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アレゲなニュースと雑談サイト

hylomによる 2009年11月02日 16時29分の掲載
技術も経営も、両方大事部門より。

mhatta 曰く、

本家/.の記事(Microsoft's Lost Decade)より。かの偽ジョブズの中の人として知られるNews Week誌のダニエル・ライオンズ記者が、なぜここ10年間のMicrosoftはぱっとしないのか、そしてなぜスティーヴ・バルマーはビル・ゲイツになれないのかについて書いている(The Lost Decade)。いわく

Microsoftに最も害を与えたのは、2000年1月にゲイツが下したCEOを辞めるという決定だ。ゲイツはソフトウェア・ギークだった。彼は技術を理解していた。一方、バルマーはビジネス屋だ。

続けてライオンズ氏は、Microsoftの盲点は技術企業のトップに非技術系出身者を据えることだったとする。これにより、バルマー治下のマイクロソフトの収益は年230億ドルから580億ドルにほぼ三倍増したが、企業としては官僚的でたらい回しが目立つようになり、動きが鈍くなってしまった。それも、他の世界―GoogleやApple、Amazon―がスピードアップしていたちょうどそのときに。

ギークとスーツの対立というのはここ/.Jでも繰り返し出てくるテーマだが、上司や経営者がスーツ(あるいはギーク)であるがゆえの失敗はあっただろうか? 自らの経験を語って欲しい。

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  • saitoh (10803) : 2009年11月02日 16時59分 (#1664369)
    学生時代のバイト先は下請け企業だったのですが、多くの仕事をもらっていた発注元の経営が傾いたことがありました。 放漫開発というか、儲からないプロジェクトにも開発費をつぎ込んだり、値下がりが激しいメモリチップを大量に買い置きしたりと確かにひどかったのですが。。 で、銀行から派遣された役員が大ナタを振るい、稼いでいる分野も含め全部の開発費をがっさり切ってしまいましたとさ。 技術者トップはせいぜい部長クラスで、対抗できず。 おかげで、一時的に出費は減って収支は改善したらしいですが、新製品が出ないので売り上げも下がる一方。ついには倒産となりました。

    もう馬鹿かと。

    倒産後に、元請け会社の作業室に置いてあったバイト先所有の開発機器を間違って売り払われないように確保に行ったりしたっけ・・・

    • Re:銀行から来たスーツ (スコア:3, すばらしい洞察)

      Anonymous Coward : 2009年11月02日 19時45分 (#1664481)

      潰れそうな会社に銀行から派遣される役員にとって、最優先の業務は派遣元の銀行からの債務をできるだけ減らすことにあります。
      ですので、主要な債務を返済した(銀行にとっては債権を回収した)時点でその会社はもう無用。他の債権者や会社自体なんて眼中にありません。

      派遣された役員はどれだけ債権を回収したかで評価されるので、その後倒産したかどうかはあまり関係ないのです。

      • 例外的なスーパーマンに期待してはいけないと思う。
        債権回収ではなく再建のために組織的なバックアップをする気がそもそも銀行にないことが多いのだから。

        それにそもそも担保価値くらいしか見てなくて融資や投資がちゃんとできてない可能性が高い(そもそも放漫経営が放置されるとはそういうこと)金融機関から
        派遣されてくる社員がまっとうな再建を指揮できると期待する方が間違い。そんなスキルがあればそもそも融資や投資がきちんとできてた可能性が高いだろう。

      • 2個のコメント が現在のしきい値以下です。
    • Anonymous Coward : 2009年11月02日 17時33分 (#1664393)

      > 一時的に出費は減って収支は改善したらしいですが

      そのスーツの任期がその一期限りだったりすると極めつけですね。

      当人は手柄を持って帰って出世して、後に残るのは草刈場・・・

    • rti (659) : 2009年11月03日 9時26分 (#1664751) ホームページ

      一部のスーツがやっていることって悪い焼畑農業みたいな気がするよな。
      予算を削減しまくって既存のものを売りまくれば当初はそりゃ利益は出るだろう。
      だけど、将来的な投資とかノウハウの蓄積とか基礎研究みたいなものをしぶれば長期的に見てマイナスだ。
      森林を燃やしまくれば良質な畑を量産できるんだろうけど、過剰にやりすぎれば砂漠化して農業どころではないのと同じ気がする。

