hylomによる
2009年05月08日 13時43分の掲載
選択肢としてはアリですが部門より。
選択肢としてはアリですが部門より。
taro-nishino 曰く、
テストステロン(男性ホルモンの一種)を月毎に注入することにより、一時的に精子の生産を抑制する効果があるかも知れないと、中国の研究者が言っています。
中国の試験では、注入の期間に100人の男性のうち1人のみが父親になったということで、しかも注入停止後6ヶ月で男性達の精子数は通常に戻り、深刻な副作用はありません。家族計画推進者達はこのニュースを歓迎し、この注入がカップルに選択の幅を与え、男性達に避妊責任の共有を与えることを希望すると言っております。
しかし、専門家は更なる安全性を確かめる必要があると言っています。この試みは、効果があり簡単な男性避妊であるが、例えば精神が不安定になったり、性意欲が低下するといった問題が発生するすとしています。また、深刻な副作用は無いにもかかわらず、2年半の試験の間、男性1,045人のうちほぼ3分の1が完遂できず、その理由も明らかになっていません。
タレコミ子は男性も責任を共有することには賛成ですが、ここまでやる必要があるのかと疑問視しています。
現状では一方的女性負担 (スコア:2, 興味深い)
ピルだって胃が荒れたり気分が落ちたりするんです。
少しは男も味わえ!
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むしろ性病感染を避ける方が重要なのに (スコア:1)
避妊なんかより,性病感染を避ける方がもっと重要だと思う.
なのでやっぱりコンドームに勝る避妊・感染防止用具は無いんじゃないかなぁ.
根本的には性欲を抑える意思とそれを助ける薬を手軽に入手できる方が好ましいと思うけど.
飲酒運転と同じで,性犯罪は別としてそもそも自ら原因を作らなければ避けられることなんだし.
避妊用具や避妊薬自体,飲酒して運転しても事故らない車とか衝突しても安全な車とか
そういうものに相当するように思える.問題の根本的解決になってない.
ペーストビン [windy.cx]
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実はアメリカでは現在避妊手術が急増しているそうで (スコア:1)
このタレコミを読んで思い出したのですが、昨年11月以降アメリカでは男性避妊手術が急増中 [slashdot.jp]とのこと。経済的な不安から少子志向を強める夫婦の旦那が相次いでパイプカット [wikipedia.org]の手術を受けているそうです。しかし女性の避妊手術と比べると費用も体への負担も楽な反面、将来復元手術を受けても成功率は50%とのこと。もしホルモン注入に副作用がなく再手術を受ける必要もないのであれば、一時的に子供を作らないようにしたい夫婦にはおそらく歓迎される避妊方法ではないかなと思いました。
eComStation 2.0 Silver Release (RC7) http://ewiki.ecomstation.nl/ecomstation20rc7whatsnew
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疾患の危険性の増大はどうなんでしょう (スコア:1, 参考になる)
テストステロンが過剰になると前立腺がんや冠動脈疾患の危険が増大するし、
他の人が既に指摘しているように分解生成物としてのジヒドロテストステロン
によって、AGA(男性型脱毛症)も誘発しやすくなるんですよね。
また、細かい点だと、皮脂が増えるので、大人ニキビも誘発します。
危険性に考慮して、医師の監督の元…というなら分かりますが、
安易なピルとしての流通は危険かも。
(女性のピルも乳がん誘発や血栓症の原因になるので、
そこら辺は似たようなものですが。)
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究極の避妊 (スコア:1)
そりゃ、しなきゃ妊娠しないものね
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統計とか確率詳しい人教えて (スコア:1)
1個の卵子と1億個の精子がある。
1個の卵子を99%の確率で、役立たずにする薬を使った場合、
妊娠確率は、何も使わなかったときの1/100になるのは明らかだと思う。
それじゃあ、1億個の精子各々について、99%の確率で、役立たずにする薬を使った場合、
妊娠確率は同じく、何も使わなかったときの1/100になるだろうか?それとも、ならないだろうか?
1を聞いて0を知れ!
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これって少数民族政策と関係ありそう・・・・・・。 (スコア:1, 興味深い)
過去オーストラリアでアボリジニ相手に行われたような事が、
現在の中国でも少数民族相手に行われているという話を聞いたことがあります。
いわゆる『民族浄化政策』ですな。
この研究も、その一端だったりするのかもしれない、と考えると暗澹たる気分に
なれます。
#まぁ、ただ単に一人っ子政策用の便利ツールの一つなのかも知れませんが。
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副作用バンザイ (スコア:1)
>性意欲が低下するといった問題が発生するすとしています。
一生パートナーはいないと思われるので、この副作用だけでも欲しいです。
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Re:新しい話か? (スコア:1)
> スポーツ選手がドーピングすると厚顔が縮小
顔を見てわかるんだったら、なんでややこしいドーピング検査をするのかと、小半時。
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Re:代謝産物 (スコア:1)
というわけでちゃんと目的を達成しているような……、アレ?
