新型インフルエンザ、国内初のヒト—ヒト2次感染を確認 290
ストーリー by soara
どこから潜り込んだのだろう 部門より
どこから潜り込んだのだろう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
新型インフルエンザ、国内初の感染確認というストーリーから1週間経ちましたが、本日16日に新型インフルエンザの国内初のヒト—ヒト2次感染が発生したことが確認されたことが各紙で報道されています(読売の記事「新型インフル、神戸で国内初の感染確認…渡航歴ない高3」など)。感染が確認されたのは神戸市内の県立高校高校生で海外渡航歴はなく国内における感染と見られます。この高校生は11日に悪寒を訴え、15日の遺伝子検査で陽性反応、16日に感染症研究所で最終的に感染が確認されたということで、実際に感染したのは10日以前のようです。同じ高校に通う下級生男女にも発熱の症状があるそうです。神戸市は市立幼稚園、小中高の22日までの休校を決め、市内大学・私立学校にも休校を要請。朝日の記事によると今日より開始予定だった神戸まつりの大半の催しを中止、また症状が出ている3人との接触調査16日朝からを本格化しました。
朝日の別の記事によると、政府はこれをうけて新型インフルエンザ国内対策を「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」に切り替えたようです(新型インフルエンザ対策行動計画[PDF])。当面の措置として、発生した患者が学童・生徒の場合、地方自治体の一部もしくは全域、場合によっては都道府県単位で休校を要請することになるようです。また、時差や自転車などによる通勤・通学を求めることもあるそうです。
水際より偏見対策 (スコア:5, 参考になる)
自宅待機中のストレスやその人たちと向き合う役割の人たちの負担については様々なものがあります[NZ保健省のMSワード書類 [moh.govt.nz]]
一方で、管理職の意識の向上が尚更必要になります。新型ではないようですが、九重部屋で夏場所前に沢山の流感 [sponichi.co.jp]が出て、しかし親方は稽古を強い [yomiuri.co.jp]ました。そして本場所では他の力士 [nikkansports.com]にも広がっています。
短期的な利益の衝突はありますが、たかが風邪という偏見も払拭しなければなりません。新型だから、新型ではないから、では無く。熱が出る疾患は最初の症状は麻しん [goo.ne.jp]などインフルエンザ以外と区別しにくく、感冒でなければシロと割り切るのは誤解です。検査云々ではなく、自宅待機がまず伝播予防の基本です。
まず、皆勤賞という習慣を撤廃しましょう。病気をおしてよく頑張ったということを褒めたたえる風習を排し、病者を労る文化にならないと、社会が護れません。
Re:水際より偏見対策 (スコア:5, すばらしい洞察)
同感です。付け加えるなら、病人自身も、「病気なのに頑張ってる自分は偉い」「自分がやらなきゃ誰がやる」などという思いこみを捨て、病気になったら素直に休暇を取るよう、意識改革をしなければいけないでしょうね。もちろん、仕事上「休みたくても休めない」という状況はあるのかもしれませんが、咳などで病原菌をまき散らしながら出社してくる人を見ると、他人の迷惑を少しは考えろと言いたくなります。
Re:水際より偏見対策 (スコア:4, すばらしい洞察)
感染性疾患の罹患の自覚があるのに無理に出社・登校してくるような奴は非常識であるという常識を
センセーショナルな偏見混じりでかまわんからマスコミには垂れ流ししてもらいたいもんだ
そんなに仕事をしたいなら在宅勤務でやれ
社外秘情報をあつかってるからそんなことは出来ない?そんなこと知るかそれなら寝てろ
客商売だから在宅勤務なんか出来ない?客に感染する可能性があるのに接客してどうする
工場での作業が仕事だから出来ない?まあそりゃしょうがないな、いい機会だから体を休めてくれ