      --
      by rti.
    • Re:銀行から来たスーツ (スコア:2, すばらしい洞察)

      Anonymous Coward : 2009年11月03日 10時15分 (#1664767)
      うまいこと言ってるようでわけわからないコメントの一例
    • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • NOBAX (21937) : 2009年11月02日 17時14分 (#1664380)
    ゲーツのMicrosoftは、結局、BASIC屋だった。
    それ以外の技術は、種々の方法で外部から調達してきた。
    ここ10年パッとしないのは、買えるようなリソースがなかった、
    あるいは買い方が下手だった、ということでしょう。
    Yahooを買うのが遅すぎたね。
    • まあそうですよね。
      その前の段階でMSは勝ちすぎてしまったので、PC本体のリソースを使うようなソフトウェアの開発は基本的に警戒されるようになってしまって
      新規参入はアプリケーションとしては不適当でもウェブ上での開発の方に逃げられるようになった。
      結果、Windowsで即使えるようなすぐ近くの買収するような会社は無くなったとか思うんですけどね。

      でも少ない買った企業でもVISIOとか本当に目立たなくなったなあとか思ったり。

    • もうひとつ理由を挙げれば、
      ここ10年で、戦うべき土俵が変わってしまったということですね。
      いわゆるパラダイムシフトについて行けなかった。
      PCベースでは駄目だと思って、ゲーム機にも手を出したけど
      圧倒的な成功は収められなかった。

      バルマーは、所詮、セールスマンであって、
      マーケッターのジョブスには敵わなかったということでしょう。
    • 2個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • 世界的にみて文民統制するのがトレンドなんで、やむを得ないことかと。
  • gonta (11642) : 2009年11月02日 20時30分 (#1664511) 日記

    Mac屋ですが、皮肉なしにMSはよくやってきたと思いますよ。ただ、VistaからWindowsに真新しさが無くなってきたこと。よく言えば成熟、悪く言えばぱっとしない。あげく「なぜ買い替える必要があるのか?」なんて言われちゃ・・・ね。

    Appleは、OS9からOSXへの移行(これはシームレスとは行かなかった)、PPCからIntelへの移行等、話題がつきなかったので、「失われた・・・」とは言われないでしょう。逆に、プラットホームの(シームレスじゃない)移行なんてのは、そんなに頻繁にあっちゃいけないんだ。その度に、デベロッパが振り回され、ユーザが振り回される。iPod/iPhone/iPhoneアプリの影響で、成功しているように見えてるけど(=実はにぎやかなだけ)。
    #SnowLeopardの64bitは一見シームレスですが、ドライバやプラグインを注意していないとハマる。

    Win16APIからWin32APIへの移行、デベロッパを大事にする、この姿勢は見事ですよ>MS。64bitへの移行がもっと上手だったらなぁ。

    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
    • Windowsに真新しさが無くなったというよりもコンピュータの性能向上が
      鈍化してしまったが故にあらたな機能を実装できなくなったのでしょう。

      性能があがりソフトウェアの複雑度が高くなる段階では様々な方向性
      への発展が期待できます。ところが、ここ5年はCPUのコア数が増え
      たものの、基本性能の向上は以前ほどではなく、OS側も期待していた
      ほどには発展することができなかったのだと思います。

      そして、これから先どうなるか。

      自動車業界をみればわかります。ただ走ればいい、そんな人達の間でより
      単価の低いOSが求められ、新しいコンピュータの販売台数は低下し、
      新しい機械とそうかわらぬ性能の中古品が出回るようになるでしょう。

      単にWebとSkype、そして、メッセが使えればいい。Windowsはそんな人達の
      気を引き続けることのできるのでしょうか。

      Microsoftはその収益の割合を変えたいと考えており、まさに
      今実施されているSoftware plus Serviceはまさにこのアイデア
      を実行に移すためのものとなっていると思います。

