 参考になる)
この会社は最近ストーリーにあがった [slashdot.jp] グローバルエナジーjp [global-energy.jp]ではないのですね。
ここも風力発電を名乗ってるからなぁ。
会社名をみて、検索してみました。"グローバルエナジー”って会社名が、かかるかかる。
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この飛行艇のプロペラが (スコア:2, おもしろおかしい)
なぜ、この飛行艇のプロペラは、ベルシオン式ではないのだ?
見た目は普通のプロペラに見えるけど、実はベルシオン式?
まぁ、試作機だから許してあげるけど。
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Re:この飛行艇のプロペラが (スコア:2)
ベルシオン型というのは、(開発者の主張するところに拠れば)翼端を折り曲げることでここから逃げていた気流を留めて、効率良く揚力を発生する翼形のことのようですから、この飛行艇についても左右胴部により気流を「掴む」、ベルシオン型構造だと言えるということなのでしょう。プロペラもベルシオン型なのかどうかは解りませんが、写真ではそのように見えませんね。
まあしかし、その程度の工夫がこれまで試されたことがないとは考え難いのですが。実際に言うほど効率が上がるのかどうかはちょっと疑問に思います。
風車としての先見性ではむしろスパイラルマグナス風車 [mecaro.jp]の方が期待できるように思います。
これもこれで実は航空機への応用例 [pilotfriend.com]があったようですが……
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Re:この飛行艇のプロペラが (スコア:2)
少ない風で回るのと、回して強い風を作るのは、理屈が逆になるのでは?
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これじゃだめ? (スコア:2)
http://www.masaakix.interlink.or.jp/apollo/d_apollo/_module/ap-module-... [interlink.or.jp]
月面着陸研究機
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どうして4月1日に投稿しなかったの? (スコア:2)
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究極まで簡素化すると (スコア:1)
上が開いてるダクトの出口にファンが付いてるようなもんかな?
# 下側が見えないからよくわからんけど。
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Re:究極まで簡素化すると (スコア:2)
センター物理60点の自分はこんな感じに理解した。
真ん中がプロペラで前後に羽根があるイメージ。
← 0←_/
/ ̄←0 ← 進行方向→
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これって (スコア:1)
どう違うんでしょうか?
一見してローターっぽいものはないですが、空気を上からとって
下に押し出して揚力を得ているらしいという点では同じかなーと
思うんですが。
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Re:これって (スコア:2)
写真で見えてるプロペラ以外ないんじゃないの?
動画だと裏面も何もなさげ。
停止してる動画はないのでわかりませんが、
垂直に近い角度で止まるのかと。
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念のため(オフトピ (スコア:2)
ヘリコプターやホバークラフトとどう違うんでしょうか?
一見してローターっぽいものはないですが、空気を上からとって
下に押し出して揚力を得ているらしいという点では同じかなーと
(たぶん書き方の問題で大丈夫だと思うのですが)
ホバークラフトとヘリコプターはまったく原理の異なる乗り物ですよ。
空気を上から取って下に押し出して浮力を得てるのは、ホバークラフトのみ。
ヘリコプターは、翼で揚力を得てます。いわゆる回転翼機です。
# 飛行機の翼をもぎ取ってその場でジャイアントスイングしてる様を思い描くとわかりやすいはず:p
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猫にもわかるUFOの作り方 (スコア:1)
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Re:日本人は理解できない (スコア:3, 参考になる)
王立宇宙軍に出てくるのは、プロペラの先端が音速を超えないように後退角が付いてるだけです。
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Re:UFO (スコア:2, おもしろおかしい)
運が良ければね
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Re:証拠隠滅? (スコア:1)
みるみる消えていくページって初めてみた
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大がかりな4月馬鹿の仕込みネタだったんじゃないか? (スコア:1)
それが一日早くマスコミの目に引っ掛かって「お、すごい!」とリークされる騒ぎになって・・・・
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Re:こんな説もあるんだけど、識者の反論を待つ (スコア:4, 参考になる)
>というのを「だれも実証していない」と書いてたりするんですよ。
「上面の空気流の速度が上がるので、圧力が下がり揚力が発生する」というのは、(当然のことながら)とうの昔に検証されています。
ただ、航空機の力学に関して完全にわかっているのかと言えばそういうわけでもなく、わからない部分があるのも確かだったはず。具体的には、上面の速度の方が高くなる根本的な部分は何なのか、そしてその程度は、という部分。
以下、はるか昔に聞いた流体力学の記憶を頼りに書いているんで、間違いがあるかも。
まず完全流体(粘性がゼロ)の力学が作られたが、この場合は板を流体の流れに対し角度を持たせたとしても力は発生しない(ダランベールのパラドクス)。これは実際に観測される事実(川の中に斜めにした板を置くと大きな力を受ける)と大きく異なり、実際の流体から物体が受ける力を考えるときには粘性を考慮に入れる必要があることを意味する(超流動ならOK?)。
続いて現象論的に、完全流体中に物体を入れた際に、その物体の周囲に渦流が出来たと仮定(完全流体なら本来出来ないが、粘性の効果を現象論的に導入)してやると、流れに垂直な方向に力が働くこと(=揚力の発生)が示された(クッタ・ジューコフスキーの定理)。これにより、一応定性的には揚力が発生する理由とか、どういうときに揚力が大きくなりそうか、という予想は立つようになる。
ここで導入した渦流はあくまで完全流体の方程式内で実在の流体を扱うために導入された便宜的なものであり、実際に存在するのかどうかの保証はない。ただし、実験事実からは翼面には無数の渦流が発生していることが明らかとなっている。
では完全流体ではなく粘性のある流体の式を直接考えれば良いではないか、ということになる。そのような実在の流体を扱える方程式としてナビエ・ストークスの式があるが、この一般解は知られていない(そもそも一般解が存在するかどうかすら謎)。解ければ懸賞金がもらえるけど。
そのため実際には、風洞実験で得られたパラメータなどを用いた近似式を用い、それを使って数値シミュレーションすることで実際の航空機の挙動を推定できるようになっている。ただし、近似式からのズレが非常に大きくなる領域(例えば定常飛行と失速との境界などの極端な条件)ではその挙動を完全に再現することが出来ない。原理的にはナビエ・ストークスの式を数値的にどんどん細かく解いていけば再現できるはずだけれども、現実的には無理。この辺は原理的にはシュレディンガー方程式を解くことでいかなる物体の性質でも知ることが出来るけれども現実的には多体系が解けないのと似ているところ。
そのため、極端な条件下での挙動を知るためには現在でも風洞実験が欠かせないと言うことになる。
そんなわけで、
・渦があると揚力が働く(完全流体の理論)
・渦は存在している(実験事実)
・揚力はきちんと計算できる(半経験的な式より)
・実際の運動はナビエ・ストークス方程式で記述できるはず(でも解けない、つまり細かい解析も出来ない)
・だから微視的な渦の発生機構、渦の正確な運動、渦と揚力の間の厳密で定量的な関係、の理論面は謎
という感じだったかと。
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Re:こんな説もあるんだけど、識者の反論を待つ (スコア:1)
仕組みや原理がわかってなければ物ができないというものでもないよ。原理なんてわかんなくたって翼(や機体)と空気の挙動が定量的にわかってりゃ飛行機は設計できる。油滴の燃焼を観察できたのだってつい最近だけどディーゼルエンジンはとっくに普及してる。という具合にノウハウで動いてる物は少なくないんだな。これが。
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