Re:水際より偏見対策 (スコア:5, 興味深い)
ある科のお医者さんはそこの病院では一人しかいませんでした。
ある日旧型インフルエンザに罹りました(もちろんワクチンうってますよ)。普通の職員なら出勤停止なのですが
休むと病棟をみる医者がいなくなるのでマスクをして出勤して病棟回診をしていました。
また、ある医者が日直(病院休みの日の当番)をしているとノロウィルスに感染したと思われる子供がいっぱいきました。
その夜、その医者はひどい下痢と嘔吐におそわれ、ノロウィルスだなあ、と思いました。
お仕事は続きました。
もちろんどちらも実話。だからこそ、ワクチンができたら医療従事者とか社会基盤を維持する人から投与することになるのですけれど、ワクチンができるまでは、ねえ。
>休んだために誰かが死ぬ訳ではないし、どうしても「休みたくても休めない」状況と言うのがあまり思い浮かばない。
後学のためにあなたの業務の職種を教えていただけないでしょうか。転職したいです:-)
Re:水際より偏見対策 (スコア:5, すばらしい洞察)
社長いらない、研究員いらない…
しかし、秘書さんが一日休むと、実は業務があっという間に滞るのである…
『社長よりも、専務よりも、常務よりも誰よりも、秘書さんを大切にしよう』
fjの教祖様
Re:水際より偏見対策 (スコア:5, 参考になる)
いいえ、ここは秘書さんなのです。
a) 「あれ? xxx ってどこにあるんだろう??」
「ほぇ? yyy ってどうやればいいの??」
「ありゃ…、zzz からの書類、代わりにはんこ押して次に回しておいて」
という、「偉い人の代理人」であり、
b) 「あれ? xxx ってどこにあるんだろう??」
「ほぇ? yyy ってどうやればいいの??」
「ありゃ…、zzz が帰ってきたらこの書類にはんこくださいって伝えてもらえますか」「あ、聞いてます、それ。はい」
と、「事務手続きの仕方をまるっきり判っていない部下」を指導する係であり、
c) 「ほらほら、もうそろそろ30分以上くっちゃべってるわよ。そろそろ仕事に戻った戻った」
とサボっているとケツを叩きに来る、実質的な部門のリーダーである。
.
アメリカでは、えらい人付きの秘書さんのほかに、各部門ごとに秘書さん(Secretary)がいます。大抵、事務所のご近所に住んでいるおばちゃんですが、それは c の効果があまりにも絶大だからです。
もし、あなたの事業所にこのような秘書さんがまだいないのであれば、是非一人雇ってみることをお勧めします。
「まさかうちの連中がこんなに効率的に働くなんて」
「まさかうちの上司がこんなにすばやく書類を通すようになるなんて」
「おぉ、課長代理とか部長代理とか、いらんやんけ」
「まて、本部長も要らないんじゃないか?」
「そういえばさっき、社長が怒られていたな。無駄話し過ぎだって」
fjの教祖様
医者が一番減らすなと言いつづけてる(Re:水際より偏見対策 (スコア:2, 参考になる)
医師も医師を増やせとずーっと言っていますよ。
国の動きが遅すぎるので基金まで作ってしまった鹿児島県医師会は例外としても [nishinippon.co.jp]、医師を減らす方針…診療報酬引き下げから医学部の定数削減まで…への異議申し立ては、大抵の医師会でずーっとやってますよ。
医師を減らせと本気で言ってるのは医師の育成や医療自体への支出を抑えたい厚労省の一部幹部と財務省、後は「小さな政府」=政府が医療にお金をかけないアメリカ的なモデルが万能だと思ってる一部の経済学者や政治家だけです。
Re:水際より偏見対策 (スコア:4, すばらしい洞察)
そもそも一人のキーパーソンが病欠しただけで仕事が滞るような組織は、組織として問題があると思う。「自分が休んだら仕事が・・・」というのは組織としてものすごく恥ずかしい発言だと認識を持ったほうがよい。「ちょっとしたトラブルで業務継続不可能になって倒産する会社です」と言っているようなものだ。
Re:水際より偏見対策 (スコア:2)
そうそう
リスクヘッジは大切!