      次の発展はOSとしての発展ではなく、収益モデルとしての発展となる
      可能性がありますね。

    • 2個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • 参考リンク (スコア:2, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2009年11月02日 16時39分 (#1664350)
    • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • 何を失ったって? (スコア:2, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2009年11月02日 17時57分 (#1664414)

    NT6カーネルと64bit Windowsと.NETを生み出すために10年があっただけのことだよ。
    MacはMacOSを失い、PalmOSは忘れさられ、SUNも売りに出され、IBMはPCから撤退。

    IISはますますシェアを拡大し、いまだにクライアントOSのシェアを独占し、
    POSやキオスク端末、携帯にまでOSを供給してきた、この10年が失われてるって?

  • Anonymous Coward : 2009年11月02日 18時40分 (#1664439)

    2000年代のMSが派手さに欠けたのは、PCが成熟したことの反映で
    新ジャンルは生まなかったけど、本物の技術力をもつ会社に成長したと思いますね。
    この10年を代表するギークは、Win2000/XP/Vistaを陣頭指揮したジム・オールチンと
    ボーランドから移籍しC#と.NETを主導したヘジルスバーグですね。
    スラドはいまだにNT4時代を持ち出すようなアンチMSの感情論が多くて辟易するけど。
    ネット事業では大きく出遅れたが、MSはソフト屋だからね。
    鯖屋は建物や電気代がかかるし、コピーばらまくだけで儲かるソフト屋にとって
    魅力的な商売じゃない。
    レイ・オジーのネット企業路線は、今後に期待ですね。Bingもまあまあの出来だし。

  • スーツがダメなら (スコア:2, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2009年11月02日 22時16分 (#1664589)
    黒のタートルネックにすれば良いじゃない?
  • Anonymous Coward : 2009年11月02日 22時33分 (#1664601)

    > これにより、収益は増したが、企業としては官僚的でたらい回しが目立つようになり、動きが鈍くなってしまった。
    > それも、他の世界―GoogleやApple、Amazon―がスピードアップしていたちょうどそのときに。

    ソニー [itmedia.co.jp] スクウェア・エニックス [google.co.jp] の事ですね、分かります。

  • Anonymous Coward : 2009年11月02日 17時58分 (#1664417)
    「失われた10年」の前の10年は「Windows登場!」の時代で
    胸丈 → 腰丈 → 膝丈とPCの敷居を下げることで参加者を増やすことに成功したけど
    XPあたりでついには無段差くらいまで下がり
    ビル・ゲイツも役割を終えたのを自覚して退場したのに
    未だにその方向性こそがMSの使命、Vistaや7の開発続けてりゃ成功は続くはずだ、
    と信じた人たちがバルマーに責を負わせてるだけな気がする。

    難航海の末無事接岸して上陸して、指揮官も目的も替わって別の問題に当たってるのに
    艦長なら問題を解決してくれたはずだ、って不平言ってるみたいな?
  • Anonymous Coward : 2009年11月02日 18時53分 (#1664446)
    何ゆえ、失われた10年なんでしょうか??
    結局、マイクロソフトは売り上げ伸びても文句言われるし、
    下げても文句いわれるだけの様な・・・・・。
  • Re:ギークとスーツ (スコア:5, おもしろおかしい)

    okky (2487) : 2009年11月02日 16時44分 (#1664354) ホームページ 日記

    …スティーブ・バルマーがさんざん舞台上で、お得意のモンキーダンスを踊りまくり、
    「ううううぅうぅぅぅううういいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっっっっっ!!!!」
    「aaaaaaAAAAAI Loooooooovvvvvvveeee thiiiiiis COMPANY!!!!!!」

    と散々叫んだりした挙句に、

    「一寸まってな」

    と言って、背中のジッパーを下げると 中から汗だくのビルゲイツが
    「ハァハァ どう? 似てた?? ハァハァ」
    .

