だからサンタは（違 曰く、

asahi.comの記事によると、赤い服を着た男性は女性から見てより魅力的に見えるそうだ。英字紙を探ってみるとThe Weekの記事に詳細があり、Journal of Experimental Psychology: General®の最新号に論文が掲載されている（Sample Articleに掲載されており、PDFが取得できるようだ）。

この経験心理学的研究における実験では、7種類の実験を行った。モノクロの男性の写真に赤枠と白枠をつけてイギリスの25人の男性と32人の女性（論文によると、平均年齢20.46歳：18歳～43歳の学部学生）に、それぞれの写真についてどれだけ魅力的か1～9点の点数で評価してもらった。結果、男性の被験者では差がなかったが、女性のほうは赤枠のほうが平均で1点高かった（女性被験者は赤：白＝7点：6点、男性被験者はどちらも6点程度）。また、それぞれ赤い服と緑の服を着た2つの男性のカラー写真を55人の中国の女子学生（平均20.60歳）に見せ、性的に魅かれるか・話が合いそうかを問うたところ、赤い服のほうが評価が高かった。これらの実験結果は、アメリカ・ヨーロッパ・中国など文化圏によらず見られたため、「文化的背景と関係なく、赤色を身につけた男性はより魅力的に見える」と結論付けたそうだ。

なお付け加えるべきとして、BodyOdd on msnbc.comの記事によると「恋愛科学」で有名らしいラトガーズ（Rutgers）大学のHelen Fisher人類学教授のコメントとして、「たとえば、赤いセーターを着た男が一人、バーに入ってきたとして、その男のジーンズが汚れていて歯は悪く、髪型もおかしかったら、女性はセーターの色でだまされません」と紹介されている。