ま、サーバの文書見れば問題ないのでは?
Re:水際より偏見対策 (スコア:4, おもしろおかしい)
2/3 位居なくなっても、国政はまわるような気がする。
Re:水際より偏見対策 (スコア:2)
え、いつも居眠りか携帯しているのに‥(笑)
でも、憲法改正はできませんね。
Re:水際より偏見対策 (スコア:2, 興味深い)
しかし、マスコミが正しい知識をきちんと伝えず不安を煽るばかりの昨今では、
偏見対策の有効性なんて、とても望めたものじゃないですね。
いまやニュース報道番組までワイドショー並にセンセーショナルな番組での伝え方をしています。
正しい知識を伝えても、「でもTVではこう言ってた」という違いがあれば、不安を余計に増すだけです。
Re:水際より偏見対策 (スコア:2, 興味深い)
某幼稚園では皆勤賞の判定に関して病欠は出席扱いとなってました。
そこまでして皆勤賞出さんでもと思うのですが。
# 勤務でないのになぜ皆勤というのかも疑問だったり。
Re:わーい、トンフルエンザパニック (スコア:2)
これで有給休暇が増えるやったー!!!
Re:わーい、トンフルエンザパニック (スコア:2)
発症の7日以内に治療すれば大半は回復する [srad.jp]
って事なので
単純に発症から7日以内に医者に掛かれる可能性の高い世代
という可能性もありそうですね。
Re:水際より偏見対策 (スコア:2, 参考になる)
ニコビデオにアカウントが無いので、「本当にそう」と言ってるのが、何なのかわかりませんが、あそこは「風邪を引いてなくても年中寒くて、鼻水ずりずり」でした。
でもって、交代の隊員が来ると、そこから本当に風邪が流行るわけです。
#実体験につきAC
Re:水際より偏見対策 (スコア:2, 参考になる)
> ニコビデオにアカウントが無いので、「本当にそう」と言ってるのが、何なのかわかりませんが、
アカウントが無くても、「大百科で見る」のリンクをクリックすれば見ることだけはできます。
Re:水際より偏見対策 (スコア:2)
始まりは東ドイツから出たウイルスを盗み出した飛行機の墜落でしたね。
復活の日
Re:とりあえずの危機管理対策 (スコア:2)
マスクの脇からお食事‥おしゃれかも(笑)
Re:水際より偏見対策 (スコア:2)
>風邪を引くなんて、自己管理がなっていないんでしょう。
馬鹿は風邪をひかないので、馬鹿がグローバススタンダードに
一斉休校で子供の受け皿なし (スコア:5, すばらしい洞察)
休園・休校…「子供はどこに?」働くパパ・ママの対処法 [yomiuri.co.jp]
感染防止のために休校にしたんだから近所で児童館でまとまるわけにもいかず、
当然て言えば当然の結果なのですが。
でも、「感染しているかも」という理由で児童・生徒が自宅待機するのなら、
その児童・生徒と濃厚接触している親も自宅待機すべきなのでは。
こういう事態に対応した休暇制度が必要なのかもしれません。
Re:一斉休校で子供の受け皿なし (スコア:2, 興味深い)
幼稚園の延長保育を利用して、仕事の予定だったのに、お休みMUSTになっちまった。。。
ご参考URL
http://www.city.toyonaka.osaka.jp/top/hukushi/kenshin/Influenza/butainfuru.html
http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-ssuishin/ansin/original/_33589.html
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/koho/inf_taisakuhonbu.html
Re:一斉休校で子供の受け皿なし (スコア:2, 参考になる)
ちゃんと育児・介護休業法という絵にかいた餅が用意されています。
小学校未就学の児童を持つ家庭は、年に五日まで子の監護などのために休めるようになりました。有給休暇制度と組み合わせて利用すればとくに問題ありません。
技術屋はどうあるべきか? (スコア:5, おもしろおかしい)
もっと拡大感染に{なる|なった}ときのことを考えた。仕事先も、ひどいようなら10日くらいの出社禁止を設けるとのこと。だとしたら、技術屋は何をするべきか。
・連絡は、メール・電話・Skype等を駆使して、人的接触を避けよう。
・仕事は家でやろう。
・余った時間は、技術的なスキルを高めるために努力しよう。
・余暇はDVDを見たり、読書をして過ごそう。
・食事は、ネット経由で買おう(amazonとか、食料品売り始めましたよね 除く 生鮮食料品)。
結論:「普段とやっていることが、大して変わりがない。」
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:技術屋はどうあるべきか? (スコア:2, おもしろおかしい)
>・仕事は家でやろう。
ここは
「会社のサーバールームなどに24時間
缶詰になって隔離する」の間違いではないだろうか。
>結論:「普段とやっていることが、大して変わりがない。」
にもかかわらず結論が同じなのは何故だ?
