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hylomによる 2009年08月05日 12時29分の掲載
ウイルス共有部門より。

名探偵 曰く、

8/3付のNature Medicine(日本語版ハイライト論文「A new human immunodeficiency virus derived from gorillas」)に、ゴリラ由来と見られる新種のHIV(ヒト免疫不全ウィルス)が発見されたことが報告されている(本家記事読売記事)。

この論文を発表したのはフランス人医師Jean-Christophe Plantierら。カメルーンの首都ヤウンデ近郊に住んでいた62歳の女性が、2004年に渡仏した際にHIV感染が発覚したという。Supplumentaryによると、彼女は1980年より前に6人の子供を産み母乳で育てたが、HIV陽性の子はおらず、夫は脳卒中と思われる症状で1984年に死亡、その後何人かのパートナーが居たが、彼らが陽性かどうかの情報はないという。

HIV感染が発覚したのは2004年だが、2003年の頃から体重の減少と熱に悩まされていたというが、ウイルスの数は安定しており、HIVの症状はこれまでのところ出ていない。。Plantierらは彼女から採取したHIVウィルスのゲノム解析を行い、これまで知られているチンパンジー由来のHIVのパターンとは異なり、ゴリラに感染するサル免疫不全ウィルス(SIV)に似ているため、ゴリラ由来と同定されたそうだ。

また、capra 曰く、

発見された亜種は現在確認されているHIVの3つの亜種とは異なり、野生のゴリラにみられるウイルスによく似た構造をもっているとのこと。

研究チームによると、ゴリラが持っていたウイルスに人間が感染した可能性もあるが、チンパンジーのウイルスがゴリラに感染し、そこから人間に感染した可能性やチンパンジーのウイルスが人間とゴリラに同時に広がったという可能性も考えられるとのこと。この新型の亜種はカメルーンやその他の地域ですでに感染が広がっている可能性もあるという。また、ウイルスは急速に増えることが確認されていることから、既に人間の細胞に適応した形になっているとのこと。

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