    というシーンを想像してしまったじゃないですか…

    --
    fjの教祖様
  • Re:ギークとスーツ (スコア:3, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2009年11月02日 17時00分 (#1664370)

    > ギークがスーツを着ればいいのさ!

    実際には、ギークがスーツを着た瞬間に、彼はギークとしての能力を全て失ってしまうんだ。その志とともに。

    または、年とともに擦り切れて能力を失ったギークがスーツを着る、という場合も多い。

  • Re:ギークとスーツ (スコア:2, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2009年11月02日 17時10分 (#1664377)
    ビル君はそういう人だったと思います。
    だからこそこれだけ成功したんじゃないですかね。
    最初はギークばっかりで、次はスーツばっかり(ターバンの人とかもいたけど)になって
    1度死んだアップルとは対照的かと。

    映画「バトル・オブ・シリコンバレー」ではバルマーがアホキャラになってましたが、
    例のモンキーダンスを見て、ホントにそうなのかも……とか思ってしまった次第。
  • >ところで、ビデオカメラは、まだ広角端が50ミリくらいなんだよな。早く30ミリ以下のもの出せ。
    デジタル一眼レフカメラの動画機能で映像作品を作るというのが一部で流行しつつあります。これなら広角レンズが使えますよ。
    またさらに本格的な物を望む向きにはRED Digital Cinema [red.com]を使うというのもアリでしょう。
    #こいつらはビデオカメラじゃねえよという突っ込みは甘んじて受けます

    --
    -- wildcard
  • Re:ギークとスーツ (スコア:5, すばらしい洞察)

    nyagy (17036) : 2009年11月02日 21時02分 (#1664540) ホームページ

    スーツとギークの議論が出てくるたびに思うことがこのコメントに凝縮されてる。

    大抵「スーツはギークを理解できない」というように主張されるんだけど、その反対はなぜか「ギークはスーツを理解できる」と思われていることが多いような気がする。でもそれって正しい?せいぜい「スーツって金儲けのことだけ考えてるんでしょ」程度の浅い理解だったりしない?そんな風にスーツを見くびっているから、スーツにいいようにやられてしまうんだと思うんだ。だから「ギークはスーツを理解できない」という見地に立って議論しないとダメだと思うんだ。

    • Re:ギークとスーツ (スコア:2, すばらしい洞察)

      Anonymous Coward : 2009年11月03日 2時48分 (#1664706)

      スーツというのが、せいぜい自社の管理職とか同業他社の管理職、
      社内外のコンサルタント、営業職・マーケッター程度ならいいけど、
      「顧客は大概スーツ」という視点の欠如が一番深刻かも知れません。

      スーツな顧客を相手にしないで済むギーク職につけば幸せになれますが、
      そんなのたまたま理系を専攻していました程度では太刀打ちできない世界。
      文系に置き換えると、文学を専攻していた程度で作家になれると思うようなもの。

      自分の技術をどう使って、どう売り込めばマネタイズ出来るかというのを考え無しに、
      売れないロックミュージシャンの愚痴のような世界に浸ってはいけない。
      逆に言えば、そこに気がつけばスーツとバカにしている人のほうがいくらでも
      お膳立てしてくれるはずで、世界が変わって見えるのですけどね。

      一例をあげれば、中島聡、登大遊、奥一穂(敬称略)など、みなスーツのセンスを
      自前で持っているから、あらかじめボールが飛んでくる場所が高い精度で解る、
      そこでボールをキャッチする能力があるという事じゃないでしょうか。
      また、そのセンスを求められるのが、IPA未踏プロジェクトだったと思います。

  • そ、それなら、
    Vista は、どうよ!
  • kojirox (34129) : 2009年11月03日 19時33分 (#1664953)

    MSみたいな地盤が堅い会社では
    上に技術屋がいても何とかなりますけど

    中小でそんなことやってたら、それこそベンチャーと変わりません。
    企業としての成熟度によるんじゃないでしょうか。

    技術屋に商売はできる人なんてそういませんよね。
    結局は商売できる人がいて初めて成り立つように思います。
    それが社長本人なのか、優秀な右腕なのかは知りませんが。

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