Re:技術屋はどうあるべきか? (スコア:2)
> 仕事は家でやろう
残念ながら、セキュリティ的にこれを認めていない職場が少なくないんだよね。それって何のための「ユビキタス」だと小一時間… なんだけど。
まぁ、組織におけるセキュリティ管理というのは、リスクをきちんと認識・評価することができていて、適切な管理策を実施していることも確認でき、さらにそれが組織の最高責任者によってコミットされていなければならない… ということになるわけで、現時点ではそこら辺のフレームワークが充分に認識されていないから、普通の人や組織ではなかなか実現が困難なんだよね。
さらにいえば、このようにしていくら有効な管理策が実施されていても、そこでコンプライアンス違反をする輩というのが 0.2% は残留するという統計もあるそうで、これを前提としたリスク受容までも考えなければならなくなるなら、一括して禁止せざるを得ない… という結論になるのだろうね。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:技術屋はどうあるべきか? (スコア:2, すばらしい洞察)
> それって何のための「ユビキタス」だと小一時間… なんだけど。
仕事の場をユビキタス化すると、情報漏洩もユビキタスするからじゃないですか?
Re:技術屋はどうあるべきか? (スコア:3, すばらしい洞察)
>指紋認証タイプでデータの暗号化やHDロックがされてあり
もちろんこれらは、持ち出し禁止後行わなくなったのですよね?
もし続けて行っているとしたら、なんのための対策なんだろうと。
万一の保険?そんな馬鹿な。それなら持ち出しを禁止する理由が無い。
政治関係もそうですが
短期的に聞こえがいいことをとりあえず言うばかりで
本質をきちんと見ようとしない人が多すぎる気がします。
とくにジジババに。
鳥インフルエンザ対策のリハーサル (スコア:4, 参考になる)
のようです。
ただ新型インフルエンザということで、大半の人には免疫がなく爆発的に流行する危険性は高
いことにはかわりありません。
今回の新型インフルエンザ流行を、想定されていた新型鳥インフルエンザ対策計画の実効性を
検証する機会として活かす必要性があるのではないでしょうか。
Re:鳥インフルエンザ対策のリハーサル (スコア:2)
今後の役に立つ情報を得てくれることを
願うことにやぶさかではありません。
しかし、現在までのマスコミ等の反応を見るにつけ、
科学的に十分な根拠のない過剰な反応を、
「リハーサル」という言葉で正当化していないだろうか、
という懸念もあります。
今回の新型インフルエンザの感染者は、世界の人口の
30%に達する可能性があるといわれていますが、
従来のインフルエンザでも、毎年10%の感染者が
出ているとのことです。
高病原性のH5N1がブレークした場合には、
相当の経済的な損失を覚悟で大胆な対策を打っていく
必要も認められるでしょうが、
今回はそういったコンセンサスは得られていないようです。
今回のことが「予行演習」として役立つかどうかは、
われわれがそこからどんな教訓を得るかに
かかっています。
Re:鳥インフルエンザ対策のリハーサル (スコア:3, 参考になる)
NHKかなにかのTVで見たのですが、
・弱毒性
のど、鼻などに感染し肺などには広がらない。まれに肺などに入り重症化することはある
・強毒性
のど、鼻などに感染し肺にまで広がって増殖する。肺機能にダメージがあり死に達することが多い。
とのことで毒性の強さではない模様です。
短期的には強毒性になったほうがウィルスには都合がいいので、そうなる可能性が怖いってことです
参加予定の学会が (スコア:3, 興味深い)
さきほど研究室のボスからメールがあって,今週末に大阪大学で予定していた参加予定の学会がインフルエンザのため中止になったそうです.