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Re:効果が現れるまでにどれくらいか (スコア:1)
その通りみたいで、論文のAbstractしか読めないので一部推測ですが、どうやらまず6か月の間「精子抑制フェーズ」として投与を行い、そこで精子が抑制されるのを確認してから、実際に「効果確認フェーズ」に移行した、と書いてあるように読めます。
1045人が参加し、最初の6か月の投与で43人(4.8%)は、そもそも精子が十分減らなかったのでこの時点で除外。
その後855人が25か月の「避妊確認フェーズ」に以降し、733人(85.7%)が完遂、と書いてあります。
精子が減るところまで確認した時点で150人近くが(恐らく自発的に)辞退した理由は、少なくともabstractには載っていませんが、半年の間にパートナーと別れるとか色々あるでしょうし、いずれにせよ本気で始めた人のうち85%が完遂、というのは、これ系の治験としては十分優秀な数値かと。
>男性1,045人のうちほぼ3分の1が完遂できず、その理由も明らかになっていません
だそうですが、いくら中国でも1000人規模のスタディやってそこまで杜撰な論文を出すとは思いがたいですし、abstractにも少なくとも理由の一部はハッキリ書いてますね。
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Re:論文 (スコア:2, 参考になる)
今回発表されたのは第III相試験(商品として発売可能になる手前ということ)で、全文はお金払わないと見えないようですが、
以前に同じグループがやっている第II相試験の結果(2003年)については、論文が全文無料で閲覧可能でした。
http://jcem.endojournals.org/cgi/content/full/88/2/562 [endojournals.org]
まあ似たようなメソッドでの試験のようですので、こちらで代用して、かいつまんで読んでみました。要点↓
・308人が試験に参加し、9人は数ヶ月の準備投与期間中に精子が減らなかったためドロップ。3人は精子が減るのを確認するまでの準備投与期間中にうっかり妊娠させてしまったためにドロップ。296人が実際に精子の減少を確認し次のフェーズ(避妊確認フェーズ)へ。
・避妊確認フェーズ中に296人中6人が、投与しているにも関わらず精子量がリバウンドしたためドロップ。別の10人は、その他の理由(明記されていない)でドロップ。296人中280人(95%)が完遂。
・避妊確認フェーズ中では、精子量がリバウンドした1名のみで妊娠。その他の精子抑制に成功したカップルの、合計143(人×年)で、妊娠は1例もなし。
・最も多かった副作用は注射した部位に2日間ほど続く圧痛や不快感。
・21例でニキビ出現。性欲変化は様々だが、大多数は性欲亢進(減退でなく)を自己申告。
・攻撃性の亢進などの性格変化を申告した人はいなかった。
・平均2kg程度の体重増加が出現、投与終了後に戻った。その他深刻な副作用なし。
10名がドロップした理由は明記されていませんが、一般的にこういう試験は被験者の自由意思で理由も述べずに辞退できる、というのが倫理的に鉄則なので、中華がどうとか深読みするほどの話ではないと思います、多分。
他のグループでは、2008年にヨーロッパの共同研究グループが、354人の健康成人男性に対する二重盲検試験(本人も調査する人も、本物の薬なのかプラセボなのか知らされていない)を行い、有意な副作用は体重増加、気分変化、ニキビ、発汗、性欲変化。妊娠の有無については調査対象外としていたが精子量低下は確認。
http://jcem.endojournals.org/cgi/content/abstract/93/7/2572 [endojournals.org]
個人的には「いったん効きはじめれば素晴らしく優秀だけど、効かない人が数%いる上、効き始めまで時間かかりすぎ」「ピルのように毎日飲むものではないにせよ、毎月注射というのはちょっと」という感じがします。男らしくなる系の副作用は、イヤなら止めれば戻るだけのようですが、長期的には前立腺癌の発生率とかが気にはなります。
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Re:新しい話か? (スコア:1)
なるほど
体内のテストステロンが増えたら、より男性的になって精子の産生が増えそうな気がするのに、何で逆に減るんだろうと、ここまで不思議に思ってました。内分泌器官としての精巣が、テストステロンを作らなくて済むことで縮小しちゃうってことなんですね。
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