完璧に対岸の火事の印象でしたが,結構危ないのかもしれません.
%関係ないけどインフルエンザって湿気に凄い弱いんじゃなかったっけ…
病院行ってきました (スコア:3, 参考になる)
通勤は、都内を満員電車に揺られて横断
乗車時間は、40分程度かな?
昨日から、気管支付近がいがらっぽいのと
今朝出社してから、何となく身体が重かった
(それ以外はたいした自覚症状無し)
季節の変わり目にこんな症状が出るのは
しょっちゅうなので、無視して働いていたが
報道の多さと、咳をするたびに同僚の目線が刺さったので
念のため、保健室で熱を測ったら37.6度
これまた、念のため病院行けとの、保健室の指示だったので
あらかじめ、発熱外来に電話相談しました
意外にも電話はすぐにつながって
簡単な症状説明と渡航歴などについて聞かれました
(私は、ここ数ヶ月、関西と海外には行っておりません)
その結果、感染リスクはかなり低そうなので
直接病院に行って良いとの回答を得たため
早退して病院に検査・診察に行きました
受付で、風邪みたいなのですが、、、、
と言ったら、あからさまに嫌な顔されましたが
病院行に来る前に発熱外来に相談した旨伝えたら
すんなり、診察の手続きをして貰いました
通常の診察前に、鼻の粘膜をとられ
まずは、インフルエンザ感染の有無を検査
その結果が出てから、通常の風邪の診察をされました
全体で、1時間程度(さほど混んでいませんでしたが)かかりました
結果は、ただの風邪なので良かったです
ただ、病院行くため早退する旨、上司にいったら
その瞬間、上司と近くにいた同僚が後ずさりしましたよ
一瞬にして腫れ物扱いされました
(他にもゴホゴホ言っているヤツいっぱい居るのにさ)
結果はシロなので、これで堂々と出社できますし
変なイチャモンつけられなくて済みますが
早退とか、検査とかを切り出しにくい雰囲気
感染している「かも」と伝えた時の周囲の反応など
色々、何だかな〜 な思いをしました
こういう雰囲気が感染拡大を助長するのかも
むやみに検査するのも、医療機関の麻痺を誘発するので
良くないかもしれませんが
色々スッキリするので、迷ったら受診されてみては?
どっちがマシなのか (スコア:3, 興味深い)
水際対策にせよマスク/手洗い嗽にせよ、対策として万全とはとても言えない代物ではある。従って「〜〜さえしていれば大丈夫」のような喧伝は病の恐ろしさを軽視させ、結果として安易な行動により対策を無力化してしまう危険がある。実際に自宅待機となった生徒らがカラオケしに行っちゃうなどの事例が生じているように。
しかし逆に「〜〜なんてやっても無駄」というのも困る。万全ではないものの、それらには確かに事態を多少なりと軽減するだけの働きが認められてはおり、対策が軽視されればその分だけやはり危険性が増すことになる。
どちらも著しく害のある状況であり、理想的には「〜〜には効果があるが、それだけでは有効と言えないので可能な限り〜〜する必要がある」という形で正しく情報が伝達されるべきなのだが、実際問題として人は往々にして明確に二分された論しか受け入れてくれないので、どちらの害がより小さいかを吟味した上でこれを必要悪として受け入れざるを得ない……のかも知れない。
さて、どっちがマシ?
まだしも対策が敷衍する前者の方が多少なりとマシ……なのかなぁ。
うちの職場でA型インフルエンザが流行ってるんだが・・・ (スコア:2)
成田で新型インフルエンザの疑い->季節性インフルエンザでした
というパターンが多かったので、「まだ季節性インフルエンザ流行ってるのね。」
で済ませていたのですが、もしや・・・
# だとしたら、私はもう免疫できてることになるので個人的には嬉しいのですが。
大人の感染者本当にいないのか?(Re:5月8日から (スコア:3, 興味深い)
京阪神と首都圏の人の交流の規模を考えると都内で最初の感染者が数日中に発覚しますねぇ、こりゃ…国内でのグラウンド・ゼロが誰か何処か分からずじまいになりそう。
既に、ウィルスにやられた人をどう早く治して感染を拡大させないかの状況に入ってるのでは?
しかし、感染者が高校生に集中してるのが気になりますね。大人は無理して仕事に出るから発覚しにくいのだろうか?
これがとりあえずは弱毒性だからいいものの、インドネシアで拡がって人間への感染能力を獲得し始めてるH5N1系統の豚インフルエンザが流入したり混ざって人間への確実な感染能力を獲得したらシャレにならない。と言うか今はその予行演習だと思って怪しい人はまずは仕事休ませる(それも休業補償つけるなどして積極的にやれるように)ように方針転換して普通の習慣にしないと
ある日、死にかける人が爆発的に現れて、ポックリと日本の経済基盤も医療基盤も逝ってしまうような悪い予感が強くするのですが。
Re:大人の感染者本当にいないのか?(Re:5月8日から (スコア:2, 興味深い)
感染者が進学校に集中しているので
塾で広まったのでは?
って思っています。
Re:大人の感染者本当にいないのか?(Re:5月8日から (スコア:5, 興味深い)
神戸において、神戸高校と兵庫高校で多数の感染者が出ていることについては、8日に定期戦があったため、これが感染につながった可能性が高いと思われます。この定期戦、報道では交流試合と言われていますが、当日はどちらかの高校(今回は神戸高校)に両校の全校生徒が登校し一日中野球・柔道等複数の試合・応援を行うというものです。選手以外の生徒はほぼ自由行動のため、裏では文化部の交流会なども行われています。一緒に昼食をとったりもしているので、この場で感染する機会は多くあったものと思われます。
#母校なのでAC
Re:大人の感染者本当にいないのか?(Re:5月8日から (スコア:2)
うつしたら治るという迷信のためでは……ない?
#いやそれは風邪だって。
Re:大人の感染者本当にいないのか?(Re:5月8日から (スコア:2)
感染力が強いって、あれだけ報じられているにも関わらず
「死亡率低いんだから水際作戦は過剰反応だ」
と言っている人達を見ると、
もしかして従来のインフルエンザであっても
感染したら1週間以上(医師のOK出るまで)休むのが当然という考えは
一般的じゃないんでしょうかね??
#仕事が……とか寝言言う奴もいるしな。
#お前一人いなくても仕事なんてなんとでもなるんだよって言う。
#それとも、感染させたらその人の分までお前がやってくれるのかと。
Re:5月8日から (スコア:4, 興味深い)
「なぜ渡航歴ない新型インフルエンザ患者を拾い上げることができたのか?」
B型インフルエンザが多いこの時期に、A型が限られた地域で多発していることに対して「何やら異常である」という感覚を持った、優秀な医師が、これはおかしいと、検体を公的な検査機関に送ったらしいです。
他の地域でも、患者はいるのに、このような優秀な医師がいないため、発覚していないだけかもしれません。
Re:5月8日から (スコア:2)
> 「海外からの帰国者(訪問者)の誰か」から感染したということでしょう。
いや、海外から持ち込んだ人から直接感染したかどうかは不明でしょう。
大元はそうにしても、既に間に何人か中継しているかも知れない。
Re:WHOによると水際対策は効果なし (スコア:3, すばらしい洞察)
専門家の見解としては
等で、実施は有効である・やむを得えないとしています。
さて、
このように「WHOは水際対策は効果ないって言ってるぞ!」とか「マスクじゃ防げないからしても無駄」とか「日本政府の対策は×××だから悪い」とか足ばっかり引っ張る輩は一体何がしたいんでしょうか?
たとえば水際対策をせずに、外から入ってきた感染者を野放しにして、そのまま国内で広がった感染を押さえる対策の方がいいと言いたいんでしょうか?
マスクは防げないと言うが、マスクをすることによって一体どんな弊害が他に出る?マスクをすると他の感染対策ができなくなるわけではないし、マスクは非常にコストが低いわけだから、それをやっきになって否定する理由がわからない。
さらに「日本政府の対策は悪い」などと足を引っ張るばかりの輩がいるが、そう言う奴に聞きたい「お前の言うとおりにしたら今よりよくなるのか」と。たとえば「あんなものはやってますという政治的パフォーマンスにすぎない」などという批判をする奴がいるが、だったらやらない方がいいのかと言う話になる。
正直批判したいだけの馬鹿は邪魔なので消えてくれませんかね。
Re:WHOによると水際対策は効果なし (スコア:5, 参考になる)
日本の施策採択基準と世界の判断基準の違いを抜きに話すと困惑します。
WHOは錦の御旗にするには、幾つか欠点があります。加盟国の殆どで実施可能な施策を推挙しなければなりません。そうなると、ウガイ(=水はきれい?)やマスク(=日給より高いかも!)ということになります。
欧米についても、マスク(ロジスティックを考えると、購入時の行列での感染機会拡大や強奪など)にはほかのリスクの懸念とのバランスがあがります。費用対効果を満たすかという議論で採否が決まります。必ず感染者と長時間接するSARS患者のいる病棟 [exblog.jp]では有効性が確認されています。自宅の介護などでは必須でしょう。しかし、それほどの濃厚接触で無い場合の有効性は確認できないとなると、マスクを潤沢に供給する先は、市民にではなく、老人ホームや医療機関にまず振り向けるという割り切りに、受容が求められます。
水際対策では数理モデル [biomedcentral.com]がありますが、9日全例観察か検査キットを併用した上での6日の観察期間の設定を行うと99%防ぐとあります。科学的に検証可能であり有効性は推察されるが、実施可能性が低いのは否めません。
同じ話は、病院に越させないで自宅に蟄居するのは安上がり。と、いう判断が下ります。
早期に受診というと「罹ったなぁと思ったらすぐタミフル」と日本では理解されてますが、他所の国ではハイリスク者 [m3.com]に限った話です。メキシコなどの事例では「チアノーゼが出ているのにまだ行かない」というレベルです。「治療は重症の人を優先し、軽い症状の人は家で休み、感染を広げないようにしてほしい」とは思っても、軽症者は動かずに家に居なさいという国民的な合意が取れない [scienceportal.jp]から、マスクをという代替案が浮上するのです。
ウガイにしてみても、流しにある水道の蛇口に、口をつけたり、共有のコップで、一列になって飛沫を吹き上げながらするなら、それはおかど違いでしょう。独り静かにウガイをするなら、川村先生の論旨 [exblog.jp]のように役には立ちますが。
「メキシコ風邪」は発熱などが無い一方で、嘔吐や下痢など消化器症状が強いので、便=手=口の接触感染が強く懸念されており、手洗いが欧米では殊更重視されていますが、蛇口が光センサーとかフットスィッチでないと、汚い手で触った蛇口にまた触るという、懸念も出てくるのです。洗う前洗った後で蛇口を使い捨ての紙タオルで拭きましょうといっても、さて学校レベルで光センサー蛇口に使い捨ての紙タオルはありますか?その消毒用のイソプロアルコールの手押しポンプの上は清潔ですか?(肘で押すのが代替案)となります。
Re:WHOによると水際対策は効果なし (スコア:2, おもしろおかしい)
たとえば「あんなものはやってますという政治的パフォーマンスにすぎない」などという批判をする奴がいるが、だったらやらない方がいいのかと言う話になる。
まさにその通り!余計な水際対策などは、やらない方がいいでしょう。 効果があったとして、何日遅らせたと言うんだい?? 普通のインフルエンザと同様、 粛々とワクチンの用意だけすればいいでしょう。 (秋までにワクチンができて、冬の流行を防止できればまずよし)
Re:WHOによると水際対策は効果なし (スコア:2, 興味深い)
今あがっている情報からは「何日か」というのは
おおむね0日と推定せざるを得ないと思うんだが。
水際の検疫で検出できた最初の日=5月8日
兵庫の高校生が悪寒を訴えた日=5月11日
兵庫の高校生が感染した日=? でも、潜伏期間があるから多分5月8日より前
どう考えても、水際の検疫に有意な効果があったとは思えんのだが。
Re:WHOによると水際対策は効果なし (スコア:2, 参考になる)
日本人の空港利用人数を把握していますか?
検疫をしている人たちの多くが「地域の感染症対策」から引き抜かれている事は理解していますか?
SARSの時は「中国」で、今回は「米国」ですが、違いがわかりますか?
「水際対策」についての理解が間違っているなら、有効性は発揮されません。
「マスク」では、「潜伏期」と「ウイルス排出期間」と「飛沫感染」の理解が必要です。
初期段階の対応ではなく、「状況に即した適切な対応」が出来ていない事は、
4月末の段階で指摘されていたのですが(WHOの会議のあたりに)、ご存じないようですね。
> 正直批判したいだけの馬鹿は邪魔なので消えてくれませんかね。
そっくりそのまま、お返しします。
緊急時の対応の優先順位の判断が出来ないと、「地域社会」というシステムが
停止してしまうのです。地域で仕事をしていない人間の戯れ言はじゃまです。
Re:潜伏期間 (スコア:2)
最後の部分で憶測だけの思い込み発言になって残念ですねー。
Re:手の「殺菌」って (スコア:3, すばらしい洞察)
スラドで蘊蓄を傾けるのはかまわないが、知識があっても今必要なものが何か考える事ができないほうがよっぽど 怖い。
Re:マスクは意味がないと言うが、そのマスクすらしない人の殆どは、うがいも手洗いもできない (スコア:4, 参考になる)
あとインフルエンザウイルスの場合は、消毒用アルコールなどの、一般に入手しやすい消毒薬に対してもかなり弱いです(しかも物理的な弱さなので、たとえ変異したとしても、この辺りはそうそう変わらない)。ただ、一般に消毒薬の類いは、使い過ぎると手荒れを起こしたりするので、注意書きを見ながら、頻回/連続の使用は避け、できるだけ通常の手洗いで済ませる方がいいでしょう。
それからうがいに関して言うと、まぁぶっちゃけ、ウイルスが細胞表面にしっかり吸着しちゃってる場合には、うがいしたからといってそうそう外れるものではないのですが、吸着する前であれば、減らす程度の効果は期待できます。ただし、これも「うがい薬」の頻用/連用は、却って粘膜を荒らすもとなので、使用上の注意を守り、むしろ水でこまめにうがいするようにした方がいいでしょう。このときの注意としては、先に手洗いをしてからうがいをすることと、清潔なコップを使用することです。間違っても、外から帰ってきてすぐの「汚れた」手で水を受けて、それでうがいするような真似は避けましょう。逆効果になりかねませんから。
常在細菌への影響うんぬんを言う人もいますけど、口腔内に常在している黄色ブドウ球菌やインフルエンザ菌などの細菌が持つ酵素が、インフルエンザウイルスのHA開裂を促すことも知られてまして、どっちもどっちだし、そもそも水でのうがいなら*そんなにドラスティックには*常在細菌を変動させるには至りませんので。一日に何回か、数時間おきにやるように習慣づけておき、後は人ごみから抜けた後などにやるようにしておくとよろしいかと。